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NUX Horseman NOD-1 レビュー解説|69ドルで本物に迫るKlonサウンド

「Klonサウンドに憧れるけど、本物のKlon Centaurは高すぎて手が出ない…」

「低価格のKloneペダルは音質が心配」そんな悩みを抱えるギタリストは多いのではないでしょうか。

NUX Horseman NOD-1は、わずか69ドル前後という価格でありながら、伝説のKlon Centaurの「Gold」と「Silver」両方のサウンドを1台に凝縮したオーバードライブペダルです。

この記事では、Horsemanの音質・使用感・メリット・デメリットを徹底解説し、あなたの購入判断をサポートします。

目次

NUX Horseman NOD-1の特徴・概要

伝説のKlon Centaurを再現した2in1オーバードライブ

NUX Horseman NOD-1は、1990年代に登場し現在では3,000ドル以上で取引されることもある伝説的なオーバードライブペダル「Klon Centaur」のサウンドを再現したクローンペダルです。

Klon Centaurは「トランスペアレント(透明感のある)オーバードライブ」の代名詞として知られ、ギターの原音を損なうことなく豊かな倍音とナチュラルな歪みを加えることで、多くのプロギタリストから絶大な支持を受けてきました。

Horsemanの最大の特徴は、オリジナルのKlon Centaurに存在した2つのバージョン、ブロンズカラーの「Gold」とシルバーカラーの「Silver」の両方のサウンドキャラクターを1台のペダルに収めている点です。

フットスイッチを長押しするだけで2つのモードを切り替えられるため、実質的に2台分のKloneペダルを手に入れることができます。

GoldモードとSilverモードの違い

Goldモードは、オリジナルのKlon Centaurの中でも特に人気の高かったゴールド/ブロンズカラー筐体のサウンドを再現しています。

温かみがありながらも透明感のあるオーバードライブで、ギターの原音キャラクターをしっかりと残しつつ、心地よいサチュレーションを加えてくれます。

クリーンブーストからミディアムゲインのオーバードライブまで、幅広い用途に対応できる万能なサウンドが特徴です。

一方のSilverモードは、後期に製造されたシルバーカラー筐体のKlonをモデリングしており、Goldモードよりもゲインが高く、より積極的な歪みを得ることができます。

リードプレイでの使用や、アンプをさらにプッシュしたい場面で威力を発揮します。

実際に使用したユーザーからは、GoldとSilverの切り替えで明確なキャラクターの違いが感じられるとの評価が多く寄せられています。

トランスペアレント・オーバードライブとしての実力

Horsemanのサウンドは「オーガニック」で「オープン」と表現されることが多く、アンプを自然にプッシュしたときのオーバードライブに非常に近い質感を持っています。

Tube Screamerのようなミッドレンジを強調するオーバードライブとは異なり、Klonタイプのペダルは原音の周波数特性をほぼそのまま維持しながら歪みを加えるため、ギター本来のトーンを活かしたいプレイヤーに最適です。

専門誌が実施したブラインドテストでは、本物のKlon Centaurと5種類のKloneペダルを比較した結果、Horsemanは69ドルという価格帯ながら「本物に非常に近いサウンド」という評価を獲得しています。

