「チューブスクリーマー系のペダルが欲しいけど、本家は高すぎる…」
「安いクローンは品質が不安…」そんな悩みを抱えていませんか?
NUX Tube Man MKII NOD-2は、約7,000円という価格ながら、FETトランジスターを採用した本格的なTS系オーバードライブです。
この記事では、実際の使用感や音質の特徴、メリット・デメリット、そして購入前に知っておくべき注意点まで徹底的に解説します。
本家Ibanez TS808/TS9との違いや、コストパフォーマンスの実力を知りたい方は、ぜひ最後までお読みください。
NUX Tube Man MKII NOD-2の特長
FETトランジスター採用による本格的なチューブサウンド
NUX Tube Man MKII NOD-2の最大の特長は、従来のTS系ペダルとは異なるFETトランジスター・システムを採用している点です。
オリジナルのTube Screamerはオペアンプとダイオードクリッピングによって歪みを生成しますが、本機はFET(電界効果トランジスタ)を入力段に配置することで、より自然で真空管アンプに近いブレイクアップを実現しています。
この設計により、ピッキングの強弱やギターのボリューム操作に対する反応が非常にダイナミックです。
軽く弾けばクリーンに近いトーン、強く弾けば豊かなハーモニクスを伴ったオーバードライブが得られます。
ミッドレンジを活かしながらも明瞭なサウンド
TS系ペダルの特徴であるミッドレンジの太さを維持しながら、従来のクローンペダルよりも高い明瞭度を実現しています。
リードプレイでは豊かなサスティンが得られ、バンドアンサンブルの中でもしっかりと抜けてくるサウンドが特徴です。
リズムプレイにおいても、音の輪郭がぼやけることなく、表現力豊かな演奏が可能です。
コンパクトな筐体と堅牢な作り
Mini Coreシリーズに属する本機は、94×51×53mmというコンパクトなサイズを実現しています。
ペダルボードのスペースを有効活用でき、複数のエフェクターと組み合わせる際にも取り回しが良好です。
筐体は頑丈な金属製で、ライブやツアーでの使用にも耐えうる耐久性を備えています。
また、暗いステージでも視認性を確保できる光るノブを搭載しており、実践的な配慮がなされています。
スペック・仕様
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| 製品名 | Tube Man MKII(NOD-2) |
| タイプ | オーバードライブ(TS系) |
| 回路方式 | FETトランジスター・システム |
| コントロール | Drive、Tone、Level |
| 入力インピーダンス | 510kΩ |
| 出力インピーダンス | 100Ω |
| バイパス方式 | トゥルーバイパス |
| 電源 | 9V DC センターマイナス |
| 消費電流 | 90mA未満 |
| 電池駆動 | 不可 |
| 入出力端子 | 1/4インチ(6.35mm)モノラル |
| サイズ | 94(L) × 51(W) × 53(H) mm |
| 重量 | 174g |
| 日本国内価格 | 7,150円(税込) |
おすすめな点
本家の約40%の価格で本格的なTS系サウンドが手に入る
Ibanez TS808が約17,000円、TS9が約12,000〜15,000円する中、NUX Tube Man MKII NOD-2は約7,150円で購入可能です。
単なる廉価版ではなく、FET回路という独自のアプローチにより、本家とは異なる魅力を持ったサウンドを実現しています。
ブラインドテストにおいても本家TS9と判別が難しいレベルのクオリティとされており、予算を抑えながらも本格的なTS系サウンドを求めるギタリストにとって最適な選択肢です。
ゲインゼロでもクリーンブースターとして活用可能
Driveノブを最小に設定すると、歪みをほとんど加えずにミッドレンジを持ち上げるクリーンブースターとして機能します。
ソロ時の音量アップや、アンプのプリアンプをプッシュする用途にも対応でき、一台で複数の役割をこなせる汎用性の高さが魅力です。
ノイズが少なく静かな動作
同価格帯のペダルと比較して、ノイズレベルが非常に低いと評価されています。
高品質なパーツを使用していることが伺え、レコーディング環境でも安心して使用できます。
チューブアンプ・ソリッドステートアンプ両対応
入出力インピーダンスの設計により、真空管アンプからソリッドステートアンプまで幅広いアンプとの相性が良好です。
特にVox AC15やFender系のクリーンアンプとの組み合わせで高い評価を得ています。
中国製ブランドの中で最上位クラスの品質
NUXは2006年に設立された中国のエフェクターブランドですが、Behringer、Joyo、Calineといった他の低価格ブランドと比較して、筐体の質感、ノブの精度、全体的な作りの良さで一段上の評価を受けています。
TC ElectronicやElectro-Harmonixに近いクオリティとの声もあり、価格以上の満足感が得られます。
注意点
電池駆動には対応していない
本機は9V DC電源アダプター専用で、電池での駆動には対応していません。
FET回路の消費電力が比較的高いことが理由と考えられます。
ストリートライブや電源確保が難しい環境での使用を想定している場合は、この点に注意が必要です。
また、電源アダプターは付属していないため、別途購入する必要があります。
消費電流が90〜100mA程度あるため、パワーサプライを使用する場合は出力容量に余裕のあるものを選びましょう。
本家Tube Screamerの「あの感触」とは異なる
FET回路を採用しているため、オリジナルのTS808/TS9が持つ独特の「whack」感——弦を弾いた瞬間の特有のアタック感——は完全には再現されていません。
本家のニュアンスを忠実に求める場合は、やはりIbanez製品を検討すべきでしょう。
