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フジゲン シリアルナンバー検索の完全ガイド|製造年の調べ方

フジゲン製のギターやベースを手に入れたとき、まず気になるのが製造年や製造工場ではないでしょうか。

シリアルナンバーを正しく読み解けば、愛機がいつ、どこで作られたのかを特定できます。

しかし、フジゲンはFender JapanやIbanezなど多くのブランドのOEM製造を手がけてきたため、シリアルの形式が複数存在し、判別に迷う方も多いはずです。

この記事では、フジゲン製ギター・ベースのシリアルナンバー検索方法を徹底解説します。

製造年の調べ方から、JVシリアル・Eシリアルの見分け方、中古購入時の偽物対策まで、必要な情報をすべて網羅しました。

シリアルナンバーの謎を解き明かし、愛機のルーツを探る旅に出かけましょう。

目次

フジゲン シリアルナンバーとは?基本の仕組みを解説

フジゲンのシリアルナンバーは、ギターやベースの「身分証明書」のような役割を果たします。

この番号を読み解くことで、楽器の製造年や生産工場、さらには何番目に作られた個体かまで特定できる場合があります。

まずはシリアルナンバーの基本的な仕組みを理解しておきましょう。

シリアルナンバーで何がわかる?製造年・工場・生産順の読み取り方

シリアルナンバーからは主に3つの情報を読み取ることができます。

1つ目は製造年です。

多くの場合、シリアルナンバーの最初の数桁に製造年を示す数字やアルファベットが含まれています。

2つ目は製造工場です。

フジゲン製の場合、特定のアルファベットや表記パターンで工場を判別できます。

3つ目は生産順序で、その月や年に何番目に製造された個体かを示す連番が記載されています。

たとえば、FGN自社ブランドのシリアル形式「MYYXXXX」では、最初のアルファベットMが製造月(A=1月、B=2月…L=12月)、続くYYが製造年(08=2008年)、XXXXがその月の生産連番を表しています。

このルールを知っておくだけで、手元のギターがいつ頃製造されたものか、おおよその見当がつくようになります。

シリアルナンバーはどこに記載されている?確認すべき場所一覧

シリアルナンバーの記載位置は、モデルや製造時期によって異なります。

最も一般的な場所はヘッドストックの裏側です。

Ibanezの日本製モデルやFGN自社ブランドでは、ヘッド裏に黒い文字で刻印されていることがほとんどです。

Fender Japanの場合は、ネックとボディの接合部付近に記載されているケースが多く見られます。

特に初期のJVシリアルやEシリアルでは、ネックプレート(ネックジョイントの金属プレート)に直接刻印されています。

一部のモデルでは、ボディ内部のキャビティやサウンドホール内のラベルに記載されている場合もあります。

シリアルナンバーが見つからない場合は、ネックを外してネックポケット内部を確認してみてください。

製造日や型番を示すスタンプが押されていることがあり、製造時期の特定に役立ちます。

Fender Japan フジゲン製シリアルの見分け方【年代別一覧表】

Fender Japanのシリアルナンバーは、製造時期と製造工場によって形式が大きく異なります。

特に1982年から1997年までのフジゲン製造期は、ジャパンビンテージとして高い評価を受けており、シリアルの見分け方を知っておくことは非常に重要です。

フジゲン製造期(1982年〜1997年)のシリアル早見表

フジゲンがFender Japanを製造していた時期のシリアルナンバーを一覧表にまとめました。

シリアル形式 製造年 表記
JV+5桁 1982年〜1984年 MADE IN JAPAN
SQ+5桁 1983年〜1984年 MADE IN JAPAN
E+6桁 1984年〜1987年 MADE IN JAPAN
A+6桁 1985年〜1986年 MADE IN JAPAN
B+6桁 1985年〜1986年 MADE IN JAPAN
C+6桁 1985年〜1986年 MADE IN JAPAN
F+6桁 1986年〜1987年 MADE IN JAPAN
G+6桁 1987年〜1988年 MADE IN JAPAN
H+6桁 1988年〜1989年 MADE IN JAPAN
I+6桁 1989年〜1990年 MADE IN JAPAN
J+6桁 1989年〜1990年 MADE IN JAPAN
K+6桁 1990年〜1991年 MADE IN JAPAN
L+6桁 1991年〜1992年 MADE IN JAPAN
M+6桁 1992年〜1993年 MADE IN JAPAN
N+6桁 1993年〜1994年 MADE IN JAPAN
O+6桁 1993年〜1994年 MADE IN JAPAN
P+6桁 1993年〜1994年 MADE IN JAPAN
Q+6桁 1993年〜1994年 MADE IN JAPAN
S+6桁 1994年〜1995年 MADE IN JAPAN
T+6桁 1994年〜1995年 MADE IN JAPAN
U+6桁 1995年〜1996年 MADE IN JAPAN
V+6桁 1996年〜1997年 MADE IN JAPAN

