KEMPER Profilerの圧倒的なサウンドクオリティを、ステージで余すことなく表現したい…。
しかし、本体だけでは瞬時の音色切り替えやエフェクト操作に限界を感じていませんか?
この記事では、KEMPER Profiler Remote MK2の全貌を、特徴やスペック、実際の評判や口コミを交えながら徹底的にレビュー解説します。
初代MK1との違いや具体的な使い方まで網羅しているため、あなたのパフォーマンスを次のレベルへ引き上げるための確かな判断材料となるでしょう。
まず結論:KEMPER Profiler Remote MK2は買うべきか?
KEMPER Profiler Remote MK2とは?Kemper専用に設計された究極のフットコントローラー
KEMPER Profiler Remote MK2は、KEMPER Profilerシリーズの性能を最大限に引き出すために設計された、専用のフットコントローラーです。
複雑なMIDI設定を一切必要とせず、1本のイーサネットケーブルで接続するだけで、リグの切り替えやエフェクトのオン/オフなどを直感的に操作できます。
ライブパフォーマンス中の足元での操作を、ストレスなくシームレスに行うことを主な目的として開発されました。
初代(MK1)からの進化点を3つのポイントで解説
初代(MK1)からの主な進化点は、「接続端子の信頼性向上」「堅牢性の強化」「将来的な拡張性」の3つに集約されます。
最も大きな変更点は、接続端子にプロオーディオの現場で高い信頼性を誇るNeutrik社製「etherCONコネクタ」を採用したことです。
これにより、ステージ上での不意なケーブル抜けを物理的に防止し、接続の安定性が格段に向上しました。
また、ツアーでの過酷な使用環境を想定し、筐体設計も見直され、より頑丈な作りになっています。
【総評】ライブパフォーマンスを重視する全てのKemperユーザーにおすすめ
結論として、ステージでのパフォーマンスを少しでも重視するすべてのKEMPERユーザーにとって、Profiler Remote MK2は「買うべき」と言える製品です。
足元での優れた操作性、暗いステージでも見やすい視認性、そして何よりツアーにも耐えうる信頼性は、KEMPER本体のポテンシャルを解放します。
これにより、プレイヤーは機材トラブルの心配から解放され、演奏そのものに集中できる環境を手に入れることができるでしょう。
自宅での音作りがメインのユーザーであっても、ルーパー機能やペダル接続による表現力の向上は大きなメリットとなります。
KEMPER Profiler Remote MK2のリアルな評判・口コミを徹底レビュー
【メリット】直感的な操作性!複雑なMIDI設定から解放される手軽さ
KEMPER Profiler Remote MK2が最も評価されている点は、その圧倒的な操作性の良さです。
多くのフットコントローラーが必要とする複雑なMIDIプログラミングの知識は一切不要です。
例えば、特定のエフェクトをフットスイッチに割り当てたい場合、Remote側で任意のエフェクトボタンを押しながら、Profiler本体のエフェクトモジュールボタンを同時に押すだけで紐づけが完了します。
このシンプルさにより、誰でも簡単に、かつ迅速に自分のプレイスタイルに合わせたセッティングを構築可能です。
【メリット】ツアーでも安心!戦車のように頑丈な筐体と視認性の高いディスプレイ
「戦車のように頑丈」と評されるほどの堅牢な筐体は、頻繁に機材を運搬するツアーミュージシャンにとって絶大な安心感をもたらします。
激しいステージングで踏みつけてもびくともしない耐久性は、プロの現場で長く使い続けるための必須条件を満たしています。
さらに、大型のイルミネーションディスプレイは非常に視認性が高く、照明が暗いステージや、離れた場所からでも現在の設定をひと目で確認できる点も高く評価されています。
【注意点】Remote単体で音質は変わらない!あくまで本体の性能を引き出すためのツール
購入前に理解しておくべき重要な注意点として、Profiler Remote MK2はあくまで「コントローラー」であり、これ自体が音質を変化させたり向上させたりするものではない、ということが挙げられます。
サウンドのクオリティは、接続するKEMPER Profiler本体の性能に完全に依存します。
この製品の価値は、Profilerが持つ多彩なサウンドや機能を、いかにスムーズに、そして確実に引き出すかという「操作性」と「利便性」にあります。
ネット上の良い評判・悪い口コミをまとめて紹介
ネット上では、その利便性と堅牢性に対する肯定的な意見が多数見られます。
良い評判としては「接続と設定が信じられないほど簡単」「とにかく頑丈でライブでも安心」「ディスプレイが明るく見やすい」といった声が目立ちます。
一方で、悪い口コミとしては「機能に対して価格が高い」という意見が散見されます。
また、「サイズがやや大きく、コンパクトなボードには収めにくい」と感じるユーザーもいるようです。
購入を検討する際は、これらの両方の意見を参考に、自身の使用環境や予算と照らし合わせることが重要です。
