MENU

フジゲン ミディアム スケール ストラトの評判を徹底解説

ストラトキャスターの形状が好きだけれど、ロングスケールのネックが弾きにくいと感じていませんか。

手が小さい方やストレッチフレーズに苦労している方にとって、ミディアムスケールのストラトは魅力的な選択肢です。

なかでもフジゲンのミディアムスケールストラトは、国産メーカーならではの高品質な作りと独自技術で高い評判を得ています。

この記事では、フジゲンミディアムスケールストラトの特徴や評判、フェンダージャパンとの比較、購入前に知っておくべき注意点まで詳しく解説します。

実際のユーザーレビューや専門家の意見を踏まえ、あなたのギター選びに役立つ情報をお届けします。

目次

フジゲンミディアムスケールストラトとは?基本情報と特徴

フジゲンミディアムスケールストラトは、日本の老舗ギターメーカーであるフジゲン株式会社が製造するストラトキャスタータイプのエレキギターです。

通常のストラトキャスターが採用するロングスケール(648mm)に対し、ミディアムスケール(628mm)を採用していることが最大の特徴となっています。

フジゲンは1960年に長野県松本市で創業し、1982年から1997年まではフェンダージャパンのOEM製造を担当していました。

1983年にはエレキギター月産14,000本を達成し、当時世界一の生産量を記録した実績を持つメーカーです。

現在もアイバニーズやG&Lなど、世界的ブランドのOEM製造を手がけながら、自社ブランド「FGN」として高品質なギターを展開しています。

フジゲンのミディアムスケールストラトの主なモデル

フジゲンが展開するミディアムスケールストラトには、いくつかのモデルが存在します。

代表的なモデルとして、Neo ClassicシリーズのNST11RALMが挙げられます。

新品定価は約117,700円で、実勢価格は約94,000円程度となっています。

旧モデルのNCST-M10Mは生産終了となっていますが、中古市場では5万円から7万円程度で取引されています。

ミディアムスケールモデルは少量生産・限定生産が多いため、新品での入手が難しい状況です。

購入を検討する場合は、中古市場やデジマートなどの楽器専門サイトをこまめにチェックすることをおすすめします。

フジゲン独自の技術:サークルフレッティングシステム(C.F.S.)