周波数分析においても、オリジナルのKlonとほぼ同等のEQカーブを示しており、技術的な観点からもその再現度の高さが証明されています。

NUX Horseman NOD-1のスペック・仕様

基本スペックと搭載機能

NUX Horseman NOD-1には、Gain(ゲイン)、Treble(トレブル)、Output(アウトプット)の3つのコントロールノブが搭載されています。

Gainノブはオーバードライブの歪み量を調整し、最小に設定すればクリーンブースターとして機能します。

Trebleノブは高域のカット量を調整するトーンコントロールで、オリジナルのKlonと同様の動作をします。

Outputノブは出力レベルを設定し、アンプへの入力信号量をコントロールできます。

バイパスモードは、トゥルーバイパスとバッファーバイパスの2種類から選択可能です。

起動時にフットスイッチを押しながら電源を入れることで切り替えられます。

トゥルーバイパスは信号が完全にバイパスされるため、ペダルオフ時の音質劣化を防ぎます。

バッファーバイパスはオリジナルのKlonの特徴的な機能の一つで、長いケーブルを使用する環境や、ヴィンテージタイプのファズペダルを使用しない場合に有効です。

18V昇圧回路とOP-AMPの特徴

Horsemanの心臓部には、NUXが独自に開発したOP-AMP電圧コンバーター回路が搭載されています。

この回路は、標準的な9V電源入力を内部で18Vに昇圧してOP-AMPに供給します。

オリジナルのKlon Centaurも同様のチャージポンプ回路を採用しており、この高い動作電圧がKlon特有のダイナミクス、クリアなヘッドルーム、そして豊かな倍音成分を生み出す重要な要素となっています。

この18V駆動により、Horsemanは9V駆動の一般的なオーバードライブペダルと比較して、よりスパークリングで躍動感のあるサウンドを実現しています。

ピッキングのダイナミクスに対する反応性も向上しており、強く弾けば歪み、軽く弾けばクリーンになるという、アンプライクな挙動を再現しています。

サイズ・電源・接続端子

Horsemanは「AAサイズ」と呼ばれる超小型筐体を採用しており、寸法は約74mm×44mm×44mm程度です。

これはオリジナルのKlon Centaurの約6分の1というコンパクトさで、限られたスペースのペダルボードにも容易に収まります。

重量も軽量に抑えられており、持ち運びにも便利です。

電源は標準的な9VDCセンターマイナスのアダプターを使用します。

消費電流は比較的少なく、一般的なパワーサプライで問題なく駆動できます。

ただし、コンパクトな筐体設計のため、9V電池を内蔵するスペースはありません。

電池駆動を希望するユーザーは外部電池ボックスなどの別途対策が必要です。

入出力端子はモノラル標準フォンジャック(6.3mm)で、入力と出力がそれぞれ1系統ずつ装備されています。

NUX Horseman NOD-1のおすすめポイント

圧倒的なコストパフォーマンス

Horsemanの最大の魅力は、何と言ってもその価格対性能比の高さです。

市場価格は約62〜69ドル(日本円で約9,000〜10,000円程度)と、Kloneペダルの中では最も手頃な価格帯に位置しています。

同様にKlon Centaurのクローンとして人気のWampler Tumnusは約149ドル、J. Rockett Archerは約199ドルであることを考えると、Horsemanのコストパフォーマンスの高さは際立っています。

専門誌の比較テストでは、これらの高価格帯Kloneペダルと並べてブラインドテストを行った結果、Horsemanは「価格を考慮すれば驚異的な音質」と評価されています。

確かに細部を聴き比べると本物のKlonとの差異は存在しますが、ライブやリハーサルで使用する分には十分すぎる品質です。

「ステージでもスタジオでも躊躇なく使える」という評価は、この価格帯のペダルとしては最大級の賛辞と言えるでしょう。

ペダルボードに優しいコンパクト設計

Horsemanが採用するAAサイズの超小型筐体は、ペダルボードのスペース確保に悩むギタリストにとって大きなメリットとなります。

オリジナルのKlon Centaurは大型の専用筐体を使用しており、ペダルボードの大部分を占有してしまうことが難点でした。

Horsemanならその約6分の1のスペースで同等のサウンドが得られるため、他の必要なペダルと組み合わせて使用しやすくなっています。

このコンパクトさは、フライトケースに収めてツアーを行うプロミュージシャンから、自宅練習用に小型ボードを組みたいアマチュアギタリストまで、幅広いユーザーのニーズに応えます。

