「ギターを始めてみたいけど、どのギターを選べばいいかわからない」。
そんなとき、島村楽器のオリジナルブランド「Lumber(ランバー)」が選択肢に挙がるかもしれません。
しかし、価格が安いだけに「本当に大丈夫?」「すぐに壊れたりしない?」といった評判が気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、Lumberギターの実際の評判や特徴、メリット・デメリットを徹底的に解説します。
Lumberギターの値段やモデルごとの違い、初心者におすすめの選び方まで詳しく紹介するので、あなたが後悔しないギター選びをするための手助けとなるはずです。
結論:Lumber(ランバー)ギターの評判は?初心者におすすめか解説
【総評】Lumberギターはこんな人におすすめ!
Lumber(ランバー)ギターは、特に「ギターを始めたいけれど、あまりお金はかけたくない」と考えている初心者に最適な選択肢です。
全国展開する島村楽器のブランドという信頼性がありながら、1万円台から購入できる手頃さが最大の魅力と言えます。
具体的には、以下のような方に強くおすすめできます。
- ギターを初めて購入する人
- できるだけ初期費用を抑えたい人
- 安くても品質が安定しているギターが欲しい人
- 信頼できる楽器店で購入したい人
- まずは気軽に音楽を楽しみたいと考えている人
良い評判と悪い評判の早見表
Lumberギターの評判をまとめると、以下のようになります。
良い評判(メリット) | 悪い評判(デメリット) |
---|---|
とにかく価格が安い | 本格的に使うには音が物足りない |
価格の割に品質が安定している | モデルによっては弾きにくいと感じる人もいる |
島村楽器で購入できる安心感 | 上位モデルとのスペック差は明確 |
必要なものが揃うセットがある | 中古品はコンディションに注意が必要 |
この記事を読めば分かること
この記事では、Lumberギターに関するあらゆる疑問にお答えします。
基本情報からモデル別の選び方、購入前に知っておきたい注意点まで網羅しているため、読み終える頃にはLumberギターが自分に合っているかどうかを明確に判断できるようになります。
Lumber(ランバー)ギターとは?基本情報を知ろう
島村楽器が手がける初心者向けのオリジナルブランド
Lumber(ランバー)は、国内最大級の楽器店「島村楽器」が展開するオリジナルブランドです。
そのコンセプトは「初心者向けに手に入れやすく、音楽を好きになってもらうこと」。
長年楽器販売に携わってきた島村楽器のノウハウを活かし、低価格でありながら初心者が安心して使える品質を実現しています。
全国の店舗で実際に試奏したり、スタッフに相談したりできるのも大きな強みです。
主なギターの種類とラインナップ一覧
Lumberブランドでは、アコースティックギターを中心に、さまざまな種類のモデルを展開しています。
これにより、ユーザーは自分の演奏したい音楽ジャンルや用途に合わせて選ぶことが可能です。
- アコースティックギター: 最も一般的なタイプで、生音の響きを楽しめます。
- エレクトリックアコースティックギター(エレアコ): アンプに接続して大きな音を出せるため、ライブでの使用にも対応します。
- クラシックギター/ガットギター: ナイロン弦を使用し、柔らかく温かみのある音色が特徴です。
品番(LD, LF, L100Mなど)の見方とボディサイズの違い
Lumberギターの品番には、そのギターの形状や特徴が示されています。
これを知っておくと、自分に合ったモデルを選びやすくなります。
品番の記号 | 種類 | 特徴 |
---|---|---|
LD | ドレッドノート | ボディが大きく、パワフルで豊かな音量が出る。弾き語りに最適。 |
LF | フォーク(オーディトリアム) | 標準的なサイズで抱えやすく、バランスの取れた音色。 |
L100M | ミニギター | 通常より小さいサイズで、お子様や手の小さい方でも弾きやすい。 |
CE/E | エレアコ | 品番の末尾に付く。ピックアップ搭載のエレアコモデルを示す。 |
Lumberギターの悪い評判・デメリットは?

