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Mooer Prime P1レビュー|音質・使い方・注意点を徹底解説します

「ギターの機材が重くて持ち運びが大変…」「自宅で手軽に良い音で練習したいけど、セッティングが面倒」「多機能なマルチエフェクターに興味はあるけど、価格が高くて手が出ない」。

このような悩みを抱えているギタリストやベーシストは少なくないでしょう。

この記事では、そんな悩みを解決する可能性を秘めたポケットサイズのマルチエフェクター「Mooer Prime P1」について、その真価を徹底的にレビューします。

インプットされた複数のレビュー記事や公表されているスペック、実際のユーザーの評判・口コミといった客観的な情報をもとに、Mooer Prime P1の具体的な特徴や音質、おすすめな点から購入前に知っておくべき注意点まで、あらゆる角度から深く掘り下げていきます。

この記事を最後まで読めば、Mooer Prime P1があなたの音楽ライフに最適なパートナーとなり得るか、明確な答えが見つかるはずです。

目次

【結論】Mooer Prime P1はこんな人におすすめ!5つのメリットを解説

とにかく機材を軽く・小さくしたいギタリスト/ベーシストへ

Mooer Prime P1は、機材の軽量化・小型化を最優先するギタリスト/ベーシストにとって、まさに革命的な選択肢となります。

その重量はわずか100g、大きさはスマートフォンの3分の1程度という驚異的なコンパクトさを実現しています。

重いペダルボードや大型のアンプから解放され、スタジオ練習やライブへもギターケースのポケットに入れて気軽に持ち運べる手軽さは、他の製品では得られない最大のメリットと言えるでしょう。

スマホ操作に抵抗がなく、手軽に良い音で練習したい人へ

Prime P1の操作は、専用の無料スマートフォンアプリを介して行います。

物理的なツマミがほとんどない代わりに、直感的なインターフェースのアプリで全てのエフェクト設定や音作りを完結させる設計です。

普段からスマートフォンを使い慣れている方であれば、複雑な操作に悩むことなく、手軽に多彩なサウンドメイクを楽しめます。

練習したい時にサッと取り出して、すぐに質の高いサウンド環境を構築できる点は非常に魅力的です。

エフェクター初心者や、シンプルなサブ機を探している中級者へ

Prime P1は、これからエフェクターを試してみたいと考えている初心者の方に最適な一台です。

126種類ものエフェクトが収録されており、コンプレッサーから歪み、モジュレーション、ディレイ、リバーブまで、基本的なエフェクトを網羅しています。

また、すでにメインの機材を持っている中級者以上の方にとっても、手軽に持ち出せるサブ機や、自宅での練習用として非常に高い価値を発揮するでしょう。

ルーパーやドラムマシンを使って効率的に練習したい人へ

この小さな筐体には、練習をサポートする強力なツールが満載されています。

最大80秒の録音が可能なルーパー機能を使えば、バッキングを録音してソロの練習をしたり、フレーズを重ねてアイデアを練ったりすることが可能です。

さらに、40種類のドラムマシンと10タイプのメトロノームも内蔵されており、単調になりがちな個人練習をより実践的で楽しいものに変えてくれます。

Bluetoothスピーカーとしても活用したい人へ

Prime P1は、Bluetoothオーディオ再生機能を搭載しています。

お使いのスマートフォンやタブレットとペアリングすれば、好きな楽曲をPrime P1から再生し、それに合わせてギターを演奏することができます。

面倒なケーブル接続なしで、手軽にセッション練習ができる環境が整います。

単なるエフェクターとしてだけでなく、練習用のアンプ兼オーディオプレイヤーとして一台で何役もこなす多機能性も、大きな魅力の一つです。

Mooer Prime P1の実際の音質はどう?ギタリストのリアルな音質レビュー

音質の全体評価:練習や宅録、小規模ライブなら十分なクオリティ

Mooer Prime P1の音質は、そのサイズからは想像できないほど実践的であり、「練習や自宅でのレコーディング、小規模なライブで使うには十分なクオリティ」というのが多くのユーザーに共通する評価です。

