Fender直系のブランドとして高い人気を誇るSquier(スクワイヤー)。
その中でも「価格を超えたクオリティ」と評判を呼び、多くのギタリストやベーシストを魅了しているのが「Classic Vibe(クラシックヴァイブ)」シリーズです。
「スクワイヤーの最上位モデルって本当?」「実際の評価はどうなの?」といった疑問や、’50sや’60sといったモデルごとの違いに関心を持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、そんなスクワイヤー・クラシックヴァイブの全貌を徹底的に解き明かします。
気になるスクワイヤーとフェンダーの関係性から、Classic Vibeシリーズの具体的な特徴、人気のギターモデルやベースの評価、さらには賢い中古品の探し方まで、あなたが知りたい情報を網羅しました。
この記事を読めば、Classic Vibeがなぜこれほどまでに高く評価されているのか、そしてあなたに最適な一本がきっと見つかるはずです。

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スクワイア クラシックヴァイブの基本情報を解説

スクワイヤーとフェンダーの関係は?
スクワイヤー(Squier)とフェンダー(Fender)の関係は、一言で言えば「公式な弟ブランド」です。
つまり、スクワイヤーはフェンダー社がそのブランド名を冠することを正式に認めた、正真正銘の直系ブランドを指します。
この関係性は、数多く存在する安価なコピーモデルとは一線を画す、非常に重要なポイントです。
もともとフェンダー社は、1965年に「V.C. Squier」という弦楽器やその弦を製造していた会社を買収しました。
当初は弦のブランドとしてのみその名を残していましたが、1980年代初頭、日本製の安価で高品質なコピーモデルが市場を席巻したことに対抗するため、フェンダーは戦略を転換します。
そこで、日本のフジゲン(当時)と提携し、フェンダーの公式な廉価版ブランドとして「Squier by Fender」を1982年に立ち上げたのです。
これにより、フェンダーは自社の象徴であるストラトキャスターやテレキャスターといったモデル名を、手頃な価格帯の製品に正式に使用する道を開きました。
言ってしまえば、スクワイヤーはフェンダーの品質基準とデザイン哲学を受け継ぎながら、製造コストを抑えることで、より多くの人々にフェンダーサウンドを届けるという使命を担っています。
そのため、単なる廉価版というだけでなく、フェンダーの歴史と戦略が生んだ、信頼性の高いブランドと位置づけられています。
スクワイヤーの最上位モデルは?
スクワイヤーのラインナップにおける最上位モデルは、「Classic Vibe(クラシックヴァイブ)」シリーズです。
スクワイヤーには、ターゲットとする層やコンセプトに応じて、いくつかのシリーズが存在します。
これを理解することで、Classic Vibeシリーズの位置づけがより明確になるでしょう。
主なシリーズは以下の通りです。
シリーズ名 | 主な特徴 | ターゲット層 |
Sonic | 最も手頃な価格帯。演奏を始めるために必要な基本スペックを搭載。 | これから楽器を始める完全な初心者 |
Affinity | Sonicより一段上の品質。カラーバリエーションが豊富。 | 初心者~中級者 |
Contemporary | モダンな仕様が特徴。ハムバッカー、ローステッドネックなど。 | テクニカルなプレイや現代的なロックを好むプレイヤー |
Classic Vibe | ヴィンテージのルックスとサウンドを追求。Squierの最上位シリーズ。 | 初心者~上級者のサブ機まで |
Paranormal | フェンダーの歴史から消えたモデルや、異なるモデルの融合など、ユニークな仕様。 | 個性的な一本を求めるプレイヤー |
このように、スクワイヤーは明確な階層構造を持っています。
その中でClassic Vibeシリーズが最上位とされる理由は、使用されているパーツの品質にあります。
例えば、サウンドの心臓部であるピックアップには、フェンダーが設計した「Fender-Designed Alnico Pickups」が搭載されています。
これは、廉価なギターに多く使われるセラミックピックアップとは異なり、よりヴィンテージライクで表現力豊かなトーンを生み出すアルニコ磁石を使用したものです。
また、外観においても、高級感のあるグロス仕上げのネックや、年代に合わせたパーツを採用するなど、他のシリーズとは一線を画すこだわりが見られます。
これらの理由から、Classic Vibeシリーズは単なるエントリーモデルに留まらない、本格的な仕様を持ったスクワイヤーのフラッグシップ(最上位)モデルと言えます。
スクワイヤーのクラシックヴァイブとは?
