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HOTONE AMPERO II レビュー解説!音質から注意点まで徹底網羅

HOTONE AMPERO IIは、その高いサウンドクオリティと多機能性で多くのギタリストから注目を集めているマルチエフェクターです。

しかし、実際に購入を検討する際には「初代と何が違うの?」「StompやStageモデルとの比較はどう?」「実際の音質や使い勝手は良いのだろうか?」といった疑問や不安がつきものでしょう。

また、メリットだけでなく、事前に知っておくべき注意点やデメリットも気になるところです。

この記事では、HOTONE AMPERO IIのスペックや特徴といった基本情報から、複数の詳細なレビューを基にしたリアルな音質評価、そして実際に使用して見えてきたメリット・デメリットまで、あなたの知りたい情報を網羅的に解説します。

この記事を読めば、HOTONE AMPERO IIがあなたの音楽スタイルに最適な機材かどうかが明確になります。

目次

HOTONE AMPERO II とは?多機能と高音質を両立した次世代マルチエフェクター

HOTONE AMPERO IIは、コンパクトな筐体にパワフルなサウンドと多彩な機能を凝縮した、第2世代のマルチエフェクト・プロセッサーです。

初代AMPEROのコンセプトを継承しつつ、プロセッサーやサウンドエンジンを大幅に強化し、よりプロフェッショナルなサウンドメイクとパフォーマンスを可能にします。

宅録からライブステージまで、幅広いシーンでギタリストの要求に応える実力を持った一台と言えるでしょう。

初代AMPEROからの進化点と第2世代の魅力

HOTONE AMPERO IIは、初代モデルから各要素が飛躍的に進化した正統後継機です。

最大の進化点は、プロセッサーがDual-CoreからTri-Core DSPへと強化された点にあります。

これにより演算処理能力が大幅に向上し、より複雑で高品位なサウンドモデリングが可能になりました。

また、音質の要となるAD/DAコンバーターには高級オーディオにも採用されるESS製Sabreシリーズを搭載し、最大127dBという驚異的なダイナミックレンジを実現しています。

さらに、エフェクトのルーティングが自由に行えるようになったり、IRデータのサンプリング長が倍になったりと、サウンドメイクの自由度と解像度も格段に向上しているのが第2世代の大きな魅力です。

AMPERO II Stomp / Stageとの立ち位置の違いは?

AMPERO IIシリーズには、今回レビューする無印の「AMPERO II」の他に、小型の「Stomp」と大型の「Stage」が存在します。

それぞれの立ち位置は明確に異なり、AMPERO IIはシリーズの中核をなすバランス型モデルと言えます。

本体にエクスプレッションペダルを標準搭載しつつ、ギグバッグにも収まるサイズ感を実現しており、表現力と可搬性を両立させています。

一方で「Stomp」はエクスプレッションペダルを排して徹底的に小型化し、エフェクターボードへの組み込みやすさを最優先したモデルです。

「Stage」はフットスイッチを7つ搭載したシリーズのフラッグシップで、ライブでの複雑な音色切り替えを重視するプレイヤー向けのモデルとなります。

どんなギタリストにおすすめの機材か?結論から解説

結論から言うと、HOTONE AMPERO IIは「宅録からライブまで1台で柔軟に対応し、本体搭載のエクスプレッションペダルで表現の幅を広げたいギタリスト」に最もおすすめです。

Stompでは物足りないがStageほど大きくなくても良い、というニーズに完璧に応えます。

また、XLR出力やマイク入力も備えているため、オーディオインターフェースとしての使用や、ギターボーカルのパフォーマンスにも最適です。

コストパフォーマンスに優れながらもプロレベルのサウンドを求める、幅広い層のギタリストにとって非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