もちろん、ハイエンドなプロ用機材と比較すれば音の解像度や表現力に差はありますが、価格と携帯性を考慮すれば、コストパフォーマンスは非常に高いと言えます。

特にヘッドフォンで聴いた際のサウンドは気持ちよく、没入感のある練習が可能です。

アコースティックギターでの音作りと「ギターシミュレーター」の評価

アコースティックギター(エレアコ)用の設定も用意されており、コンプレッサーやリバーブなどを駆使した音作りができます。

注目すべき「ギターシミュレーター」機能は、元のギターの音を別の有名アコースティックギターのサウンドに変化させるものですが、この評価は少し分かれるところです。

ヘッドフォンで聴く分には楽しいものの、ライブでPAから出すと「少し作り込みすぎた不自然な音」に感じられたというレビューも見られます。

使用するギターとの相性を見ながら、シミュレーターはオフにしてギター本体の鳴りを活かすセッティングも有効な選択肢となるでしょう。

エレキギター用アンプモデルのサウンド傾向と歪みの質

エレキギター用としては、多彩なアンプモデルとエフェクトが用意されており、アコースティック用よりもさらに凝った音作りが可能です。

特にハイゲイン系のサウンドは評価が高く、モダンなロックやメタルにも対応できるポテンシャルを持っています。

クリーンからクランチ、そして強力なディストーションまで、幅広いジャンルのサウンドをカバーできるため、一台で様々な音色を楽しみたい方にはぴったりです。

ディレイやリバーブなど空間系エフェクトの質は?

Prime P1に内蔵されているディレイやリバーブといった空間系エフェクトは、クオリティが高く実用的です。

音に広がりと奥行きを与え、リッチなサウンドスケープを作り出すことができます。

ユーザーレビューでも、これらのエフェクトを積極的に活用して多彩な音作りを楽しんでいる様子がうかがえ、サウンド全体の完成度を高める上で重要な役割を果たしています。

購入前に知るべき注意点と4つのデメリット

注意点1:本体だけでは音作りができない【スマホアプリ必須】

Prime P1の最大の注意点は、詳細な音作りがスマートフォンアプリなしでは行えないことです。

本体のノブでできる操作は、4つのプリセット切り替えと全体の音量調整のみです。

エフェクトのON/OFFやパラメータの調整、ドラムマシンの操作など、ほとんどの機能はアプリを介して行います。

そのため、スマートフォンを持っていない、あるいは演奏のたびにアプリを起動するのが面倒だと感じる方には不向きかもしれません。

注意点2:エフェクトの接続順は変更できない

アコースティックギター用のソフトウェアでは、「コンプレッサー→ギターシミュレーター→オーバードライブ→モジュレーション→ディレイ→リバーブ」というように、エフェクトの接続順が固定されています。

(今後のアップデートで変更される可能性はあります)

歪みエフェクトを空間系の後段に置くといった、特殊な音作りをしたい場合には制約となります。

標準的なセッティングで満足できるかが一つの判断基準になるでしょう。

注意点3:演奏中の置き場所に少し困る?【小さすぎる問題】

製品のメリットである「小ささ」は、時としてデメリットにもなり得ます。

あまりにも小さく軽いため、シールドケーブルの重みや動きで本体が引っ張られてしまい、安定した置き場所の確保に少し困るという声があります。

演奏中に足元に置く場合は、ケーブルの取り回しなどに少し工夫が必要になるかもしれません。

注意点4:ワイヤレスフットスイッチは別売り

ライブなどで演奏中にプリセットを切り替えたり、ルーパーを操作したりするには、別売りの「Mooer Fシリーズワイヤレスフットスイッチ」がほぼ必須となります。

本体だけでは足元でのリアルタイムな操作は不可能です。

ライブでの使用を視野に入れている場合は、本体価格に加えてフットスイッチの追加費用も考慮しておく必要があります。

利用者の評判・口コミを徹底調査【良い点・悪い点】

【良い評判】「革命的に軽い」「音が良い」「便利」という声が多数

Mooer Prime P1の評判を調査すると、ポジティブな口コミが数多く見つかります。

特に「とにかく軽くてスタジオ練習が楽になった」「重い機材から解放された」といった、圧倒的な携帯性を称賛する声が目立ちます。

また、「このサイズでこの音質は驚き」「スマホで簡単にセットアップできて便利」「多機能で満足度が高い」など、音質、操作性、機能性のバランスの良さを評価する意見も多く、多くのユーザーがその革新性に満足していることがうかがえます。

