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YAMAHA APXT2 NT徹底レビュー解説!音質と弾きやすさを検証

アコースティックギターを始めたいけれど、大きなボディは扱いづらそうだと感じていませんか。

あるいは、旅先やリビングで気軽に爪弾ける、質の高いサブギターをお探しではないでしょうか。

YAMAHA APXT2 NTは、同社の人気エレアコ「APXシリーズ」を一回り小さくしたトラベラーギターとして、多くのギタリストから注目を集めています。

しかし、購入を検討する際には、ミニギター特有の音質や弾き心地、実際の評判が気になるところです。

この記事では、YAMAHA APXT2 NTの特徴や魅力を、実際のスペックやユーザーの声を交えて詳しく解説します。

生音の大きさやアンプを通した際の実力、メリットだけでなくデメリットについても包み隠さずお伝えします。

あなたにとって、このギターが最適な一本となるかどうか、ぜひ最後までご覧いただき判断材料にしてください。

目次

YAMAHA APXT2 NTの実機レビュー:特徴と魅力の総評

YAMAHA APXT2 NTとはどのようなギターか?(概要とスペック)

YAMAHA APXT2 NTは、ヤマハの代表的なエレクトリック・アコースティックギターである「APXシリーズ」のデザインと演奏性を継承しつつ、小型化したトラベラーギターです。

全長は865mmとコンパクトで、一般的なギターよりもふたまわりほど小さいサイズ感が特徴です。

ボディのトップ材にはスプルース、サイドとバックにはメランティ(または類似の木材)が採用されており、しっかりとしたギターらしい外観を持っています。

最大の特徴は、このサイズでありながら本格的なピックアップシステム「SYSTEM68(A.R.T.ピックアップ)」を搭載している点です。

これにより、アンプに繋いで演奏することが前提のエレアコとして設計されており、単なるおもちゃのミニギターとは一線を画す仕様となっています。

トラベラーギターとしての持ち運びやすさと重量

トラベラーギターという名の通り、持ち運びやすさは抜群です。

フルサイズのギターケースを持って移動するのは電車やバスでは気を使いますが、APXT2 NTであれば背負っても圧迫感が少なく、気軽な移動が可能です。

重量も非常に軽量であるため、女性や子供でも無理なく持ち運ぶことができます。

キャンプや旅行のお供としてはもちろん、友人の家でのセッションや、ちょっとした野外での演奏にも最適なサイズ感と言えるでしょう。

【結論】APXT2 NTは初心者の1本目やサブギターとして買いか?

結論から申し上げますと、APXT2 NTは「中級者以上のサブギター」として非常に優秀であり、条件付きで「初心者の1本目」としても推奨できます。

中級者以上の方にとっては、リビングでくつろぎながら弾くための手軽なギターとして、あるいはアンプを通した本格的なサウンドを楽しめる機材として、価格以上の満足感を得られるでしょう。

初心者の方、特にお子様や手の小さい女性にとっては、抱えやすいサイズと押さえやすい弦のテンションが、挫折を防ぐ大きな助けになります。

ただし、一般的なアコースティックギターの豊かな生音を求めている場合は、音量や響きに物足りなさを感じる可能性があるため、用途を明確にすることが重要です。

YAMAHA APXT2 NTの音質は?生音とアンプ出力の違いを徹底解説

生音の響きと音量:夜間の練習でも使える静音性

APXT2 NTの生音は、ボディが小さく薄いため、フルサイズのギターに比べると控えめです。

音質は中音域が中心で、低音の迫力は物理的な制約からどうしても弱くなりますが、ポコポコとした可愛らしい響きが特徴です。

この音量の小ささは、日本の住宅事情においては大きなメリットとなります。

夜間に自宅で練習したい場合でも、近所迷惑になりにくく、思い切りストローク練習ができる点は、練習用ギターとして非常に優れています。

アンプを通した時の音質:ARTピックアップシステムの実力

生音とは打って変わって、アンプを通した時の音質はこのギターの真骨頂と言えます。

搭載されている「A.R.T.(Acoustic Resonance Transducer)」ピックアップシステムは、ブリッジ付近の表板裏面にコンタクトピックアップを貼り付ける方式を採用しています。

これにより、弦の振動だけでなくボディ全体の鳴りを拾うことができ、ピエゾピックアップ特有の「パキパキ」とした電気的な音臭さが少ない、自然で空気感のあるアコースティックサウンドを出力します。

アンプやDI(ダイレクトボックス)に繋ぐことで、ライブハウスでも通用するほどの本格的なサウンドメイクが可能です。

フルサイズのギターと比較した時の音の違いと迫力

フルサイズのドレッドノート型ギターなどと比較すると、やはり生音での「箱鳴り」や低音の深み、音の広がりは劣ります。

APXT2 NTはボディ厚が65mmから75mmと非常に薄く設計されているため、音が前に飛ぶというよりは、手元で鳴っている印象を受けます。

しかし、アンプを通した状態であれば、EQ(イコライザー)などで補正することで、フルサイズに引けを取らない音作りが可能です。

生音でのジャカジャカとした迫力を重視するならフルサイズ、アンプを通した音や静音性を重視するならAPXT2 NTという使い分けが適しています。

弾きやすさとサイズ感:大人の男性や子供でも扱えるか?

