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Donner Yellow Fall IIレビュー解説!2in1ペダルの実力は?

ギターの音作りにおいて、空間系のエフェクターはサウンドに深みと広がりを与える不可欠な要素です。

しかし、ディレイとリバーブを別々に揃えようとすると、エフェクターボードのスペースを圧迫したり、予算が膨らんでしまったりと悩むことも多いのではないでしょうか。

この記事では、そんな悩みを一台で解決する「Donner Yellow Fall II」について、詳細なレビュー解説を行います。

コストパフォーマンスに定評のあるDonnerが送り出したこの新モデルは、単なる安価なペダルではありません。

進化した機能や実際の音質、そして購入前に知っておくべき注意点まで、余すところなくお伝えします。

この記事を読むことで、Donner Yellow Fall IIがあなたのプレイスタイルにフィットする機材かどうかが明確になるはずです。

目次

Donner Yellow Fall IIとは?進化した2in1空間系ペダルの特徴

Donner Yellow Fall IIは、近年のコンパクトエフェクター市場において注目を集める「Versaシリーズ」の一つです。

最大の特徴は、一台のコンパクトな筐体の中に、本格的なディレイとリバーブの機能を凝縮している点にあります。

ギタリストにとって、限られたボードスペースを有効活用できる2in1ペダルは非常に魅力的な選択肢と言えるでしょう。

ディレイとリバーブを1台に凝縮したVersaシリーズの最新作

本機は、ギターサウンドに「やまびこ効果」を加えるディレイと、「空間の響き」を加えるリバーブを同時に使用できるマルチエフェクターに近いコンパクトペダルです。

通常、これら二つの効果を得るには二台のペダルを用意し、パッチケーブルで接続する必要があります。

しかし、Yellow Fall IIであれば、ギターとアンプの間にこれ一台を挟むだけで、リッチな空間表現が可能になります。

特に、機材の持ち運びを楽にしたいプレイヤーや、セッティングの手間を減らしたい初心者にとって、この利便性は大きなメリットです。

旧モデル「Yellow Fall」との決定的な違いと進化点

Donnerには「Yellow Fall」という同名のベストセラーモデルが存在しますが、今回紹介する「II」は全くの別物と考えてよいでしょう。

初代Yellow Fallは、シンプルな「アナログディレイ」のみを搭載したペダルでした。

対してYellow Fall IIは、DSP(デジタル信号処理)技術を採用し、ディレイだけでなくリバーブも搭載しています。

さらに、初代にはなかった「タップテンポ機能」や「ステレオ入出力」、「プリセット保存機能」など、現代の演奏環境に求められる多機能さを備えているのが決定的な進化点です。

Donner Yellow Fall IIの基本スペックと価格帯

基本的なスペックとして、本機は9V DC電源(センターマイナス)で駆動します。

消費電流は約300mAと、一般的なアナログペダルよりも多くの電力を必要とするため、パワーサプライや独立したアダプターの使用が推奨されます。

また、入出力端子はステレオ(TRS)に対応しており、ギターだけでなくシンセサイザーなどへの利用も視野に入れられています。

価格帯は、販売サイトや時期によりますが、おおよそ1万円台前半で推移しています。

二つのエフェクターを個別に買うよりも遥かに安価でありながら、高機能を実現している点が、この製品のスペック上の大きな強みです。

【音質レビュー】3×3モードが生み出す9種類のサウンド

Donner Yellow Fall IIの音質の核となるのが、ディレイとリバーブそれぞれに用意された3つのモードです。

これらを組み合わせることで、合計9種類もの異なるサウンドキャラクターを生み出すことができます。

ここでは、それぞれの音質特性について具体的に解説します。

3つのディレイモード(Echo・Digital・Vintage)の音質特性

ディレイセクションには、以下の3つのモードが搭載されています。

Echo(エコー)

自然な減衰感が特徴のモードです。

原音を邪魔しないマイルドな繰り返し音が、リードプレイやアルペジオに程よい厚みを加えます。

Digital(デジタル)

