フジゲンのギターを検討しているけれど、「弾きにくい」という評判が気になっていませんか。
ネット上では賛否両論あり、どの情報を信じてよいか迷う方も多いでしょう。
実際のところ、フジゲンは国産ギターメーカーとして高い評価を受けている一方で、独自の設計思想が一部のプレイヤーには合わないケースもあります。
この記事では、フジゲンが弾きにくいと言われる具体的な原因から、その対策方法、さらには他メーカーとの比較まで詳しく解説していきます。
購入前に知っておくべき情報を網羅していますので、自分に合った一本を見つける参考にしてください。
フジゲンが弾きにくいと言われる5つの原因
フジゲンのギターに対して「弾きにくい」という声があるのは事実です。
しかし、その原因を正しく理解すれば、対処できることがほとんどです。
ここでは、弾きにくさを感じる主な5つの原因について詳しく見ていきましょう。
サークルフレッティングシステム(CFS)の違和感とは
フジゲン独自の技術であるサークルフレッティングシステム(CFS)は、弾きにくさの原因として最も多く挙げられるポイントです。
CFSとは、2002年に開発された特許技術で、フレットを直線ではなく円弧状に配置する設計のことを指します。
ナットから末広がりに張られる弦がフレットに対して直交するように設計されており、理論上は音程の安定性とサスティーンの向上が期待できます。
しかし、従来のストレートフレットに慣れたプレイヤーにとっては、指板上での感覚がわずかに異なるため違和感を覚えることがあります。
目視では確認できないレベルの湾曲ですが、敏感なプレイヤーは「なんとなく弾き心地が違う」と感じる場合があるのです。
一方で、CFSの効果を「普通のギターと変わらない」と感じる人も少なくありません。
この評価の分かれ方は、個人の感覚や演奏スタイルによるところが大きいといえるでしょう。
ネックの太さや形状が合わない場合がある
フジゲンのネックは「太すぎず細すぎず握りやすい」と評価される一方で、特定のプレイヤーには合わないケースもあります。
近年の薄くスリムなネックに慣れている方にとっては、フジゲンのネックがやや太く感じられることがあります。
特にアイバニーズなどの極薄ネックを使い慣れているプレイヤーは、握った瞬間に違和感を覚えるかもしれません。
フジゲンの多くのモデルでは「U-Shape」のネックグリップが採用されています。
以前は「Soft V-Shape」を採用していたモデルもありましたが、現在はU-Shapeに統一される傾向にあります。
ネックの太さや形状は完全に好みの問題であり、実際に試奏してみないと自分に合うかどうかは判断できません。
太めのネックが好きな方にとっては、むしろフジゲンの握り心地は理想的に感じられるでしょう。
出荷時の弦高設定が好みと違う
フジゲンのギターは高精度な設計がされているため、出荷時の弦高が低めに設定されていることが多いです。
弦高とは弦と指板の距離のことで、この設定が好みに合わないと「弾きにくい」と感じる原因になります。
弦高が低すぎると、フレットに弦が触れてビビリ音が発生しやすくなります。
特にコードを弾いたときに3弦や4弦がビビりやすいという報告もあります。
逆に弦高が高すぎると、弦を押さえるのに余計な力が必要になり、長時間の演奏で疲れやすくなるでしょう。
ただし、弦高の調整は楽器店で簡単に行ってもらえる作業です。
出荷時の設定が合わないからといって、そのギターが自分に向いていないとは限りません。
高精度な作りがミスを強調してしまう
フジゲンの製造精度の高さが、逆に弾きにくさを感じさせる要因になることがあります。
フレット処理やネックの剛性が非常に優れているため、ギターの反応が良すぎるのです。
初心者や演奏技術が安定していない段階のプレイヤーにとっては、この反応の良さがプレイヤーのミスを強調してしまう結果につながります。
弦を押さえる力加減やピッキングの正確さが音にダイレクトに反映されるため、ごまかしが効きにくいと感じるかもしれません。
しかし、この特性は上達を目指すプレイヤーにとってはむしろメリットといえます。
正しい演奏フォームを身につけるための良いフィードバックを得られるからです。
フレットの柔らかさによる影響
フジゲンのCFS採用モデルでは、フレットに柔らかい素材が使われています。