580mmショートスケールの弾き心地と弦のテンション

APXT2 NTの弦長(スケール)は580mmと、一般的なギター(約650mm)に比べて短く設計されています。

弦長が短いと弦の張力(テンション)が弱くなるため、弦を押さえる力が少なくて済みます。

これは、指の力が弱い初心者や子供にとって大きなメリットです。

一方で、普段フルサイズのギターを弾いている大人の男性が、いつもの感覚で強く弾くと、弦が暴れたりチューニングが安定しなかったりすることがあります。

その場合は、弦のゲージ(太さ)を一段階太くすることで、適度なテンション感を確保することができます。

スリムなネックとカッタウェイ形状によるハイポジションの演奏性

ネックの幅(ナット幅)は43mmと標準的ですが、厚みが薄く握りやすい形状をしています。

また、ボディの一部がえぐれた「カッタウェイ」形状を採用しているため、12フレット以上の高い音域(ハイポジション)も容易に指が届きます。

ソロギターのようなメロディ弾きを楽しみたい方にとっても、この演奏性の高さは魅力的なポイントです。

手が小さい女性や子供(小学生)にとっての操作性

全長865mmというサイズは、小学校低学年くらいのお子様や、小柄な女性が抱えるのにジャストサイズです。

大きなギターを抱えると右肩が上がってしまい、弾く姿勢が辛くなることがありますが、APXT2 NTであれば自然なフォームで練習を続けられます。

「Fコード」などのバレーコードで挫折しやすい初心者にとって、ネックが近く、弦が押さえやすいこのギターは、上達への近道となる可能性を秘めています。

YAMAHA APXT2 NTのスペックと便利機能:チューナーと電装系

内蔵チューナーの精度と使い勝手(電池の種類と寿命)

ボディ側面にはプリアンプ部があり、ここに高性能なクロマチックチューナーが内蔵されています。

スイッチを入れるだけで手軽にチューニングができるため、別途クリップチューナーを持ち歩く必要がありません。

初心者にとってチューニングは最初のハードルですが、内蔵チューナーのおかげで練習前にサッと音合わせができます。

電源には入手しやすい単3形乾電池を2本使用し、アルカリ電池なら比較的長時間の駆動が可能です。

ライブや配信で使えるライン出力(LINE OUT)の仕様

APXT2 NTは、シールドケーブルを接続するためのジャックを備えています。

ここからアンプやオーディオインターフェースに接続することで、スピーカーから音を出したり、パソコンで高音質な録音を行ったりすることができます。

最近では「弾いてみた」動画の配信や、オンラインレッスンなどでライン出力を使用するケースが増えていますが、そうした用途にも即座に対応できるスペックを持っています。

付属品(ソフトケース)の品質と収納力

購入時には専用のソフトケースが付属します。

薄手のクッションが入っており、日常的な保管や持ち運びには十分な品質です。

前面にはポケットが付いているため、予備の弦やカポタスト、楽譜などの小物を収納することができます。

ただし、強い衝撃から守るハードケースのような強度はないため、満員電車や機材の多い車内への積み込み時には注意が必要です。

YAMAHA APXT2 NTのメリット・デメリット:購入前に知っておくべき注意点

【メリット】どこでも弾ける手軽さとコストパフォーマンス

最大のメリットは、場所を選ばずいつでも手に取れる「手軽さ」です。

ソファに座ってテレビを見ながら、あるいはベッドの上でも、邪魔にならずに爪弾くことができます。

また、ヤマハブランドの品質管理と、本格的なピックアップシステムを搭載しながら、実売価格で3万円を切る(記事執筆時点)コストパフォーマンスの高さも特筆すべき点です。

【注意点】ペグの精度や塗装の仕上がりなどの個体差

価格を抑えたモデルであるため、細部の作りには一部妥協が見られることがあります。

例えば、ペグ(糸巻き)の回転が少し硬かったり、塗装の仕上げが高級機種に比べると粗かったりするというレビューも見受けられます。

演奏に支障が出るレベルではありませんが、高級感を求める方は注意が必要です。

気になる場合は、ペグを精度の高いパーツ(GOTOH製など)に交換することで、チューニングの安定性と操作性を向上させることができます。

【注意点】弦の選び方(ライトゲージとミディアムゲージの推奨)

