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Limetone Audio buddy レビュー解説!音質と革新的特徴を分析

「原音を損なわないクリアなディレイが欲しい」「エフェクターボードをシンプルにしたい」そんな悩みを抱えるギタリストへ。

Limetone Audioから登場したディレイペダル「buddy」は、従来のデジタルディレイとは一線を画す革新的なコンセプトで、多くのプレイヤーから高い評価を得ています。

この記事では、Limetone Audio buddyの音質や特徴、実際の使用感を徹底的にレビュー解説します。

buddyの評判や口コミが気になっている方、自分の機材に合うか確かめたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事を読めば、buddyがあなたの最高の「相棒」となり得るか、その全てがわかります。

目次

Limetone Audio buddyとは?一言で言うと「原音を損なわない最高の相棒」

コンセプトは「入力信号のダイナミクスをそのまま伝える」次世代ディレイ

Limetone Audio buddyは、「入力信号のダイナミクス、レスポンスをそのまま伝える」という明確なコンセプトのもとに開発された、新しい発想のディレイペダルです。

一般的なデジタルディレイペダルとは異なり、ギターから入力された原音(ドライ音)をデジタル変換せず、アナログ信号のまま扱う「アナログドライスルー」方式を採用しているのが最大の特徴です。

これにより、ギタリストがこだわり抜いたギター本体やアンプ、歪みエフェクターの音質や繊細なピッキングニュアンスを一切損なうことなく、高品質なディレイサウンドだけを付加することができます。

まさに、プレイヤーのサウンドを常にサポートしてくれる「相棒(buddy)」のような存在を目指して作られたペダルと言えるでしょう。

どんなギタリストにおすすめ?シンプルな操作で最高の音質を求める人へ

Limetone Audio buddyは、特に音質を最優先し、直感的でシンプルな操作性を求めるギタリストに最適なペダルです。

複雑な機能や多数のプリセットは必要なく、とにかく原音を大切にしながら、質の高いディレイサウンドを手軽に加えたい、というニーズに完璧に応えます。

また、後述するマスターボリューム機能により、エフェクターボードの省スペース化や、ライブでの操作性を向上させたいと考えている方にも強くおすすめできます。

音作りに迷うことなく、常に最高のサウンドで演奏に集中したい全てのプレイヤーにとって、強力な味方となるでしょう。

【音質レビュー】Limetone Audio buddyのサウンドを徹底解説

最大の魅力は「驚くほどクリアで自然な音質」その秘密とは?

buddyをONにした瞬間に感じるのは、驚くほどクリアで透明感のあるサウンドです。

その秘密は、前述の通り「アナログドライスルー」にあります。

多くのデジタルディレイは、入力された信号を一度「AD変換(アナログ→デジタル)」し、ディレイ処理を施した後に再び「DA変換(デジタル→アナログ)」して出力します。

この過程で、どうしても元のサウンドから質感の変化や音痩せが生じてしまいがちです。

しかしbuddyは、原音はアナログのまま、ディレイ音のみをデジタルで生成し、最終段の高品質なミキサー回路でミックスするという方式を採用しています。

そのため、エフェクトをONにしても原音の艶や太さ、腰の強さが全く失われず、むしろ音に深みが増したかのような印象さえ受けます。

選べる3つのサウンドキャラクター(Digital/Tape/Record)の音の違いを比較

buddyは、中央のトグルスイッチで3種類の異なるディレイキャラクターを切り替えることができ、幅広い音楽ジャンルに対応します。

モード特徴サウンドの印象
Digitalクリアで正確なデジタルディレイ原音に忠実で、音の輪郭がはっきりしている。カッティングやモダンなリードプレイに最適。
Tapeテープエコーをシミュレートしたウォームなサウンド高域が自然にロールオフし、温かみと少し懐かしい雰囲気を持つ。歌もののバッキングやブルージーなソロによく合う。
Recordアナログディレイ風の柔らかく丸いサウンドTapeモードよりもさらに柔らかく、音を優しく包み込むような質感が特徴。アンビエントな空間演出に貢献する。

これらのモードは、それぞれに明確な個性がありながら、どのモードでもbuddyならではのクリアさは失われません。

特にTapeモードとRecordモードは、一般的なアナログディレイやテープエコーで起こりがちなピッチの揺れを意図的に排除しており、安定した音程でアナログライクな温かみを加えられる点が秀逸です。

歪みエフェクターとの相性は良い?悪い?組み合わせた際のサウンド変化

歪みエフェクターとの相性は抜群に良いです。

アナログドライスルー方式のおかげで、オーバードライブやディストーションが持つ本来のキャラクターやダイナミクスを全く邪魔しません。

むしろ、歪みによって作り込んだゴリッとした質感や、ピッキングの強弱による表現をそのまま活かしながら、美しいディレイ音をシームレスに加えることができます。

ディレイをかけると音がぼやけてしまう、歪みの芯がなくなってしまうといった悩みとは無縁で、サウンドに立体感と奥行きだけを綺麗にプラスしてくれる印象です。

Limetone Audio buddyの革新的な3つの特徴

特徴1:原音を劣化させない「アナログドライスルー」とは?