フジゲンのギターには、独自技術であるサークルフレッティングシステム(C.F.S.)が搭載されています。

C.F.S.は2002年に開発された特許技術(特許番号第3282035号)で、フレットを円弧状に打つことで各弦とフレットが直角に交差するよう設計されています。

この技術により、接触面が最小限に抑えられ、クリアで立ち上がりの良いサウンドと豊かなサステインを実現しています。

多くのユーザーから「コードが押さえやすい」という評価を得ている理由のひとつです。

ただし、C.F.S.にはデメリットも存在します。

フレットの打ち替えがフジゲンでしか対応できないため、メンテナンスの選択肢が限られる点は購入前に理解しておく必要があります。

フジゲンミディアムスケールストラトの評判とユーザーレビュー

フジゲンミディアムスケールストラトは、多くのユーザーから高い評価を受けています。

特に演奏性と作りの良さについては、一貫して好意的な意見が見られます。

実際のユーザーレビューを分析すると、評価のポイントが明確に浮かび上がってきます。

演奏性に関する評判

演奏性については「体の一部のように弾ける馴染み感」という声が多く寄せられています。

ネックの全長がロングスケールより約2cm短いため、1フレットあたり約0.9mm短くなり、ストレッチフレーズが格段に楽になります。

弦のテンションが低くなることで、チョーキングや押弦が軽くなる点も高く評価されています。

ボディサイズも一回り小さく設計されているため、軽量で取り回しが良いという意見も多いです。

小柄で手が小さい日本人にフィットしやすい設計は、フジゲンならではの配慮といえるでしょう。

音質に関する評判

音質については、賛否両論の評価が見られます。

中音域から中高音域にかけて倍音が豊かで、柔らかい音色が特徴として挙げられています。

一方で「ストラトらしい鈴鳴り感には欠ける」「あまりストラトらしい音はしない」という意見も存在します。

低音が控えめになり、音の粒立ちが弱くなる傾向があるため、ガツンとした音色を求める方には調整が必要かもしれません。

ただし、アンプやピックアップの影響がスケールの長さよりも大きいという専門家の意見もあり、音質については好みの問題といえる部分が大きいです。

品質と価格に関する評判

品質については「同価格帯のフェンダーより作りや素材がかなり良い」という評価が多く見られます。

GOTOH製のペグやブリッジを採用し、配線材にも布巻きの良質な素材を使用しています。

ノイズ対策もしっかりされており、配線周りの品質の高さが評価されています。

「ロゴやヘッド形状にこだわりがないならフジゲンがオススメ」という声は、コストパフォーマンスの高さを物語っています。

フジゲンとフェンダージャパンのミディアムスケールストラト比較

ミディアムスケールのストラトを検討する際、フジゲンとフェンダージャパンのどちらを選ぶべきか迷う方も多いでしょう。

両者には明確な違いがあり、それぞれの特徴を理解することで最適な選択ができます。

スペック比較表

項目 フジゲン NCST-M / NST11RALM フェンダージャパン AST-M / ST-57M
スケール 628mm 628mm
ナット幅 42mm(通常ストラトと同じ) 40mm(ナローネック)
弦間ピッチ 10.8mm 10mm
ボディサイズ 一回り小さい 若干小さい
指板R コンパウンドラディアス(250R〜350R) レスポールと同じR
独自技術 C.F.S.搭載 なし
パーツ GOTOH製ペグ・ブリッジ 標準パーツ
価格帯(中古含む) 6〜12万円程度 3〜8万円程度

フジゲンを選ぶメリット

フジゲンの最大のメリットは、ナット幅が通常のストラトと同じ42mmである点です。

フェンダージャパンのミディアムスケールモデルはナット幅が40mmのナローネック仕様となっているため、通常のストラトに慣れている方はフジゲンの方が違和感なく移行できます。

