「RYOGA」というギターブランドについて、その評判を調べているけれど、「ダサい」という意見もあれば「弾きやすい」という絶賛の声もあり、実際のところがよく分からない、と感じていませんか。
島村楽器が展開するオリジナルブランドであるRYOGAは、独特のデザインとコンセプトから、ギタリストの間で様々な評価が飛び交っています。
この記事では、ネット上のリアルな口コミやレビューを徹底的に分析し、RYOGAギターの本当の評判に迫ります。
良い点も悪い点も包み隠さず解説し、人気の「SKATER」や「HORNET」といったモデルの特徴、製造背景までを深掘りすることで、あなたがRYOGAギターを選ぶべきかどうかの判断材料を提供します。
RYOGAギターの評判は?良い口コミ・悪い口コミを徹底解説
結論:RYOGAは「実践で使える2本目以降」を探すギタリストにおすすめ
RYOGAギターは、特に「自分の欲しいスペックが明確で、ライブや練習で即戦力となる一本を探している」ギタリストにとって、非常に魅力的な選択肢です。
もちろん、弾きやすさから初心者にも推奨できますが、その真価は、特定のサウンドや演奏性を求める中級者以上の方が手に取った時にこそ発揮されるでしょう。
オーダーメイドで理想のギターを妄想するような、こだわりを持つプレイヤーの期待に応えるポテンシャルを秘めています。
【良い評判】「とにかく弾きやすい」「驚くほど軽い」「音が良い」
RYOGAギターのポジティブな評判で最も多く見られるのが、「弾きやすさ」「軽さ」「サウンド」に関する声です。
ヒールレス加工されたセットネックはハイポジションでの演奏をスムーズにし、最終フレットまでストレスなく指が届きます。
また、モデルによっては重量が2.7kgという驚異的な軽さを実現しており、メインギターが4kg以上あるプレイヤーからは「身体に優しい」「取り回しが楽」と高く評価されています。
サウンド面では、スワンプアッシュ材などがもたらす「音抜けの良さ」や「明るいキャラクター」が特徴で、コードをかき鳴らすと非常に気持ちが良いというレビューが目立ちます。
【悪い評判】「デザインがダサい」「ブランド名が…」「音が小さい」という声も
一方で、RYOGAギターにはネガティブな評判も存在します。
特にデザインに関しては好みが分かれる点で、「ダサい」「個性的すぎる」といった意見がYahoo!知恵袋などで散見されます。
また、「RYOGA」というブランド名が受け入れがたいと感じる人もいるようです。
サウンドについては、良い評判の裏返しとして「ロー(低音域)が少し弱い」「音が小さくまとまっている」という指摘があります。
これは、ボディの軽さや薄さが影響している可能性があり、大音量で鳴らした際の迫力を重視するプレイヤーにとっては、少し物足りなく感じるかもしれません。
ネットで話題の「ダサい」という評価は本当?デザインの意図を分析
「RYOGA ギター ダサい」というキーワードは、購入を検討する多くの人が気にするポイントです。
確かに、ヘッドストックの形状やボディシェイプは、フェンダーやギブソンのような伝統的なデザインとは一線を画しており、この独自性が「ダサい」という評価に繋がっていると考えられます。
しかし、このデザインは「ライブパフォーマンス・ギア」というブランドコンセプトに基づき、機能性を最優先した結果です。
例えば、コンパクトなヘッドはヘッド落ちを防ぎ、理想的な重量バランスを実現するために設計されています。
実際に手に取ったユーザーからは「モダンなデザインも悪くない」「見た目が気に入った」という声も多く、機能性を理解するとその魅力に気づくことができるでしょう。
ギターだけじゃない!RYOGAベースの評判は?