スクワイヤーのClassic Vibeシリーズとは、「ヴィンテージギターの持つクラシックな雰囲気(Vibe)を、現代の技術で再現し、優れた演奏性とコストパフォーマンスで提供する」というコンセプトを持ったシリーズです。
ただ単に古い時代のギターを模倣するだけでなく、現代のプレイヤーがストレスなく演奏できるよう、随所に工夫が凝らされているのが大きな特徴と言えるでしょう。
このシリーズの魅力を、大きく「ヴィンテージ要素」と「モダン要素」の2つの側面に分けて解説します。
ヴィンテージ要素
- ルックス: 飴色がかった美しい色合いのティンテッド・グロス・ネックフィニッシュは、長年弾き込まれたヴィンテージギターのような風格を醸し出します。また、ヘッドストックのロゴも50年代や60年代、70年代といった各年代のデザインを忠実に再現しています。
- サウンド: 前述の通り、Fender設計のアルニコ・ピックアップを搭載。これにより、各年代のストラトキャスターやテレキャスターが持つ、特有のサウンドキャラクターを再現しています。例えば、50sモデルなら明るくシャープなトーン、60sモデルならウォームでメロウなトーンといった具合です。
モダン要素
- 演奏性: ヴィンテージギターの多くは、指板のカーブがきつい(7.25インチラディアス)のが特徴ですが、Classic Vibeシリーズでは、よりフラットに近い9.5インチラディアスを採用しています。これにより、弦高を低く設定しやすく、チョーキング(ベンディング)時の音詰まりも軽減されます。
- ネックシェイプ: 握りやすいとされる「Cシェイプ」のネックプロファイルを採用しており、手の小さいプレイヤーでも快適に演奏できます。
このように、Classic Vibeシリーズはヴィンテージギターへの憧れを抱くギタリストの心をくすぐるルックスとサウンドを持ちながら、現代の音楽シーンで求められる高い演奏性を両立させています。
まさに、古き良きデザインと現代的なプレイアビリティの「いいとこ取り」を実現したシリーズなのです。
squier classic vibe stratocaster ’50sを紹介
Squier Classic Vibe Stratocaster ’50sは、ロックンロールが黎明期にあった1950年代のストラトキャスターの仕様と雰囲気を色濃く反映したモデルです。
その最大の特徴は、クリアで輪郭のはっきりした、キレのあるサウンドにあります。
このサウンドを生み出しているのが、50年代モデルならではの仕様の数々です。
主なスペックと特徴
- メイプル指板: ネックと指板が一体となった1ピース・メイプルネック(またはメイプル指板)を採用。これにより、アタック感が強く、高音域がはっきりとしたクリスピーなトーンが得られます。
- Fender-Designed Alnico Single-Coil Pickups: 50年代のピックアップをモデルにしており、ブライトでダイナミックなサウンドを出力します。カッティングや単音弾きでその真価を発揮するでしょう。
- ボディ材: 本家のヴィンテージモデルではアッシュやアルダーが使われますが、Classic Vibeでは主にパイン材やナトー材が使用されています。パイン材は軽量で、テレキャスターの最初期にも使われた歴史があり、明るく響きの良いサウンドに貢献します。
- ルックス: 1プライ(一層)の白いピックガードが、シンプルでクラシックな印象を与えます。
向いている音楽ジャンル
このモデルのサウンド特性は、以下のような音楽ジャンルに非常にマッチします。
- ロックンロール: チャック・ベリーのような、歯切れの良いギターリフに最適です。
- ブルース: バディ・ホリーやエリック・クラプトンの初期のような、ブルージーなフレーズを表情豊かに奏でられます。
- ファンク: ナイル・ロジャースばりの、切れ味鋭いカッティングプレイでグルーヴを生み出します。