きらびやかでクリアな反響音が特徴です。

入力された音をそのまま劣化させずに繰り返すため、リズムに正確なフレーズや、現代的なサウンドメイクに適しています。

Vintage(ヴィンテージ)

古いテープエコーのような、温かみと揺らぎのあるサウンドを再現しています。

高域が削れたローファイな質感は、ブルースやロックなどのクラシックなジャンルと相性が抜群です。

3つのリバーブモード(Hall・Room・Plate)の空間表現

リバーブセクションにも、実用的な3つのモードが用意されています。

Hall(ホール)

コンサートホールのような広大な空間の響きをシミュレートしています。

長く美しい余韻が得られるため、バラードやソロギターなど、壮大な雰囲気を演出したい場合に最適です。

Room(ルーム)

スタジオや小さな部屋のような、密度の高い短い残響音が特徴です。

音がぼやけすぎないため、バッキングやカッティングなど、リズムを重視するプレイでも音の輪郭を保てます。

Plate(プレート)

鉄板を振動させる方式の古いスタジオ機器(プレートリバーブ)を再現しています。

独特の金属的な輝きを含んだ響きがあり、ボーカルやクリーントーンのギターを艶やかに聴かせる効果があります。

ディレイとリバーブの組み合わせによるサウンドバリエーション

本機の真骨頂は、これら3×3のモードを自由に組み合わせられる点にあります。

例えば、「Digitalディレイ × Plateリバーブ」で80年代風のクリスタルなクリーントーンを作ったり、「Vintageディレイ × Hallリバーブ」でポストロックのような幻想的なアンビエントサウンドを作ったりすることが可能です。

DSP技術により、複数のエフェクトを同時にかけても音が濁りにくく、各エフェクトの分離感が保たれている点も評価できるポイントです。

【機能レビュー】操作性と実戦での使い勝手

多機能なペダルは操作が複雑になりがちですが、Donner Yellow Fall IIは直感的に扱えるよう工夫されています。

ここでは、実際の演奏シーンで役立つ具体的な機能と操作性について解説します。

プリセット機能の使い方|お気に入りの設定を瞬時に呼び出す方法

この価格帯のペダルとしては珍しく、ユーザー自身が作った設定を保存できるプリセット機能が搭載されています。

本体には物理的なノブがありますが、これとは別に設定を記憶させることが可能です。

操作はシンプルで、好みの音を作った状態でフットスイッチや専用ボタンを長押しするだけで保存が完了します。

これにより、曲の展開に合わせて「Aメロは薄いリバーブ」「ソロは深いディレイ」といった切り替えを、足元の操作だけで瞬時に行うことができます。

2つのタップテンポモード|デスクトップ用とライブ用の違い

ディレイタイム(繰り返しの間隔)を感覚的に設定できるタップテンポ機能も搭載されており、以下の2つのモードを使い分けることができます。

デスクトップモード

指で本体のボタンをタップしてテンポを決めるモードです。

自宅での練習やDTMなど、机の上に置いて操作する場合に便利です。

ライブモード(フットスイッチモード)

足元のフットスイッチを踏む間隔でテンポを決めるモードです。

演奏中にドラムのテンポに合わせてリアルタイムで修正する場合など、ステージ上での使用に特化しています。

ステレオ入出力対応による音作りの拡張性

Donner Yellow Fall IIは、左右2チャンネルのステレオ入力と出力に対応しています。

モノラル(通常のギターアンプ1台)での使用はもちろんですが、2台のアンプを使ったステレオセットアップでは、空間系エフェクター特有の広がりを最大限に活かすことができます。

また、キーボードやシンセサイザーなどのステレオ楽器を接続する場合にも、音の立体感を損なうことなくエフェクトをかけられるため、ギタリスト以外のミュージシャンにも有用です。

