「リバースヘッドはただ見た目がかっこいいだけ?それとも本当に音や弾き心地が変わるの?」
ギターやベースを選ぶ際、あるいは改造を検討する際、一度はリバースヘッドに興味を持ったことがあるのではないでしょうか。
通常のヘッドストックとは真逆のデザインが放つ強烈な個性は、見る者を惹きつける魅力があります。
しかし、実際に導入するとなると「チューニングがしにくそう」「テンションが変わるって本当?」といった疑問や不安も尽きません。
この記事では、リバースヘッドがもたらす物理的な効果から、感覚的なメリット・デメリット、そして多くのギタリストが気になる「テンション感の変化」の真実までを徹底解説します。
デザインのルーツや代表的なモデル、さらにはベースにおける効果についても詳しく触れていきます。
リバースヘッドの特性を正しく理解し、あなたのプレイスタイルに最適な一本を見つけるためのヒントとしてお役立てください。
リバースヘッドとは?デザインの由来と特徴
リバースヘッドとは、その名の通りギターのヘッドストックが通常とは逆向きに取り付けられた仕様のことを指します。
一見すると奇抜なデザインに見えますが、そこには歴史的な背景や、特定の音楽ジャンルで愛され続ける明確な理由が存在します。
まずは、リバースヘッドがどのようなものなのか、その定義と歴史的なルーツについて紐解いていきましょう。
リバースヘッドの定義と見た目のインパクト
リバースヘッドの最も基本的な定義は、ギターを構えたときにペグ(チューニングマシン)の配置が下側に来るデザインであることです。
一般的なFenderストラトキャスターなどの「ノンリバースヘッド」では、ペグは演奏者から見て上側に並んでいますが、リバースヘッドではこれが反転します。
この構造により、低音弦(6弦側)のペグがナットから最も遠い位置になり、逆に高音弦(1弦側)のペグが最も近い位置に来るのが特徴です。
見た目のインパクトは絶大で、ステージ上でも一目でわかる存在感を放ちます。
鋭角的でアグレッシブな印象を与えることが多く、ギター全体のシルエットに独特の緊張感をもたらします。
ジミ・ヘンドリックスが与えた歴史的影響
リバースヘッドを語る上で欠かせないのが、伝説的なギタリスト、ジミ・ヘンドリックスの存在です。
彼は左利き(レフティ)でしたが、右利き用のストラトキャスターを逆さまにして使用していました。
これにより、本来上に来るはずのヘッドストックが下を向く「リバースヘッド」の状態が偶然にも生まれました。
ジミ・ヘンドリックスが生み出す独特のサウンドやプレイスタイルは、この逆さまのセッティングと深く関係していると言われています。
彼の革新的なプレイと象徴的なルックスは、後の多くのギタリストに多大な影響を与え、「リバースヘッド=ロックの象徴」というイメージを決定づけました。
メタルやハードロックで多用される理由
1980年代以降、リバースヘッドはヘヴィメタルやハードロックのギタリストたちに好んで使用されるようになりました。
JacksonやIbanez、ESPといったブランドから発売された「スーパーストラト」系ギターの多くに、鋭利なリバースヘッド(コンコルドヘッドなど)が採用されています。
これには、アグレッシブな見た目が激しい音楽性にマッチするという理由だけでなく、ダウンチューニング時の演奏性や音質のメリットも関係しています。
低音弦側のテンション感を確保しつつ、高音弦での速弾きやチョーキングを容易にする特性が、テクニカルなプレイを好むギタリストたちに支持されたのです。
リバースヘッドにする意味は?3つのメリットと効果
単なるファッションではなく、リバースヘッドには演奏性やサウンドに影響を与える実質的なメリットがあります。
構造上の違いがもたらす効果を理解することで、なぜ多くのプロギタリストがこの仕様を選ぶのかが見えてくるでしょう。
ここでは、リバースヘッドにする具体的な意味と3つの主要なメリットについて解説します。
低音弦(6弦側)のピッチ安定性とダウンチューニングへの適正
リバースヘッドの最大の特徴は、低音弦(6弦など)のナットからペグまでの距離(スケール外弦長)が長くなることです。
この距離が長いと、弦の全長が長くなるため、強いピッキングをした際にも急激なテンション変化が起こりにくくなります。
結果として、アタック時のピッチの揺れ(シャープすること)が抑えられ、低音のリフを刻んだ際にも安定した音程感を保ちやすくなります。
特に、弦の張力が弱くなりがちなダウンチューニングやドロップチューニングにおいては、このピッチの安定性が大きな武器となります。
「ズンズン」という低音リフを多用するジャンルで重宝されるのは、このためです。
高音弦(1弦側)のテンション感低下によるチョーキングのしやすさ
低音弦とは逆に、高音弦(1弦側)はナットからペグまでの距離が極端に短くなります。
この構造により、チョーキング(ベンディング)を行った際に、ナットより先の弦の「伸びしろ」が少なくなります。
