「フジゲンのBoundaryシリーズが気になるけど、実際の評判はどうなんだろう」と悩んでいませんか。
日本製ギターの品質に定評があるフジゲンが手がけるエントリーモデルとして、Boundaryシリーズは多くのギタリストやベーシストから注目を集めています。
しかし、バスウッドボディやオリジナルピックアップの音質、独自技術であるサークル・フレッティング・システム(CFS)の効果など、購入前に気になるポイントは少なくありません。
この記事では、フジゲンBoundaryシリーズの基本情報から、実際の購入者による口コミ・評判、他ブランドとの比較、デメリットや注意点まで網羅的に解説します。
初めてのギター選びに迷っている方から、2本目以降のギターを検討している中級者まで、購入判断に必要な情報をすべてお伝えしていきます。
フジゲンBoundaryシリーズとは?基本情報と特徴
フジゲンBoundaryシリーズは、日本を代表する老舗ギターメーカーであるフジゲンが2018年に発売を開始したエントリーグレードのラインナップです。
長野県松本市に本社を構えるフジゲンは、1960年の創業以来、Fender JapanやIbanez、Epiphoneなど数多くの有名ブランドのOEM製造を手がけてきた実績を持ちます。
Boundaryシリーズは、そうした60年以上にわたる製造ノウハウを活かしながら、手頃な価格で高品質な日本製ギター・ベースを提供することを目指して開発されました。
Boundaryシリーズの位置づけと価格帯
フジゲンのギター・ベースは、Expert、J-Standard、Boundaryという3つのグレードに分かれています。
Boundaryシリーズは最もエントリーに近い位置づけですが、上位グレードであるExpertやJ-Standardの基本設計を継承しています。
価格帯はメーカー希望小売価格で67,000円前後からとなっており、実売価格では5万円台から購入できるモデルも存在します。
カラーバリエーションや塗装の選択肢を絞り込むことでコストを抑えつつ、フジゲン独自の品質基準は維持されているのが特徴です。
| グレード | 価格帯(実売) | 主な特徴 |
|---|---|---|
| Expert | 15〜25万円 | 厳選材、ハイエンド仕様 |
| J-Standard | 10〜15万円 | 上質材、セイモアダンカンPU等 |
| Boundary | 5〜8万円 | バスウッド、オリジナルPU |
ラインナップ一覧(ODYSSEY・ILIAD・Mighty Jazz)
Boundaryシリーズには、ギターとベースを合わせて複数のモデルが用意されています。
ギターモデルとしては、ストラトキャスタータイプのODYSSEY(BOS)と、テレキャスタータイプのILIAD(BIL)がラインナップされています。
ベースモデルには、ジャズベーススタイルのMighty Jazz(BMJ)があり、BMJ-G(グロスフィニッシュ)とBMJ-R(ローズウッド指板風のグラナディロ指板)から選択可能です。
いずれのモデルも、フジゲンのオリジナルピックアップを搭載し、GOTOH製のペグを採用するなど、エントリーモデルとしては高いスペックを誇ります。
ピックアップの配列もSS、HS、HHなど複数のバリエーションが存在するため、好みのサウンドや演奏スタイルに合わせて選ぶことができます。
フジゲン独自技術CFSとコンパウンドラディアス指板
Boundaryシリーズの大きな特徴として、フジゲン独自のサークル・フレッティング・システム(CFS)が挙げられます。
CFSとは、フレットを通常の直線ではなく円弧状に配置することで、各弦とフレットが直角に交差する設計のことです。
2002年に特許を取得したこの技術により、クリアな音の立ち上がり、豊かなサスティーン、ポジションによるトーンのバラつき軽減といった効果が期待できます。
さらに、Boundaryシリーズには上位機種にも採用されているコンパウンドラディアス指板が搭載されています。