ワンキー・トーンスイッチでの効率的な音作り

効率的な音作りをサポートする機能として、トーンスイッチの存在も見逃せません。

この機能を使えば、ディレイとリバーブの音色(明るさや暗さ)を一つの操作で同時に調整したり、バランスを整えたりすることが可能です。

ライブのリハーサルなど、限られた時間の中で素早く「抜けの良い音」や「馴染む音」に調整したい場面で、非常に重宝する機能と言えます。

実際の評判は?ユーザーの口コミから見るメリット

実際にDonner Yellow Fall IIを使用しているユーザーからは、どのような評価が得られているのでしょうか。

多くの口コミやレビューから見えてくる、このペダルの具体的なメリットを紹介します。

省スペースで高機能!エフェクターボードへの組み込みやすさ

最も多く聞かれる高評価は、やはりそのコンパクトさと機能性のバランスです。

「ディレイとリバーブの2台分をこれ1台にまとめられたので、ボードが軽くなった」「空いたスペースに歪みペダルを追加できた」といった声が多く寄せられています。

特に、パッチケーブルの配線が減ることでトラブルのリスクが下がり、電源の確保も一つで済む点は、実用面で大きなメリットとして捉えられています。

1万円台前半で買えるコストパフォーマンスの高さ

価格に対する満足度も非常に高い傾向にあります。

同等の機能(2in1、ステレオ対応、プリセット機能)を持つ有名ブランドのエフェクターと比較すると、半額以下で購入できるケースも珍しくありません。

「サブボード用に安く済ませたかったが、メインでも使えるレベル」「この価格でプリセット機能が付いているのは驚き」といった口コミが散見されます。

デジタルっぽさを感じさせないリッチな空間表現

音質に関しては、「思った以上に音が良い」というポジティブな意見が目立ちます。

安価なマルチエフェクターにありがちな「音がペラペラ」「デジタル臭さが強い」といった不満は少なく、DSPの処理能力の高さが評価されています。

特にリバーブの質感が美しく、クリーンなアルペジオを弾いた際の没入感は、価格以上の価値を感じさせるポイントとなっています。

購入前に知っておくべき注意点とデメリット【本音解説】

メリットの多いDonner Yellow Fall IIですが、購入後に後悔しないためには、いくつかのデメリットや注意点も知っておく必要があります。

ここでは、あえて厳しい視点で、ユーザーが気になった点や仕様上の注意を解説します。

フットスイッチの反応速度(レイテンシー)に関する口コミ検証

一部のユーザーレビューにおいて、「フットスイッチを踏んでからエフェクトがオン/オフになるまでに、ほんのわずかな遅れ(レイテンシー)を感じる」という指摘があります。

これはDSP(デジタル処理)を行うペダルの宿命とも言える現象ですが、曲中のブレイクで一瞬で音を切りたい場合など、シビアなタイミングが要求されるプレイでは気になる可能性があります。

常時かけっぱなしにする使い方であれば問題ありませんが、頻繁にオンオフを繰り返すプレイスタイルの場合は考慮が必要です。

ジャックの硬さや筐体の耐久性について

ハードウェア面では、「シールドを挿すジャックが少し硬い」という報告があります。

これは個体差や使用するプラグの形状にもよりますが、抜き差しの際に少し力が必要な場合があるようです。

また、高級ブティックペダルと比較すると、ノブやスイッチの質感は値段相応といった印象を受けるかもしれません。

過酷なツアー環境でラフに扱う場合は、丁寧な取り扱いを心がけた方が良いでしょう。

トゥルーバイパス仕様と音質変化(ハイ上がり)の有無

本機はトゥルーバイパス仕様を謳っていますが、一部の鋭敏な耳を持つユーザーからは「繋ぐだけで音が少しきらびやかになる(ハイ上がりする)」という意見もあります。

これはバッファーの影響や回路の特性によるものと考えられます。

音が元気になる方向の変化なので好意的に捉える人も多いですが、完全に原音を変えたくないというピュアなサウンド志向の人は、試奏動画などで音の変化を確認することをおすすめします。

電源アダプターは付属しない点に注意(9Vセンターマイナス)

購入時の注意点として、電源アダプターが付属していないことが挙げられます。

また、電池での駆動もできません。

必ず別途、9Vセンターマイナス(300mA以上推奨)のACアダプターか、パワーサプライを用意する必要があります。

消費電流量が大きいため、供給電流が低い安価なアダプターでは正常に動作しない可能性がある点にも注意が必要です。

Donner Yellow Fall IIはどんな人におすすめの機材か?