もしあなたが、ジャキっとしたクリスピーなサウンドを求めているなら、このClassic Vibe Stratocaster ’50sは非常に魅力的な選択肢となるはずです。
squier classic vibe stratocaster ’60sを紹介
Squier Classic Vibe Stratocaster ’60sは、音楽シーンが多様化し、ストラトキャスターがそのサウンドバリエーションを広げた1960年代の仕様を基に作られたモデルです。
’50sモデルと比較して、よりウォームでメロウ、そして中音域に粘りのあるサウンドが特徴となっています。
60年代の音楽、例えばジミ・ヘンドリックスやスティーヴィー・レイ・ヴォーンのサウンドをイメージすると分かりやすいかもしれません。
主なスペックと特徴
- インディアン・ローレル指板: ヴィンテージの60年代モデルではローズウッドが使用されていましたが、ワシントン条約による規制のため、現在ではそれに似た音響特性とルックスを持つインディアン・ローレル材が主に使用されます。メイプル指板の’50sモデルに比べ、暖かく落ち着いたトーンを生み出します。
- Fender-Designed Alnico Single-Coil Pickups: 60年代のピックアップをモデルにしており、’50sモデルよりも少し出力を抑え、甘く豊かな倍音を持つサウンドが特徴です。
- ボディ材: 主にナトー材やポプラ材が使用されます。これらは中音域に特性があり、’60sモデルのウォームなサウンドキャラクターに貢献しています。
- ルックス: 3プライ(三層)のミントグリーン・ピックガードが採用されており、’50sモデルのシンプルな印象とは対照的に、より華やかで洗練された外観を持っています。
向いている音楽ジャンル
このモデルのサウンド特性は、ジャンルを問わず幅広く活躍できます。
- ブルースロック: ジミ・ヘンドリックスのような、太く叫ぶようなリードトーンを再現できます。
- ポップス: 歌のバッキング(伴奏)でコードを弾けば、暖かく楽曲に馴染むサウンドを提供します。
- サーフミュージック: ディック・デイルのような、リバーブを効かせたサウンドにも相性抜群です。
前述の’50sモデルとどちらを選ぶかは、完全に好みの問題です。
シャープでキレのあるサウンドが好きなら’50s、ウォームで汎用性の高いサウンドが好きなら’60sを選ぶと良いでしょう。
スクワイア クラシックヴァイブのモデル評価と比較

スクワイア クラシックヴァイブの評価と評判
スクワイヤー・クラシックヴァイブシリーズの全体的な評価は、「価格を遥かに超える品質を持った、非常にコストパフォーマンスの高いギター/ベース」という点で、多くのユーザーや専門家から一致した見解を得ています。
しかし、その評価を鵜呑みにする前に、具体的な良い評判と、注意すべき点の両方を理解しておくことが重要です。
ポジティブな評価・評判
- サウンドのクオリティ: 最も多くの賞賛を集めているのがサウンドです。Fender設計のアルニコピックアップは、多くの人が「本家フェンダーにも通じる本格的なヴィンテージトーン」と評価しています。特に、クリーンサウンドでの鈴鳴り感や、ドライブさせた時の粘りのあるサウンドは、同価格帯の他のギターでは得難いものがあります。
- ルックスの再現度: ヴィンテージライクな飴色のネックや、年代ごとの細かな仕様(ヘッドロゴ、ピックガードなど)の再現度は非常に高く、所有する喜びを感じさせてくれます。
- 改造ベースとしての素質の高さ: ボディやネックの基本的な作りがしっかりしているため、ペグやブリッジ、ピックアップなどを自分好みのパーツに交換していく「改造ベース」としても絶大な人気を誇ります。「この価格だからこそ、気兼ねなく改造に挑戦できる」という声も多く聞かれます。
ネガティブな評価・注意点