フジゲン製造期の最大の特徴は、「MADE IN JAPAN」がすべて大文字で表記されている点です。

この表記ルールを覚えておくと、一目でフジゲン製かどうかを判別できます。

JVシリアル・Eシリアルの特徴と見分けるポイント

JVシリアルとEシリアルは、Fender Japanの中でも特に人気の高い初期モデルです。

JVシリアルは1982年から1984年にかけて製造され、「JV」の後に5桁の数字が続く形式を取っています。

ヘッドストックのロゴ下に小さく「Made In Japan」と表記されているのが特徴で、当時は日本製であることを目立たせたくなかったという背景があります。

JVシリアル期のギターは、アメリカから輸入したバスウッドやアッシュ材を使用し、USAヴィンテージに近い仕様で製造されていました。

Eシリアルは1984年から1987年にかけて製造され、「E」の後に6桁の数字が続きます。

JVシリアルと同様にネックプレートに刻印されており、「MADE IN JAPAN」の表記がヘッドではなくネック裏に移動しています。

両者の見分け方として、JVシリアルはシリアルの先頭が「JV」、Eシリアルは「E」で始まるという明確な違いがあります。

また、製造年を特定する際は、シリアル番号の桁数と製造年表を照らし合わせて確認してください。

「MADE IN JAPAN」と「Crafted in Japan」の違いは?

この2つの表記は、製造体制の違いを示す重要な手がかりです。

「MADE IN JAPAN」(すべて大文字)は、すべての製造工程を単一の工場で行ったことを意味します。

1982年から1997年のフジゲン製造期がこれに該当し、木材加工から塗装、組み込みまでフジゲン工場で一貫して行われていました。

一方、「Crafted in Japan」は、複数の工場が連携して製造したことを示しています。

1995年から2008年頃のダイナ楽器組み込み期に使用された表記で、木材加工や塗装を東海楽器や寺田楽器などの外注工場で行い、最終組み込みをダイナ楽器が担当していました。

