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Universal Audio UAFX Lion ’68 レビュー解説|プレキシの魂を宿すペダル

「マーシャルのプレキシサウンドを自宅で鳴らしたい」

「レコーディングで本物のビンテージアンプの音を手軽に使いたい」——そんな願いを持つギタリストは少なくないでしょう。

しかし、本物の1968年製マーシャルを手に入れることは現実的ではなく、仮に入手できたとしても自宅で大音量を出すことは難しいものです。

Universal AudioのUAFX Lion ’68は、そんな悩みに応える製品として登場しました。

3種類の100Wプレキシアンプを1台のペダルに凝縮し、世界最高峰のUADモデリング技術で再現したこのアンプシミュレーターは、発売以来多くのギタリストから高い評価を受けています。

この記事では、UAFX Lion ’68の詳細なスペックから実際の使用感、ユーザーの評判まで徹底的に解説します。

購入を検討している方が知るべきメリットとデメリットを正直にお伝えしますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

UAFX Lion ’68とは?製品概要と位置づけ

UAFX Lion ’68 Super Lead Ampは、Universal Audioが展開するUAFXペダルシリーズの第6弾として2023年11月に発売されたギターアンプシミュレーターです。

Jimi Hendrix、Led Zeppelin、Van Halen、AC/DCなど、数十年にわたり伝説的なギタリストたちが愛用してきたブリティッシュ・プレキシアンプのサウンドを、コンパクトなペダルサイズで忠実に再現することを目指して開発されました。

Universal Audioは、プロのレコーディングスタジオで圧倒的な信頼を獲得してきたオーディオ機器メーカーです。

同社のOX Amp Top Boxで培われたダイナミック・スピーカー・モデリング技術と、UADプラグインで証明された高品位なアンプエミュレーション技術が、このペダルには惜しみなく投入されています。

本製品の最大の特徴は、単なる「マーシャル風の音が出るペダル」ではなく、厳選されたビンテージの「ゴールデン・ユニット」を徹底的に分析し、その挙動やニュアンスまでも再現している点にあります。

1968年製Super Lead、1969年製Super Bass、そしてエディ・ヴァン・ヘイレンが使用したことで有名なVariac改造アンプの3台を1つのペダルに収めており、クラシックロックからヘヴィメタルまで幅広いジャンルに対応します。

UAFX Lion ’68の特長と差別化ポイント

3種類の伝説的プレキシアンプを完全再現

UAFX Lion ’68には、それぞれ異なる特性を持つ3種類のアンプモデルが搭載されています。

LEADモードは、1968年製Marshall 1959 Super Leadをモデリングしています。

中域がしっかりと出て、トレブルもブリリアント。

まさに「あのSuper Lead」と呼べるサウンドで、Led ZeppelinやAC/DCのようなクラシックロックトーンを求めるギタリストに最適です。

BASSモードは、1969年製Marshall 1959 Super Bassを再現しています。

Super Leadよりも攻撃性を抑えた、スポンジのようなアタックとクリーンなヘッドルームが特徴です。

一時期ギタリストがベース用アンプを使うことが流行しましたが、そうした太く温かみのあるトーンをこのモードで再現できます。

オーバードライブやファズ、ディレイなどとの組み合わせに最適なペダルプラットフォームとしても機能します。

BROWNモードは、Van Halenの「ブラウンサウンド」として知られる、Variacで電圧を90ボルトまで下げた改造Super Leadのトーンを再現しています。

歪みが一気に増し、コンプレッション感が強く、低域の心地よい潰れ感が特徴です。

ピッキングハーモニクスも出しやすく、80年代ハードロックサウンドを求めるギタリストには堪らない音色です。

OX Amp Top Box譲りのキャビネットエミュレーション

本製品には、Universal Audioの受賞歴を誇るOX Amp Top Boxから継承した6種類のスピーカー・キャビネット・エミュレーションが搭載されています。

25Wと30WのCelestion Greenback、Vintage 30、JBLとGreenbackのミックスなど、それぞれが異なるマイキングとルームサウンドを持っており、レコーディング用途に最適化されています。

特筆すべきは、単にスピーカーの周波数特性をシミュレートしているだけでなく、マイクの種類や配置、部屋の反響までもが再現されている点です。

コントロールルームのスピーカーで聴いているような、プロのレコーディング現場の音をそのまま体験できます。

実機さながらの2ボリューム構成

Lion ’68は、実際のMarshall 1959と同様にVolume IとVolume IIの2つのボリュームノブを搭載しています。

これにより、実機で行われていた「リンク」(2つのチャンネルをケーブルで繋ぐ手法)を本体内で再現可能です。

アプリを使用すれば、LOW(ロー同士のリンク)、HIGH(ハイ同士のリンク)、JUMP(たすきがけのリンク)の3つの入力モードを選択できます。

HIGHモードは歪みが増えつつもリンク特有の訛り感やブーミーさがなく使いやすいと評価されており、LOWモードは増幅率が若干低いクランチ気味のサウンドでロックンロール系に最適です。

