フジゲンのウクレレが気になっているけれど、実際の評判や他ブランドとの違いがよく分からないと感じていませんか。
国産ウクレレの中でもフジゲンは「精密機械のような正確さ」と評されるブランドですが、価格帯が幅広く、どのモデルを選べばよいか迷う方も多いでしょう。
この記事では、フジゲン ウクレレの特徴や実際のユーザー評判、Famous・カマカ・コアロハなど他ブランドとの比較、初心者への向き不向き、予算や用途に応じた選び方まで詳しく解説します。
記事を読み終えるころには、あなたに最適なフジゲン ウクレレが見つかるはずです。
フジゲン ウクレレとは?ブランドの特徴と強み
フジゲンは長野県松本市に本社を置く、日本を代表する楽器製造メーカーです。
1960年の創業以来、60年以上にわたってギター製造の技術を磨き続けてきました。
ウクレレもギター製造で培った高い技術力を活かして作られており、国産ブランドの中でもトップクラスの品質を誇ります。
フジゲンは世界トップクラスのギター製造技術を持つ国産メーカー
フジゲンは世界的に有名なギターブランドのOEM生産を数多く手掛けてきた実績があります。
1970年代からIbanez(アイバニーズ)やFender Japan、Greco、Yamahaなど、名だたるブランドの製造を担当してきました。
1983年にはエレキギターの年間生産量で世界一を達成しています。
1985年にはフェンダー社からの依頼を受け、アメリカでの工場新設を技術支援するなど、その技術力は海外からも高く評価されてきました。
現在も月間3,000〜3,500本のエレキギターを製造しており、自社ブランド「FGN」のほか、島村楽器のHistoryやCool Zなどの製造も行っています。
ウクレレは「FGN Acoustic」ブランドとして展開されており、ギター製造で培った木材加工技術、塗装技術、品質管理のノウハウがすべて注ぎ込まれています。
フジゲン ウクレレの3つの特徴【ピッチ安定・高精度・耐久性】
フジゲン ウクレレには、ギターメーカーならではの3つの大きな特徴があります。
1つ目は、ピッチ(音程)の安定性です。
フジゲンは2002年に「サークル・フレッティング・システム(C.F.S.)」という独自技術を開発し、特許を取得しています。
通常のウクレレはフレットが真っ直ぐ打たれていますが、フジゲンはわずかに円弧状に打つことで、すべての弦がフレットと理想的な角度で交わるよう設計されています。
この技術により、どのポジションでも音程が正確で、和音を弾いた際も音が濁りにくくなっています。
2つ目は、製造精度の高さです。
フジゲンの工場は「まるで手術室のような清潔感と緊張感」と表現されることがあります。
ネックの厚み、フレットの端の処理、塗装の均一性など、すべての工程で0.1mm単位の精度が追求されています。
ネックは反り防止のためにマホガニーとローズウッドの5層構造を採用しており、長年使用しても安定した演奏性を保ちます。
ペグにはGOTOH UK700-Mというギヤ式ペグを採用し、従来のストレート式に比べてチューニングの安定性が格段に向上しています。
3つ目は、日本の気候に適した耐久性です。
日本は夏の高温多湿と冬の乾燥という、木製楽器にとって厳しい環境があります。
フジゲンは国内で製造されているため、日本の湿度変化を考慮した木材の乾燥工程が施されています。
木材の含水率を日本の気候に合わせて管理することで、ボディの膨張や収縮、トップ板の割れといったトラブルを防いでいます。
青いバラのヘッドデザインに込められた意味
フジゲン ウクレレの外観で最も特徴的なのが、ヘッド部分に描かれた青いバラのデザインです。
青いバラは自然界には存在しない花であり、かつては「不可能」の象徴とされていました。
フジゲンはこの青いバラが咲きかけている様子をデザインに取り入れ、「楽器と共に描く夢」を表現しています。
楽器を手にした人が、不可能と思われた夢に向かって挑戦し、花開かせてほしいという願いが込められています。
上位機種のPremium Line(FUPシリーズ)では、ヘッドに京セラが開発した人工オパール「京都オパール」がはめ込まれており、見た目の美しさも追求されています。
ただし、この青いバラのデザインについては「男性には似合わない」という声も一部のユーザーから聞かれます。
デザインの好みは個人差があるため、購入前に実物を確認することをおすすめします。
フジゲン ウクレレの評判・口コミを徹底検証
