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フジゲンとバッカスを比較!違いと選び方を徹底解説

エレキギターやベースを購入しようと考えたとき、フジゲンとバッカスのどちらを選ぶべきか迷う方は多いのではないでしょうか。

どちらも長野県を拠点とする国産ブランドとして高い評価を受けており、価格帯も重なる部分があるため、判断が難しいと感じるのは当然のことです。

この記事では、フジゲンとバッカスの違いを価格帯、サウンド特性、品質、メリット・デメリットなど多角的な視点から徹底比較します。

初心者の方から2本目を検討している中級者の方まで、自分にぴったりの1本を見つけるための判断材料をお伝えしていきます。

目次

フジゲンとバッカスの基本情報と違い

フジゲンとバッカスは、どちらも日本を代表するギター・ベースブランドです。

しかし、両者には明確な違いがあり、それぞれ異なる特徴と強みを持っています。

まずは各ブランドの基本情報を整理し、両者の違いを明らかにしていきましょう。

フジゲンとは?歴史と特徴を解説

フジゲンは、長野県松本市に本社を置く日本最大級のギター製造メーカーです。

1960年に創業し、1962年からギター製造を開始しました。

1982年から1997年にかけてはフェンダージャパンやSquierの製造を担当しており、日本のギター産業を支えてきた存在といえます。

フジゲンの最大の特徴は、独自開発の「サークルフレッティングシステム(CFS)」です。

フレットを円弧状に配置することで、正確なピッチと滑らかな演奏性を実現しています。

また、コンパウンドラディアス指板の採用や高精度なネックジョイントなど、細部にまでこだわった精密な作りが評価されています。

現在のラインナップは、最上位グレードのExpert、中級グレードのJ-Standard、エントリー上位のBoundary、ヴィンテージスタイルのNeo Classicなど、幅広い価格帯をカバーしています。

バッカスとは?ディバイザーが手がけるブランドの全貌

バッカスは、株式会社ディバイザーが運営するギターブランドで、1994年にスタートしました。

ディバイザーは長野県松本市に本社を構え、バッカスの他にもMomose、Headway、SeventySevenなど複数のブランドを展開しています。

バッカスの理念は「世界に誇る日本製の最高品質のギター・ベースをユーザーに届ける」ことです。

木材の鳴りを最大限に活かす設計と、国内工房で培った技術を落とし込んだ高精度な作りが強みとなっています。

製品ラインは、国産手工のHandmade Series、フィリピン・インドネシア製のGlobal Series、中国製のUniverse Seriesの3つに分かれています。

価格帯は1万円台から20万円台まで幅広く、初心者からプロまで対応できるラインナップが特徴です。

両ブランドの決定的な違いは「音の方向性」

フジゲンとバッカスの最も大きな違いは、サウンドの方向性にあります。

フジゲンは音のまとまりを重視する傾向があり、クリアでバランスの取れたサウンドが特徴です。

高域から低域まで整った出音で、どのジャンルにも対応しやすい万能な音作りがなされています。

一方、バッカスは倍音の豊かさを重視しており、木材本来の鳴りを活かした個性的なサウンドが魅力です。

特にオイルフィニッシュを採用したモデルでは、木の質感をダイレクトに感じられる自然な響きを楽しめます。

どちらが優れているというわけではなく、求める音の方向性によって選択が変わってきます。

整った音を求めるならフジゲン、木の鳴りや個性を求めるならバッカスという選び方が基本となるでしょう。

フジゲンとバッカスの価格帯別ラインナップ比較

ギターやベースを選ぶ際、予算は重要な判断基準となります。

フジゲンとバッカスでは、価格帯によって選べるモデルの特徴が大きく異なります。

ここでは価格帯別に両ブランドのラインナップを比較し、それぞれの選択肢を整理していきます。

1〜3万円台で買えるモデルはどっち?