HOTONE AMPERO II の主な特徴:進化した機能性を徹底解説

HOTONE AMPERO IIは、単なるサウンドの向上だけでなく、ギタリストの創造性を刺激する多くの先進的な機能を搭載しています。

ここでは、その中でも特に注目すべき特徴をピックアップし、それぞれがどのようにあなたの演奏体験を変えるのかを詳しく解説します。

次世代の信号処理を実現する「トリプルコアDSP」プラットフォーム

AMPERO IIの心臓部には、新開発のトリプルコアDSPプラットフォームが搭載されています。

これにより、初代モデルを遥かに凌ぐ高速な信号処理能力を獲得しました。

このパワフルなDSPがあるからこそ、後述する高精細なモデリング技術や、複数のエフェクトを同時に使用する複雑な音作りがストレスなく行えます。

演奏のニュアンスに対するレスポンスも向上しており、まるで本物のアンプを弾いているかのような感覚を得られるでしょう。

リアルな音を追求する「CDCM HD & F.I.R.E.」モデリング技術

HOTONE独自の「CDCM HD (Comprehensive Dynamic Circuit Modeling High Definition)」と「F.I.R.E. (Field Impulse Response Enhancement)」は、AMPERO IIのリアルなサウンドの核となるモデリング技術です。

単にアンプの音を真似るだけでなく、回路全体の動的な変化やパーツごとの相互作用までを精密に再現します。

これにより、ギターのボリューム操作やピッキングの強弱に対する追従性が非常に高く、表現力豊かな演奏を余すことなくアウトプットすることが可能です。

アンプやペダルを再現するキャプチャー機能「SoundClone (Tone Catch)」とは?

AMPERO IIには、お気に入りの実機アンプや歪みペダルのサウンドをキャプチャーし、エフェクトの一つとして使用できる「SoundClone(別名: Tone Catch)」機能が搭載されています。

これはKemperのプロファイリング機能に近く、非常に高い精度で元となる機材のサウンドキャラクターを再現できます。

レビューでは、Fortin「Grind」のようなハイゲインブースターも遜色ないレベルでキャプチャーできており、自分だけのオリジナルサウンドライブラリを手軽に構築できるのが大きな魅力です。

直感的な操作を可能にする5インチ・大型タッチスクリーン

本体中央には、5インチの大型カラータッチスクリーンが搭載されており、スマートフォンのような直感的な操作が可能です。

エフェクトチェーンの構築や各パラメーターの調整が、画面を直接タッチ&ドラッグするだけで完結します。

PCエディターを使わなくても本体のみでストレスなく詳細な音作りができるため、スタジオやライブハウスでの咄嗟のセッティング変更にも迅速に対応できます。

ギグバッグに収まるコンパクトさとEXPペダル搭載の両立

AMPERO IIは、多機能でありながら重量約1.7kg、幅330mmというコンパクトな設計を実現しています。

このサイズ感は、ギグバッグのポケットにも収まりやすく、ライブやリハーサルへの持ち運びを非常に楽にしてくれます。

それでいて、ワウやボリューム、ピッチベンドなどに活用できるエクスプレッションペダルを本体に標準搭載している点が、Stompモデルに対する大きなアドバンテージです。

一目でわかるスペック表:HOTONE AMPERO II の技術仕様

ここでは、HOTONE AMPERO IIの性能を客観的に把握するための主要なスペックを一覧表にまとめました。

購入を検討する際の技術的な比較資料としてご活用ください。

カテゴリスペック項目詳細
サウンドエンジンDSPTri-Core DSP
AD/DA変換24-bit/44.1kHz, ESS Sabre®シリーズ
ダイナミックレンジ最大127dB (D to A)
モデリング技術CDCM HD & F.I.R.E.
IR解像度2048ポイント対応、ユーザーIRスロット x50
搭載モデル数エフェクト総数460種類以上
アンプモデル90種類以上
キャビネットモデル68種類
同時使用エフェクト最大12個
入出力端子ギター入力1/4″ TS x1 (3モード切替)
マイク/ライン入力XLR/1/4″ TSコンボ x1 (5モード切替, ファンタム電源)
ステレオ出力1/4″ TRS Unbalanced x2, XLR Balanced x2
FXループ1/4″ TRS Stereo (Send/Return)
その他AUX In, ヘッドホンOut, MIDI In/Out, USB-C
ハードウェアディスプレイ5インチ カラータッチスクリーン (800×480)
フットスイッチ4つ (アサイナブル)
エクスプレッションペダル搭載
電源9-18V DC センターマイナス
寸法・重量330mm(W) x 157mm(D) x 61mm(H) / 1695g