さらに、実機にはないマスターボリューム(OUTPUTノブ)を備えているため、歪みを上げても爆音にならずに済みます。

これは自宅練習やレコーディング環境では非常に重要なポイントです。

本格的なブースト機能

BOOSTノブは、単なるゲインブーストではありません。

Maestro EP-IIIプリアンプとBoss GE-10 10バンドEQの2種類のブースト回路がモデリングされており、10時の位置まではEP-IIIプリアンプによるクリーンゲインとウォームさが加わり、10時を超えるとグラフィックEQによるミッドレンジのブーストカーブが効いてきます。

この機能により、外部のブースターペダルを用意しなくても、クランチから灼熱のリードトーンまで幅広いサウンドメイクが可能です。

スペック・仕様

基本仕様

項目仕様
製品名UAFX Lion ’68 Super Lead Amp
メーカーUniversal Audio
カテゴリギターアンプシミュレーター/プリアンプペダル
発売日2023年11月
搭載アンプモデル3種類(LEAD/BASS/BROWN)
搭載キャビネット6種類

電気仕様

項目仕様
電源DC9V、400mA以上、センターマイナス
電源端子2.1×5.5mmバレルコネクター
入力インピーダンス500kΩ(モノラル)/ 1MΩ(ステレオ)
出力インピーダンス500Ω
最大入力レベル12.2dBu
最大出力レベル12.1dBu
周波数特性20Hz〜20kHz(±1dB)
レイテンシー約2.4ms

入出力・接続

項目仕様
入力端子1/4インチTS×2
出力端子1/4インチTS×2
USB端子Type-C(ファームウェアアップデート用)
ワイヤレスBluetooth v5(2.4GHz帯域)
対応接続モノラル/ステレオ/4ケーブルモード

物理仕様

項目仕様
寸法幅9.2cm×高さ6.5cm×奥行14.1cm
重量605g
バイパスバッファードバイパス

コントロール

本体には以下のコントロールが搭載されています。

  • VOLUME I / VOLUME II(2ボリューム構成)
  • OUTPUT(マスターボリューム)
  • BASS / MIDDLE / TREBLE(3バンドEQ)
  • ROOM(アンビエンス調整)
  • PRESENCE
  • BOOST
  • スピーカーセレクトスイッチ
  • アンプモデル切替スイッチ(BASS/LEAD/BROWN)
  • フットスイッチ×2(ON/OFF、プリセット/ブースト切替)

UAFX Lion ’68のおすすめポイント

圧倒的なサウンドクオリティ

UAFX Lion ’68の最大の魅力は、そのサウンドクオリティにあります。

「ブラインドテストをしても本物かどうかわからないレベル」と評されるほど、ビンテージプレキシアンプの特性を忠実に再現しています。

特にトーンコントロールの効き方が実機に非常に近く、古いマーシャルのパッシブEQのように「10の状態から削っていく」使い方ができます。

EQは劇的に効くわけではありませんが、この微妙な効き具合こそが本物らしさを生み出しています。

また、箱鳴り感や低音の膨らみがしっかりと再現されており、大音量で鳴らした時の空気感までも感じられます。

これはデジタルアンプシミュレーターとしては非常に高いレベルの再現度です。

レイテンシーを感じさせない即応性

デジタル機器の宿命とも言えるレイテンシーですが、Lion ’68では約2.4msという数値ながら、実使用においてはほとんど気にならないレベルに抑えられています。

かつてのアンプシミュレーターでは「改善されすぎて真空管アンプより反応が早すぎる」という問題もありましたが、Lion ’68は実機のチューブアンプに近い適切なレスポンスタイミングを実現しています。

本物のアンプを弾いているかのような自然な弾き心地を体験できます。

幅広い音楽ジャンルへの対応力

「マーシャル」と聞くとクラシックロック専用というイメージを持つ方もいるかもしれませんが、Lion ’68は驚くほど幅広いジャンルに対応します。

Super Bassモードでボリュームを絞れば、美しいクリーントーンが得られます。

フェンダーのようにブーミーにならないタイトな低音で、様々なジャンルに適応可能です。

一方、BROWNモードにブースターを組み合わせれば、モトリー・クルーからマストドンまで、本格的なメタルサウンドも実現できます。

外部ペダルとの相性の良さ

Lion ’68は外部のオーバードライブやファズペダルとの相性が非常に良いと評価されています。

特に前段でブーストした時の挙動が実機に近く、KemperやACS1といった他のモデラーと比較しても、よりリアルな反応を示します。

TS系の軽い歪みを加えると、バッキングでもソロでも使える極上の太いオーバードライブが得られます。

本機をクリーン〜クランチに設定してペダルプラットフォームとして使用すれば、アンプの質感を保ったまま、手持ちの歪みペダルの個性を活かした音作りが可能です。

充実したアプリ連携機能

UAFX Controlモバイルアプリを使用すれば、本体だけでは設定できない詳細なパラメーターにアクセスできます。

  • 4インプットのリンク設定(LOW/HIGH/JUMP)
  • ブライトキャップのON/OFF
  • ノイズゲートの調整
  • プリセットの保存・呼び出し
  • アーティストプリセットのダウンロード
  • フットスイッチ機能のカスタマイズ