2007年以降は再び「Made In Japan」(頭文字のみ大文字)表記に戻りましたが、これはダイナ楽器が自社で全工程を行うようになったためです。

表記の大文字・小文字の違いにも注目すると、より正確な年代特定が可能になります。

Ibanez・FGN自社ブランドのシリアルナンバー検索方法

フジゲンはFender Japan以外にも、IbanezのOEM製造やFGN自社ブランドの展開を行っています。

これらのシリアルナンバーも独自の形式を持っているため、それぞれの読み方を押さえておきましょう。

Ibanez Prestigeなどフジゲン製ギターのシリアル読み方

IbanezのPrestigeシリーズやJ.Customシリーズなど、日本製の上位モデルはフジゲンが製造を担当しています。

1997年以降のフジゲン製Ibanezは、シリアルナンバーの先頭が「F」で始まります。

このFはFujigen(フジゲン)を意味しており、日本製であることを示す重要な識別子です。

シリアル形式は「FYYXXXXX」となっており、FYYの部分で製造年を特定できます。

たとえば「F18」で始まるシリアルは2018年製、「F04」であれば2004年製ということになります。

続くXXXXXの5桁は製造月と生産連番を表していますが、詳細な解読方法は公式には公開されていません。

2004年11月以降に製造されたモデルでは、シリアルの形式が若干変更されているため、年代によって読み方が異なる点に注意が必要です。

ヘッド裏にMADE IN JAPAN表記とCEマークがあれば、1997年以降のフジゲン製モデルと判断できます。

FGN(フジゲン自社ブランド)のシリアル形式と製造年特定法

FGNはフジゲンが展開する自社ブランドで、Expert、Neo Classic、J-Standardなどのシリーズがあります。

FGN製品のシリアル形式は「MYYXXXX」という7桁構成です。

最初のアルファベットMは製造月を表し、A=1月、B=2月、C=3月と続いてL=12月となります。

続くYYの2桁は製造年を示しており、たとえば「08」なら2008年、「18」なら2018年製です。

最後のXXXXはその月の生産連番で、月初からの通し番号が割り当てられています。

具体例を挙げると、シリアルが「G0827851」の場合、Gは7月、08は2008年を意味するため、2008年7月に製造された個体ということがわかります。

FGN自社ブランドには公式のシリアル検索ツールがないため、このルールを覚えておくと自分で製造年を特定できるようになります。

不明点がある場合は、池袋や代官山にある直営店「フジゲンカスタムハウス」に問い合わせることも可能です。

フジゲン製の当たり年はいつ?人気シリアルと評判を比較

フジゲン製ギターには「当たり年」と呼ばれる特に評価の高い製造時期が存在します。

中古市場での価格にも大きく影響するため、各時期の評判と特徴を把握しておくことが大切です。

JVシリアル・Eシリアルが高評価される理由

JVシリアル(1982年〜1984年)とEシリアル(1984年〜1987年)は、フジゲン製Fender Japanの中で最高評価を受けている時期です。

高評価の理由は主に3つあります。

1つ目は木材の品質です。

JVシリアル期はアメリカからバスウッドやアッシュ材を輸入して使用しており、USAヴィンテージに近い材質感が得られました。

2つ目は製造精度の高さです。

フジゲンがフェンダー本社の技術指導を受けながら製造していた時期であり、品質管理に非常に力を入れていました。

3つ目は希少性です。

40年以上前の製品であるため現存数が少なく、コレクター需要が高まっています。

特にJVシリアルの初期ロットは、当時の定価が5万円〜6万円程度だったにもかかわらず、現在では中古相場が8万円〜24万円以上に達しているケースもあります。

海外のコレクター市場でも「JV Serial」として認知されており、国際的な人気が価格高騰の一因となっています。

フジゲン製とダイナ楽器製の品質の違いを徹底比較

Fender Japanの製造工場は、時期によってフジゲンからダイナ楽器へと移行しました。

両者の品質の違いを表で比較してみましょう。

比較項目 フジゲン製(1982年〜1997年) ダイナ楽器製(2007年以降)
木材選定 厳選された高品質材を使用 標準的な品質
組み込み精度 極めて高い 良好
ネック安定性 非常に安定 安定
塗装 薄いラッカー仕上げが多い ポリウレタン中心
個体差 少ない 少ない
市場評価 圧倒的に高い 標準的