ここまで解説してきた特徴やメリット・デメリットを踏まえ、Donner Yellow Fall IIは具体的にどのようなプレイヤーにおすすめできるのかを整理します。

初めて空間系エフェクターを導入する初心者

これからエフェクターを揃え始める初心者には、特におすすめの一台です。

ディレイとリバーブという、ギターサウンドを美しくするために必須の二つの効果を、低予算かつ省スペースで手に入れることができます。

音作りの基本を学ぶ教材としても優秀であり、複雑なメニュー操作なしで直感的に空間系の仕組みを理解することができます。

サブボードや宅録用機材を探している中級者

既にメインのボードを持っている中級者以上の方には、サブボード用や自宅練習用、DTM用の機材として最適です。

「ちょっとしたセッションに巨大なボードを持っていくのは大変」という時に、これ一台と歪みペダルがあれば、十分に高品質なサウンドで演奏を楽しむことができます。

また、ステレオ出力対応なので、オーディオインターフェースに繋いで広がりのある録音をしたい場合にも重宝します。

コンパクトなセットで多彩な音を作りたいミニマリスト

機材を極力減らしたい、いわゆる「ミニマリスト」志向のギタリストにも強く推奨できます。

多機能でありながらコンパクトな筐体は、ギターケースのポケットにも余裕で収まります。

プリセット機能を活用すれば、少ない機材でも曲ごとに音色を変えることができ、身軽さと表現力の両立を実現したいプレイヤーの強い味方となるでしょう。

Donner Yellow Fall IIの最安値と購入ガイド

最後に、Donner Yellow Fall IIをお得に手に入れるための情報をお伝えします。

賢く購入して、浮いた予算を他の機材や弦などの消耗品に回しましょう。

Amazon・楽天・その他サイトの価格比較

Donner製品は、主にAmazonでの販売に力を入れています。

基本的にはAmazonのDonner公式ストアや正規代理店からの購入が、在庫状況も安定しており、配送も早いためおすすめです。

楽天市場やYahoo!ショッピングでも取り扱いはありますが、Amazonと比較して価格が若干高い場合や、送料が別途かかるケースもあります。

購入の際は、各サイトのポイント還元率も含めて比較検討すると良いでしょう。

セール時期やクーポンの活用方法

Donner製品は、Amazonの「プライムデー」や「ブラックフライデー」などの大型セール時に、大幅に値引きされる傾向があります。

また、商品ページに期間限定の割引クーポンが表示されていることも頻繁にあります。

急ぎでない場合は、ほしい物リストに入れておき、セールのタイミングを狙うことで、通常よりも数千円安く手に入れられる可能性があります。

定期的に価格をチェックすることが、最安値で購入するコツです。

まとめ:Donner Yellow Fall IIレビュー解説

  • Donner Yellow Fall IIはディレイとリバーブを統合した2in1ペダルである
  • 旧モデルから進化しDSP技術、プリセット、タップテンポ等の多機能を搭載
  • エコー、デジタル、ヴィンテージの3種ディレイモードで幅広い音作りが可能
  • ホール、ルーム、プレートの3種リバーブモードで多彩な空間表現ができる
  • プリセット機能によりライブ中でも瞬時に設定を切り替えられる利便性がある
  • ステレオ入出力対応でキーボードやDTM環境でも高音質を発揮する
  • 1万円台前半という価格設定でコストパフォーマンスが非常に高い
  • フットスイッチの反応速度や電源アダプター別売り等の注意点もある
  • 初心者から中級者のサブ機材、ミニマリストなギタリストに最適である
  • Amazon等のセール時期を狙うことでさらにお得に購入可能である
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