1〜3万円台の価格帯では、バッカスのUniverse Seriesが唯一の選択肢となります。

フジゲンはこの価格帯にモデルを展開しておらず、最も手頃なBoundary Seriesでも5万円台からのスタートとなっています。

バッカスのUniverse Seriesは、中国工場で生産されることでコストを抑えながらも、国内で培った技術を反映した設計が特徴です。

代表的なモデルとしては、ストラトタイプのBST-2-RSMやジャズベースタイプのBJB-1-RSMなどがあります。

2万円台の価格ながらローステッドメイプルネックを採用したモデルもあり、コストパフォーマンスの高さが評価されています。

初めてギターやベースを購入する初心者には、この価格帯のバッカスが有力な選択肢となるでしょう。

5〜10万円台の主力モデルを徹底比較

5〜10万円台は、両ブランドの主力モデルが競合する価格帯です。

フジゲンではBoundary SeriesやNeo Classic Seriesがこの価格帯に該当します。

サークルフレッティングシステムをはじめとする独自技術が採用され、国内生産ならではの高い品質が特徴となっています。

バッカスではGlobal Seriesがこの価格帯の中心となります。

インドネシア工場で生産されますが、国内のマスタービルダーの知見を落とし込んだ製造工程により、価格以上の品質を実現しています。

項目 フジゲン Neo Classic バッカス Global Series
生産国 日本 インドネシア
価格帯 8〜12万円程度 5〜10万円程度
ネック メイプル/ローズウッド ローステッドメイプル選択可
独自技術 サークルフレッティングシステム ターボブレンダー回路
サウンド傾向 クリアでバランス重視 倍音豊かで木の鳴り重視

この価格帯では、生産国の違いによる品質差よりも、音の好みで選ぶことをおすすめします。

10万円以上のハイエンドモデルの選択肢

10万円以上の価格帯では、フジゲンの選択肢が豊富になります。

J-StandardやExpert Seriesなど、プロユースにも対応できる高品質なモデルが揃っています。

Expert Seriesは20万円台からとなりますが、フジゲンの技術の粋を集めた最上位グレードとして高い評価を得ています。

一方、バッカスのHandmade Seriesは2023年8月31日をもって生産停止となりました。

原材料の値上げや円安の影響により、従来の価格での生産継続が困難になったことが理由です。

そのため、バッカスの国産ハイエンドモデルを新品で入手することは現在難しい状況にあります。

この価格帯でバッカスの品質を求める場合は、同じディバイザー傘下のMomoseブランドを検討するか、中古市場でHandmade Seriesを探すことになるでしょう。

フジゲンとバッカスのサウンド特性を比較

ギターやベースを選ぶ上で、サウンド特性は最も重要な要素の一つです。

フジゲンとバッカスは、それぞれ異なる音作りの哲学を持っています。

ここでは両ブランドのサウンド特性を詳しく比較し、自分の好みに合った選択ができるよう解説していきます。

フジゲンの音はクリアでまとまりがある

フジゲンのサウンドは、クリアで輪郭のある音が最大の特徴です。

高品質な木材と精密な加工技術により、不要なノイズが少なく、芯のあるサウンドを生み出します。

低音から高音までバランスよく鳴り、バンドアンサンブルの中でも埋もれにくい音色が魅力となっています。

サークルフレッティングシステムの採用により、ピッチの正確さも優れています。

コードを弾いた際の響きが美しく、和音の分離感が良いと評価されることが多いです。

ただし、この「まとまりの良さ」は裏を返せば「個性が控えめ」とも言えます。

ヴィンテージギター特有の荒々しさや、特定のブランドが持つ独特のキャラクターを求める方には、物足りなく感じる可能性があるでしょう。

バッカスの音は倍音豊かで木材の鳴りを活かす

バッカスのサウンドは、倍音の豊かさと木材本来の鳴りを重視しています。

特にHandmade Seriesで採用されているオイルフィニッシュは、木の振動を妨げず、自然で奥行きのあるトーンを実現しています。

ウォームで太い音が特徴で、指弾きやスラップなど様々な奏法に対応できる表現力を持っています。

Global SeriesやUniverse Seriesでも、この木材重視の設計思想は受け継がれています。

ローステッドメイプルネックを採用したRSMシリーズでは、加熱処理による軽やかな鳴りと味わい深い色調を楽しめます。

一方で、安価なモデルでは倍音が出すぎて音がばらける傾向があるという指摘もあります。

バンドで使用する際は、アンプやエフェクターでの音作りで調整が必要になる場合があるでしょう。

ジャンル別おすすめはどちら?