- 品質の個体差: これは廉価版ギターの宿命とも言えますが、品質に個体差が存在する点は否定できません。特に指摘が多いのが、フレットの端の処理(バリが残っていることがある)や、ナットの溝の精度です。購入時には、実際に楽器に触れて、ネックの握り心地や弦高などをチェックすることをおすすめします。
- パーツのグレード: サウンドの要であるピックアップは高品質ですが、ペグ(チューナー)やブリッジ、スイッチなどのハードウェア類は、価格相応のものが使われています。チューニングの安定性や操作性に、より高いレベルを求める場合は、将来的なパーツ交換も視野に入れると良いでしょう。
- 製造国による評価の違い: 一般的に、シリーズ初期の中国製(シリアルナンバーがCICで始まるもの)は非常に作りが丁寧で評価が高い傾向にあります。現在のインドネシア製が劣るというわけではありませんが、中古市場では中国製モデルが特に人気を集めているのが現状です。
これらの点を総合すると、Classic Vibeは「完璧な楽器」ではありませんが、その価格を考えれば驚くべきクオリティを秘めた、非常に魅力的なシリーズであると言えます。
スクワイア クラシックヴァイブのベースを紹介
スクワイヤー・クラシックヴァイブシリーズのベースは、ギターと同様に非常に高い評価を得ており、多くのベーシストにとって魅力的な選択肢となっています。
基本的なコンセプトはギターと同じで、ヴィンテージ・フェンダーベースのルックスとサウンドを、現代的な演奏性と共に手頃な価格で実現しています。
ラインナップの主軸となるのは、フェンダーベースの二大巨頭である「プレシジョンベース」と「ジャズベース」です。
Classic Vibe プレシジョンベース(P-Bass)
プレシジョンベースは、世界で最初に量産されたエレキベースであり、そのシンプルで骨太なサウンドは、ロックの歴史そのものと言っても過言ではありません。
モデル | 主な特徴 | サウンド | 向いているジャンル |
’50s P-Bass | メイプル指板、テレキャスターヘッドを模したヘッド形状。 | アタック感が強く、輪郭のはっきりしたブリブリとしたサウンド。 | ロックンロール、パンク、R&B |
’60s P-Bass | ローレル指板、スプリットコイル・ピックアップ搭載。 | ’50sよりウォームで丸みがあり、存在感のある中音域が特徴。 | ポップス、ロック、ソウル |
’70s P-Bass | ブロックポジションマークやネックバインディングが特徴的なモデルも。 | タイトでアタックの効いたサウンド。ピック弾きやスラップとの相性が良い。 | ファンク、ハードロック、ディスコ |
Classic Vibe ジャズベース(J-Bass)
ジャズベースは、プレシジョンベースよりも細いネックと、2つのピックアップを持つことが特徴です。
2つのピックアップの音量を調整することで、多彩なサウンドメイクが可能です。
モデル | 主な特徴 | サウンド | 向いているジャンル |
’60s J-Bass | 2つのシングルコイルピックアップ、細身のネック。 | ウォームで歌うようなトーンから、パワフルなサウンドまで幅広く対応。 | ジャズ、フュージョン、ポップス、ロック |
’70s J-Bass | ブロックポジションマーク、リアピックアップの位置がブリッジ寄り。 | ’60sより硬質でブライト、トレブリーなサウンド。スラップ奏法に最適。 | ファンク、フュージョン、ロック |
Classic Vibeシリーズのベースは、その価格帯からは考えられないほどの本格的なヴィンテージベースのフィーリングを持っています。
これからベースを始める初心者の方はもちろん、すでに高級なベースを持っている方が、異なるキャラクターのサブ機として手に入れるのにも最適な選択肢と言えるでしょう。
スクワイヤー クラシックヴァイブ 50sの魅力
