MENU

ZOOM G6の評価と評判|買うべきか?口コミと注意点を徹底解説

ZOOM G6は、多くのギタリストから注目を集めるマルチエフェクターです。

発売から数年が経過した現在でも、その人気は衰えることを知りません。

「G6の実際の音質はどうなんだろう?」「操作性は本当に簡単?」「今から買っても後悔しないだろうか?」といった疑問や不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、ZOOM G6の評価について、インターネット上の様々な評判や口コミを徹底的に分析し、その特徴やスペック、実際のユーザーが感じているメリット・デメリットを網羅的に解説します。

この記事を最後まで読めば、ZOOM G6があなたにとって本当に「買い」の機材なのか、その答えがきっと見つかるはずです。

目次

ZOOM G6の総合評価|発売から数年経った今も「買い」なのか?

結論:G11譲りの高音質を半額で実現した高コスパ機

ZOOM G6の総合的な評価は、「上位機種G11のサウンドクオリティを、約半額の価格で実現した非常にコストパフォーマンスの高いマルチエフェクター」であると言えます。

多くのユーザーレビューで、そのサウンドがフラッグシップモデルであるG11と遜色ないレベルであると評価されており、ZOOMならではの価格設定と性能のバランスが絶賛されています。

発売から時間は経っていますが、タッチパネルによる直感的な操作性や十分な機能性を備えており、今なお多くのギタリストにとって魅力的な選択肢であり続けています。

G6はどんなギタリストにおすすめ?向いている人・向いていない人

ZOOM G6は多くのギタリストにおすすめできますが、特に以下のような方に最適です。

【向いている人】

  • コストパフォーマンスを重視する方
  • 初めて本格的なマルチエフェクターを使う初心者の方
  • 難しい操作は苦手で、直感的に音作りを楽しみたい方
  • 自宅での練習からライブまで一台で完結させたい方
  • 軽量な機材でフットワーク軽く活動したい方

一方で、以下のような方には他の選択肢を検討する方が良いかもしれません。

【向いていない人】

  • DSPパワーを最大限に使い、複雑なエフェクトチェーンを組みたい方
  • ルーパー機能を多用し、長時間の録音や完璧な同期を求める方
  • PCソフトでの安定したエディット環境を最優先する方
  • ベースも演奏し、一台でギターとベース両方に対応させたい方

BOSSやNUXなど他社ライバル製品との立ち位置の違い

マルチエフェクター市場にはBOSSやNUXなど多くのライバル製品が存在します。

その中でZOOM G6は、特に「直感的な操作性」と「コストパフォーマンス」において独自の立ち位置を確立しています。

BOSSの製品は堅牢性や安定性、現場での信頼性に定評があり、プロの使用者も多いです。

NUXなどの新興メーカーは、先進的な機能やさらに低価格なモデルで人気を集めています。

G6は、これらの製品と比較して、スマホのようなタッチパネル操作で誰でも簡単に扱える手軽さと、フラッグシップ譲りの高音質を両立している点が大きな強みと言えるでしょう。

【良い評判】ZOOM G6のメリットと高く評価されているポイント

最大の魅力は圧倒的なコストパフォーマンス

ZOOM G6が最も高く評価されている点は、その圧倒的なコストパフォーマンスです。

多くのレビューで「この価格でこの機能と音質は驚異的」といった声が見られます。

実売価格3万円台で、上位機種に匹敵するサウンド、タッチパネル、ルーパー、オーディオインターフェイス機能などを搭載しており、初心者から上級者まで、幅広い層のギタリストが満足できる内容となっています。