【悪い評判】「アプリが使いにくい」「本体の操作性が…」などの意見

一方で、ネガティブな評判も存在します。

その多くは、操作性に関連するものです。

「アプリのUI(ユーザーインターフェース)が直感的ではない」「接続が不安定になることがある」といったアプリに対する不満や、「本体だけでは何もできないのが不便」といった、製品コンセプトそのものに関する指摘が見られます。

これらの意見は、購入後に「思っていたのと違った」と感じないために、事前に理解しておくべき重要なポイントです。

Mooer Prime P1のスペックと全機能を完全網羅

サイズ・重量・バッテリー駆動時間

Mooer Prime P1の主な仕様は以下の通りです。

項目スペック
サイズ99.3mm (D) x 55mm (W) x 21mm (H)
重量100g
バッテリー充電式リチウムイオン電池
駆動時間約4.5時間
充電端子USB-C (DC 5V/1A)

このスペックからも、その驚異的な携帯性がお分かりいただけるでしょう。

搭載エフェクト・機能一覧(ルーパー・ドラムマシン等)

Prime P1は、コンパクトながら非常に多彩な機能を搭載しています。

機能詳細
エフェクト数126種類(ギター・ベース用)
ルーパー最大80秒
ドラムマシン40種類のパターン
メトロノーム10種類のタイプ
チューナー高精度チューナー
プリセット数4つ(A/B/C/D)を本体で切替可能
BluetoothVer 5.0(オーディオ再生・アプリ連携)
USB/OTGモバイルデバイスへのダイレクト録音

これらの機能が、練習から簡単な録音まで幅広くサポートします。

入出力端子と接続方法

接続端子はシンプルにまとめられています。

端子名規格インピーダンス
入力 (Input)1/4インチモノラルジャック2MΩ
出力 (Output)1/4インチモノラルジャック100Ω
ヘッドフォン出力1/8インチステレオジャック32Ω

ギターからの入力、アンプやミキサーへの出力、そしてヘッドフォンでのモニタリングと、基本的な接続に過不足なく対応しています。

カラーバリエーションは全何色?

Mooer Prime P1は、ユーザーの好みに合わせて選べる豊富なカラーバリエーションを展開しています。

現在、公式にアナウンスされているのは以下のカラーです。

  • Black
  • White
  • Gray
  • Green
  • Pink

自分のスタイルや持っているギターの色に合わせて選ぶ楽しみもあります。

【アプリ画面付き】Prime P1の基本的な使い方と設定方法

電源を入れてプリセットを選ぶだけの簡単操作

Prime P1の基本的な操作は非常にシンプルです。

本体側面にある「CONTROLノブ」を長押しすると電源が入ります。

電源が入った状態で「CONTROLノブ」を短く押すたびに、A/B/C/Dの4つのプリセットが切り替わります。

ノブのLEDが青→緑→黄→赤と色を変えるので、どのプリセットが選択されているか一目で分かります。

音量調整は「CONTROLノブ」を回すだけです。

スマホアプリとのBluetoothペアリング方法

詳細な設定を行うには、まずスマートフォンとPrime P1をBluetoothでペアリングします。

  1. お使いのスマートフォンに「Prime App」をダウンロードし、インストールします。
  2. スマートフォンのBluetooth設定をオンにします。
  3. Prime P1の電源を入れます。
  4. 「Prime App」を起動し、画面の指示に従ってデバイスを検索・接続します。