前述の通り、ショートスケールのため通常のライトゲージを張るとテンションが緩く感じることがあります。

そのため、ハリのある音やしっかりとした弾き心地を求める場合は、太めの「ミディアムゲージ」の使用を推奨するユーザーもいます。

逆に、指の痛さを軽減したい初心者はライトゲージやエクストラライトゲージを選ぶなど、自分の好みに合わせて弦を選ぶ楽しさがあります。

YAMAHA APXT2 NTの評判・口コミ:ユーザーのリアルな評価

良い口コミ:生音の小ささとライン音質の良さへの評価

多くのユーザーが高く評価しているのは、「アンプを通した時の音の良さ」です。

「ライン出力の音がクリアで、生音のような空気感がある」「ライブで使っても遜色ない」といった声が多く聞かれます。

また、「生音が小さいので夜中でも気兼ねなく弾ける」「リビングに置いておいても邪魔にならない」という、サイズ感と静音性に対する満足度も高い傾向にあります。

悪い口コミ:チューニングの安定性や細部の作りに関する不満

一方で、ネガティブな意見としては「チューニングが狂いやすい」という点が挙げられます。

これはミニギターの構造上、ネックの短さやペグの精度などが影響しやすい部分です。

また、「フレットの端の処理が甘い」「指板が汚れていた」といった、仕上げの粗さを指摘する声も一部で見られますが、価格相応として許容しているユーザーが大半です。

ウクレレ奏者やエレキギター経験者からの視点

ウクレレからギターに挑戦したい人からは、「サイズ感が近くて移行しやすい」と好評です。

また、普段エレキギターを弾いている人にとっても、ネックが細く弦高も調整しやすいため、「エレキ感覚で弾けるアコギ」としてサブ機に選ばれています。

様々な楽器経験者にとっても、APXT2 NTは「ちょうど良い」ポジションにあるギターと言えます。

YAMAHA APXT2 NTはどんな人におすすめ?価格と購入ガイド

このギターがおすすめな人・おすすめできない人

APXT2 NTは、以下のような人に強くおすすめできます。

  • 子供や女性など、体が小さくフルサイズのギターが辛い人
  • いつでも手元に置いて弾きたいサブギターを探している人
  • 夜間の練習用に音の小さなギターが欲しい人
  • アンプに繋いでライブや配信を行いたい人

逆に、以下のような人には物足りない可能性があります。

  • アンプを使わず、生音で豊かな低音や音量を求めている人
  • 細部の仕上げまで完璧な高級感を求めている人
  • ソロギターなどでハイポジションのピッチ(音程)の正確さを厳密に求める人

YAMAHA APXT2 NTの価格相場とカラーバリエーション

実売価格は、ショップや時期にもよりますが、おおよそ2万円台後半から3万円前後で推移しています。

カラーバリエーションは、木目を生かした「ナチュラル(NT)」のほか、渋みのある「オールドバイオリンサンバースト(OVS)」などが展開されています。

自分の好みやインテリアに合わせてカラーを選べるのも嬉しいポイントです。

購入時にあわせて揃えておきたい周辺アクセサリー(弦・ストラップ)

購入時には、以下のアイテムもあわせて検討することをおすすめします。

  • 交換用の弦: 最初から張られている弦はテスト用の場合があるため、好みの太さの弦(ミディアムやライトなど)を用意しておくと良いでしょう。
  • ストラップ: ボディが小さく座って弾く際に滑りやすいため、安定させるためにストラップの使用が推奨されます。
  • ギタースタンド: いつでも手に取れるように、部屋に立てておくためのスタンドがあると練習頻度が上がります。

まとめ:YAMAHA APXT2 NT レビュー解説の総括

  • APXT2 NTはYAMAHAのAPXシリーズを小型化した本格的なトラベラーギターである
  • 全長865mmとコンパクトで軽量なため、子供や女性でも扱いやすく持ち運びも容易である
  • 独自のピックアップシステム「A.R.T.」を搭載し、アンプを通した音質が非常に優秀である
  • 生音は控えめだが、その分夜間の練習用としても適している
  • 弦長580mmのショートスケールにより弦のテンションが柔らかく、初心者でも押さえやすい
  • 内蔵チューナーや単3電池駆動など、実用的な機能が充実している
  • 価格に対してコストパフォーマンスが高く、サブギターとしての需要も高い
  • ペグの精度や塗装などの細部は価格相応であり、個体差がある場合もある
  • 弦のゲージを変えることで、弾き心地や音のハリを調整することが可能である
  • 生音の迫力よりも、手軽さやアンプ出力時の音質を重視する人に最適な一本である
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