一般的に、ナットからペグまでの距離が短いほうが、チョーキングに必要な指の移動距離が少なく済み、感覚的に「弦が柔らかい」「上げやすい」と感じることがあります。
また、高音弦側の張力(テンション感)が相対的に緩く感じられるため、ヴィブラートをかけやすく、繊細なニュアンスを出しやすいというメリットもあります。
泣きのギターソロや、エモーショナルなフレーズを弾く際に、この操作性の良さが活きてきます。
ストラトキャスターにおけるリアピックアップの音質変化(太い音)
これは主にストラトキャスタータイプで、リアピックアップ自体も逆スラント(逆傾斜)させている場合に顕著なメリットです。
ジミ・ヘンドリックスの右利き用ギターを逆さまにした状態を再現したモデルでは、リアピックアップの角度も通常とは逆になります。
通常、ストラトのリアピックアップは高音弦側がブリッジに近く(硬い音)、低音弦側がネック寄り(太い音)になるよう斜めに配置されています。
これが逆になることで、高音弦側の音が太くマイルドになり、低音弦側の音が鋭くタイトになるという変化が生まれます。
「リアの高音が痛くない」「太くて存在感のあるリードトーンが出る」と言われるのは、このピックアップ配置とリバースヘッドの組み合わせによる相乗効果であることが多いです。
【徹底検証】リバースヘッドで「テンション」は本当に変わるのか?
リバースヘッドに関する議論で最も白熱するのが「テンション(張力)が変わるのか?」というテーマです。
「リバースヘッドにするとテンションがきつくなる」「いや、緩くなる」といった相反する意見が飛び交うことも珍しくありません。
ここでは、物理学的な視点と、プレイヤーが感じる感覚的な視点の両面から、この疑問に決着をつけます。
物理的真実:スケールとゲージが同じなら「張力」は変わらない
まず、物理学的な事実として断言できるのは、「スケール(弦長)と弦の太さ(ゲージ)、そしてチューニング(音程)が同じであれば、弦にかかる張力(テンション)は変わらない」ということです。
ギターの弦を特定の音程に合わせるために必要な引っ張る力は、ナットからサドルまでの距離と弦の質量によって決まります。
ヘッドの形状やナットから先の長さが変わっても、チューニングが合っている限り、弦を引っ張っている力そのもの(ニュートンやキログラム重で表される数値)は一定です。
したがって、「リバースヘッドだから弦の張力が強くなる」というのは、物理的には誤りとなります。
これは多くの検証実験や専門家の見解でも証明されている事実です。
感覚的真実:ナットからペグまでの距離が「弾き心地(コンプライアンス)」を変える
では、なぜ多くのギタリストが「テンションが変わった」と感じるのでしょうか。
それは、ナットからペグまでの「余長(スケール外弦長)」が、弦を弾いたりチョーキングしたりする際の「弾力性(コンプライアンス)」に影響を与えるからです。
弦を押弦したりベンドしたりすると、弦全体が伸びようとします。
このとき、ナットからペグまでの距離が長い弦(リバースヘッドの6弦など)は、伸びる余裕があるため、指に感じる抵抗感が柔らかく、しなやかに感じられます。
逆に距離が短い弦(リバースヘッドの1弦など)は、伸びる余裕が少ないため、ダイレクトで硬質な反応に感じられることがあります。
つまり、変わっているのは静的な「張力」ではなく、演奏時の動的な「感触(テンション感)」なのです。
リバースヘッドと「裏通し」の効果の違い
リバースヘッドとよく似た議論に、ボディ裏から弦を通す「裏通し」があります。
裏通しもまた、サドルからボールエンドまでの距離を長くすることで、テンション感をコントロールしようとする手法です。
リバースヘッドがナット側の余長を変えるのに対し、裏通しはブリッジ側の余長を変えるという違いがあります。
どちらも物理的な張力そのものを変えるわけではありませんが、弦の「折れ曲がり角度」や「全体の長さ」を変えることで、ボディへの振動伝達やサステイン、そして弾き心地に変化をもたらします。
リバースヘッドと裏通しを組み合わせることで、より意図的に各弦のテンション感を調整しているモデルも存在します。
購入前に知っておきたいリバースヘッドのデメリット
個性的なルックスと独自の演奏性を持つリバースヘッドですが、導入する前に知っておくべきデメリットも存在します。
通常のギターとは使い勝手が異なる部分があるため、購入してから後悔しないよう、あらかじめ注意点を確認しておきましょう。
ペグが遠くて回しにくい?チューニング時の操作性
リバースヘッドを初めて使う人が最初に直面するのが、チューニングのしにくさです。
ペグが下側についているため、通常のギターのように左手を上から回してペグを操作することができません。
下から手を回して操作する必要があり、慣れるまではどちらに回せば音程が上がるのか混乱してしまうことがあります。
また、最も使用頻度の高い低音弦のペグが一番遠い位置(ヘッドの先端)にあるため、手が届きにくく、演奏中に素早くチューニングを修正するのが難しいと感じる場面もあるでしょう。