C.F.S.やコンパウンドラディアス指板などの独自技術により、演奏性が高められている点も大きなメリットです。

パーツ類にGOTOH製を採用するなど、細部の品質にもこだわりが感じられます。

フェンダージャパンを選ぶメリット

フェンダージャパンのミディアムスケールストラトは、価格が抑えられている点が魅力です。

中古市場では3万円から8万円程度で入手可能なため、予算を抑えたい方には適しています。

ナット幅40mmのナローネック仕様は、手がさらに小さい方にとってはむしろメリットになる場合もあります。

フェンダーのブランドロゴやヘッドシェイプにこだわりがある方には、フェンダージャパンが適切な選択となるでしょう。

ミディアムスケールストラトのメリットとデメリット

ミディアムスケールストラトには、ロングスケールと比較して明確なメリットとデメリットが存在します。

購入前にこれらを理解しておくことで、後悔のない選択ができます。

ミディアムスケールのメリット

ストレッチフレーズが楽になることは、最も大きなメリットです。

12フレットまでの長さで比較すると、ロングスケール324mmに対しミディアムスケールは314mmと約1cmの差があります。

この差がストレッチを多用するプレイスタイルでは大きな違いとなって現れます。

弦のテンションが弱くなることで、チョーキングや押弦が軽くなります。

特に1音半以上のチョーキングを多用する方にとっては、指への負担が軽減されるでしょう。

ボディが一回り小さく設計されているため、ギター全体の重量が抑えられます。

長時間のライブやレコーディングでも疲れにくい点は、実用面で大きなメリットといえます。

ミディアムスケールのデメリット

低音が弱くなり、音の粒立ちが弱くなる傾向があります。

ロングスケール特有のハリのあるサウンドを求める方には、物足りなさを感じる可能性があります。

ピッキング時の弦離れが悪くなるため、慣れが必要です。

ロングスケールからの持ち替え直後は、違和感を覚えることがあるかもしれません。

ストラト特有の「鈴鳴り」サウンドが得にくいという意見も存在します。

クリーントーンでのストラトらしさを最重視する方は、試奏で確認することをおすすめします。

フジゲンミディアムスケールストラトの音質と特性

フジゲンミディアムスケールストラトの音質は、ロングスケールモデルとは異なる特性を持っています。

この特性を理解し、適切なセッティングを行うことで、より満足度の高いサウンドを得ることができます。

音質の傾向

ミディアムスケールでは弦のテンションが弱くなるため、中音域から中高音域にかけて倍音の量感が多くなります。

全体的に柔らかい音色になり、アタック感よりも温かみのあるサウンドが特徴です。

低音は控えめになるため、バンドアンサンブルの中では音が埋もれやすい傾向があります。

ソロやリードパートでは倍音豊かなサウンドが活きますが、バッキング時には音作りの工夫が必要かもしれません。

フジゲン純正のピックアップは、中音域がやや持ち上がった味付けになっています。

これはフェンダージャパンのモコモコした印象とは異なり、使いやすいサウンドという評価を受けています。

音質を補正するセッティング方法

ガツンとした音色を求める場合は、セッティングの調整が効果的です。

弦高を少し上げることで、音にコシが出てきます。

12フレット上で6弦2mm、1弦1.75mm程度のセッティングが一般的ですが、好みに応じて調整してください。

弦のゲージを太くすることも有効な対策です。

ミディアムスケールで09-42のゲージを使用すると、ロングスケールで同じゲージを使うよりもテンションが緩くなります。

10-46やハイブリッドゲージの09-46を試すことで、低音弦のコシを補強できます。

半音下げチューニングを使用する場合は、10-46または10-52程度のゲージがおすすめです。

フジゲンミディアムスケールストラトの選び方と注意点

フジゲンミディアムスケールストラトを購入する際には、いくつかの注意点があります。

事前に確認しておくことで、後悔のない買い物ができるでしょう。

新品購入時の注意点

ミディアムスケールモデルは少量生産・限定生産が多いため、店頭在庫がない場合があります。

購入を検討する際は、フジゲン直営店やカスタムハウス、楽器専門サイトで在庫状況を確認してください。

試奏せずにネットで即決することは避けるべきです。

ネックの太さや握り心地は個人差があるため、可能であれば実際に手に取って確認することをおすすめします。

C.F.S.搭載モデルはフレット交換がフジゲンでしか対応できない点を理解しておきましょう。

将来的なメンテナンスコストや手間を考慮した上で購入を決定してください。

中古購入時のチェックポイント

中古でフジゲンミディアムスケールストラトを購入する際は、以下の点を確認してください。

ネックの反り具合は必ずチェックしましょう。

反りがあると音詰まりや演奏のストレスにつながります。

フレットの減り具合も重要な確認ポイントです。

減っている場合はリペア費用が追加で発生するため、購入価格に上乗せして考える必要があります。

パーツの交換歴を把握することも大切です。

純正パーツでない場合は音の傾向が変わっている可能性があります。

シリアルナンバーで年式を確認し、ケースや付属品が揃っているかどうかもチェックしてください。

リセールバリューについて

フジゲンのギターは中古市場でも安定した人気があります。

ただし、海外では「FGNは再販価値が高い、よく知られたブランドではない」という意見も存在します。

頻繁にギターを売買する方には向かない可能性があることを考慮してください。

長く使い続ける前提であれば、品質と価格のバランスが優れたフジゲンは良い選択といえます。

フジゲンミディアムスケールストラトが向いている人・向いていない人

ここまでの情報を踏まえ、フジゲンミディアムスケールストラトが適している人と、そうでない人を整理します。

自分に合ったギターかどうかの判断材料にしてください。

向いている人

手が小さい方や指が短い方には、ミディアムスケールの恩恵が大きいです。

ストレッチフレーズを多用する演奏スタイルの方にも適しています。

軽いタッチでチョーキングしたい方には、弦テンションの低さがメリットになります。

軽量でコンパクトなギターを求める方にもおすすめできます。

国産の高品質ギターを求める方には、フジゲンの作りの良さが満足度につながるでしょう。

長く付き合える1本を探している方には、耐久性と信頼性の高いフジゲンが適しています。

初心者の方にも、癖のない作りで正しい演奏習慣が身につきやすい点でおすすめできます。

向いていない人

ストラト特有の「鈴鳴り」サウンドを最重視する方には、期待と異なる可能性があります。

ガツンとした硬い音が好みの方には、セッティングの工夫が必要になるかもしれません。

頻繁にギターを売買する方には、リセールバリューの面で不向きな場合があります。

フレット交換を自由なショップで行いたい方には、C.F.S.の制約がデメリットになります。

フェンダーのブランドロゴやヘッドシェイプにこだわりがある方には、フェンダージャパンの方が適しているでしょう。

まとめ:フジゲンミディアムスケールストラトの評判と選び方

  • フジゲンミディアムスケールストラトはスケール628mmで通常より約2cm短い設計である
  • C.F.S.(サークルフレッティングシステム)により演奏性とサステインが向上している
  • ナット幅42mmで通常のストラトと同じ感覚で演奏できる
  • GOTOH製パーツや布巻き配線材など細部の品質が高い
  • フェンダージャパンのミディアムスケールよりスペックが充実している
  • 音質は柔らかく倍音豊かだがストラト特有の鈴鳴りには欠ける傾向がある
  • 弦ゲージを太くするなどのセッティング調整で音質補正が可能である
  • ミディアムスケールモデルは少量生産で入手が難しい状況にある
  • C.F.S.搭載モデルはフレット交換がフジゲンでしか対応できない
  • 手が小さい方やストレッチフレーズを多用する方に特におすすめである
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次