フラッグシップ機G11と同等のリアルなアンプモデルと音質

G6の心臓部には、フラッグシップモデル『G11』と同じ最先端のエフェクトプロセッシング技術が採用されています。

実際に両機種を比較したユーザーからは、「正直、G11と同じ音だと思った」という感想が寄せられており、音質面での妥協がないことが伺えます。

特にZOOMオリジナルのアンプモデルは評価が高く、従来のマルチエフェクターにありがちなデジタル臭さを感じさせない、リアルで抜けの良いサウンドを実現しています。

タッチパネルで直感的!マニュアル要らずの簡単な操作性

4.3インチのカラータッチスクリーンを搭載している点も、G6の大きなメリットです。

エフェクターの接続順の入れ替えやパラメータの調整が、まるでスマートフォンのアプリを操作するような感覚でドラッグ&ドロップで行えます。

「マニュアルを読まなくてもすぐに使えた」「音作りが楽しくなった」という声が多く、複雑な操作が苦手な方でもストレスなく扱うことが可能です。

練習や作曲が捗るルーパー機能と68種類のリズムパターン

G6には、練習や楽曲制作に非常に便利な機能が搭載されています。

最大ステレオ45秒(モノラル90秒)のフレーズを録音できるルーパー機能と、68種類もの多彩なリズムパターン機能です。

リズムパターンに合わせてバッキングを録音し、その上でソロを重ねて練習するといった使い方ができ、日々のギター練習をより楽しく、効率的に進める手助けとなります。

軽量コンパクトでライブやスタジオへの持ち運びも簡単

本体重量は約1.94kgと、多機能なフロア型マルチエフェクターとしては非常に軽量です。

「片手でヒョイと持てる」「ギグバッグのポケットにも収まる」といったレビューもあり、電車移動などが多いギタリストにとって、この可搬性の高さは大きなアドバンテージになります。

スタジオやライブハウスへの持ち運びが苦にならず、どこでも自分のサウンド環境を再現できるのは嬉しいポイントです。

センド/リターン端子搭載で手持ちエフェクターも活かせる

G6にはセンド/リターン端子が装備されており、お気に入りのコンパクトエフェクターや空間系ペダルなどをシステムに組み込むことができます。

「G6の歪みは少し物足りないから、愛用のオーバードライブを使いたい」といった場合でも、G6のエフェクトチェーンの好きな位置に外部ペダルを接続可能です。

これにより、G6の利便性と自分のこだわりのサウンドを両立させられます。

【悪い評判】購入前に知るべきZOOM G6の注意点とデメリット

DSPパワー不足?アンプとIR同時使用時の制限について

G6のデメリットとして最も多く指摘されるのが、DSP(デジタル信号処理)パワーの制限です。

特に、音質を格段に向上させる「アンプモデリング」と「IR(インパルスレスポンス)」を同時に使用すると、DSPパワーの約50%を消費してしまうという報告があります。

そのため、その後に接続できるエフェクトの数に限りが出てしまい、複雑で凝った音作りをしたい場合には物足りなさを感じる可能性があります。

ルーパー機能の仕様と操作性の課題(同期ズレ・録音時間)

練習に便利なルーパー機能ですが、いくつかの課題も指摘されています。

SDカードへの書き込みエラーが稀に発生する、停止後に再スタートすると内蔵リズムと同期がズレてしまう、といった仕様上の問題点です。

また、本体メモリでの録音時間はステレオ45秒と、他のハイエンド機と比較すると短めです。

簡単なフレーズ練習には十分ですが、ルーパーを駆使したパフォーマンスをメインに考えている方には注意が必要です。

PCソフト「Guitar Lab」が不安定・フリーズするとの声も

PC上でパッチの編集や管理ができる専用ソフトウェア「Guitar Lab」ですが、ユーザーからは「接続が頻繁に切れる」「フリーズすることがある」といった不安定さへの不満の声が上がっています。