ローポジションでは丸みのあるR(250mm)でコード弾きがしやすく、ハイポジションでは平たいR(350mm)でチョーキングやソロプレイがスムーズに行えるよう設計されています。
通常、このような複合構造の指板は高額なギターに採用されるものですが、フジゲンはBoundaryシリーズという手頃な価格帯でもこの仕様を実現しています。
フジゲンBoundaryの評判・口コミを徹底調査
フジゲンBoundaryシリーズは、発売以来多くのユーザーから評価を受けてきました。
ここでは、実際の購入者による口コミや評判を、良い点・悪い点の両面から詳しく見ていきます。
購入者が評価する良い点・満足ポイント
最も多く見られる評価は、価格に対する品質の高さです。
「価格設定、間違えてない?」と楽器店スタッフが驚くほどのコストパフォーマンスが、Boundaryシリーズ最大の魅力として挙げられています。
音質面では、「軽いタッチでも音が立ち上がりクリアに響く」「テレキャスターらしいジャキジャキした音が出る」といった声が多数寄せられています。
バスウッドボディに対する心配の声もありますが、実際の購入者からは「十分キラキラサウンドで問題なし」という評価が大半を占めています。
フレットワークの精密さも高く評価されており、「フレットエッジの処理が丁寧」「弦高を下げても音詰まりがない」といった声が見られます。
ネック裏のサテン仕上げによる「べたつかない快適な弾き心地」も、多くのユーザーが満足しているポイントです。
ユーザーが感じた悪い点・不満ポイント
一方で、いくつかの不満点も報告されています。
重量に関しては、「MustangやSGと比較するとわずかに重さを感じる」という声があります。
ただし、コンターボディの効果で実際に弾いているときはそこまで気にならないという意見も多く見られます。
Uシェイプネックについては、「最初は太く感じた」という声がある一方、「慣れれば問題ない」「ギブソン系のネックが好きな人には合う」という評価もあります。
デザイン面では、「カラーバリエーションが少ない」「やや地味」という指摘があります。
また、フジゲンというブランドの知名度が低いため、「バンドメンバーに何のギター?と聞かれる」という経験を持つユーザーもいます。
5ch掲示板やSNSでのリアルな声
5ch(旧2ch)の楽器・作曲板にあるフジゲンスレッドでは、より率直な意見が交わされています。
CFSの効果については議論があり、「クリアな音の立ち上がりを実感する」という肯定派と、「極端な違いは感じない」という懐疑派が存在します。
ただし、品質面での評価は概ね高く、「この価格帯でこの作りは反則」「初心者から上級者まで納得のクオリティ」といった声が多数を占めています。
リセールバリューについては、「フジゲンは新品で売ることを重視している」「中古市場での値崩れは早い」という指摘も見られます。
SNS上では、購入者による実演動画が多数投稿されており、サウンドの良さを評価する声が目立ちます。
海外レビューでの評価(Guitar World等)
海外メディアでも、フジゲンBoundaryシリーズは高い評価を得ています。
イギリスの著名ギター雑誌Guitar Worldは、Boundary Iliad BIL2MHSのレビューで以下のような評価を下しています。
プレミアムなGOTOH製ハードウェア、優れたUプロファイルネック、ピックアップの音質の良さ、高い演奏性が長所として挙げられました。
総評として「価格以上の価値がある」「£1,000以下で最高のギターの一つ」と絶賛されています。
短所としては「一部地域で入手困難」という点のみが指摘されており、製品そのものの品質に関するネガティブな評価はほとんど見られません。
YouTubeでは「The Best Guitar I’ve Ever Played Under £1000」というタイトルでBoundary Iliadを紹介する動画が公開されるなど、海外のギタリストからの注目度も高まっています。
フジゲンBoundaryの音質・サウンドは実際どう?