一度ペアリングすれば、次回からはアプリを起動するだけで自動的に接続されるようになります。

アプリでの音作りとプリセット保存の流れ

アプリに接続すると、仮想のペダルボード画面が表示されます。

ここで各エフェクターのアイコンをタップして、詳細なパラメータ調整が可能です。

直感的なグラフィックで表示されるため、ツマミを回すような感覚で音作りができます。

気に入ったセッティングが完成したら、A/B/C/Dのいずれかのプリセットに上書き保存します。

また、Mooerクラウドを通じて他のユーザーが作成したプリセットをダウンロードしたり、自分のサウンドを共有したりすることもできます。

練習がはかどるBluetoothオーディオ再生機能の使い方

練習したい曲がある場合、Prime P1をBluetoothスピーカーとして使うと非常に便利です。

  1. スマートフォンのBluetooth設定画面で、「Prime Audio」というデバイスを探してペアリングします。
  2. あとは、YouTubeや音楽再生アプリなどで好きな曲を再生するだけです。
  3. 曲の音声はPrime P1のヘッドフォン出力やメイン出力から、自分のギターの音とミックスされて聞こえてきます。

これにより、手軽に楽曲に合わせた練習や耳コピができます。

よくある質問(Q&A)

後継機「Prime P2」との違いは何?どっちを選ぶべき?

Prime P1には「Prime P2」という後継機が存在します。

大きな違いは、P2にはタッチスクリーンディスプレイとMIDI端子が搭載されている点です。

これにより、P2は本体だけでも多少の操作が可能になり、外部MIDIコントローラーでの制御にも対応します。

一方で、価格はP1よりも高価(約3万円以上)になります。

手軽さとコストを最優先するならP1、拡張性や本体での操作性を少しでも重視するならP2、という選び分けになるでしょう。

ノイズは気になる?ノイズゲート(サプレッサー)の設定方法は?

Prime P1にはノイズを抑制する機能(ノイズゲート/ノイズサプレッサー)もエフェクトの一つとして内蔵されています。

特にハイゲインなサウンドを作る際にはノイズが目立ちやすくなるため、この機能は非常に有効です。

設定は、他のエフェクトと同様にスマートフォンアプリから行います。

エフェクトチェーンの中からノイズゲートモジュールを選択し、効き具合(スレッショルドなど)を調整することで、演奏していない時の不要なノイズをカットできます。

新品の価格はいくら?どこで買うのがお得?

Mooer Prime P1の新品価格は、2024年現在、おおむね17,000円前後で販売されています。

Amazonや楽天などの大手オンラインストア、島村楽器などの楽器店で購入可能です。

価格は販売店によって若干異なるほか、ポイント還元率なども違うため、いくつかの店舗を比較検討して、最もお得な条件で購入するのがおすすめです。

中古で購入する際のチェックポイントは?

中古品であれば、12,000円前後から見つけることも可能です。

中古で購入する際は、まず本体に大きな傷や破損がないかを確認しましょう。

最も重要なのは、バッテリーの劣化具合とUSB-C端子の状態です。

可能であれば、実際に電源が入ること、スマートフォンアプリと正常に接続できること、充電が問題なく行えることを確認してから購入するのが理想です。

まとめ:Mooer Prime P1 レビューの総括

  • Mooer Prime P1はスマホサイズの超小型・軽量マルチエフェクターである
  • 重量わずか100gで機材の持ち運びを劇的に楽にする
  • 操作のほとんどを無料のスマートフォンアプリで行うのが最大の特徴
  • 音質は練習や宅録、小規模ライブでは十分実用的なレベル
  • ギターだけでなくベース用のエフェクトも網羅している
  • ルーパー、ドラムマシン、チューナーなど練習支援機能が充実
  • Bluetoothオーディオ再生機能で楽曲に合わせた練習が手軽にできる
  • デメリットは本体だけで音作りができず、エフェクト順が固定な点
  • ライブで使うには別売りのワイヤレスフットスイッチが推奨される
  • コストパフォーマンスに優れ、ギタリストの練習環境を革新する一台である
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