実際に、ペダルボードのスペース効率を重視してHorsemanを選んだというユーザーは少なくありません。

多彩な使い方ができる汎用性の高さ

Horsemanは単なるKlonクローンにとどまらない汎用性を備えています。

まず、GoldモードとSilverモードの切り替えにより、1台で2種類の異なるオーバードライブキャラクターを使い分けることができます。

クリーンなバッキング時はGoldモードで軽くブーストし、ソロセクションではSilverモードに切り替えてゲインを上げるといった使い方が可能です。

また、ゲインを最小に設定すればクリーンブースターとして機能し、アンプの歪みをプッシュしたり、他のペダルの前段に配置してゲインステージングに活用したりできます。

Bluesbreaker系ペダルやファズペダルとのスタッキング相性も良好で、複数のペダルを組み合わせたサウンドメイキングにも威力を発揮します。

シングルコイル、P90、ハムバッカーなど、様々なタイプのピックアップと組み合わせても良好なレスポンスを示す点も、汎用性の高さを物語っています。

NUX Horseman NOD-1の注意点・デメリット

ビルドクオリティと耐久性の懸念

Horsemanの価格を実現するために、ビルドクオリティにはいくつかの妥協が見られます。

筐体自体は金属製で基本的な堅牢性は確保されていますが、内部の部品や組み立て精度は高価格帯のペダルには及びません。

一部のユーザーからは、スイッチを踏んだ際に「ポップノイズ」が発生するという報告があり、これは品質管理のばらつきや内部のはんだ付け品質に起因する可能性があります。

長期的な耐久性についても、数ヶ月〜1年程度の使用で不具合が発生したという報告が散見されます。

一方で、2年以上にわたってギグで使用しても問題なく動作しているというユーザーも存在するため、個体差がある可能性は否定できません。

プロの現場で毎日酷使するような使い方を想定している場合は、より高価格帯のKloneペダルを検討した方が安心かもしれません。

本物のKlonとの音質差

専門誌のテストで「本物に非常に近い」と評価されているHorsemanですが、厳密に比較すると本物のKlon Centaurとの音質差は存在します。

具体的には、Horsemanはオリジナルと比較してやや輝き(スパークル)が控えめで、200Hz以下の低域がわずかにブーミーになる傾向があります。

また、トランジェント(音の立ち上がり)のクリスプさも若干劣るとされています。

ただし、これらの差異は非常に微細なものであり、バンドアンサンブルの中では判別困難なレベルです。

スタジオでの緻密なレコーディング作業や、ヘッドフォンでの詳細な聴き比べでなければ気づかない程度の違いと言えます。

「5つのKloneペダルすべてが素晴らしいサウンド」という専門家の評価が示す通り、実用上は十分にKlonサウンドを楽しむことができます。

操作性に関する注意点

Horsemanの超小型筐体は、スペース効率という点では大きなメリットですが、操作性においてはいくつかの注意点があります。

まず、コントロールノブが軽量で回りやすい設計になっているため、フットスイッチを踏む際に誤ってノブを動かしてしまうことがあります。

この問題に対処するため、テープでノブを固定して使用しているユーザーもいます。

また、小型筐体のためバッテリー収納スペースがなく、9V電源アダプターまたはパワーサプライが必須となります。

路上パフォーマンスなど電源確保が難しい環境での使用には不向きです。

Gold/Silverモードの切り替えはフットスイッチの長押しで行いますが、演奏中の素早い切り替えには向いていない点も留意が必要です。

NUX Horseman NOD-1の評判・口コミ

ユーザーが評価するおすすめな点

多くのユーザーがHorsemanの「価格を超えた音質」を高く評価しています。

「この価格でこの音が出るのは驚異的」「高価なKloneペダルと比較しても遜色ない」といった声が多数寄せられており、コストパフォーマンスの高さは最も支持されているポイントです。

オーバードライブの質感については「オーガニック」「オープン」という表現が頻繁に使われ、アンプを自然にプッシュしたときのような心地よい歪みが得られると評されています。