RYOGAはギターだけでなく、ベースも展開しており、こちらも高い評価を得ています。
基本的なコンセプトはギターと共通しており、「日本人の体格に合わせた弾きやすさ」「優れた重量バランス」「実践的なサウンド」が特徴です。
特にベースはその重量から身体への負担が大きい楽器ですが、RYOGAのベースは軽量設計で取り回しが良く、長時間のステージでも疲れにくいと評判です。
ギター同様、初心者からプロまで幅広い層に支持されています。
評判の真相は?RYOGAギターが多くの人を惹きつける5つの特徴

特徴①【弾きやすさ】日本人の体格に合わせた”究極の重量バランス”
RYOGAギターが最もこだわっているのが、立っても座っても常に安定する「究極の重量バランス」です。
多くのギターで問題となる「ヘッド落ち」を、コンパクトなヘッドやストラップピンの位置を工夫することで徹底的に排除しています。
これにより、演奏中にギターの位置を安定させるための余計な力が必要なくなり、プレイヤーはパフォーマンスに集中できます。
日本人の平均的な体格を考慮して設計されているため、特に小柄な方でも抜群のフィット感を得られるでしょう。
特徴②【サウンド】現代のロックシーンにマッチするキレとスピード感
RYOGAのサウンドは、現代のロックやポップスのアンサンブルの中で埋もれない、「キレとスピード感」を重視してデザインされています。
薄めのボディが生み出す素早いレスポンスと、分離の良いオリジナルピックアップの組み合わせにより、コードカッティングでは歯切れの良さを、リードプレイでは抜けの良いトーンを生み出します。
アンプ直結でも扱いやすく、エフェクターとの相性も良好なため、音作りの幅が広いのも魅力です。
特徴③【軽さ】モデルによっては3kg以下!長時間のライブや練習の強力な味方
RYOGAギターの大きなアドバンテージの一つが、その「軽さ」です。
代表的なモデルである「HORNET/LEC」は、スワンプアッシュとマホガニーという木材構成ながら、約2.7kgという驚異的な軽さを実現しています。
一般的なレスポールタイプが4kgを超えることを考えると、その差は歴然です。
この軽さは、長時間のライブやリハーサル、自宅での練習における身体的な負担を大幅に軽減し、音楽活動をより長く楽しむための強力なサポートとなります。
特徴④【スケール】手の小さい人でも押さえやすいミディアムスケール採用
多くのモデルで、ギブソン系のギターと同じ「ミディアムスケール(628mm)」が採用されています。
フェンダー系のロングスケール(648mm)と比較して弦長が約2cm短いため、フレット間の距離も狭くなります。
これにより、手の小さい方でもローポジションのコードが押さえやすく、ストレッチフレーズも弾きやすくなります。
また、弦のテンション(張り)が少し緩やかになるため、チョーキングがしやすくなるというメリットも見逃せません。
特徴⑤【コンセプト】「最高のライブパフォーマンス・ギア」に込められた想い
RYOGAの全ての設計思想の根底には、「最高のライブパフォーマンス・ギア」という明確なコンセプトが存在します。
これは、単に良い音が出る、弾きやすいというだけでなく、ステージ上でギタリストが最高のパフォーマンスを発揮するための「道具」であれ、という想いの表れです。
ヘッドに刻まれたスズメバチのロゴは、日本原産の強い蜂をモチーフにしており、「日本のブランドの楽器を持って世界に羽ばたいてほしい」という願いが込められています。
あなたに合うのはどっち?人気モデル「SKATER」と「HORNET」を徹底比較
【SKATER】の特徴とレビュー:カッティングが映えるギターボーカル向け?

「SKATER」は、24フレット仕様とキレのあるサウンドが特徴のモデルです。
ボディ材にポプラなど癖のない木材が使われることが多く、コードカッティングやアルペジオで真価を発揮します。
サウンドにキレがあり、アンサンブルの中でも埋もれにくいため、歌いながらコードを弾くギターボーカルに特におすすめされています。
ハイポジションまでのアクセスも良好で、テクニカルなプレイにも対応可能です。
【HORNET】の特徴とレビュー:粘りのあるサウンドでリードギター向け?

「HORNET」は、22フレット仕様とマホガニー材由来の甘く粘りのあるトーンが特徴のモデルです。
あるレビューでは、スワンプアッシュトップ、マホガニーバックの「HORNET/LEC」について、音抜けの良さとマホガニーネックがもたらすサステインのバランスが取れていると評価されています。
フロントにP-90タイプやシングルコイル、リアにハムバッカーを搭載したモデルが多く、太く伸びやかなリードトーンが得意です。
ツインギターバンドのリードギタリストなどに最適な選択肢と言えるでしょう。
初心者におすすめ「LE/LECシリーズ」とは?通常モデルとの違いを解説
「LE」および「LEC」シリーズは、RYOGAの基本コンセプトはそのままに、生産拠点を海外に移すことで高いコストパフォーマンスを実現したエントリークラスのモデルです。
PROシリーズ(国内生産)と比較すると、一部の仕様や木材は異なりますが、弾きやすさや重量バランスへのこだわりはしっかりと受け継がれています。