また、元々G6専用に設計されたソフトウェアではないため、一部の機能が使いにくいと感じることもあるようです。

本体での操作性が高い分、PCでの快適なエディットを期待していると、少しストレスを感じるかもしれません。

マスターボリュームの位置やUSB-C非対応など細かな不満点

機能面以外では、細かな設計に対する不満点もいくつか見られます。

代表的なのが、マスターボリュームのツマミが背面(シールドを接続する面)にあり、操作しにくいという点です。

また、PCとの接続が最新のUSB Type-Cではなく、旧来のMicro-B端子であることも、一部のユーザーにとってはマイナスポイントとなっています。

ベーシストは注意!ベース用のアンプモデルは未搭載

これはギタリストには直接関係ありませんが、非常に重要な注意点です。

ZOOMのマルチエフェクターには従来、ベース用のアンプモデルやエフェクトも搭載されていることが多かったのですが、G6には搭載されていません。

ギターとベースを両方プレイする方が、DTMなどでG6一台で完結させようと考えている場合は、この点を必ず確認しておく必要があります。

ZOOM G6の「音質」を徹底レビュー|オリジナルアンプとIRの実力

「デジタル臭い」は本当?ユーザーのリアルな音質レビューまとめ

一部のネット評価では「ZOOMの音はデジタル臭い」という意見も見られますが、G6に関してはその評価は当てはまらないようです。

多くのユーザーが「モニターヘッドホンで聴く限り、もうこれだけで十分と思える音が出る」「アンプを通しても音が良く通る」と高評価を下しています。

フラッグシップ機G11譲りのプロセッシング技術により、解像度が高く、生々しいアンプサウンドを実現しているのがG6の音質の大きな特徴です。

KRAMPUSが人気!即戦力のZOOMオリジナルアンプ6種を解説

G6には16種類の定番アンプモデルに加え、ZOOMが独自に開発した6種類のオリジナルアンプモデルが搭載されています。

これらは非常に評価が高く、特に「KRAMPUS」はモダンハイゲインの重厚さとブリティッシュアンプのブライトさを両立したサウンドで人気です。

その他にも、極上のクリーンサウンドを作る「REDLOOM」や、ブルースに最適なヴィンテージサウンドの「MUDDY」など、どれも即戦力となるクオリティを誇ります。

オリジナルアンプ特徴
KRAMPUSモダンハイゲインとブリティッシュアンプを融合させた万能なドライブサウンド
REDLOOM豊かな倍音を持つ、透き通るようなクリーンサウンド
VELVETリードとバッキングの両立を想定した、バランスの良いスムーズなサウンド
MUDDYブルースやロックに最適な、ナチュラルなクランチサウンド
7 HEAVEN7弦・8弦ギターに最適な、タイトなローエンドを持つメタルサウンド
POLLEXドロップチューニングやDjentに適した、テクニカルなサウンド

IR(インパルスレスポンス)機能で何が変わる?音作りの幅と可能性

G6は、IR(インパルスレスポンス)ローダー機能を搭載しています。

IRとは、実際のスピーカーキャビネットやマイク、部屋の響きなどを録音した音響特性データのことです。

これを使用することで、従来のキャビネットシミュレーターよりも格段にリアルで、空気感のあるサウンドを生み出せます。

G6には即戦力のIRデータが70種類プリセットされているほか、外部のIRデータも読み込み可能です。

この機能により、音作りの幅とリアリティが飛躍的に向上します。

ZNR(ノイズリダクション)はかけすぎ注意?音痩せの口コミ

ZNR(ZOOM Noise Reduction)は強力なノイズ除去機能ですが、使い方には少し注意が必要です。

一部のユーザーからは「ZNRをONにするとギター本来の鳴りやサスティンが聞こえなくなる」という、いわゆる”音痩せ”に関する指摘があります。

特にクリーンサウンドや繊細なピッキングニュアンスを重視する場面では、ZNRをオフにするか、効き具合を弱めに設定するのがおすすめです。

ZOOM G6の主な特徴と使い方|多彩な機能を使いこなす

スマホ感覚で音作りができる4.3インチ・カラータッチスクリーン

G6の最大の特徴は、4.3インチのカラータッチスクリーンによる直感的な操作性です。

画面上に表示されたエフェクターのアイコンを指でドラッグ&ドロップして接続順を入れ替えたり、タップしてパラメータを調整したりと、まるでスマートフォンのように扱えます。

このユーザーフレンドリーなインターフェースにより、マルチエフェクター初心者でも迷うことなく、自分だけのサウンドを創造できます。

ライブや練習で役立つ4つの「PLAY MODE」とは?

G6には、演奏シーンに応じて最適な操作環境を提供する4つの「PLAY MODE」が用意されています。

  • EFFECT BOARDモード: コンパクトエフェクターを並べたボードのように、各エフェクトのON/OFFをフットスイッチで個別に操作できます。
  • BANK/PATCHモード: 作成したパッチをバンク単位で切り替える、ライブでの使用に最適なモードです。
  • MEMORYモード: 1つのバンク内の4つのパッチに、フットスイッチですぐにアクセスできるモードです。
  • LOOPERモード: ルーパーの録音、再生、停止などをフットスイッチでコントロールするモードです。