これはフレットを円弧状に曲げて打ち込む必要があるためで、曲げやすい柔らかい素材を使用せざるを得ないという構造上の理由があります。
この柔らかいフレットは、チョーキングやビブラートを多用するプレイヤーにとっては消耗が早いと感じる場合があります。
通常のフレットに比べて削れやすいため、フレットの減りが気になるという声も聞かれます。
また、フレットサイズがミディアムで大きくないモデルが多いことも、消耗を早める要因の一つです。
ただし、すべてのプレイヤーがこの問題を感じるわけではありません。
演奏スタイルや使用頻度によって、フレットの消耗度合いは大きく異なります。
弾きにくさを解消する具体的な対策方法
フジゲンのギターで弾きにくさを感じる場合でも、適切な対策を取ることで改善できるケースがほとんどです。
ここでは、実践的な解決方法を紹介していきます。
楽器店で弦高やセッティングを調整してもらう
最も効果的な対策は、プロによるセッティング調整を依頼することです。
弦高、ネックの反り、ピックアップの高さなど、複数の要素を総合的に調整することで、弾き心地は大きく変わります。
楽器店のリペアコーナーやメンテナンスショップでは、プレイヤーの好みや演奏スタイルに合わせた調整を行ってくれます。
費用は店舗によって異なりますが、基本的な調整であれば数千円程度で対応してもらえることが多いでしょう。
フジゲンの直営店であるフジゲンカスタムハウスでは、より専門的な調整やカスタマイズも可能です。
購入後に弾きにくさを感じたら、まずは調整を検討してみてください。
試奏で自分に合うネック形状を確認する
購入前の試奏は、弾きにくさを回避するための最も重要なステップです。
ネックの太さや形状は、スペック表だけでは判断できない部分があります。
楽器店で実際に手に取り、いくつかのモデルを弾き比べることをおすすめします。
試奏の際は、自分が普段弾いているフレーズやコードを演奏してみましょう。
店員に調整済みの状態で試奏させてもらえるよう依頼すると、より正確な判断ができます。
フジゲンにはNeo Classic、Expert、Boundaryなど複数のシリーズがあり、それぞれネックの仕様が微妙に異なります。
可能であれば、複数のシリーズを試奏して比較することが理想的です。
CFSに慣れるまでの期間と練習のコツ
サークルフレッティングシステムへの違和感は、使い続けることで解消されるケースが多いです。
一般的に、1〜2週間程度の継続使用で違和感がなくなったという声が多く聞かれます。
最初は普段弾いているギターと交互に使用するのではなく、フジゲンだけを集中的に使うことで慣れが早まる傾向があります。
練習では、普段どおりのフレーズを繰り返し弾くことが効果的です。
特別な練習方法は必要なく、通常の演奏を続けているうちに自然と馴染んでいきます。
それでも違和感が消えない場合は、根本的に自分のプレイスタイルとCFSの相性が良くない可能性もあります。
その場合は、CFS非搭載のモデルや他メーカーのギターを検討するのも一つの選択肢です。
フジゲンのメリットとデメリットを正直に比較
フジゲンのギターには明確な強みがある一方で、知っておくべき注意点も存在します。
購入を検討する際は、両面を理解した上で判断することが大切です。
品質の高さと安定した作りの評価
フジゲン最大の強みは、国産メーカーならではの高い製造精度と品質の安定性です。
1960年の創業以来、60年以上にわたってギター製造を続けてきた実績があります。
フェンダージャパンやアイバニーズなど、世界的ブランドのOEM製造を手がけてきた技術力は折り紙付きです。
フレット処理の丁寧さ、ネックの安定性、塗装の美しさなど、細部にわたるクオリティの高さは多くのユーザーから評価されています。
ネックの状態が悪い個体が少ないという点も、品質管理の徹底を示しています。
「ちょっと引くくらい弾きやすい」という声があるほど、出荷時点での完成度は高いレベルにあります。
コストパフォーマンスは本当に良いのか
フジゲンのコストパフォーマンスについては、「価格以上の価値がある」という評価が一般的です。
たとえばExpert OS(EOS)シリーズは、10万円台後半からの価格帯でありながら、ゴトー製のブリッジやロックペグなど高品質なパーツが使われています。
同価格帯の海外製ギターと比較すると、木材の選定や組み込みの精度で優位に立っています。