フジゲン ウクレレの実際の評判はどうなのでしょうか。
購入者やウクレレ教室の講師など、様々な立場のユーザーから寄せられた声を検証していきます。
良い評判①:音程の安定感と各弦のバランスが抜群
フジゲン ウクレレで最も多く聞かれる評価が「ピッチの安定感」と「各弦の音量バランスの良さ」です。
ウクレレ教室のスタッフからは「ピッチの安定感、各弦の音量バランスの良さ、個体のバラつきの少なさ、壊れにくいしっかりした造り」と高く評価されています。
沖縄県のユーザーは「何でも弾けるバランスの良い音が結局一番だと思います。
その点、フジゲンウクレレは安心して弾けると感じました」とコメントしています。
また、J-Guitarの試奏レビューでは「チューニングやピッチが安定していて、乾いたサウンドで音量も大きいことが特徴」と紹介されています。
ジャズのような複雑なコードを弾く際も、フジゲンのウクレレでは「それぞれの弦の音がクリスタルのように分離して聴こえてきた」という体験談も報告されています。
海外のギターフォーラム「The Gear Page」でも「非常に高品質で細部への注意が素晴らしい、精巧に作られた楽器」と評価されており、国内外で音程の正確さが認められています。
良い評判②:作りが丁寧で個体差が少ない
フジゲン ウクレレのもう一つの強みは、工業製品のような精密さと個体差の少なさです。
Yahoo!ショッピングのレビューでは「このウクレレを手にして感じたことは、カチッとくる。
要するにしっかりと作られています。
雑に作られたりハワイ製のようにゆるくないのです」という声が寄せられています。
福岡県のユーザーは「今まで楽器を弾いたことはなく、初めてのウクレレも安いものを弾いていたのですが、まず音色や響きの良さに感動しました。
これが本当の楽器なんだと。
当たり前ですがつくりもしっかりとしており、触るたびに安心感があります」と述べています。
沖縄県のユーザーからは「この値段でこのクオリティーは、しっかりした工場ならでは。
買ってよかったと喜んでいます」という評価も寄せられています。
ネックの太さやフレットの幅についても「ちょうど良い」「弾きやすい」という声が多く、人間工学に基づいた設計が評価されています。
具体的には「ネックが太くて弾きやすい」「フレットが細めでスライドしやすい」「ポジション移動の多い曲でもスムーズ」といった感想が見られます。
良い評判③:価格以上の音質とコストパフォーマンス
フジゲン ウクレレは「価格以上の音量と音質」という評価を多く受けています。
ウクレレ教室のスタッフは、テナーサイズのFUS-TTについて「これだけの作りでテナーウクレレが8万円台で購入できるとは、非常にコストパフォーマンスが高い」とコメントしています。
福岡県のユーザーは「FUJIGENのウクレレはYouTubeで音を聞いたことがありましたが、実物は数段上でした」と、期待を上回る音質だったことを報告しています。
和歌山県のユーザーからは「木目は写真より綺麗で気に入りました。
また、ヘッドやブリッジの装飾が綺麗で、セミハードケースの色も統一感があって、センスの良さを感じました。
言うまでもなく、音色はとても良く、FUJIGEN製を選んで良かった」という声も寄せられています。
Standard Traditionalシリーズ(FUS)は10万円前後の価格帯ですが、ハワイ産の高級ブランド(カマカやコアロハなど)が15〜30万円以上することを考えると、同等以上の品質を半分程度の価格で手に入れられると評価されています。
エントリーモデルのPupukea(ププケア)シリーズは3〜5万円台で購入でき、「国産単板ウクレレの最安値クラス」として初心者やコストを抑えたい方から支持を集めています。
悪い評判・デメリット:ハワイアンらしい明るい音色を求める人には不向き
フジゲン ウクレレには、一方で注意すべき点も指摘されています。
最も多く聞かれるのが「ハワイのウクレレの音色にこだわる方には不向き」という評価です。
ウクレレ教室のスタッフは「ハワイのウクレレの音色にこだわる方には不向きかもしれませんが、品質重視で10万円以下のウクレレをお探しの方にはオススメです」と述べています。
実際にフジゲンのPupukeaコンサートを所有するユーザーは「しっとりした感じである。
しっかり弾けばしっかり鳴るし、とにかく作りが丁寧。
ソロをしっとり弾くなら大人の音だと思う。
ただハワイアンのように明るく弾ける音じゃない」と評しています。