演奏するジャンルによって、フジゲンとバッカスの適性は異なります。

フジゲンは、ポップス、ロック、ジャズ、フュージョンなど幅広いジャンルに対応できるオールラウンダーです。

クリアで整った音は、レコーディングやバンドアンサンブルで扱いやすく、どのような現場でも安定したパフォーマンスを発揮します。

バッカスは、ファンク、ソウル、R&B、ブルースなど、グルーヴ感や温かみを重視するジャンルに向いています。

木の鳴りを活かした豊かな倍音は、スラップ奏法やフィンガーピッキングの表現力を高めてくれます。

もちろん、これはあくまで傾向であり、どちらのブランドでもセッティングや奏法次第で様々なジャンルに対応可能です。

最終的には実際に試奏して、自分の耳で確かめることが最も確実な選び方となります。

フジゲンとバッカスの品質・作りの違い

ギターやベースの品質は、長期間使用する上で非常に重要な要素です。

フジゲンとバッカスは、それぞれ独自の技術やこだわりを持って製品を作り上げています。

ここでは両ブランドの品質や作りの違いを詳しく見ていきましょう。

フジゲン独自技術「サークルフレッティングシステム」とは

サークルフレッティングシステム(CFS)は、フジゲンが開発した独自のフレット配置技術です。

通常のギターやベースではフレットは弦に対して平行に打ち込まれますが、CFSでは各フレットを円弧状に配置しています。

この設計により、どのポジションでも弦とフレットの接点が最適化され、正確なピッチが得られるようになっています。

CFSの恩恵は、特にコード弾きやハイポジションでの演奏時に顕著に感じられます。

和音の響きが美しく、チューニングの狂いも少なくなるため、レコーディングなど精度が求められる場面で重宝されています。

なお、CFSを採用したギターのリフレットは特殊な技術が必要と思われがちですが、実際には一般的な工房でも対応可能です。

フレットの打ち込み方自体は通常と同じであり、メンテナンス面での心配は不要といえるでしょう。

バッカスの強み「ローステッドメイプルネック」の魅力

バッカスの大きな特徴の一つが、ローステッドメイプルネックの積極的な採用です。

ローステッドメイプルとは、木材を高温で加熱処理することで、疑似的に経年変化を起こした素材です。

加熱処理により木材内部の水分や樹脂が抜け、軽やかな鳴りと優れた安定性を実現しています。

従来、ローステッドメイプルは高級機にのみ採用される素材でしたが、バッカスはUniverse Seriesという入門機にもこの素材を投入しました。

2万円台のギターでローステッドメイプルネックが選べるのは、バッカスの大きなアドバンテージといえます。

また、加熱処理の過程でゆがみが生じた木材は使用されないため、将来的なネックの安定性も期待できます。

茶褐色の美しい色調も魅力で、見た目にもヴィンテージライクな雰囲気を楽しめるでしょう。

生産国による品質差はあるのか

フジゲンは全モデルが日本国内で生産されているのに対し、バッカスはシリーズによって生産国が異なります。

バッカスのHandmade Seriesは長野県の飛鳥ファクトリーで国内生産、Global Seriesはインドネシア、Universe Seriesは中国で生産されています。

