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【ZO-3】ぞうさんギター初心者が知るべき全て!選び方から値段まで

これからギターを始めたいと考えている中で、象のようなユニークな形をした「ぞうさんギター」が気になっている方もいるかもしれません。

その可愛らしい見た目とは裏腹に、本格的な性能を持つことで知られていますが、「初心者でも弾きこなせるだろうか」「最初の1本として選んで後悔しないか」といった疑問や不安も多いでしょう。

この記事では、そんなぞうさんギター(ZO-3)に関する初心者のあらゆる疑問に答えます。

基本的な特徴から、メリット・デメリット、モデルごとの違い、値段の相場、そして購入後の使い方まで、この記事を読めば、あなたがぞうさんギターを選ぶべきかどうかが明確になります。

目次

ぞうさんギター(ZO-3)って何?初心者が知っておきたい基本

ぞうさんギターは、その手軽さとユニークな存在感で多くのギタリストに愛されている楽器です。

まずは、初心者が知っておくべき基本的な情報から解説します。

発売はいつ?どこのメーカー?読み方は「ぞうさん」でOK?

ぞうさんギター(ZO-3)は、日本のギターメーカーであるフェルナンデス社(FERNANDES)から1990年に発売されました。

モデル名の「ZO-3」という表記から、読み方に迷うかもしれませんが、その名の通り「ぞうさん」と読むのが一般的です。

ボディの形状が動物の象に似ていることから、この愛称で広く親しまれています。

最大の特徴はアンプ内蔵!どこでもすぐ弾ける手軽さ

ぞうさんギターが持つ最大の特徴は、ギター本体にアンプとスピーカーが内蔵されている点です。

通常のエレキギターは、音を出すために外部のアンプにシールド(ケーブル)で接続する必要がありますが、ぞうさんギターは本体だけで音を鳴らせます。

電源スイッチを兼ねたボリュームノブを回すだけですぐに演奏を始められるため、場所を選ばずに気軽に楽しめるのが魅力です。

普通のギターと何が違うの?サイズや重さを比較

ぞうさんギターは一般的なエレキギターと比較して、全体的にコンパクトで軽量に設計されています。

これにより、手の小さい方や子供でも扱いやすいという利点があります。

具体的な仕様を一般的なエレキギター(ストラトキャスター)と比較してみましょう。

項目ぞうさんギター(ZO-3)一般的なエレキギター(代表例)
質量約2.7kg約3.2~3.8kg
スケール長609mm(ショートスケール)約648mm(ロングスケール)
全長約860mm約980mm

このように、一回り小さいサイズ感が特徴ですが、作りはおもちゃではなく、本格的な演奏にも対応できるしっかりとした楽器です。

【本音】ぞうさんギターは最初の1本に最適?初心者への向き不向きを徹底解説

手軽で魅力的なぞうさんギターですが、ギターを始める初心者の「最初の1本」として最適かどうかは、目的によって意見が分かれます。

ここでは、メリットとデメリットの両面から、初心者への向き不向きを正直に解説していきます。

初心者におすすめできるメリット7選

ぞうさんギターには、特にギター入門者にとって嬉しいメリットがたくさんあります。

  1. 遊び心のあるデザイン: ポップで可愛らしい見た目は、練習のモチベーションを高めてくれます。
  2. どこでも演奏できる: アンプ内蔵なので、自宅のリビングから屋外まで、場所を選ばず練習が可能です。
  3. 手軽にアンプ練習ができる: エレキギターの上達にはアンプを通した音での練習が不可欠ですが、ぞうさんギターならその環境がすぐに手に入ります。
  4. ネックが細く弾きやすい: ネックが細めに作られており、弦を押さえる指の力が弱い初心者や手の小さい方でも扱いやすいです。
  5. 小型で軽量: 子供や女性でも楽に持てるため、身体への負担が少なく練習に集中できます。
  6. 持ち運びが便利: コンパクトなので、旅行や友人宅、イベントなどにも気軽に持って行けます。
  7. エフェクターも接続可能: 本格的なギターなので、外部エフェクターを接続して多彩な音作りを楽しむこともできます。

購入前に知るべきデメリット4選|「弾きにくい」は本当?