同じユーザーは「始めたころはウクレレなんてみんな同じだと思ってたけど、音がここまで違うとは。
違う楽器と言っても過言じゃない」とも述べており、フジゲンとハワイ産ウクレレの音色の違いが大きいことを指摘しています。
また、青いバラのヘッドデザインについて「ヘッドの青いバラは僕のようなおっさんには似合いません。
この点だけは再考をお願いしたい」という声もあります。
価格面では、Standard Traditionalシリーズが9〜13万円とやや高額なため、初心者が最初の1本として購入するには予算的に厳しい場合があります。
楽器店での流通量が限られており、試奏できる店舗が少ないことも購入前のハードルとして挙げられます。
フジゲン ウクレレのラインナップと価格帯一覧
フジゲンは複数のウクレレシリーズを展開しており、価格帯や特徴が異なります。
それぞれのシリーズの詳細を見ていきましょう。
Standard Traditional(FUS)シリーズ【9〜13万円】の特徴
Standard Traditional(FUS)シリーズは、フジゲン ウクレレの主力ラインナップです。
ボディにはハワイアンコア単板を使用しており、きらびやかで広がりのある響きが特徴となっています。
主なスペックは以下の通りです。
| モデル | サイズ | 価格(税込) | スケール |
|---|---|---|---|
| FUS-TS | ソプラノ | 約99,800円 | 345mm |
| FUS-TC | コンサート | 約93,500〜113,300円 | 384mm |
| FUS-TT | テナー | 約126,500円 | 約430mm |
| FUS-TC-LG | コンサート(Low G) | 約114,400円 | 384mm |
| FUS-TT-LG | テナー(Low G) | 約127,600円 | 約430mm |
全モデルに共通する仕様として、ネックはマホガニー、指板とブリッジはローズウッド、ペグはGOTOH UK700-M5(ギヤ式)を採用しています。
弦は初期状態でWorth Strings CD(フロロカーボン弦)が張られており、塗装はオープンポアグロス仕上げです。
オリジナルのセミハードケースが付属し、リュックのように背負って持ち運ぶことができます。
ケースは自立する設計になっている点も好評です。
島村楽器のスタッフは「オールハワイアンコアボディのコンサートモデルで大きな音量と深く甘い音色が特徴。
価格帯を越える豊かな鳴りです」と紹介しています。
Pupukea(ププケア)シリーズ【3〜5万円】の特徴
Pupukea(ププケア)シリーズは、フジゲンのエントリーモデルとして位置づけられています。
「リーズナブルなのに非常にグレードが高く、たくさんのファンがいたウクレレ」として知られており、国産単板ウクレレとしては最安値クラスの価格設定です。
| モデル | サイズ | ボディ材 | 価格帯 |
|---|---|---|---|
| UF-30 | ソプラノ | マホガニー単板 | 約30,000〜40,000円 |
| UF-C40 | コンサート | マホガニー単板 | 約40,000〜50,000円 |
| UF-C40-AK | コンサート | ハワイアンコア | 約50,000円台 |
公式サイトでは「この価格帯でありながら、ツボをおさえた本格的なスペックとなっています。
サウンドは、ポロンポロンというウクレレらしい音色でありながら、単板のマホガニーらしい豊かな響きが特徴」と紹介されています。
5万円以下で国産の単板ウクレレを求める方には、Pupukeaシリーズが最適な選択肢となります。
Standard Traditionalシリーズと同様に、ペグはギヤ式を採用しており、チューニングの安定性も確保されています。
Premium Line(FUP)シリーズ【15万円以上】の特徴
Premium Line(FUP)シリーズは、フジゲン ウクレレの最上位ラインナップです。
J-Guitarの試奏レビューでは「プレミアムという名前の通り、演奏性、サウンド、装飾やデザインなど、色々な部分に魅力を感じました」と高く評価されています。
FUPシリーズの特徴として、ヘッドに京セラの人工オパール「京都オパール」がはめ込まれている点が挙げられます。
見た目の美しさだけでなく、使用する木材も厳選されており、音質・演奏性・デザインのすべてにおいて妥協のない仕上がりとなっています。