生産国による品質差は確かに存在しますが、それが必ずしもマイナスとは限りません。

バッカスのGlobal Seriesは、国内で培った技術やノウハウを海外工場に落とし込むことで、価格以上の品質を実現しています。

日本のディバイザー・テクニカルセンターで最終検品とセットアップを行っているため、出荷時の状態は安定しています。

ただし、Universe Seriesなど低価格帯のモデルでは、ペグやブリッジなど金属パーツの精度にばらつきがある場合があります。

購入時には可能な限り実物を確認するか、信頼できる楽器店でセットアップ済みのものを選ぶことをおすすめします。

フジゲンのメリット・デメリット

フジゲンは国産ギター・ベースの代表的ブランドとして高い評価を受けていますが、すべての人に最適というわけではありません。

ここではフジゲンのメリットとデメリットを整理し、どのような方に向いているかを解説します。

フジゲンを選ぶメリット5つ

フジゲンを選ぶメリットは主に以下の5つが挙げられます。

1つ目は、精密な作りと高い品質です。

フレット処理やネックの仕上げが非常に丁寧で、手に馴染みやすく滑らかな演奏感が得られます。

2つ目は、演奏性の高さです。

サークルフレッティングシステムやコンパウンドラディアス指板の採用により、どのポジションでも弾きやすい設計になっています。

3つ目は、チューニングの安定性です。

ネックの仕込み精度が高く、長期間安定したコンディションを保ちやすいのが特徴です。

4つ目は、メンテナンスのしやすさです。

作りがしっかりしているため、ネックの反りが少なく、調整の手間が軽減されます。

5つ目は、全モデル国内生産という安心感です。

品質のばらつきが少なく、どのモデルを選んでも一定以上のクオリティが保証されています。

フジゲンの注意点とデメリット

フジゲンにはいくつかの注意点やデメリットも存在します。

まず、本体重量がやや重い傾向があります。

高品質な木材を使用しているため、モデルによっては4kgを超えるものもあり、長時間の演奏では体への負担が大きくなる可能性があります。

次に、音の個性が控えめという点です。

クリアでバランスの取れたサウンドは万能ですが、特定のブランドが持つ独特のキャラクターを求める方には物足りなく感じるかもしれません。

また、エントリーモデルの選択肢が少ないことも挙げられます。

最も手頃なBoundary Seriesでも5万円台からとなるため、予算が限られる初心者には手が届きにくい価格設定となっています。

デザインがシンプルで保守的という点も、派手なルックスを求める方にはデメリットとなるでしょう。

フジゲンはこんな人におすすめ

フジゲンは、以下のような方に特におすすめです。

長期間使用することを前提に、品質の高い1本を求めている方には最適な選択肢となります。

プロ志向で精密な作りを重視する方、バランスの取れたクリアな音を好む方にも向いています。

ネックの安定性やチューニング精度を重視する方、日本製の安心感を求める方にもフジゲンは満足度の高い選択となるでしょう。

一方で、予算が3万円以下の方や、個性的なサウンドを求める方には他の選択肢を検討することをおすすめします。

バッカスのメリット・デメリット

バッカスはコストパフォーマンスの高さで知られるブランドですが、価格帯やシリーズによって特徴が大きく異なります。

ここではバッカスのメリットとデメリットを整理し、購入時の参考となる情報をお伝えします。

バッカスを選ぶメリット5つ

バッカスを選ぶメリットは主に以下の5つです。

1つ目は、圧倒的なコストパフォーマンスです。

1〜3万円台のUniverse Seriesでも、価格以上の品質と演奏性を実現しています。

2つ目は、幅広い価格帯のラインナップです。

予算に応じて1万円台から20万円台まで選択でき、ステップアップも同じブランド内で可能です。

3つ目は、ローステッドメイプルネックの採用です。

入門機でも高級素材を使用したモデルを選べるのは、バッカスならではの強みといえます。