Wampler Tumnusとの比較では「音質は非常に近い」という評価が一般的で、価格差を考慮すればHorsemanは極めて優れた選択肢と見なされています。

EHX Soul Foodとの比較でも「ダイナミクスとクリアなレスポンスで匹敵する」と評価されており、低価格Kloneペダルの中でもトップクラスの音質を持つことが認められています。

GoldモードとSilverモードの切り替え機能も好評で、「実質2台分のペダルが1台で手に入る」という点を魅力に感じるユーザーは多いです。

他のペダルとのスタッキング性能も評価が高く、特にBluesbreaker系やファズとの相性の良さが指摘されています。

購入前に確認すべき注意点

品質管理のばらつきについては、複数のユーザーから指摘があります。

スイッチポップが発生する個体や、数ヶ月で故障したという報告がある一方、2年以上問題なく使用できているという報告もあり、当たり外れがある可能性は考慮すべきです。

Amazonなど返品対応が充実した販売店で購入し、初期不良がないか確認することを推奨するユーザーの声もあります。

ノブの軽さについては「演奏中に意図せず設定が変わってしまう」という不満の声があり、特にライブ使用を想定しているユーザーは注意が必要です。

また、Wampler Tumnusと比較すると「わずかにノイジー」という指摘もあり、ノイズに敏感なユーザーは検討が必要かもしれません。

他のKloneペダルとの比較評価

専門誌のブラインドテストでは、J. Rockett Archer(199ドル)が「最もオリジナルに忠実」と評価され、Wampler Tumnus(149ドル)がそれに次ぐ評価を得ています。

Horsemanは「5つのKloneペダルの中で最も本物との差を感じやすい」とされていますが、その差は非常に微細であり、「実用上は全く問題ない」という結論に至っています。

同価格帯のMosky Golden Horseとの比較では、「音質、機能、ビルドクオリティのすべてでHorsemanが大幅に優位」という評価が一般的です。

低価格Kloneペダルを検討しているなら、Horsemanは「間違いのない選択」と見なされています。

予算に余裕があればTumnusやArcher、コストを最優先するならHorsemanという棲み分けが、多くのユーザーの間でコンセンサスとなっています。

まとめ:NUX Horseman NOD-1

総合評価

NUX Horseman NOD-1は、69ドルという驚異的な低価格で本格的なKlonサウンドを実現した、コストパフォーマンスに優れたオーバードライブペダルです。

GoldモードとSilverモードの搭載により1台で2種類のKlonサウンドが楽しめる点、18V昇圧回路による本格的なサウンドクオリティ、そしてペダルボードに優しい超コンパクト設計は、多くのギタリストにとって魅力的な選択肢となるでしょう。

ビルドクオリティや細部の音質では高価格帯のKloneペダルに譲る部分もありますが、価格を考慮すれば十分すぎる品質を備えています。

こんな人におすすめ

Horsemanは「Klonサウンドを試してみたいが、高価なペダルには手が出ない」という入門者に最適です。

また、ペダルボードのスペースを節約したいギタリストや、サブボード・バックアップ用のKloneを探している方にもおすすめできます。

購入前の最終チェックポイント

  • 価格は約62〜69ドル(約9,000〜10,000円)で、Kloneペダル最安クラス
  • GoldモードとSilverモードの2種類のKlonサウンドを搭載
  • 18V昇圧回路により本物のKlonに迫るダイナミクスとヘッドルームを実現
  • AAサイズの超コンパクト筐体でペダルボードスペースを節約
  • トゥルーバイパスとバッファーバイパスの切り替えに対応
  • クリーンブースターからミディアムゲインオーバードライブまで幅広く対応
  • 専門誌の比較テストで「本物に非常に近い」と評価
  • ノブが軽く回りやすいため、ライブ時は固定対策を推奨
  • バッテリー収納スペースなし、9V電源アダプター必須
  • 品質管理にばらつきがあるため、返品対応のある販売店での購入を推奨
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