プロの演奏家やコレクターからも支持されるフラッグシップモデルです。
ソプラノ・コンサート・テナーのサイズ別スペック比較
フジゲン ウクレレは、ソプラノ、コンサート、テナーの3サイズを展開しています。
それぞれの特徴を比較表にまとめました。
| 項目 | ソプラノ | コンサート | テナー |
|---|---|---|---|
| スケール | 約345mm | 384mm | 約430mm |
| フレット数 | 12〜15F | 18F | 18F以上 |
| 音の特徴 | コロコロした明るい音 | バランスの良い音 | 豊かな低音と音量 |
| 向いている演奏 | 弾き語り、伴奏 | オールラウンド | ソロ演奏、Low G |
| 持ち運び | 非常にコンパクト | コンパクト | やや大きめ |
| おすすめの人 | 手が小さい方、携帯性重視 | 迷ったらこのサイズ | 表現力を求める方 |
フジゲンでは、同じモデル名でサイズが異なると価格も変わります。
一般的にソプラノ → コンサート → テナーの順で価格が上がる傾向にあります。
フジゲン vs Famous vs ハワイ産ブランド【徹底比較】
フジゲン ウクレレの購入を検討する際、他のブランドとの違いが気になる方も多いでしょう。
代表的なブランドとの比較を通じて、フジゲンの立ち位置を明らかにします。
フジゲンとFamousの違いは?価格・音色・品質を比較
Famous(フェイマス)は、東京浅草のキワヤ商会が手掛ける国産ウクレレブランドで、国内シェアNo.1を誇ります。
1955年の誕生以来、国産ウクレレの定番として親しまれてきました。
フジゲンとFamousを比較すると、以下のような違いがあります。
| 比較項目 | フジゲン | Famous |
|---|---|---|
| 価格帯 | 約4万円〜13万円 | 約2万円〜6万円 |
| ボディ材 | 主に単板 | 主に合板(ラミネート) |
| 製造背景 | ギター製造60年以上の技術 | ウクレレ専業70年 |
| 音の特徴 | ピッチ安定、クリアな分離 | 軽快でカラッとした音色 |
| 入手性 | やや限定的 | 全国どこでも入手可能 |
| 修理対応 | フジゲンまたは対応店 | 全国の楽器店で対応可 |
あるブログでは「Famousはハワイアンコアの合板でカラッとした音が鳴る。
対してフジゲンはマホガニー単板で、落ち着いた、しっとりした感じである」と音色の違いが報告されています。
予算を抑えて気軽に始めたい方にはFamous、品質やピッチの正確さを重視したい方にはフジゲンが向いています。
「技術力ではフジゲンやアストリアスにおよばないものの、2万円ちょっとで国産のウクレレが買えるというバリュー感は、他のメーカーにはマネのできない強み」という評価もあり、それぞれに明確な強みがあります。
フジゲンとカマカ・コアロハの違いは?国産とハワイ産の音の差
カマカ(Kamaka)とコアロハ(KoAloha)は、ハワイを代表する高級ウクレレブランドです。
ハワイ3大ブランド、4Kブランド(Kamaka、Koaloha、Kanile’a、Ko’olau)として世界中のプレイヤーから愛されています。
| 比較項目 | フジゲン | カマカ/コアロハ |
|---|---|---|
| 価格帯 | 約4万円〜13万円 | 約15万円〜30万円以上 |
| 生産国 | 日本(長野県) | ハワイ |
| 音の特徴 | 精密・安定・乾いた音 | ハワイアンらしい明るい音色 |
| 個体差 | 非常に少ない | ハンドメイドならではの個性 |
| 作りの印象 | 工業製品的な精密さ | 職人のゆるさ・味わい |
| 日本の気候対応 | 優れている | 湿度管理が必要 |
ウクレレ専門店のスタッフは「実際、カマカやコアロハといったハワイのウクレレの音色は日本のウクレレとは異なる」と指摘しています。
フジゲンは「しっとり、落ち着いた、大人の音」と表現されることが多く、ハワイ産ブランドの「明るく開放的な音色」とは対照的です。
コストパフォーマンスを重視するならフジゲン、ハワイアンの伝統的な音色やブランドの歴史を重視するならカマカやコアロハを選ぶとよいでしょう。
どのブランドを選ぶべき?目的別おすすめ早見表
最終的にどのブランドを選ぶかは、予算や目的によって異なります。
目的別におすすめのブランドを整理しました。
| 目的・優先事項 | おすすめブランド |
|---|---|
| 予算を抑えて国産を選びたい | Famous |