ただし、「コスパ最強」という評価がすべての人に当てはまるわけではありません。
ピックアップの音色が好みに合わない場合は、交換費用が追加で必要になることもあります。
また、ブランドの知名度がフェンダーやギブソンに比べて低いため、所有する満足感を重視する方には物足りなく感じられるかもしれません。
リフレットが高額になる注意点
フジゲンのCFS搭載モデルを長期間使用する場合、リフレット(フレット交換)の費用が高額になる点は知っておくべきです。
CFSはフレットが円弧状に打ち込まれているため、一般的なリペアショップでは対応できません。
フジゲン専門の工房に依頼する必要があり、その分費用と時間がかかります。
さらに、CFSの構造上、ステンレスフレットなどの硬い素材への交換ができないという制約もあります。
フレットが減った際には、また同じ柔らかい素材のフレットを使用せざるを得ません。
この点は、チョーキングやビブラートを多用するプレイヤーにとっては長期的なデメリットとなる可能性があります。
購入前にリフレット費用について確認しておくことをおすすめします。
中古市場でのリセールバリューの実態
フジゲンのギターは中古市場でも安定した人気がありますが、リセールバリューはフェンダーやギブソンほど高くありません。
その主な理由は、一般的なブランド知名度の差にあります。
プロの間では高い評価を得ているフジゲンですが、ギターに詳しくない層への認知度は大手ブランドに及びません。
そのため、購入価格に対する売却価格の割合は、フェンダーUSAやギブソンと比較すると控えめになる傾向があります。
ただし、フジゲン製のフェンダージャパン(1982〜1997年製)は例外的に高い人気があります。
将来的な売却を視野に入れている場合は、この点を考慮した上で購入判断をすることが賢明です。
フジゲンとフェンダーはどっちがいい?違いを比較
フジゲンとフェンダーは、どちらもストラトキャスターやテレキャスタータイプのギターを製造しているため、比較されることが多いです。
それぞれの特徴を理解し、自分に合った選択をしましょう。
音の方向性と特徴の違い
フジゲンとフェンダーでは、サウンドの方向性に明確な違いがあります。
| 項目 | フジゲン | フェンダー(Made in Japan) |
|---|---|---|
| 音の傾向 | ふくよかで上品 | シャキッとしたトラディショナル |
| 高音域 | 落ち着いている | キラキラと抜けが良い |
| 全体の印象 | モダンで洗練された音 | ビンテージライクな音 |
フジゲンの音は「ふくよかで上品」と表現されることが多く、クリーントーンでは温かみのあるサウンドが特徴です。
一方、フェンダーはトラディショナルなストラトサウンドを求める方に適しています。
どちらが良いかは完全に好みの問題であり、弾きたい音楽ジャンルによっても最適な選択は変わってきます。
製造精度とネックの安定性
製造精度においては、フジゲンがやや優位に立っているという評価が多いです。
フジゲンは品質のばらつきが少なく、どの個体を選んでもハズレを引く可能性が低いとされています。
ネックの安定性についても、フジゲンは高い評価を受けています。
実際、「ネックの状態が悪いものが少ない」という声は多くのユーザーから聞かれます。
フェンダーメイドインジャパンも品質は高いですが、個体差があるという指摘も一部にあります。
ただし、フェンダージャパンがフジゲンで製造されていた1982〜1997年の個体は、現在でも高い評価を維持しています。
価格帯とブランド価値の差
価格帯は両ブランドで大きく異なる場合があります。
フジゲンのNeo Classicシリーズは11万円前後から、フェンダーMade in Japanは同等グレードで15万円前後からという価格設定が一般的です。
純粋な製造コストで考えると、フジゲンの方がコストパフォーマンスに優れているという見方ができます。
しかし、フェンダーには「Fender」というブランドネームの価値が含まれています。
ステージで演奏する際の見栄えや、周囲からの認知度を重視するならフェンダーを選ぶ価値はあるでしょう。
また、前述のとおりリセールバリューはフェンダーの方が高い傾向にあります。
長期的な資産価値を考えるか、純粋な演奏性能を重視するかで、選択は変わってくるはずです。
フジゲンは初心者に向いている?向いていない?