【音質レビュー】HOTONE AMPERO II のリアルなサウンドを徹底検証

スペックや機能も重要ですが、ギタリストにとって最も気になるのはやはり「音質」でしょう。

ここでは、様々なレビューや比較動画から見えてきた、HOTONE AMPERO IIのリアルなサウンドについて深く掘り下げていきます。

内蔵アンプモデリングの音質は?他社ハイエンド機との比較

AMPERO IIの内蔵アンプモデリングは、多くのユーザーから「ライン臭さがない」「音が太い」と高く評価されています。

これは前述の高性能AD/DAコンバーターと進化したモデリング技術の恩恵が大きく、デジタル特有の硬さや細さが感じられにくい、生々しいサウンドを実現しています。

あるレビュワーは、実機を100点とするとKemperが90点、AMPERO IIは80点と評価しており、価格差を考えれば驚異的なクオリティであると言えるでしょう。

特にハイゲインサウンドの評価は高く、ゲインを高めに設定しても音が潰れすぎず、ピッキングのニュアンスをしっかりと表現してくれます。

「SoundClone」機能の再現度はどれくらい?実機・ToneXとの比較動画で解説

アンプキャプチャー機能である「SoundClone」の再現度も非常に高いレベルにあります。

比較動画では、実機アンプのヘッドのみをキャプチャーし、外部IRと組み合わせてToneXやNeural amp modelerと比較していますが、その差は非常にわずかです。

サウンドの傾向として、AMPERO IIのSoundCloneは中低域に重心を置いた重厚なサウンドになる特徴があります。

一方で比較対象のToneXは中高域のざらつき感が特徴的な抜けるサウンドであり、どちらが良いというよりはキャラクターの違いと言えます。

お気に入りのアンプの「特定のセッティング」を保存する機能としては、十分実用的なクオリティを持っていると判断できます。

空間系エフェクト(リバーブ/ディレイ)のクオリティと評価

空間系エフェクト、特にリバーブやディレイのクオリティも初代から大きく向上しています。

特にShimmerリバーブなどの幻想的なサウンドは非常に美しく、アンビエントな音作りにも十分対応可能です。

ただし、一部のレビュワーからは、パッチを切り替えた際にディレイ音などが残らない「トレイル機能」が効かないという指摘もあります。

これは演奏スタイルによってはデメリットとなり得るため、事前に認識しておくべきポイントです。

とはいえ、個々のエフェクトの音質自体は非常に高く、多彩なサウンドメイクが楽しめます。

オーディオインターフェースとしての音質も優秀?

AMPERO IIは、8イン/8アウトのUSBオーディオインターフェースとしても機能しますが、その音質も驚くほど優秀です。

専用アダプターによる安定した電源供給と、ESS製Sabre AD/DAコンバーターの搭載により、一般的なエントリークラスのオーディオインターフェースを凌駕するほどのクリアで解像度の高いサウンドを提供します。

ギター録音はもちろん、普段のリスニング用途でもその高音質を実感できるでしょう。

宅録環境の中核機材として、一台でギター録音と高品位な再生環境の両方を手に入れられるのは大きなメリットです。

HOTONE AMPERO II のメリット(おすすめな点)

AMPERO IIを実際に使用することで見えてくる、スペック表だけではわからない多くのメリットが存在します。

ここでは、ユーザーレビューで特に高く評価されている「おすすめな点」を4つに絞ってご紹介します。

ハイエンド機に迫るサウンドを低価格で実現するコストパフォーマンス

最大のメリットは、その圧倒的なコストパフォーマンスです。

20万円を超えるようなハイエンド機に迫るサウンドクオリティや、アンプキャプチャーのような先進的な機能を、比較的手の届きやすい価格で実現しています。

「Kemperは高すぎるが、妥協はしたくない」というギタリストにとって、AMPERO IIは非常に魅力的な選択肢となるでしょう。

価格以上の性能と満足感を得られる一台です。

宅録からライブまで1台で完結できる豊富な入出力(XLRアウト搭載)