| 品質とピッチの正確さを重視 | フジゲン |
| ハワイアンの伝統的な音色 | カマカ、コアロハ |
| 初めての1本として | Famous、Pupukea(フジゲン) |
| 2本目・3本目の本格派 | フジゲン Standard Traditional |
| ソロ演奏を極めたい | フジゲン、カマカ |
| 修理やメンテナンスの手軽さ | Famous |
ウクレレ教室の講師からは「最初の1台であればアヌエヌエのパパか、余裕があればフジゲンがオススメです」という推奨もあり、予算に余裕があれば最初からフジゲンを選ぶことで長く使える1本を手に入れられます。
フジゲン ウクレレは初心者におすすめ?向き・不向きを解説
フジゲン ウクレレは初心者でも使えるのか、それとも経験者向けなのか。
この疑問に対する答えを詳しく解説します。
初心者にフジゲンをおすすめできる3つの理由
結論として、フジゲン ウクレレは初心者にもおすすめできます。
その理由は3つあります。
1つ目は、正確な音程で練習できることです。
フジゲンのウクレレはピッチの安定性が非常に高く、正しい音で練習を積み重ねることができます。
ある記事では「初心者にとって重要な要素である弾きやすさが特徴です。
ネックの形状や弦の高さが適切に設計されており、初めての方でもスムーズに演奏を楽しむことができます」と紹介されています。
2つ目は、弾きやすさです。
沖縄県のユーザーは「今のところ弾いていてよいと感じるのは、ネックが太いこと。
弾きやすいです。
自分にとって難しい曲を弾く時、これは助けになると思います。
もうひとつは、フレットが細めでスライドしやすいこと」と述べています。
ネックの太さやフレットの幅が適切に設計されているため、初心者でもコードを押さえやすく、上達が実感しやすい設計になっています。
3つ目は、長く使えることです。
ウクレレは適切なメンテナンスを行えば50年、100年と使い続けられる楽器です。
フジゲンの品質であれば、初心者のうちから上級者になるまで、同じ楽器で成長を続けることができます。
最初から良い楽器を選ぶことで、「弾きにくいのは自分の才能がないせいだ」と挫折するリスクを減らせるというメリットもあります。
フジゲンが向いている人・向いていない人の特徴
フジゲン ウクレレには明確な向き・不向きがあります。
向いている人の特徴は以下の通りです。
品質やピッチの正確さを重視する方、国産の信頼性やアフターサポートを求める方、ジャズやポップスなど複雑なコードを弾きたい方、レコーディングなど音の分離が重要な用途で使いたい方、長く使える1本を最初から手に入れたい方に向いています。
一方、向いていない人の特徴もあります。
ハワイの伝統的な明るい音色を求める方、できるだけ予算を抑えたい方、楽器店で試奏してから購入したい方(流通量が限られるため)、ハワイアンブランドのステータスを重視する方には不向きかもしれません。
初めての1本にフジゲンを選ぶ際の注意点
初心者がフジゲンを最初の1本として選ぶ際には、いくつかの注意点があります。
まず、予算の確認が必要です。
Standard Traditionalシリーズは9〜13万円と、初めてのウクレレとしてはやや高額です。
予算が限られる場合は、Pupukeaシリーズ(3〜5万円)を検討することをおすすめします。
「メイドインジャパンの高品質を5万円以下で手に入れるならFujigenのPupukeaがおすすめ」という声もあります。
次に、試奏の機会を確保することです。
フジゲンは楽器店での流通量が限られているため、試奏できる店舗が少ないのが現状です。
フジゲンカスタムハウス(池袋・代官山)や、取り扱いのある楽器店を事前に調べてから訪問することをおすすめします。
最後に、音色の好みを確認することです。
フジゲンは「しっとりした大人の音」が特徴であり、ハワイアンの明るい音色とは異なります。
YouTubeなどで音色を確認し、自分の求める音かどうかを判断してから購入を決めましょう。
フジゲン ウクレレの選び方【予算・用途・サイズ別ガイド】
フジゲン ウクレレは複数のモデルがあり、どれを選べばよいか迷う方も多いでしょう。
予算、用途、サイズの観点から選び方を解説します。
予算別おすすめモデル【3万円台〜13万円台】
予算に応じたおすすめモデルを紹介します。
3〜5万円台の予算であれば、Pupukeaシリーズがおすすめです。