ギターやベースを購入する際、最も気になるのが音質です。
ここでは、Boundaryシリーズのサウンドに関する疑問に詳しくお答えします。
バスウッドボディの音は安っぽくないか
バスウッドは「安いギターに使われる材」というイメージを持つ方も多いですが、実際にはIbanezの高級機種でも採用される信頼性の高い木材です。
バスウッドの特徴は、音のバランスが良くフラットな特性を持つことにあります。
アルダーやアッシュと比較すると中音域の癖が少なく、ピックアップやエフェクターの特性を素直に出力してくれます。
実際の購入者からは「バスウッドが心配だったが杞憂だった」「十分キラキラサウンドで軽くて問題なし」という声が多数寄せられています。
軽量で扱いやすいという点も、初心者や長時間の演奏を行うプレイヤーにとってはメリットとなります。
オリジナルピックアップの実力と特徴
Boundaryシリーズには、フジゲンが自社開発したオリジナルピックアップが搭載されています。
低価格帯のギターに搭載されるオリジナルピックアップは品質面で不安を感じる方も多いでしょう。
しかし、フジゲンのオリジナルピックアップは「この価格帯としては例外的に良い」と海外メディアからも評価されています。
Iliadモデルでは、フロントのハムバッカーが特に高評価を得ており、コイルタップによる幅広いサウンドバリエーションが楽しめます。
「テレキャスターらしいジャキジャキした音がしっかり出る」「フジゲンオリジナルPUでも十分満足できる」という声が多く見られます。
一方で、「ピックアップをSeymour Duncanに載せ換えたら高級機並みの音になった」というレビューもあり、改造ベースとしてのポテンシャルの高さも評価されています。
CFSは本当に効果があるのか
サークル・フレッティング・システム(CFS)の効果については、ユーザー間で意見が分かれる部分です。
肯定的な意見としては、「和音を弾いたときの響きがクリア」「サスティーンが豊か」「ポジションによる音のバラつきが少ない」といった声があります。
懐疑的な意見としては、「劇的な違いは感じない」「ブラインドテストで分かるレベルではない」という指摘も存在します。
客観的な事実として、CFSは2002年に特許を取得した技術であり、フジゲンの多くの上位機種にも採用されています。
また、IbanezのJ.Customシリーズなど、他社のハイエンドモデルにも採用実績があることから、一定の効果は認められていると考えられます。
効果の感じ方には個人差がありますが、少なくとも音質面でマイナスになることはなく、プラスの要素として捉えて良いでしょう。
フジゲンBoundaryのデメリット・注意点
どんな製品にもメリットとデメリットの両面があります。
ここでは、購入前に知っておくべきBoundaryシリーズの注意点を正直にお伝えします。
CFSリフレットは他店で対応できない場合がある
CFSを採用したギターの最大のデメリットは、リフレット(フレット交換)の際に制約があることです。
通常のフレットは直線ですが、CFSは円弧状にフレットを配置するため、特殊な技術と設備が必要になります。
すべてのリペアショップがCFS対応のリフレットに対応できるわけではありません。
ただし、5chの情報によると「CFSのリフレットは普通の店でも対応可能」という声もあり、必ずしもフジゲン以外では不可能というわけではないようです。
最も確実なのは、フジゲンカスタムハウス(池袋・代官山)に依頼することです。
購入前にお住まいの地域でCFS対応のリペアショップがあるかどうか確認しておくと安心でしょう。
リセールバリューが弱い理由
フジゲンBoundaryシリーズは、FenderやGibsonと比較するとリセールバリュー(中古での売却価格)が弱い傾向にあります。
買取相場は15,000円〜40,000円程度となっており、新品購入価格の50%を下回るケースが多いです。
この理由としては、まずブランド知名度の問題があります。
FenderやGibsonは世界的に認知されているため中古市場での需要が高いですが、フジゲンは国内でもまだ一般的な知名度が十分とは言えません。
また、5chでは「フジゲンは新品で売ることを重視している」「セールやバーゲンがほとんどない」という指摘もあります。
このため、Boundaryシリーズは「短期間で売却することを前提」ではなく、「長く使い続ける前提」で購入することをおすすめします。
知名度の低さとカラーバリエーションの少なさ
フジゲンは楽器に詳しい人の間では高い評価を得ていますが、一般的な知名度はまだ高くありません。
「バンドメンバーや観客に何のギター?と聞かれる」という経験を持つユーザーも少なくありません。
ヘッドストックに入っている「FGN」というロゴも、知らない人からすると何のブランドか分かりにくいかもしれません。
また、コスト削減のためにカラーバリエーションが絞られている点も、選択肢の少なさとして挙げられます。
派手なカラーや個性的なデザインを求める方には、やや物足りなく感じる可能性があります。