初代(MK1)との違いは?買い替えるべきかを徹底比較
一目でわかる新旧モデルのスペック・機能比較表
初代(MK1)とMK2の主な違いを以下の表にまとめました。
| 機能・スペック | PROFILER Remote MK1 | PROFILER Remote MK2 | 備考 |
|---|---|---|---|
| 接続端子 | 標準イーサネット(RJ45) | Neutrik etherCON | 信頼性と耐久性が向上 |
| 筐体の堅牢性 | 高い | より高い | プロのツアーでの使用をより想定 |
| 対応機種 | MK1/MK2シリーズ全モデル | MK1/MK2シリーズ全モデル | 互換性に違いはない |
| 基本機能 | 同等 | 同等 | スイッチ数、ペダル接続数などは同じ |
| 価格 | 生産完了 | ¥86,900(税込)前後 | 2024年時点での新品参考価格 |
接続端子がNeutrik etherCONに変更されたことの真のメリットとは?
最大の変更点であるetherCONコネクタの採用は、プロの現場における信頼性を飛躍的に高めるためのものです。
一般的なRJ45端子とは異なり、etherCONはロック機構を備えています。
これにより、演奏中に誤ってケーブルを引っ張ったり、足が当たったりしても、ケーブルが抜ける心配がありません。
ライブ中の音切れという最悪の事態を防ぐこの仕様変更は、特に頻繁にステージに立つミュージシャンにとって計り知れないメリットと言えるでしょう。
結論:初代ユーザーは今すぐ買い替える価値があるか?
初代MK1ユーザーがMK2に買い替えるべきかどうかの判断は、使用環境に大きく左右されます。
頻繁にライブを行い、機材の運搬や設営を繰り返すツアーミュージシャンや、接続の安定性に少しでも不安を感じたくない方であれば、買い替える価値は非常に高いです。
一方で、主に自宅や固定のスタジオで使用しており、現在のMK1に接続上のトラブルや不満を感じていない場合は、急いで買い替える必要性は低いかもしれません。
自身の活動スタイルを考慮して、信頼性向上のメリットが価格に見合うかを判断することをおすすめします。
KEMPER Profiler Remote MK2の全機能と使い方を完全ガイド
リグやパフォーマンスを瞬時に切り替える5つのフットスイッチ
Remote MK2の最も基本的な機能は、下段に配置された5つのフットスイッチによるサウンドの切り替えです。
これらのスイッチには、Profiler本体に保存されている個別の「リグ(アンプやエフェクトの設定)」を割り当てることができます。
さらに、バンクを切り替えることで、5つ以上のリグにもアクセス可能となり、ライブの曲順に合わせたサウンドセット(パフォーマンス)を瞬時に呼び出すことが可能です。
ライブ中の必須機能「チューナー」と「タップテンポ」へのアクセス方法
本体上部には専用のボタンが配置されており、ライブ中に必要不可欠な機能へ簡単にアクセスできます。
「TUNER」ボタンを長押しすれば、大型ディスプレイにチューナー画面が表示され、素早く正確なチューニングが可能です。
また、「TAP」ボタンを足で踏むことで、ディレイタイムなどのBPM設定を曲のテンポにリアルタイムで合わせることができます。
表現の幅を広げる「ルーパー機能」と最大4台のペダル接続
Remote MK2には、最大2分間の録音とオーバーダブが可能なルーパー機能も搭載されています。
フレーズを重ねて即興的なパフォーマンスを行ったり、バッキングを流して練習したりと、創造性を刺激する使い方ができます。
さらに、背面には4つのTRS端子があり、最大4台のエクスプレッションペダルやフットスイッチを接続可能です。
これにより、ボリューム、ワウ、ピッチシフト、あるいは複数のパラメーターを同時に変化させる「Morphing」などを足元で自在にコントロールでき、表現の幅が大きく広がります。
外部MIDI機器もコントロール可能か?その連携方法
はい、外部のMIDI機器もコントロール可能です。
Remote MK2は、Profiler本体のパフォーマンスモードと連動し、MIDI OUT端子からプログラムチェンジメッセージを送信する機能を持っています。
これを利用すれば、リグを切り替えると同時に、外部のMIDI対応エフェクターのプリセットを呼び出すなど、より包括的なシステムコントロールを実現できます。
KEMPER Profiler Remote MK2のスペックと価格情報
詳細スペック一覧(サイズ・重量・付属品)
KEMPER Profiler Remote MK2の公式なスペックは以下の通りです。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 外形寸法(WxDxH) | 420 × 180 × 75 mm |
| 質量 | 2.9 kg |
| 付属品 | イーサネットケーブル(7m) |
| 接続端子 | etherCON(Profiler接続用)、TRS端子 x4(ペダル/スイッチ用)、MIDI OUT |
最新の販売価格と安く購入する方法は?