UF-30(ソプラノ、マホガニー単板)は最も手頃な価格で国産単板の品質を体験できます。
UF-C40(コンサート、マホガニー単板)は演奏性と価格のバランスが良く、初心者から中級者まで幅広く使えます。
5〜8万円台の予算であれば、UF-C40-AK(コンサート、ハワイアンコア)が選択肢に入ります。
ハワイアンコア材を使用しながらもこの価格帯で購入できるのはフジゲンの強みです。
9〜13万円台の予算であれば、Standard Traditionalシリーズ(FUS)がおすすめです。
FUS-TS(ソプラノ)、FUS-TC(コンサート)、FUS-TT(テナー)から、サイズや用途に応じて選べます。
Low Gチューニングを希望する場合は、FUS-TC-LGやFUS-TT-LGを選ぶとよいでしょう。
弾き語り・ソロ演奏など用途別の選び方
ウクレレの用途によって、適したモデルは異なります。
弾き語りや伴奏がメインの場合は、ソプラノまたはコンサートサイズがおすすめです。
コロコロとした明るい音色はウクレレらしさを楽しめますし、コンパクトで持ち運びも便利です。
FUS-TSやFUS-TC、Pupukea UF-30やUF-C40が候補になります。
ソロ演奏やインストゥルメンタルがメインの場合は、テナーサイズまたはLow Gモデルがおすすめです。
フレット間隔が広いためハイポジションでの演奏がしやすく、低音域も豊かに出ます。
FUS-TT、FUS-TC-LG、FUS-TT-LGが候補になります。
オールラウンドに使いたい場合は、コンサートサイズが最もバランスが良い選択です。
FUS-TCやUF-C40は弾き語りからソロまで幅広く対応できます。
ソプラノ・コンサート・テナーどれを選ぶべき?
サイズ選びで迷った場合の判断基準を紹介します。
ソプラノを選ぶべき人は、手が小さい方、持ち運びやすさを重視する方、ウクレレらしいコロコロした音が好きな方、主に弾き語りや伴奏をする方です。
コンサートを選ぶべき人は、どのサイズか迷っている方、弾き語りもソロもやりたい方、ソプラノでは少し物足りないと感じる方です。
ウクレレ講師の多くが「迷ったらコンサート」と推奨しています。
テナーを選ぶべき人は、ソロ演奏を極めたい方、Low Gチューニングで演奏したい方、ギター経験があり大きめのネックに慣れている方です。
ただし、テナーサイズは流通量が少なく選択肢が限られること、価格が高めであることには注意が必要です。
フジゲン ウクレレを使用しているアーティスト
フジゲン ウクレレはプロのミュージシャンからも支持されています。
使用アーティストの情報を紹介します。
平井大が愛用するFUS-TT(テナーモデル)とは
ハワイアンシンガーの平井大さんは、フジゲンのFUS-TT(テナーサイズ)を愛用しています。
Instagramのライブ配信などで頻繁に使用しており、ファンの間では「平井大モデル」として知られています。
代表曲「Slow & Easy」などの演奏でもフジゲンのウクレレが使用されており、その音色は多くのファンを魅了しています。
FUS-TTはハワイアンコア単板のテナーサイズで、価格は約126,500円(税込)です。
平井大さんのファンからは「同じモデルが欲しい」という声が多く、購入の問い合わせも寄せられているようです。
Yahoo!知恵袋には「平井大さん使用のフジゲンテナーはFUS-TTというモデルですが、新品ならいくつか売っている店はあります」という回答も見られます。
プロが選ぶ理由から見るフジゲンの実力
プロのミュージシャンがフジゲンを選ぶ理由には、いくつかの共通点があります。
まず、ピッチの安定性です。
ライブやレコーディングでは、正確な音程が求められます。
フジゲンのサークル・フレッティング・システム(C.F.S.)による音程の安定性は、プロの現場でも信頼されています。
次に、音の分離の良さです。
複雑なコードやソロ演奏において、各弦の音がクリアに聴こえることは重要な要素です。
フジゲンのウクレレは「それぞれの弦の音がクリスタルのように分離して聴こえてきた」と評価されており、レコーディングでも威力を発揮します。
また、信頼性の高さも挙げられます。
「壊れにくいしっかりした造り」はプロにとって安心材料であり、ツアーやライブでの使用にも耐えられる耐久性があります。
フジゲン ウクレレの購入方法とメンテナンス
フジゲン ウクレレはどこで購入できるのか、また購入後のメンテナンスはどうすればよいのかを解説します。
公式ショップ・楽器店・通販どこで買うべき?