buddyのサウンドの核となるのが、この「アナログドライスルー」という設計思想です。

入力されたギターの信号は、デジタル回路を一切通過しません。

アナログ信号のままミキサー回路に送られ、そこでデジタル処理されたディレイ音とミックスされて出力されます。

これは例えるなら、PAエンジニアがマイクで拾ったアンプの音(原音)に、ミキサー側で別途ディレイ(エフェクト音)をかける手法に非常に近い考え方です。

この方式により、原音の純粋さが徹底的に守られ、他のエフェクターでは体験できないレベルの透明感と解像度を実現しています。

特徴2:ディレイとブースターを1台で実現する「マスターボリューム」機能

左上に配置された「master」ノブは、buddyのもう一つの革命的な特徴です。

これは、ディレイ音だけでなく、原音を含めたペダル全体の最終的な出力レベルを調整するマスターボリュームとして機能します。

例えば、ギターソロの際にブースターとディレイを同時に踏む、というシチュエーションは非常に多いですが、buddyならこのペダルを1回踏むだけで、ディレイをかけつつ音量を持ち上げることが可能です。

これにより、足元の操作がシンプルになり、より演奏に集中できるようになります。

また、「delay level」をゼロにすれば、buddyを純粋なクリーンブースターとして使用することもでき、非常に応用範囲の広い機能となっています。

特徴3:直感的な操作で多彩な音作りができる「3モードスイッチ」

buddyの操作系は、4つのノブと1つのトグルスイッチのみで構成されており、非常にシンプルで直感的です。

複雑な階層や隠し機能はなく、誰でもすぐに求めるサウンドにたどり着けるよう設計されています。

前述の通り、トグルスイッチで「Digital」「Tape」「Record」というキャラクターの全く異なる3つのモードを選択可能です。

これにより、1台でクリアなモダンサウンドから温かみのあるヴィンテージサウンドまでをカバーでき、見た目のシンプルさからは想像できないほどの高い汎用性を誇ります。

実際に使ってわかった!Limetone Audio buddyをおすすめする理由

ライブでのペダル操作が劇的に楽になる

マスターボリューム機能の恩恵は、特にライブステージで絶大な効果を発揮します。

これまでブースターとディレイの2つを踏み分けていた操作が、buddy1台で完結するため、踏み間違えのリスクが減り、パフォーマンスの安定性が向上します。

エフェクターボード上のスペースを1台分節約できるという物理的なメリットも大きく、よりコンパクトで効率的なシステム構築に貢献してくれるでしょう。

こだわりのギターやアンプの音作りを邪魔しない透明感

アナログドライスルーによる原音の高い再現性は、サウンドに強いこだわりを持つギタリストにとって何よりのメリットです。

高価なギターやアンプ、 painstakingly(丹精込めて)セッティングした歪みペダルのサウンドキャラクターを、ディレイをONにしたことで変化させてしまう心配がありません。

まるで、アンプの後ろにもう一つの空間が広がるかのような、自然で立体的な音響効果を得ることができます。

ディレイを使わない時も「秀逸なブースター」として活躍

「delay level」ノブを完全に絞り切ることで、buddyは非常に高品質なクリーンブースターへと姿を変えます。

原音の質感を全く変えずに、純粋に音量だけを持ち上げてくれるため、ソロ時の音量アップはもちろん、アンプを軽くプッシュしたい時などにも活用できます。

音に余計な色付けをしないため、後段に繋ぐエフェクターやアンプの性能を最大限に引き出すことが可能です。

所有欲を満たすポップなデザインと隠された遊び心

中央に描かれたイルカのイラストが印象的なポップでカラフルなデザインは、多くのエフェクターの中でも一際目を引きます。

「相棒」という名前にふさわしい親しみやすさを感じさせ、ペダルボードに加えるだけで気分が上がるような魅力を持っています。

さらに、筐体に散りばめられた「BUDDY」の文字の中に、実はブランド名である「LIMETONE」という文字が隠されているなど、デザイナーの遊び心も感じられ、所有する喜びを一層深めてくれます。

購入前に確認!Limetone Audio buddyの注意点と合わない可能性のある人

多機能ディレイ(タップテンポ・プリセット等)を求める人には不向き?

buddyは、あくまで音質とシンプルな操作性を追求したペダルです。

そのため、演奏中に足元でディレイタイムを変更できるタップテンポ機能や、作成した音色を保存・呼び出しできるプリセット機能などは搭載されていません。

曲のBPMに正確にディレイタイムを合わせたい場合や、複数のディレイ設定を瞬時に切り替えたい場合は、StrymonやEventideといった多機能ディレイの方が適しているでしょう。