これからギターを始める初心者の方が、挫折しにくい「弾きやすい最初の1本」として選ぶのに最適なシリーズです。
SKATER vs HORNET スペック比較一覧表
| 特徴 | SKATERシリーズ | HORNETシリーズ |
| フレット数 | 24フレット | 22フレット |
| 主なボディ材 | ポプラなど(癖のない音質) | マホガニーなど(甘く粘りのある音質) |
| サウンド傾向 | キレがあり、ブライト | 太く、中音域に粘りがある |
| 推奨スタイル | ギターボーカル、カッティング主体 | リードギター、ロックなリフ主体 |
| 演奏性 | ハイポジションへのアクセスがより容易 | よりトラディショナルな演奏感 |
誰が作ってる?どんな人が使ってる?製造元と使用アーティストから見る信頼性
RYOGAギターの製造元はどこ?島村楽器とフジゲンの関係とは
RYOGAギターは、全国展開する楽器店「島村楽器」が企画・販売を手掛けるプライベートブランドです。
そして、その製造を担っているのが、長年にわたり国内外の有名ブランドのOEM生産を手掛け、高い技術力で世界的に評価されている「フジゲン株式会社」です。
つまり、RYOGAは島村楽器のユーザー目線の企画力と、フジゲンの確かな製造技術が融合して生まれたギターであり、その品質と信頼性は非常に高いと言えます。
RYOGAを愛用するプロのアーティスト一覧
RYOGAギターは、プロの現場でも高く評価され、多くのアーティストに使用されています。
公式サイトで紹介されているアーティストには、「キュウソネコカミ」のヤマサキセイヤ氏、「LONGMAN」のSAWA YORIKI氏、「PELICAN FANCLUB」のエンドウアンリ氏などが名を連ねています。
ジャンルを問わず、ライブパフォーマンスを重視するアーティストに選ばれていることが分かります。
なぜプロはRYOGAのギターを選ぶのか?
プロのミュージシャンが楽器に求めるのは、音の良さはもちろんのこと、過酷なツアー環境にも耐えうる「信頼性」と、長時間のステージでも集中力を維持できる「演奏性」です。
RYOGAギターが持つ、フジゲン製造による品質の高さ、軽量でバランスの取れた設計、そしてトラブルの少ないシンプルな構造は、まさにプロの要求に応えるものです。
最高のパフォーマンスを常に求められるプロにとって、RYOGAは信頼できる相棒となり得るのです。
RYOGAギターの購入前に知っておきたいことQ&A
RYOGAギターはどこで買える?試奏できる店舗は?
RYOGAは島村楽器のオリジナルブランドであるため、購入や試奏は全国の島村楽器の店舗、または島村楽器の公式オンラインストアで行うのが基本です。
実際に楽器に触れて、その軽さやバランス、弾き心地を体感することが非常に重要なので、ぜひお近くの店舗に足を運んでみることをお勧めします。
新品の価格帯はどのくらい?
新品の価格はシリーズによって異なります。
初心者にも手が出しやすい「LE/LECシリーズ」は、おおよそ5万円から9万円程度の価格帯で販売されています。
一方、国内で生産される上位モデルの「PROシリーズ」などは、より高品質な木材やパーツが使用されており、15万円以上の価格帯になります。
中古市場の価格相場と探す際の注意点
RYOGAギターは中古市場でも流通しており、状態の良いものを新品より安価に手に入れるチャンスがあります。
実際に中古で理想的なスペックのモデルを見つけて満足しているユーザーもいます。
ただし、中古楽器を購入する際は、ネックの反りやフレットの減り、電装系に問題がないかをしっかりと確認することが不可欠です。
信頼できる楽器店で購入するか、詳しい知人に見てもらうと安心でしょう。
購入後に後悔しないためのチェックポイント
RYOGAギターの購入で後悔しないためには、いくつかのポイントを確認しておくことが大切です。
第一に、必ず試奏をして、その弾きやすさと軽さが自分に合っているかを確認してください。
第二に、賛否の分かれるデザインが本当に自分の好みか、長く愛せるかを考えましょう。
最後に、自分の演奏したい音楽ジャンルと、検討しているモデルのサウンドキャラクターがマッチしているかを判断することが、満足のいくギター選びに繋がります。
まとめ:RYOGA ギター 評判の総まとめ
- RYOGAは島村楽器が企画しフジゲンが製造するギターブランドである
- コンセプトは「最高のライブパフォーマンス・ギア」である
- 最大の特徴は日本人の体格に合わせた軽さと優れた重量バランスである
- 機能性を重視した独自のデザインは、評価が分かれる傾向にある
- 良い評判として「弾きやすさ」「軽さ」「音抜けの良さ」が挙げられる
- 悪い評判には「デザインの好み」「ローが弱い」といった意見がある
- 人気モデルにはカッティング向きの「SKATER」とリード向きの「HORNET」がある
- 「LE/LECシリーズ」は海外生産でコストを抑えた初心者向けモデルである
- キュウソネコカミなどプロのアーティストにも愛用されている
- 購入は全国の島村楽器店舗およびオンラインストアで可能である