フジゲン製の最大の強みは、木材選定から塗装、組み込みまで一貫した品質管理を行っていた点です。

薄いラッカー塗装は楽器本来の鳴りを引き出すとされ、音質面でも高い評価を得ています。

一方、2007年以降のダイナ楽器製も決して品質が低いわけではありません。

近年は製造技術が向上し、「フジゲン期に近い品質」と評価する声も増えてきています。

価格を重視するならダイナ楽器製、資産価値や希少性を重視するならフジゲン製という選び方が一般的です。

Crafted in Japan期はハズレ年?実際の評判と真相

「Crafted in Japan」表記の1997年から2007年頃は、一般的に「ハズレ年」と呼ばれることがあります。

この時期が低評価される理由は、製造体制の変化にあります。

木材加工を外注し、ダイナ楽器では組み込みのみを行う分業制となったため、フジゲン一貫製造期と比べて品質のばらつきが生じやすくなりました。

また、コスト削減のためにパーツのグレードが下がったという指摘もあります。

しかし、すべてのCrafted in Japan期が低品質というわけではありません。

個体差が大きいため、実際に試奏して良い個体を見つければ、お買い得な一本に出会える可能性もあります。

中古相場が2万円〜5万円と比較的手頃なため、コストパフォーマンス重視の方には選択肢になり得ます。

購入する際は、ネックの状態やフレットの残り具合、電気系統の動作をしっかり確認することをおすすめします。

中古でフジゲン製を買うときの注意点と偽物の見分け方

フジゲン製ギターの人気上昇に伴い、中古市場では偽物や不正確な情報を持つ個体も出回るようになりました。

安心して購入するために、真贋を見分けるポイントを押さえておきましょう。

偽造シリアルを見抜くチェックポイント5選

中古フジゲン製ギターを購入する際に確認すべき5つのポイントを紹介します。

1つ目は、シリアルと表記の整合性です。

「MADE IN JAPAN」(全大文字)表記のギターには、JV〜Vシリアルが対応します。

シリアルがO0やP0で始まるのに「MADE IN JAPAN」と書かれている場合は、何らかの改ざんが疑われます。

2つ目は、シリアルのフォントと刻印の深さです。

本物のJVシリアル・Eシリアルは、ネックプレートに機械で刻印されており、一定の深さと均一なフォントが特徴です。

手彫りのような不揃いな刻印は要注意です。

3つ目は、ヘッドロゴの位置と書体です。

JVシリアル期はヘッドロゴの下に極めて小さな文字で「Made In Japan」と入っています。

この文字のサイズや位置が正規品と異なる場合は偽物の可能性があります。

4つ目は、ネックポケット内のスタンプです。

フジゲン製造期のギターには、ネックポケット内に製造日や型番のスタンプが押されていることがあります。

5つ目は、パーツの仕様です。

JVシリアル期はUSA製パーツを多く使用しており、後年のモデルとは異なる仕様になっています。

ネックスタンプ・パーツ仕様から真贋を判断する方法

シリアルナンバーだけでなく、ネックスタンプやパーツ仕様も真贋判定の重要な手がかりになります。

ネックを外してポケット内を確認すると、製造日を示すスタンプが見つかることがあります。

フジゲン前期(JV〜Eシリアル)のスタンプは薄いか、そもそも押されていないケースが多いのが特徴です。

一方、後期(T&Uシリアル)のダイナ楽器製はスタンプがしっかりと押されており、型番も明確に読み取れます。

この違いを利用して、1990年代前半のフジゲン製と2000年代後半のダイナ製を区別できます。

T+6桁やU+6桁のシリアルは、1994年〜1996年と2007年〜2012年で重複するため、スタンプの状態が判断材料になります。

パーツ仕様についても、JVシリアル期はCTSポットやスイッチクラフト製ジャックなど、USA仕様のパーツが使われていました。

塗装の質感、木目の美しさ、全体的な仕上げの丁寧さも、フジゲン製を見分けるポイントになります。

中古購入で失敗しないための選び方ガイド

中古のフジゲン製ギターを購入する際の選び方をまとめます。

信頼できる楽器店での購入を強くおすすめします。

個人売買やフリマアプリでは、商品説明が不正確だったり、偽物が混在していたりするリスクがあります。

大手楽器店や専門の中古ショップであれば、プロの目利きによる査定が行われており、万が一の際の返品対応も期待できます。

可能であれば、必ず試奏してから購入してください。

ネックの反り、フレットの残り具合、トラスロッドの余裕、電気系統の動作など、実際に手に取らないとわからない点は多くあります。

相場から極端に安い「JVシリアル」には注意が必要です。

人気の高いJVシリアルやEシリアルは、中古相場が高騰しています。

相場を大きく下回る価格で販売されている場合、何らかの問題を抱えている可能性があります。

不安を感じたら購入を見送るという判断も大切です。

フジゲン製ギター・ベースの中古相場と価格高騰の現状

近年、フジゲン製ギター・ベースの中古価格は上昇傾向にあります。

特にJVシリアルやEシリアルは「ジャパンビンテージ」として国内外で注目を集めており、価格高騰が続いています。

JVシリアル・Eシリアルの買取価格と相場推移

JVシリアルとEシリアルの中古相場は、年々上昇しています。

現在の買取価格と販売相場の目安は以下の通りです。

シリアル 買取価格目安 販売相場目安
JVシリアル(良好状態) 8万円〜15万円 15万円〜24万円以上
Eシリアル(良好状態) 5万円〜10万円 8万円〜15万円
G〜Vシリアル 2万円〜5万円 4万円〜10万円
Crafted in Japan期 1万円〜3万円 2万円〜5万円