フジゲン ウクレレを購入できる主な場所は以下の通りです。
フジゲン公式オンラインショップ(fujigen.shop)は工場直営のショップで、全ラインナップを取り扱っています。
公式サイトならではの安心感があり、直接購入が可能です。
フジゲンカスタムハウスは池袋と代官山にある直営店で、試奏やオーダーメイドの相談も可能です。
実際に手に取って音を確認したい場合は、こちらを訪れることをおすすめします。
楽器店では、島村楽器、サウンドハウス、黒澤楽器、イケベ楽器、ジャムズウクレレなどで取り扱いがあります。
ただし、店舗によって在庫状況が異なるため、事前に問い合わせることをおすすめします。
通販サイトでは、楽天市場やYahoo!ショッピングに出店している有名楽器店でも購入可能です。
「楽天市場に出店している有名楽器店を利用することをおすすめします。
定評のあるブランドのモデルを豊富に取り揃えており、検品体制もしっかりしているため、安心して購入することができます」という推奨もあります。
理想的には、店頭で試奏してから購入することをおすすめしますが、近くに取扱店がない場合は信頼できる通販サイトを利用するのも選択肢の一つです。
弦交換のタイミングとおすすめの弦の種類
フジゲン ウクレレの初期弦はWorth Strings CD(フロロカーボン弦)が張られています。
弦交換のタイミングは、毎日弾く場合は2〜3ヶ月に1回が目安です。
チューニングが狂いやすくなったり、音がくすんできたりしたら交換のサインです。
弦の種類によって音色が変わるため、好みに応じて選ぶとよいでしょう。
初期弦のフロロカーボン弦(Worth Strings)は、音の伸びが良く、ハワイアンコア材との相性が抜群です。
きらびやかで広がりのある音色を求める方におすすめです。
クリアナイロン弦(ダダリオなど)は、丸く甘い音色が特徴で、指が痛くなりにくいというメリットがあります。
ウクレレ教室のスタッフは、生徒さんがダダリオのクリアナイロンに張り替えたところ「長い時間練習しても指が痛くないですし、丸く甘い音になって良いですね」と喜んでいたと報告しています。
ブラックナイロン弦は、落ち着いた音色で、マホガニーボディのウクレレと相性が良いとされています。
長持ちさせるためのメンテナンス方法
フジゲン ウクレレを長く良い状態で使い続けるためのメンテナンス方法を紹介します。
演奏後の清掃として、柔らかい布で表面の汚れや指紋を拭き取ることが大切です。
汗や皮脂が木材に染み込むと、劣化の原因になります。
湿度管理も重要です。
ウクレレは木製楽器のため、湿度の変化に敏感です。
特に冬場の乾燥は木材の収縮やひび割れの原因になるため、加湿器を使用するか、ウクレレ専用の湿度調整剤をケースに入れておくとよいでしょう。
保管場所にも注意が必要です。
直射日光が当たる場所や、極端な温度変化がある場所は避けてください。
使用しないときはセミハードケースに入れて保管することで、衝撃や環境変化から楽器を守れます。
定期的なチェックとして、ネックの反りやフレットの摩耗、ペグの緩みなどを確認しましょう。
異常を感じたら、早めに楽器店やフジゲンカスタムハウスに相談することをおすすめします。
フジゲン ウクレレに関するよくある質問
フジゲン ウクレレについてよく寄せられる質問にお答えします。
フジゲン ウクレレの寿命はどれくらい?