多くのメリットがある一方、初心者が知っておくべきデメリットも存在します。「弾きにくい」という評判の真相にも触れていきます。

  1. 座って弾くとやや不安定: ボディが小さく軽いため、座って膝の上で構えるとヘッド側が下がる「ヘッド落ち」が起きやすいです。ストラップを付ければこの問題は解消できます。
  2. 電池が必要: 内蔵アンプは9V電池で駆動するため、長時間の演奏では電池切れの心配があります。
  3. 通常サイズのギターへの移行: ショートスケールに慣れると、後で標準的なスケールのギターを弾いた際に、フレット間の距離感に戸惑う可能性があります。
  4. バンド演奏には音量不足: 内蔵スピーカーの音量は自宅練習には十分ですが、ドラムなどが入るバンド演奏では音量が足りません。その場合は外部アンプへの接続が必須です。

結論:どんな人におすすめで、どんな人には不向き?

以上の点を踏まえると、ぞうさんギターはすべての人にとって「最初の1本」として最適とは言えません。

【おすすめな人】

  • 難しいことを考えず、とにかく気軽にギターを楽しみたい人
  • 自宅での練習用や、旅行・イベント用の2本目を探している人
  • お子様へのプレゼントとしてギターを探している保護者の方

【不向きな人】

  • 最初からバンドを組んで本格的なライブ活動を目指している人
  • 標準サイズのギターの演奏感覚を最優先で身に付けたい人

ご自身の目的と照らし合わせて、最適な選択をすることが重要です。

ぞうさんギターの値段はいくら?新品・中古の価格相場と買い方

ぞうさんギターの購入を検討する上で、やはり気になるのは価格です。

ここでは新品と中古それぞれの価格相場と、購入方法について解説します。

新品の価格帯は?どこで買える?

新品のぞうさんギター(ノーマルモデル)の定価は、おおよそ3万円台から4万円台が中心です。

ただし、多機能なモデルや限定のコラボレーションモデルなどは、これよりも高価になる傾向があります。

購入場所としては、全国の楽器店や、Amazon、楽天市場などの大手オンラインショップで取り扱っています。

中古なら激安で手に入る?相場と探し方のコツ

中古品であれば、より安価にぞうさんギターを手に入れることが可能です。

状態にもよりますが、1万円台後半から2万円台で見つかることも少なくありません。

探し方としては、ハードオフなどのリサイクルショップの楽器コーナーをチェックしたり、メルカリやヤフオク!などのフリマ・オークションサイトで探すのが一般的です。

ネットオークションやフリマアプリでの購入時の注意点

個人間で取引する際は、いくつか注意が必要です。

商品の状態を写真でしっかり確認し、ネックの反りや音出しに問題がないか(ガリ音など)、付属品の有無などを事前に出品者へ質問すると良いでしょう。

安心して購入するためには、出品者の評価を参考にすることも大切です。

モデルごとの違いを比較!あなたに合うぞうさんギターの選び方

ぞうさんギターは1990年の発売以来、様々なバリエーションモデルが登場しています。

ここでは代表的なモデルの特徴を紹介し、あなたの目的に合った選び方を提案します。

定番の「ノーマルモデル」の特徴

最も基本的なモデルで、ピックアップ(弦の音を拾うマイク)が1つと、ボリュームノブだけのシンプルな構成です。

余計な機能がない分、直感的に操作でき、ぞうさんギター本来の手軽さを最も体感できます。

まずはシンプルに始めたいという初心者の方に最適です。

ディストーション搭載の「芸達者」はどんなモデル?

ノーマルモデルに、ロックサウンドに欠かせない「ディストーション(歪みエフェクト)」と、音を揺らす「トレモロアーム」を追加した上位モデルです。

さらに、外部エフェクターの音を内蔵スピーカーから出せるセンド・リターン機能も搭載しています。

1本で多彩な表現を楽しみたい、少しこだわりのある初心者の方におすすめです。

エフェクター内蔵の「デジゾー」シリーズとは?