AMPERO IIは入出力端子が非常に豊富で、あらゆるシチュエーションに柔軟に対応できます。

標準的なギター入力やステレオ出力に加え、PA卓に直接バランス接続できるXLRアウト、外部エフェクターを接続できるステレオFXループ、練習に便利なAUXインやヘッドホンアウトまで完備しています。

これにより、自宅での高音質なレコーディングから、スタジオでのリハーサル、ライブハウスでのPA出しまで、この一台でシステムを完結させることが可能です。

自由度の高いデュアルエフェクトチェーンとパラレル接続

エフェクトの接続順を自由に変更できるだけでなく、2系統のエフェクトチェーンを並列(パラレル)で組めるのも大きな強みです。

例えば、ディレイとリバーブを並列に接続することで、ディレイの反響音にリバーブがかかるのを防ぎ、クリアで分離の良いサウンドを作ることができます。

また、2台のアンプを同時に鳴らすような複雑なセッティングも可能です。

これにより、音作りの幅が飛躍的に広がり、より緻密で独創的なサウンドを追求できます。

ギターボーカルにも対応できるマイク入力とボーカルエフェクト機能

本体にはファンタム電源供給可能なマイクプリアンプ内蔵のコンボジャックが搭載されており、コンデンサーマイクも直接接続できます。

さらに、オートチューンやハーモニーといったボーカル用エフェクトも内蔵。

これにより、ギターとボーカルの音作りをAMPERO II一台で管理することが可能になります。

弾き語りやバンドでコーラスを担当するギターボーカルにとって、機材をシンプルにまとめられる非常に便利な機能と言えるでしょう。

購入前に知っておきたい注意点とデメリット

どんなに優れた機材にも、使い方や価値観によってはデメリットと感じられる部分が存在します。

ここでは、AMPERO IIの購入を後悔しないために、事前に知っておくべき注意点や弱点を正直に解説します。

ライブ中のモード切替はやりやすい?フットスイッチ操作の注意点

AMPERO IIのフットスイッチは4つと、Stompよりは多いものの、Stageよりは少ない構成です。

このスイッチ数でパッチモードとストンプモード(エフェクトのON/OFF)を切り替える場合、フットスイッチの長押し操作が必要になります。

一部のユーザーからは「長押しでのモード切り替えは、ライブ中に操作ミスをしやすい」という声が上がっています。

曲中に頻繁にモードを切り替えるような使い方を想定している場合は、別途外部フットスイッチを導入するか、上位モデルのStageを検討した方が安心かもしれません。

DSP使用率が高いエフェクトと組み合わせの限界

トリプルコアDSPは非常にパワフルですが、無制限ではありません。

特に、高品位なリバーブやピッチ系エフェクト、そしてアンプキャプチャー機能である「SoundClone」はDSPの使用率が高い傾向にあります。

レビューでは「SoundCloneをメインに据えたセッティングにディレイを追加すると、DSPが限界に達してリバーブが入れられなくなる」という具体的な事例も報告されています。

エフェクトを贅沢に使いたい場合は、DSP残量を意識しながら音作りをする必要があります。

パッチ切り替え時の音切れは気になる?トレイル機能の仕様

一部のレビューで、パッチを切り替える瞬間にごくわずかな音切れが発生するという指摘があります。

また、前述の通り、切り替え前に鳴っていたディレイやリバーブの残響音が引き継がれない「トレイル機能」が効かない仕様のようです。

バラードのソロからクリーンアルペジオへ切り替える際など、シームレスな音色チェンジが求められる場面では、この点が気になる可能性があります。

クイックアクセスノブ非搭載による操作感の違い

初代AMPEROやStomp、Stageモデルには搭載されている「クイックアクセスノブ」が、無印のAMPERO IIには搭載されていません。

このノブは特定のパラメーターを素早く調整するのに便利な機能でした。

AMPERO IIではタッチパネルかMENU/VALUEノブでの操作が基本となるため、特に0から100のような細かい数値を調整する際に、やや手間を感じる場面があるかもしれません。