ただし、ギターの本質は音と弾きやすさにあります。
ブランドロゴやカラーよりも実質的な品質を重視する方にとっては、これらはさほど大きなデメリットではないでしょう。
重量の個体差に注意が必要
バスウッドは軽量な木材として知られていますが、天然素材である以上、個体によって重量にばらつきがあります。
同じモデルでも、軽い個体と重めの個体が存在するため、購入時には注意が必要です。
一部の楽器店では、個体ごとの重量を計測して表示しているところもあります。
重量を気にする方は、そうした店舗を選ぶか、店頭で実際に持ってみてから購入することをおすすめします。
ネット通販で購入する場合は、可能であれば店舗に重量を問い合わせてみるのも一つの方法です。
フジゲンBoundaryと他ブランドを比較
購入を検討する際、他のブランドやモデルとの比較は欠かせません。
ここでは、よく比較対象となるブランド・グレードとの違いを詳しく解説します。
Fender Japan(Made in Japan)との違い
フジゲンは1982年から1997年までFender Japanの製造を担当していた実績があり、その品質は同等レベルと言えます。
しかし、両者にはいくつかの違いがあります。
| 比較項目 | Boundary | Fender Japan/MIJ |
|---|---|---|
| 価格帯 | 5〜8万円 | 8〜15万円 |
| ブランド力 | 知名度低め | 世界的認知度 |
| 独自技術 | CFS、コンパウンドR | 伝統的スペック |
| ボディ材 | バスウッド | アルダー/アッシュ |
| リセール | やや弱い | 強い |
Fender Japanの最大の強みは、世界的に認知された「Fender」というブランド名です。
リセールバリューも高く、将来的に売却する可能性を考えるとFender Japanが有利と言えます。
一方、Boundaryシリーズは価格が抑えられているにもかかわらず、CFSやコンパウンドラディアス指板といった独自技術が搭載されています。
純粋なコストパフォーマンスという点では、Boundaryシリーズに軍配が上がるでしょう。
Ibanez同価格帯モデルとの違い
Ibanezの高級機種はフジゲンがOEM製造を担当しているため、両ブランドは深い関係にあります。
同価格帯のモデルを比較した場合、主にネック形状とデザインの方向性が異なります。
| 比較項目 | Boundary | Ibanez(同価格帯) |
|---|---|---|
| ネック形状 | Uシェイプ(やや太め) | 薄型(弾きやすい) |
| デザイン | トラッド寄り | モダン/メタル向け |
| フレット | CFS採用 | 通常フレット |
| 製造元 | フジゲン国内工場 | インドネシア等 |
Ibanezの薄いネックは速弾きやテクニカルなプレイに適しており、メタルやロック系のプレイヤーに人気があります。
一方、Boundaryシリーズのやや太めのUシェイプネックは、ギブソン系のギターに慣れている方や、しっかりとした握り心地を好む方に向いています。
デザイン面では、Ibanezがモダンでシャープな印象なのに対し、BoundaryシリーズはFenderライクなトラディショナルな外観となっています。
同価格帯であれば、Boundaryシリーズは国内工場での製造という点で品質面の安心感があります。
上位グレード(J-Standard・Expert)との違い
フジゲン内でのグレード間の違いも、購入検討時に重要なポイントです。
J-Standardシリーズは、Boundaryよりも上質な木材を使用し、Seymour Duncanなどの有名ブランドのピックアップを搭載しているモデルもあります。
価格帯は10〜15万円程度で、Boundaryからのステップアップとして人気があります。
Expertシリーズは、フジゲンのレギュラー生産モデルにおける最高グレードです。
厳選された高品位な木材とフジゲン独自のさまざまな仕様が投入され、15〜25万円の価格帯となっています。
ただし、CFS(サークル・フレッティング・システム)とコンパウンドラディアス指板は、Boundaryシリーズにも採用されています。
これはフジゲンの大きな特徴であり、エントリーモデルでも上位機種と同じプレイアビリティを体験できる点は高く評価されています。
フジゲンBoundaryの選び方とおすすめモデル
ここでは、実際にBoundaryシリーズを購入する際の選び方とおすすめモデルを紹介します。
初心者におすすめのギター・ベースモデル
ギター初心者には、Boundary ODYSSEY(BOS)がおすすめです。
ストラトキャスタータイプのオーソドックスな形状で、ポップス、ロック、ブルースなど幅広いジャンルに対応できます。
SSHやHHなど複数のピックアップ配列から選べるため、好みのサウンドに合わせやすいのも魅力です。
テレキャスタータイプが好みであれば、Boundary ILIAD(BIL)も良い選択肢となります。