MIDI接続やステレオ出力には非対応

接続端子は、インプット、アウトプット、DC9V Inのみのモノラル仕様です。

スイッチャーなどからのMIDIコントロールや、2台のアンプを使ったステレオでの空間的な広がりを求める使い方には対応していません。

シンプルなモノラル環境での使用を前提とした設計となっています。

アナログモードは完全なアナログ回路ではない?その仕様を解説

公式サイトにも記載がある通り、TapeモードとRecordモードが作り出すアナログライクなサウンドは、一部デジタル回路を使用して生成されています。

完全なアナログBBD素子などを使用したディレイペダルとは仕組みが異なります。

しかし、これはデメリットではなく、デジタル制御だからこそ実現できた「ピッチの揺れがない安定したアナログ風サウンド」という大きなメリットにつながっています。

純粋なアナログ回路にこだわる方以外にとっては、むしろ実用性の高い仕様と言えるでしょう。

Limetone Audio buddyの評判・口コミまとめ

【良い評判】「原音がクリアなまま」「ブースター機能が便利すぎる」という声が多数

buddyのレビューや口コミで最も多く見られるのが、やはりその音質に対する賞賛です。

「ディレイをかけても音が引っ込まない」「原音の解像度がすごい」といった、アナログドライスルーの恩恵を実感する声が後を絶ちません。

また、「ブースター機能が革命的」「ソロでの操作が楽になった」など、マスターボリューム機能の利便性を高く評価する意見も非常に多く、音質と実用性の両面で高い満足度を得ていることがうかがえます。

【気になる評判】「機能がシンプル」「価格が高い」と感じる人も

一方で、機能面に関しては、そのシンプルさゆえに物足りなさを感じるという意見も少数ながら存在します。

特に、タップテンポ機能の非搭載を惜しむ声が見られます。

また、価格が約3万円という点で、シンプルな機能のディレイとしては高価だと感じるユーザーもいるようです。

ただし、その価格には唯一無二のサウンドと革新的な機能性が含まれているため、価値観が合う人にとっては納得のいく投資と言えるでしょう。

Limetone Audio buddyの基本スペックと価格情報

Limetone Audio buddyのスペック一覧(サイズ、重量、消費電流など)

buddyの主な仕様は以下の通りです。

項目スペック
接続端子INPUT、OUTPUT、DC9V In
入力インピーダンス1MΩ
出力インピーダンス12.5kΩ以下
消費電流約80mA
外寸幅 (W) 65 mm、奥行き (D) 110 mm、高さ (H) 52 mm
重量253g
バイパス方式トゥルーバイパス

価格はいくら?どこで購入できる?

Limetone Audio buddyの販売価格は、28,600円(税込)です。

全国の楽器店や、Limetone Audio公式ウェブストア、各種オンラインショップなどで購入することができます。

非常に人気の高いモデルのため、在庫状況は各販売店にご確認ください。

まとめ:Limetone Audio buddy レビュー解説

Limetone Audio buddyのレビュー・解説ポイント総まとめ

本記事では、Limetone Audio buddyの音質、特徴、使い方から評判・口コミまでを徹底的にレビュー解説しました。

原音のニュアンスを一切損なわない透明感あふれるサウンドと、ディレイとブースターを1台でこなす革新的な機能性は、多くのギタリストにとって理想的なペダルとなり得ます。

シンプルながらも考え抜かれた仕様は、プレイヤーが本当に求めるものだけを凝縮した結果と言えるでしょう。

音質を最優先し、直感的に使えるペダルを探しているなら最高の選択肢

もしあなたが、複雑な機能よりもサウンドの質を何よりも重視し、ライブやセッションで直感的に扱えるディレイペダルを探しているなら、Limetone Audio buddyは最高の選択肢の一つです。

あなたの足元で、サウンドを忠実に支え、時には力強く前に押し出してくれる、まさに最高の「相棒」となってくれることでしょう。

  • Limetone Audio buddyは原音のニュアンスを損なわないディレイペダルである
  • 原音をデジタル変換しない「アナログドライスルー」方式が最大の特徴
  • 驚くほどクリアで透明感のあるサウンドを実現
  • Digital/Tape/Recordの3つの実用的なサウンドモードを搭載
  • マスターボリューム機能によりディレイとブースターの役割を1台でこなす
  • ライブでの足元操作がシンプルになり、演奏に集中できる
  • 歪みエフェクターのキャラクターを一切邪魔しない
  • タップテンポやプリセット機能はなく、シンプルな操作性を追求
  • モノラル仕様でMIDIやステレオ出力には非対応
  • 音質を最優先し、直感的な操作を求めるギタリストに最適である
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