スクワイヤー・クラシックヴァイブ ’50sシリーズの魅力は、その「シンプルさと骨太なサウンド」に集約されます。
エレキギターやエレキベースが生まれたばかりの、希望に満ち溢れた時代の息吹を感じさせる、ストレートで飾らない魅力があります。
この時代のモデルは、後年のモデルに比べて機能的にはシンプルですが、それゆえに素材の鳴りやプレイヤーのニュアンスがダイレクトに音に反映されます。
デザインの哲学
’50sモデルに共通するのは、機能美とも言えるシンプルなデザインです。
例えば、Stratocaster ’50sの1プライ・ピックガードや、Telecaster ’50sの飾り気のないブリッジプレートは、必要最低限の要素で構成されており、無駄のない美しさを持っています。
この潔さが、多くのギタリストを惹きつけてやみません。
サウンドの核心
サウンド面では、特にボディ材として使われることのある「パイン材」がユニークなキャラクターを生んでいます。
フェンダーの最初期プロトタイプにも使用されたこの木材は、非常に軽量で鳴りが良く、アコースティカルでオープンな響きをもたらします。
アルニコピックアップと組み合わせることで、高音域がキラキラと輝くような、唯一無二のトーンを生み出すのです。
代表的なモデル
- Telecaster ’50s: まさに「エレキギターの原点」。ブリッジピックアップで鳴らせば、カントリーやロックンロールに最適な、鋭く「トゥワンギー」なサウンドが得られます。フロントピックアップでは、甘くブルージーなトーンも作り出せます。
- Precision Bass ’50s: そのルックスから「テレキャスベース」とも呼ばれることがあります。1つのシングルコイルピックアップから放たれる、ゴリっとしたアタック感の強いサウンドは、バンドのボトムを力強く支えます。
Classic Vibe ’50sシリーズは、「ギターはアンプに直接繋いで、ボリュームをフルにして鳴らすのが一番」と考えるような、ストレートなロックンローラーにこそ、ぜひ一度手に取ってほしいシリーズです。
スクワイヤー クラシックヴァイブ 60の魅力
スクワイヤー・クラシックヴァイブ ’60sシリーズの魅力は、その「多様性と洗練された美しさ」にあります。
50年代のシンプルさから一歩進み、音楽シーンの多様化に合わせてギターも進化を遂げた時代の雰囲気をまとっています。
サウンドのバリエーションが豊かになり、ルックスもより華やかになったのがこの年代の特徴です。
デザインの進化
60年代に入ると、フェンダーはカスタムカラーの導入を本格化させました。
Fiesta RedやOlympic Whiteといった鮮やかなカラーリングは、この時代の象徴です。
Classic Vibe ’60sシリーズも、これらの美しいカラーをラインナップに揃えています。
また、Stratocasterのミントグリーンのピックガードや、Telecaster Customのボディ周囲に施されたバインディングなど、デザインがより装飾的で洗練されているのも大きな魅力です。
サウンドの多様性
’60sモデルは、サウンド面でも大きな進化を遂げています。
最大の要因は、指板にインディアン・ローレル(当時のローズウッドに代わる材)が採用されたことです。
これにより、’50sのメイプル指板に比べてサウンドがウォームになり、中音域に粘りが出ました。
このサウンドは、ブルースやロック、ソウル、ジャズなど、より幅広い音楽ジャンルに対応できる汎用性を持っています。
代表的なモデル
- Telecaster Custom ’60s: ボディに施されたバインディングが高級感を醸し出すモデル。アルダーボディ(またはナトー)とローレル指板の組み合わせは、通常のテレキャスターよりも少し甘く、メロウなトーンを生み出します。
- Jazzmaster / Jaguar ’60s: この時代に登場した個性的なモデルもラインナップ。独自のフローティングトレモロやプリセット回路を持ち、他にはないユニークなサウンドとルックスで人気を博しています。