これらのモードを使い分けることで、あらゆる状況に柔軟に対応することが可能です。

オーディオインターフェイスとしての性能とDAWでの使い方

G6は、PC/MacとUSBケーブルで接続することで、2イン/2アウトのオーディオインターフェイスとしても機能します。

これにより、別途オーディオインターフェイスを用意することなく、G6で作ったギターサウンドを直接DAWソフト(音楽制作ソフト)に録音できます。

実際の使用者からは「レイテンシーは最小で3ms程度と低遅延」「録音ファイルがステレオトラックになる」といった報告があり、宅録環境を手軽に構築したいギタリストにとって非常に便利な機能です。

ZOOM G6のスペック一覧|サイズ・重量から入出力端子まで

外形寸法・重量・電源仕様

項目スペック
外形寸法228 mm (D) × 418 mm (W) × 65 mm (H)
重量1.94 kg
電源ACアダプタ DC9V センターマイナス、500 mA(ZOOM AD-16)

同時使用エフェクト数・パッチメモリ・ルーパー録音時間

項目スペック
同時使用エフェクト数最大9エフェクト or 最大7エフェクト+1アンプモデル
パッチユーザーエリア240(ファクトリー/ユーザー兼用)
ルーパー録音時間本体:ステレオ45秒 / モノラル90秒
SDカード使用時:最長2時間
リズムパターン68種類

インプット/アウトプット端子の種類と仕様

項目仕様
入力INPUT、RETURN、AUX IN
出力OUTPUT L/MONO [PHONES]、OUTPUT R、SEND
コントロールFP02M入力
USBUSB2.0 Micro-B
SDカードスロットSD/SDHC/SDXC規格対応カード

ZOOM G6に関するよくある質問(Q&A)

上位機種のG11や下位機種のG2 FOURとの違いは?

上位機種のG11との主な違いは、同時使用エフェクト数(G11は最大9+アンプ)、ルーパーの録音時間(G11は5分)、ユーザープリセット数、そして筐体のサイズと価格です。

音質のコア部分は共通していますが、G11はよりプロフェッショナルな要求に応える仕様になっています。

下位機種のG2 FOURとの比較では、G6の方がタッチパネル搭載、センド/リターン端子あり、フットスイッチ数が多いなど、機能面で大きく上回ります。

プリセットパッチは使える?最新バージョンへのアップデート方法

発売当初のG6に内蔵されていたプリセットパッチは、「ごちゃごちゃしていて使えない」と不評でした。

しかし、その後のファームウェアアップデートで新しいプリセットパッチが提供され、「ヘッドホンで聴く限りとても良くなった」と評価が改善されています。

アップデートは、PC/Macに「Guitar Lab」ソフトウェアをインストールし、G6をUSBで接続することで簡単に行えます。

初期ロットの個体をお持ちの方は、アップデートをおすすめします。

購入時に一緒に買うべきおすすめアクセサリーは?(SDカード/保護フィルム等)

G6をより快適に使うために、以下のアクセサリーを一緒に購入することをおすすめします。

  • SDカード: ルーパーの録音時間を拡張するために必須です。Class10以上の32GB程度のものが一般的です。
  • タッチパネル保護フィルム: 大切なタッチパネルを傷から守ります。5インチワイド用のカーナビフィルムなどが代用できるとの報告もあります。
  • USBケーブル: 付属していないため、PC接続やファームウェアアップデート用に長さのあるUSB A to microBケーブルが必要です。
  • モニターヘッドホン: G6のリアルなサウンドを最大限に活かすために、SONY MDR-7506などの定番モニターヘッドホンが推奨されています。

まとめ:ZOOM G6の評価と購入ガイド

  • G11譲りの高音質を約半額で手に入れられる高コスパ機である
  • タッチパネル操作は直感的で初心者にも扱いやすい
  • KRAMPUSをはじめとするオリジナルアンプの評価が高い
  • DSPパワーには限りがありエフェクトの組み合わせに制限が出る場合がある
  • ルーパー機能は便利だが同期ズレなど注意点も存在する
  • 軽量で持ち運びやすくライブやスタジオでの使用に適している
  • PCソフト「Guitar Lab」は不安定との声がある
  • ベース用アンプは搭載されていないためベーシストには不向き
  • オーディオインターフェイスとしても機能し宅録にも対応可能
  • 初期プリセットは不評だがアップデートで改善されている
よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次