JVシリアルの中でも、人気モデルのST62(62年モデルのストラトキャスター)やTL52(52年モデルのテレキャスター)は特に高値で取引されています。

状態の良い個体やレアカラーの場合、販売価格が30万円を超えることもあります。

1982年当時の定価が5万円〜6万円程度だったことを考えると、40年で価格が4倍〜5倍になった計算です。

Eシリアルも高い評価を受けていますが、JVシリアルほどの希少性はないため、やや手頃な価格帯に収まっています。

中古市場で探しやすいのはEシリアルやGシリアル以降のモデルです。

今後も価格は上がる?市場トレンドと将来予測

フジゲン製ギターの価格は、今後も上昇傾向が続くと予想されています。

価格上昇の要因は複数あります。

1つ目は、海外需要の増加です。

アメリカやヨーロッパのコレクター市場で「Japanese Vintage」への注目が高まっており、JVシリアルは「JV Serial Fender Japan」として国際的な認知度を獲得しています。

2つ目は、供給量の減少です。

40年以上前の製品であるため、状態の良い個体は年々減少しています。

需要が増える一方で供給が減れば、価格は自然と上昇します。

3つ目は、楽器全体の価格高騰です。

インフレやウッドショックの影響で新品ギターの価格が上がっており、中古市場にも波及しています。

ただし、すべてのフジゲン製が値上がりするわけではありません。

Crafted in Japan期のモデルは、現時点では相場が落ち着いています。

将来的な資産価値を期待するなら、やはりJVシリアルやEシリアルが有力な選択肢になるでしょう。

シリアルナンバー検索に使える信頼できるツール・情報源

シリアルナンバーから製造年や工場を調べる際に役立つツールと情報源を紹介します。

正確な情報を得るためには、信頼性の高いソースを活用することが重要です。

Fender公式シリアル検索ツールの使い方と注意点

Fenderは公式サイトでシリアルナンバー検索ツールを提供しています。

URLは「serialnumberlookup.fender.com」です。

このツールにシリアルナンバーを入力すると、製造年や製造国などの情報が表示されます。

USA製、メキシコ製、日本製のいずれにも対応しており、Fender Japan製品の年代特定にも活用できます。

ただし、いくつかの注意点があります。

すべてのシリアルが登録されているわけではなく、検索結果が出ない場合もあります。

特に古いモデルや特殊なモデルは、データベースに含まれていないことがあります。

また、検索結果は「おおよその製造年」を示すものであり、厳密な製造日を特定できるわけではありません。

公式ツールの結果を参考にしつつ、シリアルの形式や表記パターンと照らし合わせて総合的に判断することをおすすめします。

Ibanez-Vintage.netなど海外データベースの活用法

IbanezやフジゲンOEM製品のシリアルを調べるには、海外のデータベースサイトが役立ちます。

「Ibanez-Vintage.net」には、7,400件以上のフジゲン製造ギターのシリアルナンバーが登録されています。

1970年代中頃から1980年代後半までのモデルが中心で、Ibanez以外にもGreco、Roland、Aria Pro IIなどフジゲンがOEM製造していたブランドのデータも含まれています。

使い方は簡単で、サイト内の検索機能にシリアルナンバーを入力するだけです。

登録されているシリアルであれば、モデル名、フィニッシュ、ブランドなどの詳細情報が表示されます。

このデータベースはユーザーからの投稿によって拡充されており、登録ユーザーは自分のギターのシリアルを追加することもできます。

英語サイトですが、操作はシンプルなので英語が苦手な方でも問題なく利用できるでしょう。

日本語で調べられるおすすめ情報サイト一覧

日本語で信頼できる情報を提供しているサイトをまとめました。

サイト名 URL 特徴
Geek IN Box geekinbox.jp Fender Japanシリアル年代表が充実
HYBRID GUITARS Note hybridguitars.com 詳細なシリアル一覧と解説
チバカン楽器 chibakan-gakki.jp 表記の違いや注意点を詳しく解説
楽器博士 guitar-hakase.com フジゲン全般の情報が豊富
フジゲン公式 mi.fujigen.co.jp FGN自社ブランドの公式情報

これらのサイトでは、シリアルナンバーの読み方だけでなく、各時期の特徴や品質の違いについても詳しく解説されています。

複数のソースで情報を照合することで、より正確な判断ができるようになります。

情報サイトの内容は更新されることがあるため、最新情報は各サイトで直接確認してください。

フジゲン シリアルナンバー検索でよくある質問

シリアルナンバーの検索や判別に関して、多くの方が疑問に思うポイントをQ&A形式で解説します。

シリアルが重複している場合はどう判断する?