特にストラップを低く構えて演奏するスタイルでは、この操作性の悪さがストレスになる可能性があります。
ナットへの負担増と適切なセットアップの必要性
リバースヘッドでは、特に低音弦側でナットからペグまでの距離が長くなります。
これにより、ナットの溝にかかる摩擦や側圧が通常のギターとは異なるバランスになります。
適切なナット加工がされていない場合、チューニング時に「キンッ」という音がしてピッチが安定しなかったり、チョーキング後にチューニングが狂いやすくなったりするトラブルが起きることがあります。
また、ストリングガイド(テンションピン)の位置や有無も重要になり、各弦のテンションバランスを保つための繊細なセットアップが求められます。
安価なモデルや改造品では、この辺りの調整が甘い場合があるので注意が必要です。
汎用ハードケースに入らない可能性と収納の注意点
意外と見落としがちなのが、ケースへの収納問題です。
リバースヘッド、特にジャクソンヘッドのような先端が長く尖ったデザインの場合、一般的なストラト用やレスポール用のハードケースには収まらないことがあります。
ヘッドの先端がケースの内壁に当たってしまい、無理に入れるとネックやヘッドを破損させる原因になります。
購入時には、専用のケースが付属しているか、あるいは汎用のギグバッグでもヘッド部分に余裕があるかを確認することが重要です。
変形ギター用のケースや、ベース用のケースを代用しなければならないケースも稀にあります。
ベースにおけるリバースヘッドのメリット・デメリット
ここまでは主にギターについて解説してきましたが、ベースにおいてもリバースヘッド仕様のモデルは存在します。
太い弦を扱うベースならではの事情や、リバースヘッドがもたらす独自の効果について見ていきましょう。
ベースの太い弦における巻き付けリスクと長さの問題
ベースの弦、特にLow-B弦などの太い弦は、芯線も太く硬いため、ペグに巻き付ける際に無理な力がかかりやすいという特徴があります。
リバースヘッドにすると、低音弦のペグがナットから遠くなるため、ナットからペグまでの距離が長くなります。
これにより、太い弦の「飾り糸(シルク)」の部分がナットに乗ってしまったり、逆にテーパー(細くなっている部分)がナットにかからなかったりと、弦の長さに関するトラブルが起きやすくなる可能性があります。
使用する弦のメーカーや種類によっては、長さが足りなくなる、あるいは長すぎるといった問題が発生するため、弦選びには注意が必要です。
多弦ベースやダウンチューニングでのLow-B弦の暴れ抑制
一方で、多弦ベース(5弦や6弦)においてリバースヘッドが採用されるのには明確なメリットがあります。
それは、最も太くテンション感が緩くなりやすいLow-B弦の「暴れ」を抑える効果です。
ナットからペグまでの距離を長く取ることで、Low-B弦に適度なコンプライアンス(弾力性)を持たせつつ、ピッチの安定性を高めることが期待できます。
また、ダウンチューニング時にも弦がダルダルになりすぎず、ある程度のハリを感じながら演奏できるという意見もあります。
WarwickやSpectorなどの一部のハイエンドベースブランドでリバースヘッドや独自のヘッド形状が採用されているのは、こうした低音弦の鳴りをコントロールする狙いがあると考えられます。
リバースヘッドの弦交換のやり方とコツ
リバースヘッドのギターを手に入れたら、避けて通れないのが弦交換です。
通常のギターとは勝手が違うため、最初は戸惑うかもしれませんが、コツさえ掴めばスムーズに行うことができます。
ここでは、リバースヘッド特有の弦交換の手順と、作業を楽にするポイントを紹介します。
通常のヘッドと逆になる「巻き方向」と手順
リバースヘッドのペグは、通常のギターとは配置が逆であるだけでなく、弦を巻き取る方向も逆になる場合があります(ペグの仕様によります)。
基本的には、ナットから出た弦が、ペグポストに対してできるだけ直線的に巻き取られる方向が正解です。
多くの場合、時計回りに回すと締まるのか、反時計回りなのかを事前に確認しておく必要があります。
弦を通す順番も、ペグが遠い6弦側から行うか、近い1弦側から行うか、作業しやすい手順を見つけると良いでしょう。
一般的には、他の弦が邪魔にならないよう、遠いペグ(6弦)から順番に張っていくのがスムーズです。
ペグが回しにくい問題を解決する便利ツール(ストリングワインダー等)
リバースヘッドのペグは手で回しにくいため、ストリングワインダー(アルトベンリ)の使用を強くおすすめします。
ワインダーを使えば、手首を無理な角度に曲げて回し続ける苦労から解放され、短時間で弦を巻き上げることができます。
特に、ヘッドの形状によってはペグ同士の間隔が狭く、指が入りにくい場合もあるため、コンパクトなヘッドを持つ電動ワインダーなども便利です。
また、ロック式ペグ(マグナムロックなど)を搭載しているモデルであれば、弦を巻き付ける回数を最小限に抑えられるため、弦交換のストレスを大幅に軽減できます。