様々な音色変化を楽しめるマルチエフェクターを内蔵したモデルです。

「DIGI-ZO HYPER」などの後継機では、リズムマシンやチューナー機能まで搭載されており、これ1本で高度な音作りや練習が完結します。

多機能な分、操作は少し複雑になりますが、機材を増やさずに色々な音で遊びたい方には魅力的な選択肢です。(※現在は生産終了しており、中古市場でのみ入手可能です)

ストラト好きにおすすめの「ZO-3ST」

世界で最も有名なエレキギターの一つである「ストラトキャスター」をモチーフにしたモデルです。

ピックガードが付き、ピックアップもキレのあるサウンドが特徴のシングルコイルタイプを搭載するなど、見た目もサウンドもストラトキャスターの雰囲気を楽しめます。

ベースを始めたい人向けの「ZO-3 BASS」

ぞうさんギターには、ベースバージョンも存在します。

ギターと同じくアンプを内蔵しており、手軽にベースサウンドを楽しめます。

コンパクトで扱いやすいため、ベース入門用としても面白い選択肢の一つです。

子供用のギターとしてぞうさんギターはあり?

そのサイズ感と親しみやすいデザインから、子供用のギターとしてぞうさんギターを検討する方は非常に多いです。

ここでは、子供用ギターとしての適性について解説します。

子供におすすめな理由|サイズ・重さ・楽しさの観点から

結論から言うと、ぞうさんギターは子供用のギターとして非常に良い選択肢です。

軽量でコンパクトなボディは子供の体格にぴったりフィットし、無理なく構えることができます。

また、アンプ内蔵ですぐに音が出る楽しさは、子供が飽きずに楽器に親しむきっかけとして最適です。

おもちゃではなく、しっかりとした楽器であるため、音楽への興味を育む第一歩としても十分な品質を備えています。

子供が使う上での注意点と長く楽しむためのヒント

子供が使用する上での注意点としては、内蔵アンプの電池交換は保護者の方が行うようにしましょう。

また、付属のソフトケースはクッション性が低いため、持ち運びの際はぶつけないように気をつけてあげてください。

もし子供がギターに夢中になり、さらに上達を目指すようになったら、その成長に合わせて通常サイズのギターへのステップアップを検討してあげると良いでしょう。

ぞうさんギター初心者が最初にやることQ&A

無事にぞうさんギターを手に入れた後、初心者が疑問に思うであろう点についてQ&A形式でまとめました。

弦の交換は必要?どんな弦を選べばいい?

購入したばかりであれば、すぐに弦を交換する必要はありません。

弦が錆びてきたり、切れてしまったりしたら交換しましょう。

ぞうさんギター専用の弦も販売されていますが、一般的なエレキギター用の弦(010-046ゲージなど)でも問題なく使用できます。

電池の種類と交換のタイミングは?

内蔵アンプは、四角い形状の「9V形アルカリ乾電池」1個で駆動します。

演奏中に音が小さくなったり、歪んできたりしたら電池交換のサインです。

長期間弾かない場合は、電池の液漏れを防ぐために本体から抜いておくことをおすすめします。

夜でも練習できる?ヘッドホンの使い方

ぞうさんギターにはヘッドホン用のステレオ・ミニジャックが装備されています。

お手持ちのイヤホンやヘッドホンを接続すれば、スピーカーから音を出さずに練習が可能です。

これにより、夜間や集合住宅など、周囲に音を出すのがはばかられる環境でも気兼ねなく練習に打ち込めます。

メンテナンスはどうすればいい?

基本的なメンテナンスは通常のエレキギターと同じです。

練習が終わったら、ギタークロスなどの柔らかい布で、弦やボディ、ネックの裏などを優しく拭いて汗や指紋を拭き取りましょう。

これだけで、楽器をきれいに長持ちさせることができます。

まとめ:ぞうさん ギター 初心者のためのポイント

  • ぞうさんギター(ZO-3)は1990年にフェルナンデス社から発売されたアンプ内蔵ミニギターである
  • 最大の特徴は外部アンプ不要で、本体だけでどこでも手軽に演奏できる点にある
  • 一般的なギターより小型・軽量で、子供や女性、手の小さい人でも扱いやすい
  • 最初の1本としては目的によるが、気軽に楽しみたい人や子供、2本目のギターとしては最適である
  • 本格的なバンド活動を目指す場合は、最初から標準サイズのギターを選ぶ方が良いとされる
  • 新品価格は3万円台からが中心で、中古では1万円台後半から探すことも可能だ
  • 「芸達者」や「デジゾー」など、機能が追加された様々なバリエーションモデルが存在する
  • 子供用の最初のギターとして、サイズ・楽しさの面から非常に推奨される
  • ヘッドホンを使えば、夜間でも静かに練習することが可能だ
  • メンテナンスは通常のエレキギターと同様、練習後にクロスで拭くことが基本である
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