「音が鳴りきらない」「弾きにくい」という口コミの真相
一部のレビューでは、「音がこもって鳴りきらない」「弦が硬くて弾きにくい」といった声が見られます。
これは、価格を抑えるために使用されている木材やパーツが上位モデルとは異なるため、ある程度は仕方ない部分です。
また、工場出荷時の弦高(弦と指板の距離)がやや高めに設定されていることがあり、これが弾きにくさにつながるケースもあります。
ただし、これらの点は楽器店で調整してもらうことで改善できる場合がほとんどです。
本格的に長く使うには物足りない?ギターの限界点
Lumberギターは、あくまで「初心者がギターを始めるための入門機」という位置づけです。
そのため、ある程度上達してきて、より豊かな表現力や繊細な音色を求めるようになると、物足りなさを感じる可能性があります。
将来的にライブ活動を本格的に行いたい、レコーディングで使いたいといった目標がある場合は、初めからもう少し上の価格帯のギターを検討するのも一つの手です。
中古品は状態の確認が必須
リサイクルショップやフリマアプリでLumberギターが安く販売されていることがあります。
しかし、中古のギターは前の所有者の保管状況によってネックが反っていたり、見えない部分にダメージがあったりするリスクが伴います。
特に初心者が状態の良し悪しを見極めるのは難しいため、可能な限り新品を信頼できる楽器店で購入することをおすすめします。
後悔しない!Lumberギターの良い評判・メリット
1万円台から買える圧倒的な安さ
Lumberギター最大のメリットは、その圧倒的なコストパフォーマンスです。
モデルによっては1万円台半ばから購入可能で、最も高価なモデルでも2万5千円程度に収まります。
ギターを始めるには本体以外にもチューナーやピックなどが必要になりますが、Lumberなら初期投資を大幅に抑えることができます。
価格以上の品質!安かろう悪だろうではない理由
「安かろう悪かろう」というイメージを持たれがちですが、Lumberギターは最低限の品質をしっかりとクリアしています。
極端なネックの反りや仕上げの粗さといった、格安ギターにありがちな致命的な欠陥はほとんどありません。
これは、全国で品質基準を設けて販売する島村楽器のブランドだからこそ実現できる安定性であり、初心者が「ひどいギター」を引いてしまうリスクを避けられる大きなメリットです。
全国の島村楽器で試奏・購入できる安心感
Lumberギターは、全国各地にある島村楽器の店舗で実際に手に取って試奏することができます。
ギターは同じモデルでも個体差があるため、購入前に自分で弾き心地や音を確認できるのは非常に重要です。
また、購入後のメンテナンスや修理の相談がしやすい点も、初心者にとっては心強いポイントでしょう。
必要なものが揃うアクセサリーセットも魅力
島村楽器では、Lumberギター本体に加えて、チューナー、ピック、ストラップ、教則本、ギタースタンドなど、演奏を始めるのに必要なアクセサリーが一式揃ったセットも販売されています。
何から揃えれば良いかわからない初心者にとって、これ一つで全てが完結するのは非常に便利で、結果的にコストを抑えることにも繋がります。
Lumberギターの値段はいくら?モデル別価格とコスパを検証
主要モデルの価格帯一覧
Lumberギターの価格は、モデルの仕様によって異なりますが、全体的に非常にリーズナブルな設定になっています。
以下は、主要モデルのおおよその価格帯です(2024年時点の参考価格)。
モデル系統 | タイプ | 参考価格(税込) |
---|---|---|
LDG10 / LFG10 | スタンダード・アコギ | 約15,000円~ |
LF3 / LF3NA | コンパクト・アコギ | 約17,000円~ |
L100M | ミニギター | 約13,000円~ |
LDG20 | 単板トップ・アコギ | 約22,000円~ |
LF5E | エレアコ | 約22,000円~ |
初心者セットは本当にお得?内容をチェック
Lumberギターの初心者セットは、個別にアクセサリーを買い揃えるよりも割安になる場合が多く、非常にお得です。
一般的なセットには、チューナー、ストラップ、交換弦、ピック、カポタスト、クロス、教則本、ギタースタンドなどが含まれます。
これらはすべてギターを弾く上で必要になるものなので、最初にまとめて手に入れておくとスムーズに練習を始めることができます。
コストパフォーマンスは高い?他の格安ギターとの比較
同価格帯の他の格安ギターブランドと比較しても、Lumberのコストパフォーマンスは非常に高いと言えます。
最大の理由は、やはり「島村楽器」というバックボーンの存在です。