どのモデルを選ぶべき?AMPERO II シリーズ(Stomp/Stage)との違いを比較

HOTONE AMPERO IIシリーズは、あなたのプレイスタイルや機材環境に合わせて最適なモデルを選べるラインナップが魅力です。

ここでは、無印のAMPERO II、Stomp、Stageの3機種を比較し、それぞれのモデルがどんな人に合っているのかを解説します。

【比較表】AMPERO II / Stomp / Stageの機能・サイズ・スイッチ数の違い

まずは、3機種の主な違いを表で確認してみましょう。

サウンドエンジンや搭載エフェクト数などの基本性能は共通しています。

項目AMPERO IIAMPERO II StompAMPERO II Stage
コンセプトバランス型ボード組込/小型ライブ向けフラッグシップ
フットスイッチ数437 (+1)
EXPペダル搭載なしなし
XLR出力搭載なし (TRSバランス出力)搭載
マイク入力搭載なし搭載
サイズ (W x D x H)330 x 157 x 61 mm185 x 145 x 58 mm301 x 180 x 58 mm
重量1695g1050g1885g
クイックアクセスノブなし3つ搭載3つ搭載
スマホアプリ対応なしなし対応

宅録・エフェクターボード派におすすめなのは「Stomp」

すでにこだわりの歪みペダルや空間系ペダルを持っていて、それらと組み合わせてエフェクターボードを構築したい方には「Stomp」が最適です。

シリーズ最小・最軽量でボード内のスペースを取らず、他のエフェクターとの連携もスムーズに行えます。

宅録メインで、足元での操作よりも卓上でのコンパクトさを重視する方にもおすすめです。

ライブでのスイッチ操作性を最重視するなら「Stage」

ライブでの演奏中に、曲の展開に合わせて複数のエフェクトやシーンを瞬時に切り替えたい、という要望が最も強いなら「Stage」一択でしょう。

7つのアサイナブルフットスイッチにより、複雑な操作を足元だけで完結できます。

また、シリーズで唯一スマートフォンアプリに対応しており、楽屋などで手軽にセッティングを調整できるのもライブ派には嬉しいポイントです。

バランス型で本体EXPペダルが欲しいなら無印「AMPERO II」

この記事でメインに解説してきた無印の「AMPERO II」は、StompのコンパクトさとStageの多機能性の良いとこ取りをしたモデルです。

最大の魅力は、やはり本体にエクスプレッションペダルを搭載している点です。

外部ペダルを追加することなく、ワウやボリューム奏法などを駆使した表現力豊かな演奏が可能です。

宅録からライブまで、高いレベルでバランス良くこなしたいギタリストに最もフィットするモデルと言えます。

ユーザーのリアルな声は?HOTONE AMPERO II の評判・口コミまとめ

ここでは、インターネット上のレビューやブログから、HOTONE AMPERO IIに対するユーザーのリアルな評判や口コミを集めてみました。

良い点、気になる点の両方を知ることで、より客観的な判断ができるはずです。

音質に関する良い評判・口コミ(「ライン臭さがない」「音が太い」など)

音質に関しては、ポジティブな意見が圧倒的に多く見られました。

「とにかく音が太くて、デジタルっぽさを感じさせない」「ハイゲインの歪みが特に秀逸で、実機アンプのような迫力がある」「クリーンサウンドも艶があって美しい」といった声が多数あります。

特に、これまでマルチエフェクターの「ライン臭さ」が苦手だった人からも、AMPERO IIのサウンドは受け入れられているようです。

操作性や機能性に関する良い評判・口コミ(「タッチパネルが便利」「コスパ最高」など)

操作性については、大型タッチパネルの評価が非常に高いです。

「スマホ感覚でエフェクトを並べ替えられるのが直感的で分かりやすい」「PCエディターがなくても本体だけで音作りが完結する」といった口コミが多く見られます。

また、「この音質と機能でこの価格はありえない」「ハイエンド機を買う前に試す価値がある」など、コストパフォーマンスの高さを絶賛する声も目立ちます。

改善を求める気になる評判・口コミ(「DSP不足」「音切れ」など)