フジゲンのギターを最初の一本として選ぶことについて、賛否両論があります。
初心者にとってのメリットとデメリットを整理してみましょう。
初心者におすすめできる理由
フジゲンは初心者にも十分おすすめできるギターです。
最大の理由は、品質の安定性にあります。
作りが丁寧でトラブルが少ないため、「ギターの問題なのか自分の技術の問題なのか」という判断に悩む必要がありません。
フレット処理やネックの精度が高いため、正しい押弦や運指を身につけやすい環境が整っています。
余計な癖がつきにくく、基礎をしっかり学べる点は初心者にとって大きなメリットです。
また、入門向けのBoundaryシリーズは7万円台から購入可能で、初心者でも手が届きやすい価格帯となっています。
「弾きやすいから練習が苦じゃない」という声もあり、挫折防止にもつながるでしょう。
初心者が注意すべきポイント
一方で、初心者がフジゲンを選ぶ際に注意すべき点もあります。
まず、価格が他の入門向けギターと比べてやや高めです。
YAMAHAパシフィカやスクワイヤーなら3万円台から購入できますが、フジゲンは最低でも7万円程度の予算が必要になります。
続けられるかわからない段階で高額な投資をすることに抵抗がある方もいるでしょう。
また、CFSの特性により、他のギターに持ち替えたときに違和感を覚える可能性もあります。
最初からCFSに慣れてしまうと、通常のストレートフレットが逆に弾きにくく感じるかもしれません。
将来的に複数のギターを使い分けることを考えている場合は、この点を考慮に入れる必要があります。
最初の1本に選ぶならどのシリーズが最適か
初心者が最初の一本としてフジゲンを選ぶなら、Neo Classicシリーズがバランスの取れた選択肢です。
価格と品質のバランスが良く、クセが少ないため長く使い続けられます。
ストラトタイプ、テレキャスタータイプ、レスポールタイプと幅広いラインナップがあり、好みのスタイルを選べる点も魅力です。
予算を抑えたい場合はBoundaryシリーズも検討に値します。
軽量設計で扱いやすく、ストラト系のモデルが中心となっています。
逆に、「どうせ買うなら良いものを」という考えであれば、最初からExpert OSを選ぶのも一つの選択です。
プロも使用するクオリティのギターで練習することで、上達のスピードが早まる可能性もあります。
フジゲンの人気シリーズ別の特徴と選び方
フジゲンには複数のシリーズがあり、それぞれ異なる特徴を持っています。
自分に合ったシリーズを見つけるための参考にしてください。
Neo Classicシリーズの評判と弾きやすさ
Neo Classicシリーズは、フジゲンの中で最もバランスの取れたラインナップです。
伝統的なギターデザインに現代的な技術を融合させており、見た目と演奏性の両方を重視したモデルが揃っています。
価格帯は11万円前後からで、「最初の本格的なギター」として選ばれることが多いシリーズです。
ネックグリップは「太すぎず細すぎず握りやすい」と評価されており、幅広い手のサイズに対応できます。
サイドポジションマークには蓄光素材のルミンレイが採用されており、暗いステージでも視認性が高い点も特徴です。
ピックアップにはセイモアダンカン製を搭載したモデルもあり、サウンド面での信頼性も確保されています。
初心者から中級者まで、幅広い層におすすめできるシリーズといえるでしょう。
Expert OS(EOS)の実力と気になる点
Expert OS(EOS)は、フジゲンのフラッグシップモデルとして位置づけられています。
価格は20万円前後からで、プロフェッショナルな使用にも耐えうるスペックを備えています。
ゴトー製510TSブリッジやマグナムロックペグなど、高品質なパーツが標準装備されている点が魅力です。
また、Web Order Systemを利用することで、ボディ材やカラー、ピックアップ構成などをカスタマイズしたオーダーメイドも可能です。
比較的安価にセミオーダーができる点は、EOSならではの大きなメリットといえます。