4つ目は、木材の鳴りを活かしたサウンドです。

オイルフィニッシュなど、木材本来の響きを引き出す設計が魅力となっています。

5つ目は、カラーバリエーションの豊富さです。

同じモデルでも複数のカラーから選べるため、見た目にこだわりたい方にも対応できます。

バッカスの注意点とデメリット

バッカスにもいくつかの注意点やデメリットがあります。

Universe Seriesなど低価格帯のモデルでは、パーツのグレードが低めで個体差がある場合があります。

ペグやブリッジなど金属パーツの精度にばらつきが見られることがあり、購入時には実物確認が望ましいでしょう。

Global Seriesでは、34インチスケールと33インチスケールのモデルが混在しています。

購入前にスケール長を確認しないと、想定と異なる弾き心地になる可能性があるため注意が必要です。

また、Handmade Seriesの生産停止により、国産上位モデルの選択肢が大幅に減少しました。

バッカスブランドで高品質な国産モデルを求める場合、中古市場を探すか、同じディバイザー傘下のMomoseを検討する必要があります。

ピックアップのパワーがやや不足しているという声もあり、音作りによってはピックアップの交換を検討する方もいるようです。

バッカスはこんな人におすすめ

バッカスは、以下のような方に特におすすめです。

予算を抑えながらも品質の良いギターやベースを求める方には最適な選択肢となります。

初心者で最初の1本を探している方、1〜3万円台で本格的な楽器を手に入れたい方にもバッカスは向いています。

木材の鳴りや倍音の豊かさを楽しみたい方、ローステッドメイプルネックに興味がある方にもおすすめできます。

デザインやカラーバリエーションを重視する方にとっても、バッカスは魅力的な選択肢となるでしょう。

初心者はフジゲンとバッカスどっちを選ぶべき?

ギターやベースを始めようとする初心者にとって、最初の1本選びは重要な決断です。

フジゲンとバッカス、どちらを選ぶべきかは予算や目的によって異なります。

ここでは初心者向けの選び方のポイントを解説していきます。

予算別おすすめの選び方

予算によって、選べるブランドやモデルは大きく変わってきます。

予算1〜3万円の場合は、バッカスUniverse Series一択となります。

フジゲンはこの価格帯にモデルを展開していないため、低予算で始めたい方はバッカスを選ぶことになるでしょう。

予算5〜8万円の場合は、フジゲンBoundary SeriesとバッカスGlobal Seriesが選択肢に入ります。

この価格帯ではどちらも十分な品質を持っているため、音の好みで選ぶことをおすすめします。

予算8〜12万円の場合は、フジゲンNeo Classic Seriesが有力な選択肢となります。

バッカスでもGlobal Seriesの上位モデルや限定モデルが該当しますが、この価格帯ではフジゲンの選択肢がより豊富です。

予算 おすすめブランド 主なモデル
1〜3万円 バッカス Universe Series
5〜8万円 どちらも可 Boundary / Global
8〜12万円 フジゲン優勢 Neo Classic

初心者が失敗しないための3つのポイント

初心者がギターやベース選びで失敗しないために、押さえておくべきポイントが3つあります。

1つ目は、可能な限り試奏することです。

スペックや評判だけでなく、実際に弾いてみて手に馴染むかどうかを確認することが最も重要です。

2つ目は、信頼できる楽器店で購入することです。

セットアップが適切に行われた状態で購入することで、弾きやすさが大きく変わります。

通販で購入する場合も、セットアップ済みを明記している店舗を選ぶと安心でしょう。

3つ目は、見た目も重視することです。

見た目が気に入っているギターやベースは、練習のモチベーション維持に大きく影響します。

スペックだけでなく、デザインやカラーも自分の好みに合ったものを選んでください。

1本目と2本目で選び方は変わる?