一方で、改善を求める声もいくつか存在します。

最も多く指摘されているのが、前述した「DSP不足」の問題です。

「SoundCloneと高品位なリバーブを同時に使うとDSPが足りなくなることがある」という点は、多くのユーザーが感じているようです。

また、「パッチ切り替え時のわずかな音切れ」や「トレイル機能がない」ことへの不満、フットスイッチの「長押し操作がライブでは不安」といった操作性に関する指摘も見られました。

HOTONE AMPERO II の価格は?最安値で手に入れる方法

HOTONE AMPERO IIの購入を検討する上で、価格は非常に重要な要素です。

ここでは、現在の価格相場と、少しでもお得に手に入れるためのポイントについて解説します。

新品・中古の価格相場をチェック

HOTONE AMPERO IIの新品価格は、販売店にもよりますが、おおよそ8万円台から9万円台前半で推移していることが多いようです(2024年時点)。

非常に人気の高いモデルであるため、中古市場にも製品が出回ることがあります。

中古品の場合、状態にもよりますが新品価格の1〜2割程度安く手に入れられる可能性があります。

ただし、保証の有無や本体の状態をしっかり確認することが重要です。

セール時期やお得に購入できる販売店情報

楽器店によっては、年末年始や決算期などにセールを実施することがあります。

そうしたタイミングを狙うことで、通常よりもお得な価格で購入できる可能性があります。

また、オンラインストアのポイント還元キャンペーンなどを活用するのも賢い方法です。

複数の販売店の価格やキャンペーン情報を比較検討し、最も条件の良いところで購入することをおすすめします。

急いでいない場合は、気になる販売店のメールマガジンやSNSをフォローしておくと、セール情報を見逃さずに済むでしょう。

まとめ:HOTONE AMPERO II レビュー解説

この記事では、HOTONE AMPERO IIについて、特徴やスペック、音質、メリット・デメリット、シリーズ比較まで徹底的にレビュー・解説しました。

最後に、本記事の要点をまとめます。

予算を抑えつつ、本格的なサウンドを手に入れたいギタリスト

AMPERO IIは、ハイエンド機に迫る高品位なサウンドとプロ仕様の機能を、比較的手頃な価格で実現しています。

コストパフォーマンスを重視しつつも、音質に妥協したくないギタリストにとって、これ以上ない選択肢の一つとなるでしょう。

宅録とライブの両方で使えるコンパクトなシステムを組みたい人

豊富な入出力とギグバッグに収まる可搬性を両立しているため、自宅でのレコーディングからライブステージまで、シームレスに同じサウンド環境を持ち運ぶことが可能です。

機材をシンプルにまとめ、フットワーク軽く活動したい現代のギタリストに最適です。

ギターだけでなくボーカルのエフェクトも1台で管理したいギターボーカル

マイク入力とボーカル用エフェクトを搭載している点は、他のマルチエフェクターにはない大きな特徴です。

弾き語りアーティストや、バンドでコーラスを担当するギタリストが、ギターとボーカルのシステムをスマートに一元化するのに役立ちます。

  • HOTONE AMPERO IIは初代からDSPや音質、機能性が大幅に進化した第2世代モデルである
  • Tri-Core DSPとESS製Sabre AD/DAコンバーターによりプロレベルのサウンドを実現する
  • SoundClone機能で実機アンプやペダルのサウンドを高い再現度でキャプチャー可能
  • 大型タッチスクリーンによる直感的な操作性が高く評価されている
  • EXPペダルを搭載しつつギグバッグに収まる絶妙なサイズ感が魅力
  • 音質は「ライン臭さがない」「音が太い」と評判で、特にハイゲインサウンドに定評がある
  • オーディオインターフェースとしての性能も非常に高く、宅録の中核を担える
  • 注意点として、DSP使用率が高いエフェクトの組み合わせには限界がある
  • パッチ切り替え時の音切れやトレイル機能がない点は演奏スタイルによってデメリットになりうる
  • シリーズの中ではEXPペダルと可搬性を両立したバランス型のモデルに位置づけられる
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