一方で、純正ピックアップについては「特徴がない」「交換前提」という意見もあります。
また、「ハイエンド」と呼ばれることが多いものの、SuhrやTom Andersonなどの本格的なハイエンドブランドと比較すると、一歩及ばないという評価もあります。
価格と品質のバランスを理解した上で選択することが大切です。
Boundaryシリーズは入門向けとして優秀か
Boundaryシリーズは、フジゲンの入門向けラインとして展開されています。
価格は7万円台からと、フジゲンの中では最も手頃な価格帯です。
軽量設計が特徴で、長時間の演奏や立って弾く際の負担が軽減されています。
取り回しの良さから、2本目のギターやサブ機として選ぶ方も少なくありません。
ストラトタイプを中心としたシンプルなラインナップで、初めてギターを手にする方にも扱いやすい設計となっています。
ただし、上位シリーズと比較すると、木材の選定やパーツのグレードでは差があります。
「フジゲンの品質を手頃な価格で体験したい」という方には適していますが、長期的に使い込むメインギターとしては物足りなく感じる可能性もあります。
J-Standardシリーズのコスパ評価
J-Standardシリーズは、幅広いジャンルに対応できる汎用性の高いラインナップです。
価格帯はNeo Classicとほぼ同等で、中価格帯に位置しています。
ストラトキャスターやテレキャスターをベースとしたモデルが多く、クラシックなデザインを好む方に人気があります。
精密なフレット加工と安定したネックにより、初心者から中級者まで幅広くおすすめできるシリーズです。
プロレベルの品質に近い作りでありながら、価格を抑えている点がコストパフォーマンスの高さにつながっています。
特にロック、ポップス、ブルースなど幅広いジャンルで活用したい方には、J-Standardが有力な選択肢となるでしょう。
フジゲンを実際に使った人のリアルな口コミ
実際にフジゲンを使用しているユーザーの声は、購入判断の重要な参考になります。
良い評価と悪い評価の両方を紹介します。
弾きやすいと感じた人の意見
フジゲンの弾きやすさを評価する声は非常に多く見られます。
「音詰まりもなく、フレットのエッジも綺麗に処理されていて、ちょっと引くくらい弾きやすい」という具体的な感想があります。
「ネックの質感が良い」「フレットの処理が丁寧で引っかかりがない」という評価も目立ちます。
海外ユーザーからは「箱から出した瞬間から弾きやすかった」「フレットの浮きや尖りがまったくなかった」という声が上がっています。
品質の安定性については、「何本も触ったがハズレがない」「ネックの状態が悪いものに当たったことがない」という評価が多数です。
長期使用者からは「毎日弾いても飽きない」「メインギターとして十分使える」という声も聞かれます。
弾きにくいと感じた人の意見
一方で、弾きにくさを指摘する声も存在します。
「CFSに慣れるまで違和感があった」という意見は一定数あります。
「コードを弾いたときに特定の弦がビビりやすい」という指摘もあり、セッティングの問題なのかCFSの特性なのか判断が分かれるところです。
ネックについては「最近の薄いネックに慣れていると太く感じる」という声があります。
「フレットが柔らかくて減りが早い」「チョーキングを多用するとすぐにフレットが削れる」という長期使用者からの報告もあります。
また、「ピックアップの音が好みではなかった」「期待していたよりも大人しい音だった」という音に関する意見も見られます。
これらの意見は、必ずしもフジゲンの品質が低いことを示すものではなく、個人の好みや演奏スタイルとの相性の問題といえるでしょう。
プロやベテランからの評価
プロフェッショナルやベテランプレイヤーからの評価は、総じて高いものとなっています。
フジゲンの公式サイトには多くのアーティストが使用者として紹介されており、実際のステージやレコーディングで使用されています。
「どのポジション、どの弦を弾いてもバランスの良い音が出る」という評価は、プロにとって重要なポイントです。