1本目と2本目では、ギターやベースの選び方は変わってきます。

1本目は「続けられるかどうか」がまだわからない段階のため、コストパフォーマンスを重視した選び方が合理的です。

バッカスUniverse SeriesやGlobal Seriesは、この観点から初心者の1本目として優れた選択肢といえます。

2本目は、1本目で自分の好みや演奏スタイルがある程度わかった上での選択となります。

より高品質なものを求める場合はフジゲン、特定のサウンドキャラクターを求める場合はバッカスの上位モデルなど、目的に応じた選び方ができるようになります。

ただし、最初から長く使える1本を求める場合は、予算を上げてフジゲンNeo Classicなどを選ぶのも一つの考え方です。

最終的には予算と目的のバランスを考えて判断してください。

バッカス Handmade Series生産停止の影響と最新動向

バッカスの国産最上位ラインであるHandmade Seriesは、2023年8月に生産停止となりました。

この決定は多くのファンに衝撃を与え、市場にも影響を及ぼしています。

ここでは生産停止の背景と、現在の状況について解説します。

なぜ生産停止になったのか

Handmade Series生産停止の主な原因は、製造コストの大幅な上昇です。

原材料の継続的な値上げ、原油価格の高騰、急激な円安進行により、従来の価格での生産が困難になりました。

ディバイザーは2006年以来、様々なコスト削減を図りながら価格を維持してきましたが、企業努力だけでは限界に達したと発表しています。

2022年にはMomoseおよびBacchus Handmade Seriesの価格改定も行われましたが、それでも原価高騰を吸収しきれませんでした。

バッカスは「価格以上のクオリティ」を理念としているため、価格を大幅に上げてまで継続するよりも、生産停止を選択したと考えられます。

この決定は、ユーザーへの誠実さの表れともいえるでしょう。

中古市場での価値上昇と入手方法

Handmade Seriesの生産停止により、中古市場での価値は上昇傾向にあります。

特にWOODLINEなどのフラッグシップモデルは、希少価値が高まっています。

中古でHandmade Seriesを探す場合は、デジマートやイシバシ楽器、イケベ楽器などの大手楽器店の中古コーナーをチェックすることをおすすめします。

購入時は、ネックの状態、フレットの減り、電装系の動作確認を必ず行ってください。

オイルフィニッシュモデルは経年変化で色味が変わっている場合がありますが、それ自体は問題ではなく、むしろ個体の魅力として捉えることもできます。

専門店ではSOAR MUSICがバッカス専門店として知られており、中古品の取り扱いや状態確認について相談できるでしょう。

国産バッカスが欲しいならMomoseも検討

バッカスの国産モデルが入手困難になった現在、同じディバイザー傘下のMomoseブランドを検討する価値があります。

MomoseはバッカスのHandmade Seriesよりもさらに上位に位置するハイエンドブランドです。

飛鳥工場の最も経験豊かな職人たちによって製作され、木材選定から塗装まで手作業で行われています。

価格帯は20万円台からと高価ですが、一生使える品質と評価されています。

ヴィンテージ構造をベースに現代的な演奏性も加えており、自然で奥行きのあるトーンが特徴です。

バッカスHandmade Seriesの後継として、国産の高品質なギターやベースを求める方には有力な選択肢となるでしょう。

フジゲンとバッカスの中古を買う時の注意点

中古楽器は新品よりも手頃な価格で入手できる魅力がありますが、状態の見極めが重要です。

フジゲンとバッカスそれぞれの中古購入時に注意すべきポイントを解説します。

フジゲン中古でチェックすべきポイント

フジゲンの中古を購入する際は、以下のポイントを重点的にチェックしてください。

まず、ネックの状態確認が最も重要です。

順反り、逆反り、ねじれがないかを確認し、トラスロッドの調整余地があるかもチェックしましょう。

フレットの減り具合も確認が必要です。

フジゲンのサークルフレッティングシステムはリフレットが可能ですが、状態が良いものを選んだ方が追加コストを抑えられます。

電装系(ポット、ジャック、ピックアップ)のガリや接触不良も確認してください。

ボリュームやトーンを回した時にノイズが出ないか、シールドを差し込んだ時に音が途切れないかをテストしましょう。

塗装の剥がれや打痕は音への影響は少ないものの、程度によっては価格交渉の材料になります。