- Jazz Bass ’60s: 2つのピックアップによるサウンドメイクの幅広さと、細身で弾きやすいネックが特徴。指弾きでの繊細な表現から、パワフルなロックまで、あらゆるプレイに応えてくれます。
Classic Vibe ’60sシリーズは、一本で様々なジャンルをこなしたい器用なプレイヤーや、ヴィンテージギターの持つ華やかで美しいルックスに憧れる方に、最適なシリーズと言えるでしょう。
スクワイヤー クラシックヴァイブを中古で探す
スクワイヤー・クラシックヴァイブを中古で探すのは、非常に賢い選択肢の一つです。
新品よりも安価に手に入れられるだけでなく、現在では生産されていない評価の高いモデルに出会える可能性もあります。
ただし、中古楽器の購入にはいくつかの注意点があるため、メリットとデメリット、そしてチェックすべきポイントをしっかり押さえておきましょう。
中古で探すメリット
- 価格: 当然ながら、新品よりも安く購入できます。一般的に、状態の良いもので3万円台後半から6万円程度が相場となっており、新品価格の2~3割引きで購入できることが多いです。
- 旧モデルが手に入る: 特に評価の高い、2019年以前の中国工場製(CIC)モデルを探せるのは中古市場ならではの魅力です。これらのモデルは、現行品とはまた違った良さがあるとされ、根強い人気があります。
中古購入時のチェックポイント
中古楽器は一点物であり、状態は様々です。
購入後に後悔しないためにも、以下の点は必ずチェックしましょう。
- ネックの状態: 最も重要なポイントです。ネックが大きく反っていたり、ねじれていたりしないかを確認します。トラスロッド(ネックの反りを調整する金属の棒)に余裕があるかも、可能であれば店員さんに確認してもらいましょう。
- フレットの消耗度: フレットが極端にすり減っていると、音の詰まりやピッチの不安定さの原因になります。フレットの交換は数万円かかる高額な修理になるため、残量が十分にあるかを確認することが重要です。
- 電装系の状態: アンプに繋いで音を出し、ボリュームやトーンのノブを回した際に「ガリ」と呼ばれるノイズが出ないか、ピックアップセレクターが正常に機能するかをチェックします。
- 改造の有無: パーツがオリジナルから交換されていないかを確認します。高品質なパーツにアップグレードされている場合はメリットになりますが、意図しない改造が施されている可能性もあります。
- 製造国の確認: ヘッドの裏側やネックの付け根にあるシリアルナンバーで製造国と製造年が判別できます。一般的に「CIC」や「CGS」で始まるシリアルが、評価の高い中国製モデルです。
これらのポイントを押さえ、信頼できる楽器店で実際に試奏させてもらってから購入を決めれば、中古のClassic Vibeは最高の相棒になってくれる可能性を秘めています。
まとめ:スクワイア クラシックヴァイブの魅力を再確認
- スクワイヤーはフェンダーが公式に認めた直系ブランドである
- Classic Vibeはスクワイヤーにおける最上位シリーズに位置する
- コンセプトはヴィンテージの雰囲気と現代的な演奏性の両立である
- Fender設計のアルニコピックアップによる本格的なサウンドが魅力である
- ’50sモデルはメイプル指板でキレのあるサウンドが特徴である
- ’60sモデルはローレル指板でウォームなサウンドが特徴である
- 評価は非常に高いが、フレット処理などの品質に個体差がある
- ベースもギター同様にプレシジョンベースやジャズベースをラインナップする
- 改造ベースとしてのポテンシャルが非常に高い
- 中古市場では3万円台から探せるが、ネックやフレットの状態確認が必須である

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