「バランスが良いのでネックを支える必要がなく、左手が自由に動く」という具体的なメリットを挙げる声もあります。
楽器店のスタッフや修理工房からも、「作りの良さでは国産トップクラス」という評価を受けています。
ただし、プロの中でも「ハイエンドには一歩及ばない」「SuhrやTom Andersonとは比較できない」という冷静な意見もあります。
価格帯を考慮した上での「コストパフォーマンスの高さ」として評価されている側面が大きいといえるでしょう。
フジゲンを購入する前に確認すべきチェックリスト
フジゲンのギターを購入して後悔しないために、事前に確認しておくべきポイントをまとめました。
試奏時に確認すべき3つのポイント
購入前の試奏では、以下の3つのポイントを重点的に確認してください。
1つ目は、ネックの握り心地です。
実際に握ってみて、自分の手のサイズや握り方に合うかどうかを確かめましょう。
特にローポジションからハイポジションまで移動しながら、どのフレットでも快適に弾けるかをチェックしてください。
2つ目は、CFSへの違和感の有無です。
普段弾いているフレーズやコードを演奏して、違和感がないかを確認します。
わずかな違いでも気になる場合は、長期使用で不満に変わる可能性があります。
3つ目は、音色の好みです。
アンプを通した状態で、クリーントーンと歪みサウンドの両方を確認しましょう。
ピックアップの音が好みに合わない場合は、交換費用も考慮に入れる必要があります。
中古で買う場合の注意点
フジゲンの中古ギターは市場でも人気がありますが、購入時には注意が必要です。
まず、ネックの反り具合を確認してください。
フジゲンはネックの安定性が高いとはいえ、保管状態によっては問題が生じている可能性があります。
次に、フレットの減り具合をチェックしましょう。
特にCFSモデルはフレットが柔らかいため、前オーナーの使用状況によっては消耗が進んでいる場合があります。
フレットが減っている場合、リフレット費用が高額になることを念頭に置いてください。
また、パーツの交換歴も確認が必要です。
ピックアップやブリッジが純正から変更されていると、本来のサウンドとは異なる可能性があります。
シリアルナンバーから製造年を確認し、相場価格と照らし合わせることも忘れないでください。
購入後の調整やメンテナンス方法
フジゲンのギターを長く良い状態で使い続けるためには、適切なメンテナンスが欠かせません。
購入直後は、自分の好みに合わせたセッティング調整を行うことをおすすめします。
弦高、オクターブ調整、ピックアップの高さなどを楽器店で調整してもらうと、弾き心地が大きく向上します。
日常的なメンテナンスとしては、演奏後に弦と指板を乾いた布で拭くことを習慣にしましょう。
特に汗をかいた後は、フレットの腐食を防ぐためにも拭き取りが重要です。
弦の交換は定期的に行い、古くなった弦を使い続けないようにしてください。
ネックの状態は季節の変わり目にチェックし、反りが生じていたら早めに調整することが大切です。
大きなメンテナンスや修理が必要になった場合は、フジゲンカスタムハウスや信頼できるリペアショップに相談することをおすすめします。
まとめ:フジゲンが弾きにくいかは個人差が大きい
- フジゲンの「弾きにくい」という評価は、CFSやネック形状への慣れの問題が大きい
- サークルフレッティングシステムは違和感を覚える人と感じない人に分かれる
- 弦高やセッティングの調整で弾きにくさは改善できるケースが多い
- フレットが柔らかい素材のため、チョーキング多用派は消耗に注意が必要
- リフレット費用が高額になる点は購入前に理解しておくべき
- 製造精度と品質の安定性は国産トップクラスの評価を得ている
- フェンダーとは音の方向性が異なり、フジゲンはふくよかで上品なサウンド
- 初心者でも選べるが、7万円以上の予算が必要になる
- 試奏で実際に弾いて確認することが後悔しない購入の鍵となる
- 中古購入時はフレットの減り具合とネックの状態を重点的にチェックする