バッカス中古でチェックすべきポイント

バッカスの中古を購入する際の注意点は、シリーズによって異なります。

Handmade Seriesの中古は生産停止により希少価値が上がっているため、価格が適正かどうかの見極めが必要です。

相場より極端に安い場合は、何らかの問題がある可能性を疑ってください。

オイルフィニッシュモデルは経年変化で色味が変わっていることがありますが、これは自然な変化であり問題ではありません。

むしろ、その個体ならではの味わいとして楽しむこともできます。

Global SeriesやUniverse Seriesの中古は、新品との価格差が小さい場合があります。

中古価格が新品の7〜8割程度であれば、保証のある新品を購入した方が安心できるでしょう。

ローステッドメイプルネックのモデルは、ネックの安定性が高いため中古でも状態が良いものが多い傾向にあります。

中古と新品どちらがお得か

中古と新品のどちらがお得かは、ブランドやモデルによって異なります。

フジゲンの場合、中古市場での価格は安定しており、状態の良い中古品は新品の6〜7割程度で入手できることが多いです。

品質が高く長持ちするため、中古でも十分に価値があるといえるでしょう。

バッカスの場合、シリーズによって判断が分かれます。

Handmade Seriesは生産停止のため中古でしか入手できず、価値も上昇傾向にあります。

一方、Global SeriesやUniverse Seriesは新品の供給が安定しているため、中古との価格差が小さければ新品を選ぶ方が賢明です。

初心者で楽器の状態を見極める自信がない場合は、新品を購入するか、信頼できる楽器店の保証付き中古を選ぶことをおすすめします。

まとめ:フジゲンとバッカス比較で最適な1本を見つけよう

結局どっちがおすすめ?目的別の結論

フジゲンとバッカス、どちらを選ぶべきかは目的や予算によって異なります。

精密な作りと安定した品質を重視するならフジゲンが適しています。

コストパフォーマンスを重視し、低予算で始めたいならバッカスが有力な選択肢となります。

長期間使用することを前提に1本を選ぶなら、フジゲンNeo Classic以上のグレードがおすすめです。

木材の鳴りや個性的なサウンドを求めるなら、バッカスのオイルフィニッシュモデルが魅力的でしょう。

どちらも日本を代表する優れたブランドであり、価格帯に応じた品質を提供しています。

最終的には、自分の予算、求める音、演奏スタイルを考慮して判断してください。

迷ったら試奏で決めるのが正解

スペックや評判を調べることは大切ですが、最終的な決め手は試奏です。

同じブランド、同じモデルでも、個体によって微妙な違いがあります。

実際に手に取って弾いてみることで、自分に合うかどうかが体感できるはずです。

近くに楽器店がない場合でも、購入前に一度は実店舗で試奏することを強くおすすめします。

ネックの握り心地、ボディのバランス、音の響き方など、数値では表せない要素を確認してください。

フジゲンとバッカス、どちらを選んでも後悔しない品質を持つブランドです。

この記事の情報を参考に、あなたにぴったりの1本を見つけてください。

  • フジゲンは長野県松本市を拠点とする国内最大級のギター製造メーカーで、フェンダージャパンの製造も担当した実績を持つ
  • バッカスは株式会社ディバイザーが運営するブランドで、1万円台から20万円台まで幅広い価格帯をカバーする
  • フジゲンの音はクリアでまとまりがあり、バッカスは倍音豊かで木材の鳴りを活かしたサウンドが特徴である
  • 1〜3万円台ではバッカスUniverse Seriesが唯一の選択肢となり、フジゲンは5万円台からのスタートとなる
  • フジゲン独自のサークルフレッティングシステムは正確なピッチと滑らかな演奏性を実現する
  • バッカスは入門機でもローステッドメイプルネックを採用しており、コストパフォーマンスが高い
  • バッカスHandmade Seriesは2023年8月に生産停止となり、中古市場での価値が上昇している
  • フジゲンは全モデル国内生産、バッカスはシリーズにより日本・インドネシア・中国で生産される
  • 初心者の1本目はコストパフォーマンス重視ならバッカス、品質重視ならフジゲンがおすすめである
  • 最終的な選択は試奏で決めるのが正解であり、スペックだけでなく実際の弾き心地を確認することが重要である
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