シンプルな操作系で扱いやすく、テレキャスター特有のキレのあるサウンドが楽しめます。
ベース初心者には、Boundary Mighty Jazz(BMJ)がおすすめです。
ジャズベースタイプは汎用性が高く、あらゆるジャンルの音楽に対応できます。
サウンドハウスでは初心者向けセットも販売されており、アンプやシールドなど必要なものがすべて揃った状態で購入できます。
指板材(メイプル・グラナディロ)の選び方
Boundaryシリーズでは、モデルによってメイプル指板とグラナディロ指板が選べます。
メイプル指板は、明るくアタック感のあるサウンドが特徴です。
見た目も明るい色合いで、クリーンからクランチまで幅広いトーンに対応します。
グラナディロ指板は、ローズウッドの代替材として使用される木材です。
温かみのある丸いサウンドが特徴で、見た目も落ち着いたダークな印象となります。
一般的に、ポップスやファンク、カッティング主体のプレイにはメイプル指板が、ブルースやジャズ、メロウなサウンドを好む方にはグラナディロ指板が適しています。
ただし、これは傾向の話であり、最終的には見た目の好みで選んでも問題ありません。
ピックアップ配列(SS・HS・HH)の選び方
Boundaryシリーズには、複数のピックアップ配列が用意されています。
SS(シングルコイル×2)は、テレキャスターの伝統的な配列です。
キレのあるクリアなサウンドが特徴で、カントリーやブルース、ポップスに適しています。
HS(ハムバッカー+シングルコイル)は、フロントにハムバッカー、リアにシングルコイルを搭載した配列です。
太いサウンドとキレのあるサウンドの両方を1本で楽しめるため、幅広いジャンルに対応できます。
Boundary ILIADのHSモデルでは、トーンポットがプッシュプル式のコイルタップに対応しており、ハムバッカーをシングルコイルのサウンドに切り替えることも可能です。
HH(ハムバッカー×2)は、パワフルで太いサウンドが特徴です。
ロックやメタルなど、歪ませた音を多用するジャンルに適しています。
SSH配列(シングル×2+ハムバッカー)のODYSSEYモデルは、ストラトキャスターの伝統的なサウンドとハムバッカーのパワーを両立できる万能な選択肢です。
購入前に確認すべきチェックポイント
Boundaryシリーズを購入する際には、いくつかのポイントを確認しておくことをおすすめします。
まず重量です。
バスウッドボディでも個体差があるため、可能であれば店頭で実際に持ってみるか、重量を表示している店舗で購入しましょう。
次にネックのグリップ感です。
Uシェイプネックはやや太めなので、細いネックに慣れている方は事前に試奏することをおすすめします。
指板のコンディションも確認しておきたいポイントです。
乾燥による割れやフレットエッジの処理など、品質管理がしっかりしている店舗で購入すると安心です。
最後に、付属品の有無を確認しましょう。
Boundaryシリーズには多くのモデルでオリジナルギグバッグが付属しますが、店舗によって異なる場合があります。
フジゲンBoundaryの改造・カスタマイズ情報
Boundaryシリーズは、改造ベースとしても高い評価を得ています。
ここでは、改造に関する情報を詳しく解説します。
ピックアップ交換で音質は劇的に変わる?
結論から言えば、ピックアップ交換によって音質は大きく向上します。
Yahoo!ショッピングのレビューでは、「ピックアップをダンカンに載せ換えたら高級機並みの音になった」という声が寄せられています。
これは、Boundaryシリーズの木工部分の品質が高いことを裏付けています。
ボディやネックの精度が高いため、ピックアップのポテンシャルをしっかりと引き出すことができるのです。
オリジナルピックアップでも十分に使えるレベルですが、さらなる音質向上を目指す方にはピックアップ交換がおすすめです。
おすすめの改造パーツと費用目安
ピックアップ交換の場合、人気のあるブランドはSeymour DuncanやDiMarzioです。
シングルコイルであれば1基あたり1万円前後、ハムバッカーであれば1.5〜2万円程度の費用がかかります。
交換工賃は3,000〜5,000円程度が相場です。
ポットやコンデンサの交換も効果的な改造です。
CTSのポット、オレンジドロップのコンデンサなど、定番パーツへの交換で音の抜けやトーンの幅が向上します。
パーツ代は数千円程度で、交換工賃もピックアップ交換と同程度です。
ペグ交換も人気の改造です。
標準でGOTOH製ペグが搭載されていますが、ロック式ペグへの交換でチューニングの安定性がさらに向上します。
ロック式ペグは6個セットで1〜2万円程度です。
改造ベースとしての評価が高い理由
Boundaryシリーズが改造ベースとして評価されている最大の理由は、ボディとネックの品質の高さにあります。
いくら高価なピックアップを搭載しても、土台となる木工部分の精度が低ければ効果は限定的です。
フジゲンは60年以上にわたるOEM製造で培った木工技術を持っており、Boundaryシリーズにもそのノウハウが活かされています。