品質管理が徹底されており、個体ごとの当たり外れが少ないため、安心して購入できます。
無名のブランドで同価格帯のものを買うよりも、信頼性と品質の安定性において優位性があります。
【目的別】Lumberギターのおすすめモデルと選び方
まずはこれ!一番人気のスタンダードモデル「LFG10」「LDG10」
どのモデルにすれば良いか迷ったら、まずは「LFG10」か「LDG10」を検討するのがおすすめです。
「LDG10」はドレッドノートタイプでパワフルなサウンドが特徴、「LFG10」は少し小ぶりなフォークタイプで抱えやすくバランスが良いサウンドが特徴です。
どちらもアコースティックギターの基本を押さえたモデルで、最初の1本として間違いのない選択肢と言えます。
女性や子供に最適!コンパクトなモデル「LF3」「LF3NA」
「LF3」や「LF3NA」は、通常のアコースティックギターよりもボディがコンパクトに設計されています。
そのため、小柄な方や女性、お子様でも無理なく構えることができ、長時間の練習でも疲れにくいのがメリットです。
これからギターを始める方に優しい、扱いやすさを重視したモデルです。
持ち運びも楽なミニギター「L100M」
「L100M」はさらに小さいサイズのミニギターです。
弦長(スケール)も短いため弦の張りが柔らかく、指の力が弱い方でも弦を押さえやすいのが特徴です。
その小ささからアウトドアへの持ち出しや、リビングで気軽に爪弾くセカンドギターとしても人気があります。
ライブでも使えるエレアコモデル「LF5E」「LCG5ENA」
もし今後、人前で演奏したり、ライブに出演したりすることを考えているなら、エレアコモデルがおすすめです。
「LF5E」やナイロン弦の「LCG5ENA」は、アンプに繋いで音を大きくすることができます。
チューナー機能付きのプリアンプを搭載しているモデルも多く、手元で音量や音質の調整ができるため非常に便利です。
豊かな音量が魅力のモデル「LJ250」
「LJ250」は、ラウンドショルダーと呼ばれる丸みを帯びたボディ形状が特徴です。
この形状により、ふくよかで豊かな音量が得られ、特にストロークで力強くかき鳴らすような弾き語りスタイルによく合います。
スタンダードなモデルから一歩進んだサウンドを求める方におすすめです。
Lumberギター購入前に知っておきたいQ&A
どこで買うのが一番いい?
Lumberギターの購入は、島村楽器の店舗が最もおすすめです。
専門知識を持ったスタッフに相談しながら、実際にギターを試奏して選ぶことができるからです。
もし近くに店舗がない場合は、島村楽器の公式オンラインストアを利用すると良いでしょう。
検品された商品が届くため、安心して購入できます。
ギターの寿命は何年?長く使うための保管方法
ギターは木材でできているため、湿度や温度の管理が非常に重要です。
適切に保管・メンテナンスを行えば、Lumberギターであっても10年以上は問題なく使用できます。
長期間弾かない場合はケースに入れて保管し、湿度が高すぎたり低すぎたりする場所、直射日光が当たる場所は避けてください。
ギターにスタンドはあったほうがいい?
はい、ギタースタンドはあった方が良いです。
壁に立てかけておくと、倒れてネックが折れるなどの重大な損傷につながる危険性があります。
スタンドに立てておけば安全に保管できるだけでなく、すぐに手に取って練習できるため、上達の助けにもなります。
初心者が挫折しないためのコツは?
多くの初心者が最初の1〜2週間で、指先の痛みやコードがうまく押さえられないことで挫折しがちです。
挫折しないためのコツは、毎日5分でも良いのでギターに触れる習慣をつけることです。
最初は簡単なコード1つをきれいに鳴らす練習から始め、少しずつできることを増やしていくと、達成感を得ながら楽しく続けることができます。
まとめ:Lumberギターの評判を徹底解説
- Lumberギターは島村楽器が展開する初心者向けオリジナルブランドである
- 最大の魅力は1万円台から購入できる手頃な価格設定
- 良い評判は「価格の割に品質が安定している」「店舗で試せる安心感」など
- 悪い評判には「本格的な音を求めるには物足りない」という意見もある
- 品番によってボディサイズが異なり、LDは大きくLFは標準的なサイズ
- 初心者に最も人気があるのはスタンダードモデルのLFG10やLDG10
- 女性や子供にはコンパクトなLF3やLF3NAがおすすめ
- ギターの保管にはスタンドの使用が推奨される
- 購入は実際に試奏できる島村楽器の店舗が最も安心
- コストパフォーマンスが非常に高く、最初の1本として最適な選択肢である