ただし、これは「劣っている」というよりも「キャラクターが異なる」と捉えるべきで、本機ならではの明瞭でダイナミックなサウンドを好むユーザーも多くいます。
リバーブなど空間系エフェクトが埋もれやすい
本機をオンにすると、アンプ内蔵リバーブや後段の空間系エフェクトが聴こえにくくなる傾向があります。
これはミッドレンジが強調されるTS系ペダル全般に言えることですが、空間系エフェクトを重視するプレイスタイルの場合は、セッティングに工夫が必要です。
超ハイゲイン用途には向かない
本機はあくまでオーバードライブペダルであり、メタルなどの超ハイゲインサウンドを単体で出すことは想定されていません。
ハイゲインアンプやディストーションペダルの前段に置いてブースターとして使用するのが一般的な活用法です。
評判・口コミ
ユーザーが評価するおすすめな点
多くのユーザーが最も高く評価しているのは、価格に対する音質の高さです。
「この価格でこのサウンドは驚き」「コスパ最強のTS系ペダル」といった声が多く、特に初めてのオーバードライブペダルとして購入したユーザーからの満足度が高い傾向にあります。
ダイナミクスの豊かさも評価ポイントです。
ピッキングの強弱に対する反応が自然で、「弾いていて気持ちいい」「表現力が広がった」という感想が多く見られます。
FET回路ならではの特性が、実際の演奏で体感できるようです。
筐体の質感と耐久性についても好評です。
「安っぽさがない」「ノブの動きが滑らか」「金属筐体で頑丈」といった意見があり、中国製低価格ブランドに対する先入観を覆すクオリティとして受け止められています。
また、「初心者の最初の一台として最適」「ペダルに興味を持つきっかけになった」という声もあり、エントリーモデルとしての役割を果たしていることが伺えます。
購入前に確認すべき注意点
最も多く指摘されているのは、電池駆動非対応と電源アダプター別売りという点です。
「届いてすぐ使えると思ったのにアダプターが必要だった」という声があり、購入時には電源環境を事前に確認しておく必要があります。
一部のユーザーからは、使用を重ねるとノブがガリガリと音を立てるようになったという報告もあります。
これは個体差や使用環境による可能性もありますが、長期的な耐久性については留意しておくべきでしょう。
本家Tube Screamerとの音質の違いについても言及されています。
「期待していたTSサウンドとは少し違った」という意見がある一方で、「むしろこちらの方が好み」という声もあり、好みが分かれるポイントです。
購入前にデモ音源などで音質を確認することをおすすめします。
ソフトウェア面での不満も散見されます。
NUX製品全般に言えることですが、PC接続やファームウェア更新などのソフトウェアサポートは他の主要ブランドと比較してやや弱いとされています。
ただし、本機はシンプルなアナログペダルのため、この点が直接的な問題になることは少ないでしょう。
競合製品との比較
Ibanez TS808/TS9との比較
本家Tube Screamerとの最大の違いは回路設計です。
TS808/TS9はオペアンプとダイオードクリッピングを使用し、独特の「鼻詰まり」とも形容されるミッドレンジと、弦を弾いた瞬間の特有のアタック感が特徴です。
一方、Tube Man MKIIはFET回路により、より明瞭でオープンなサウンドを実現しています。
価格差は約2〜2.5倍あり、予算重視であればTube Man MKII、本家のニュアンスを求めるならTS808/TS9という棲み分けになります。
Behringer TO800/Joyo Vintage Overdriveとの比較
Behringer TO800やJoyo Vintage Overdriveは3,000〜4,500円程度で購入可能な、さらに低価格なTS系クローンです。
これらはオリジナルTS回路をより忠実にコピーしており、価格を最優先するなら選択肢に入ります。
しかし、筐体の質感、ノイズレベル、全体的な作りの良さでは、Tube Man MKIIが一段上の評価を得ています。
約2倍の価格差をどう捉えるかは、求める品質レベルによって判断が分かれるところです。
NUX他製品との比較
NUXはMorning Star(JHS Morning Gloryクローン)、Horseman(Klonクローン)など、他にも評価の高いオーバードライブペダルをラインナップしています。
Tube Man MKIIはTS系サウンドを求めるユーザー向けであり、求めるサウンドキャラクターに応じて選択することをおすすめします。
どんな人におすすめか
おすすめな人
- 初めてのオーバードライブペダルを探している初心者
- 予算を抑えながら本格的なTS系サウンドを手に入れたい方
- ペダルボードのスペースを節約したい方
- ブースターとオーバードライブを一台でこなしたい方
- ブルース、ロック、ポップスなど幅広いジャンルで使いたい方
おすすめしない人
- 本家Tube Screamerの正確なニュアンスを求める方
- 電池駆動が必須の環境で使用したい方
- 超ハイゲインサウンドを単体で出したい方
- ブランドにこだわりがある方
まとめ
- 価格:7,150円(税込)で本家TS808の約40%、コストパフォーマンスは非常に高い
- 音質:FET回路により明瞭でダイナミックなTS系サウンドを実現
- ダイナミクス:ピッキングやボリューム操作への反応が自然で表現力豊か
- 汎用性:ゲインゼロでクリーンブースターとしても活用可能
- ノイズ:同価格帯と比較して非常に低く、レコーディングにも対応
- 筐体:コンパクトで頑丈な金属製、光るノブで視認性も良好
- 電源:電池駆動不可、9Vアダプター別売りは要注意
- 本家との違い:TS特有の「whack」感は薄め、キャラクターが異なる
- ブランド信頼性:中国製ブランドの中では最上位クラスの品質
- 総合評価:初心者からセカンドボード用途まで幅広くおすすめできる、高コスパTS系ペダルの決定版