また、改造費用を含めても上位機種よりも安価に仕上がるケースが多いのも魅力です。
例えば、Boundaryシリーズ(5万円)にSeymour Duncanのピックアップ(2万円)と交換工賃(5,000円)を加えても、合計7.5万円程度です。
同等以上の品質を持つ完成品ギターを購入するよりもコストを抑えられる可能性があります。
フジゲンBoundaryの中古相場とリセール事情
ギターの購入を検討する際、将来的な売却価格も気になるポイントです。
ここでは、Boundaryシリーズの中古市場での動向を解説します。
中古市場での買取価格の目安
フジゲンBoundaryシリーズの買取相場は、15,000円〜40,000円程度となっています。
新品購入価格が5〜8万円であることを考えると、リセールバリューは決して高くありません。
買取業者によって査定額に差があるため、複数の業者に見積もりを依頼することをおすすめします。
Yahoo!オークションでの平均落札価格は、フジゲン全体で約62,000円となっています。
ただし、これには上位グレードのExpertシリーズなども含まれているため、Boundaryシリーズ単体ではこれより低い価格帯となります。
売却時に損しないためのポイント
売却時に少しでも高い価格を得るためには、いくつかのポイントがあります。
まず、付属品を揃えておくことが重要です。
オリジナルギグバッグ、保証書、取扱説明書などが揃っていると査定額がアップする傾向にあります。
外観のコンディションも査定に大きく影響します。
普段からギタースタンドに置いて傷を防ぎ、定期的にクリーニングを行っておきましょう。
改造を行っている場合は、オリジナルパーツを保管しておくことをおすすめします。
オリジナルの状態に戻せる場合、査定額が上がるケースがあります。
フジゲンカスタムハウスでは下取りサービスも行っており、買取よりも高い査定価格が期待できます。
上位グレードへの買い替えを検討している場合は、活用を検討してみてください。
フジゲンBoundaryはこんな人におすすめ
最後に、Boundaryシリーズがどのような方に向いているか、向いていないかを整理します。
購入をおすすめできる人の特徴
予算5〜8万円で高品質な日本製ギター・ベースを探している方に、Boundaryシリーズは最適な選択肢です。
この価格帯で日本国内工場製造、CFS、コンパウンドラディアス指板という仕様を持つギターは他にほとんど存在しません。
ブランドロゴや知名度よりも、実質的な品質とコストパフォーマンスを重視する方にもおすすめです。
長く1本を使い続けたい方にも向いています。
フジゲンの堅牢な作りは耐久性が高く、10年以上愛用しているユーザーも少なくありません。
将来的にピックアップ交換などの改造を楽しみたい方にとっても、Boundaryシリーズは理想的な改造ベースとなります。
初心者から中級者へのステップアップを考えている方にもおすすめです。
安価な入門ギターからのグレードアップ先として、価格と品質のバランスに優れています。
購入をおすすめしない人の特徴
ブランドロゴやヘッドストックのデザインにこだわる方には、Boundaryシリーズは向いていないかもしれません。
「FGN」というロゴは、FenderやGibsonのような知名度がないため、所有する満足感という点では劣る可能性があります。
リセールバリューを重視する方にもおすすめしにくいです。
将来的に売却する可能性が高い場合は、中古市場での需要が高いFenderやGibsonを選んだ方が良いでしょう。
派手なカラーや個性的なデザインを求める方も、カラーバリエーションが限られるBoundaryシリーズでは満足できない可能性があります。
薄いネックを好む方、特にIbanezのような極薄ネックに慣れている方は、Uシェイプネックに違和感を覚えるかもしれません。
購入前に試奏して、グリップ感を確認することをおすすめします。
まとめ:フジゲンBoundaryの評判と購入判断のポイント
- フジゲンBoundaryシリーズは2018年発売の日本製エントリーモデルで、価格帯は実売5〜8万円
- 上位機種と同じCFS(サークル・フレッティング・システム)とコンパウンドラディアス指板を搭載
- バスウッドボディの音質は「十分キラキラサウンドで問題なし」と購入者から高評価
- オリジナルピックアップは価格帯を考慮すると十分な品質で、改造ベースとしても優秀
- 海外メディアGuitar Worldでは「£1,000以下で最高のギターの一つ」と絶賛
- CFSのリフレットは対応できない店舗があるため、購入前に確認が必要
- リセールバリューはFenderやGibsonと比較すると弱く、長く使う前提での購入が推奨される
- 同価格帯のFender JapanやIbanezと比較しても、品質面では同等以上の評価
- 重量やネックのグリップ感には個体差があるため、可能であれば試奏してから購入すべき
- ブランドより実質的な品質を重視し、コストパフォーマンスを求める方に最適な選択肢