2024年現在の国内販売価格は、おおよそ86,900円(税込)前後で推移しています。
新品を少しでも安く購入する方法としては、楽器店のセール期間を狙ったり、ポイント還元率の高いECサイトを利用したりするのが一般的です。
また、中古市場にも流通することがありますが、製品の状態や付属品の有無をよく確認することが重要です。
特に、専用のイーサネットケーブルが付属しているかは必ずチェックしましょう。
購入前に解決!KEMPER Profiler Remote MK2のよくある質問(Q&A)
対応機種は?初代Kemper Profilerでも問題なく使える?
はい、問題なく使用できます。
KEMPER Profiler Remote MK2は、初代(MK1)シリーズおよび最新のMK2シリーズの、Head、Rack、PowerHead、PowerRackといった全てのモデルに対応しています。
過去のモデルを使っているユーザーも安心して導入することが可能です。
Kemper Profiler本体の「MK2」とは違う製品?
はい、全く別の製品です。
この記事で解説している「Profiler Remote MK2」は、足元で操作するためのフットコントローラーです。
一方、「Kemper Profiler MK2」は、サウンドを生成するアンプシミュレーター本体の後継機を指します。
両者は連携して使用しますが、それぞれ異なる役割を持つ製品ですので、混同しないように注意が必要です。
接続は簡単?必要なケーブルと電源について
接続は非常に簡単です。
付属のイーサネットケーブル1本で、Profiler本体とRemote MK2を接続するだけです。
電源もこのイーサネットケーブルを通じてProfiler本体から供給される(PoE: Power over Ethernet)ため、別途ACアダプターなどの電源を用意する必要はありません。
まとめ:KEMPER Profiler Remote MK2 レビュー解説
KEMPER Profiler Remote MK2のメリット・デメリットを再確認
KEMPER Profiler Remote MK2は、KEMPERのポテンシャルを最大限に引き出すための優れたツールですが、改めてメリットとデメリットを整理します。
メリットとしては、複雑な設定が不要な直感的操作性、ツアーにも耐える圧倒的な堅牢性、そしてケーブル1本で完結する簡単な接続方法が挙げられます。
一方、デメリットは、コントローラーとしては比較的高価であること、そして音質自体が向上するわけではないという点です。
最終的にこんな人におすすめ!購入を推奨するユーザー像
以上のレビュー解説を踏まえ、KEMPER Profiler Remote MK2は以下のような方に特におすすめです。
- ライブパフォーマンスでの操作性と信頼性を向上させたい全てのKEMPERユーザー
- MIDIの複雑なプログラミングに時間をかけたくない方
- 頻繁な機材運搬や過酷なステージ環境に耐えうる機材を求めるツアーミュージシャン
- ルーパー機能や複数のエクスプレッションペダルを駆使して、表現の幅を広げたい方
このフットコントローラーは、あなたのKEMPERライフをより快適で創造的なものに変える、最高のパートナーとなるでしょう。
- Remote MK2はKemper Profiler専用のフットコントローラーである
- 複雑なMIDI設定は不要で直感的な操作が可能である
- 初代(MK1)からの進化点は主に接続端子の信頼性向上である
- Neutrik etherCONコネクタ採用でステージでの断線を防ぐ
- 戦車のように頑丈な筐体はツアーミュージシャンに最適である
- 5つのフットスイッチでリグやパフォーマンスを瞬時に切り替えられる
- ルーパー機能や最大4台のペダル接続で表現力が拡大する
- このコントローラー単体で音質が向上するわけではない
- 対応機種はMK1とMK2のProfiler全モデルである
- ライブでの使用を重視する全てのKemperユーザーに推奨される