リバースヘッドはダサい?かっこいい?ユーザーの評判
リバースヘッドのデザインについては、賛否両論さまざまな意見があります。
「最高にクールだ」と絶賛する声もあれば、「バランスが悪くてダサい」と敬遠する声も。
ここでは、実際にユーザーたちが抱いている評判やイメージについて、肯定派と否定派それぞれの意見をまとめてみました。
見た目が最大の理由?デザインに対する肯定的な意見
肯定派の意見で圧倒的に多いのが「とにかく見た目がかっこいい」というものです。
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「人とは違う個性が出せる」
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「攻撃的でロックな雰囲気がたまらない」
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「ヘッドが上を向いているような疾走感がある」
特にメタルやラウドロックを好む層からは、鋭角的なリバースヘッドは「強さ」や「速さ」の象徴として支持されています。
また、ジミ・ヘンドリックスへの憧れから、ストラトタイプのリバースヘッドを選ぶプレイヤーも多く、歴史的な背景を含めてそのデザインを愛しているようです。
使いにくさやバランスに対する否定的な意見
一方で、否定的な意見としては実用面での不満や、デザインのバランスに関するものが目立ちます。
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「チューニングがしにくくてイライラする」
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「ヘッド落ち(ヘッド側が重くて下がること)しやすくなる」
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「ボディ形状によってはアンバランスに見える」
特にクラシックなスタイルを好む層からは、伝統的なヘッド形状を崩すことに対する抵抗感があるようです。
また、リバースヘッドはネックの質量バランスを変えるため、立って弾いた時のバランスが悪くなることを嫌うプレイヤーもいます。
リバースヘッドを愛用する有名ギタリストとモデル
リバースヘッドの人気を支えているのは、やはり憧れのギターヒーローたちの存在です。
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ジミ・ヘンドリックス: リバースヘッドの元祖にして象徴。
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ヌーノ・ベッテンコート: WashburnのN4モデルなどでリバースヘッドを使用。
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ポール・ギルバート: Ibanezのシグネチャーモデルでリバースヘッドを採用していた時期がある。
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ジョージ・リンチ: ESPの「Kamikaze」など、個性的なリバースヘッドモデルを使用。
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春畑道哉: Fenderのシグネチャーモデルでリバースヘッドを採用し、高い人気を誇る。
彼らのプレイとサウンドに憧れ、同じ仕様のギターを求めるファンは後を絶ちません。
リバースヘッドのギターを手に入れる方法
「リバースヘッドのギターが欲しい!」と思っても、通常の楽器店ではなかなか見かけないこともあります。
自分に合った一本を見つけるためには、どのようなブランドやモデルを探せば良いのでしょうか。
最後に、リバースヘッドのギターを入手するための具体的な方法とチェックポイントを紹介します。
Fender・Jackson・Ibanezなどのおすすめ現行モデル
まずは、現行品として販売されているモデルをチェックするのが確実です。
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Fender: 「Jimi Hendrix Stratocaster」などのアーティストモデルや、一部の限定シリーズでリバースヘッド仕様がラインナップされています。
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Jackson: メタル系ギターの代名詞。多くのモデルでコンコルドヘッドのリバース仕様が採用されており、選択肢が豊富です。
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Ibanez: 「RG」シリーズや「Iron Label」シリーズなどで、リバースヘッドを採用したモダンなモデルが多く見つかります。