T+6桁やU+6桁のシリアルは、フジゲン製造期(1994年〜1996年)とダイナ楽器製造期(2007年〜2012年)で重複しています。

この場合、以下のポイントで判別できます。

まず、表記を確認してください。

「MADE IN JAPAN」(全大文字)であればフジゲン製造期、「Made In Japan」(頭文字のみ大文字)であればダイナ製造期の可能性が高いです。

次に、ネックを外してスタンプを確認します。

後期のダイナ製造期はスタンプがはっきりと押されており、型番も明確に読み取れます。

前期のフジゲン製造期はスタンプが薄いか、押されていないことが多いです。

パーツの仕様や塗装の質感も判断材料になります。

フジゲン製造期の方が全体的に丁寧な仕上がりで、木目や塗装の美しさに違いがあります。

複数のポイントを総合的に判断することで、どちらの時期の製品か特定できます。

シリアルが消えている・読めない場合の対処法

長年の使用や経年劣化により、シリアルナンバーが消えかけている、または読めなくなっているケースがあります。

まず、強い光を当てながら角度を変えて確認してみてください。

刻印の場合、凹凸が残っていれば読み取れることがあります。

デカール(シール)タイプの場合は、摩耗によって完全に消えてしまうことがあります。

シリアルが確認できない場合でも、他の部分から製造時期を推測できます。

ネックポケット内のスタンプ、ポットの製造年コード、ピックアップのシリアルなど、楽器には複数の年代特定ポイントがあります。

特にポットには4桁または7桁の数字が刻印されており、製造年と週を読み取ることができます。

どうしても特定できない場合は、信頼できる楽器店や専門家に相談することをおすすめします。

経験豊富なスタッフであれば、仕様や作りの特徴から製造時期を判断できることがあります。

フジゲンに直接問い合わせることはできる?

FGN自社ブランドの製品については、フジゲンに直接問い合わせることが可能です。

池袋と代官山にある直営店「フジゲンカスタムハウス」では、修理やメンテナンスだけでなく、製品に関する相談にも対応しています。

シリアルナンバーや製造年についての質問も受け付けてくれるでしょう。

ただし、OEM製品(Fender Japan、Ibanezなど)については、フジゲンでは対応できない場合があります。

これらの製品に関する問い合わせは、各ブランドの正規代理店やサポート窓口に連絡する必要があります。

Ibanezであれば星野楽器、Fenderであればフェンダーミュージック株式会社が窓口になります。

問い合わせの際は、シリアルナンバーやモデル名、購入時期など、わかる範囲の情報をまとめておくとスムーズに対応してもらえます。

まとめ:フジゲン シリアルナンバー検索で愛機のルーツを知ろう

  • フジゲンのシリアルナンバーから製造年、工場、生産順序を読み取ることができる
  • Fender Japanのフジゲン製造期は1982年〜1997年で「MADE IN JAPAN」(全大文字)表記が特徴である
  • JVシリアルは「JV+5桁」、Eシリアルは「E+6桁」の形式で最も人気が高い
  • 「Crafted in Japan」表記は1997年〜2007年のダイナ楽器組み込み期を示す
  • Ibanezのフジゲン製は1997年以降シリアル先頭が「F」で始まる
  • FGN自社ブランドは「MYYXXXX」形式(M=月、YY=年、XXXX=連番)である
  • フジゲン製とダイナ楽器製では木材選定や塗装の品質に違いがある
  • 中古購入時はシリアルと表記の整合性、ネックスタンプ、パーツ仕様を確認する
  • JVシリアルの中古相場は15万円〜24万円以上と高騰が続いている
  • 信頼できる楽器店での購入と複数の情報源での照合が安心につながる
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