適切なメンテナンスを行えば、フジゲン ウクレレは10年以上、場合によっては50年以上使い続けることができます。
ウクレレ専門店のブログには「10年程度が寿命と言われている電子機器と違い、50年でも100年でも使い続けることができるウクレレに10〜20万円かける価値は十分にあると思っています」という記述があります。
フジゲンは耐久性に定評があり、「壊れにくいしっかりした造り」と評価されています。
日本の気候に合わせた木材の乾燥工程が施されているため、湿度変化による劣化も起こりにくくなっています。
ただし、寿命を延ばすためには日頃のメンテナンスが欠かせません。
弦の定期的な交換、清掃、湿度管理を心がけることで、長く愛用できます。
試奏できる店舗はどこにある?
フジゲン ウクレレを試奏できる主な店舗は以下の通りです。
フジゲンカスタムハウス池袋店と代官山店は直営店であり、全ラインナップの試奏が可能です。
オーダーメイドの相談や修理の依頼も受け付けています。
島村楽器は一部の店舗で取り扱いがあります。
阿倍野店や甲子園店などでフジゲンのウクレレが紹介されています。
取り扱いは店舗によって異なるため、事前に在庫状況を問い合わせることをおすすめします。
ジャムズウクレレはウクレレ専門店として、フジゲンを含む様々なブランドを取り扱っています。
YouTubeでの試奏動画も公開されており、購入前の参考になります。
その他、黒澤楽器やイケベ楽器などでも取り扱いがある場合があります。
フジゲンは流通量が限られているため、試奏を希望する場合は事前に電話やメールで在庫確認をしてから訪問することをおすすめします。
中古で購入しても大丈夫?
フジゲン ウクレレは中古市場でも取引されており、状態の良いものであれば中古購入も選択肢の一つです。
ヤフオクでの過去120日間の取引実績を見ると、約22件の落札があり、平均価格は約25,319円となっています。
中古で購入する際の注意点として、まずネックの反りを確認することが大切です。
目線をネックに沿わせて、曲がりがないか確認しましょう。
フレットの摩耗やブリッジの剥がれがないかも確認が必要です。
また、前の所有者がどのようなメンテナンスをしていたか分からないため、購入後に弦交換や全体のクリーニングを行うことをおすすめします。
信頼できる楽器店の中古コーナーや、返品対応のある通販サイトを利用すると安心です。
ただし、フジゲンのサークル・フレッティング・システム(C.F.S.)を採用したモデルの場合、フレットの打ち替えはフジゲンでしか対応できない可能性があるため、フレットの状態は特に注意して確認しましょう。
まとめ:フジゲン ウクレレの評判と選び方のポイント
- フジゲンは1960年創業、ギター製造60年以上の技術を持つ国産メーカーである
- 1983年にはエレキギターの年間生産量で世界一を達成した実績がある
- ピッチの安定性、製造精度の高さ、日本の気候に適した耐久性が3大特徴である
- 独自技術「サークル・フレッティング・システム(C.F.S.)」により音程が正確である
- 「価格以上の音質」「作りが丁寧」「個体差が少ない」という評判が多い
- ハワイアンの明るい音色を求める人には不向きという声もある
- Standard Traditional(FUS)シリーズは9〜13万円、Pupukeaシリーズは3〜5万円で購入可能である
- Famousと比較すると価格は高めだが品質とピッチの正確さで優れる
- カマカやコアロハと比較すると半分程度の価格で同等以上の品質が得られる
- 初心者にも適しており、正確な音程で練習できることが上達につながる
- 平井大がFUS-TT(テナーモデル)を愛用していることで知られる
- 購入は公式ショップ、フジゲンカスタムハウス、島村楽器などで可能である
- 弦交換は2〜3ヶ月に1回が目安で、好みに応じてフロロカーボンやナイロン弦を選べる
- 適切なメンテナンスを行えば50年以上使い続けることができる