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ESP / LTD: アーティストモデルを中心に、攻撃的なデザインのリバースヘッドギターを多数展開しています。
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Schecter: 7弦ギターなどの多弦モデルでリバースヘッドを採用していることが多く、ヘヴィなジャンル向けに最適です。
中古市場でリバースヘッドを探す際のチェックポイント
中古市場では、生産完了になったレアなリバースヘッドモデルが見つかる可能性があります。
探す際のポイントとしては、「アーティストシグネチャーモデル」や「ショップオーダー品」を狙うのがおすすめです。
ただし、中古品の場合は以下の点に注意しましょう。
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ナットの状態: 溝が削れすぎていないか、適切な調整がされているか。
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ペグの動作: 変なガタつきや固着がないか。
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ネックの反り: リバースヘッド特有のテンションバランスにより、ネックにねじれが生じていないか。
ネック交換や改造でリバースヘッドにする際の互換性注意
「今持っているギターのネックを交換してリバースヘッドにしたい」と考える人もいるかもしれません。
しかし、これは非常に難易度の高い改造です。
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ネックポケットの形状: 規格が合わないと取り付けられない。
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スケールの整合性: 異なるスケールのネックを付けると、音程が合わなくなる。
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ブリッジとの位置関係: 弦のラインがずれる可能性がある。
特にFender純正の交換用ネックなどは販売されていますが、取り付けには専門的な知識と加工技術が必要になる場合がほとんどです。
安易にネック交換をするよりも、最初からリバースヘッド仕様のギターを購入するほうが、結果的にコストも安く、安心して演奏できるでしょう。
まとめ:ギター リバースヘッドで得られる新たな体験
リバースヘッドは、単なる見た目のインパクトだけでなく、演奏性やサウンドにも確かな変化をもたらす仕様です。
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リバースヘッドはペグが下側に配置されたデザイン
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ジミ・ヘンドリックスやメタルギタリストに愛用者が多い
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低音弦のピッチが安定し、ダウンチューニングに適している
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高音弦のテンション感が柔らかくなり、チョーキングがしやすい
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物理的な張力は変わらないが、弾き心地(コンプライアンス)は変わる
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チューニングの操作性には慣れが必要
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ナットの調整や弦交換にはコツがいる
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見た目の好みは分かれるが、強烈な個性を放つ
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FenderやJacksonなど、特定のブランドで多く採用されている
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自分に合ったモデルを選ぶことで、新たなプレイスタイルが開拓できる
もしあなたが、今のギターの弾き心地やルックスに物足りなさを感じているなら、リバースヘッドのギターを手に取ってみてはいかがでしょうか。
その独特のテンション感とアグレッシブなルックスが、あなたのプレイを次のステージへと導いてくれるかもしれません。