特に内蔵ノイズゲートは非常に優秀で、ハイゲイン設定でも効果的にノイズを抑制してくれます。

これにより、ペダルボードからノイズサプレッサーを減らすことも可能です。

宅録・ライン出力に最適

OUTPUTノブでマスターボリュームを調整できるため、歪み量を変えずに音量だけをコントロールできます。

自宅でアッテネーターなしにフルテン設定を楽しむことは実機では不可能ですが、Lion ’68なら問題ありません。

キャビネットエミュレーションを通したライン出力は、そのままDAWに録音しても十分な品質が得られます。

「レコーディングされた音源で比較したら騙される」と言われるほどのクオリティです。

購入前に知るべき注意点

電源アダプターは別売

Lion ’68には電源アダプターが付属していません。

必ずアイソレートされた9V DC電源(400mA以上、センターマイナス)を別途用意する必要があります。

純正のPSU-GP1-WWが推奨されていますが、条件を満たす他社製品でも動作します。

安価な非アイソレート電源を使用すると、ノイズの原因になる可能性があるため注意が必要です。

60年代アンプの再現ゆえの特性

Lion ’68は1960年代のプレキシアンプを忠実に再現した製品です。

そのため、現代のハイゲインアンプのような深い歪みを本機単体で得ることは難しい場合があります。

「思ったほど歪まない」「歪ませるとぼやけた音になる」という声もありますが、これは製品の欠陥ではなく、60年代アンプの特性を正確に再現した結果です。

ゴリゴリのハイゲインサウンドを求める場合は、同シリーズのANTIやKnucklesを検討するか、前段にオーバードライブペダルを追加することをおすすめします。

音作りにはコツが必要

Lion ’68の音作りは、一般的なアンプシミュレーターとは異なるアプローチが必要です。

EQよりもVolume IとVolume IIのミックス加減で基本的なトーンを作り、その後でプレゼンスやトレブルなどで詰めていくのが効果的です。

また、BOOSTノブの使い方も重要です。

10時以上に上げると飽和してぼやけた音になりやすいため、EP-IIIプリアンプの色付けだけを狙うなら9〜10時くらいまでに抑えておくことが推奨されています。

Bluetooth接続の不安定さ

アプリとのBluetooth接続については、不安定さを指摘する声が多く聞かれます。

接続に時間がかかったり、エラーになったりすることがあるようです。

ただし、アプリは頻繁に使用するものではなく、実機のディップスイッチ的な位置づけです。

一度設定してしまえば、普段の演奏では本体のノブだけで十分に音作りが可能です。

接続に問題が生じた場合は、アプリをアンインストールし、スマートフォンのBluetooth設定からUAFXを削除してから再接続すると改善するケースが報告されています。

レイテンシーの累積に注意

複数のUAFXペダルを直列で使用する場合、レイテンシーが累積します。

Lion ’68単体の約2.4msは問題ないレベルですが、他のUAFXペダルと組み合わせると体感できるレベルになる可能性があります。

比較として、Strymonペダルは約1ms、Axe-Fx 3全体で約2.2msです。

レイテンシーに敏感な方は、UAFXペダルの使用は1台に留めることを検討してください。

「部屋で鳴っているアンプ」の音ではない

Lion ’68のサウンドは、「スタジオでマイク録りされたマーシャル」の音です。

目の前でスタックアンプが鳴っているような空気の振動や体感は得られません。

これはすべてのアンプシミュレーターに共通する特性ですが、実機の体験を完全に代替できるものではないことを理解しておく必要があります。

レコーディング用途やヘッドフォン環境では最高の結果が得られますが、ライブでの使用感は実機とは異なる場合があります。

ユーザーの評判・口コミまとめ

ユーザーが評価するおすすめな点

サウンドの再現度に関する評価

多くのユーザーが、Lion ’68のサウンドクオリティを高く評価しています。

「扱いにくい部分も含めてほぼ実機」「反応速度が適切でミスタッチもしっかり出る」という声は、本製品がビンテージアンプの特性を忠実に再現していることを示しています。

長年にわたりJimmy Pageのギターサウンドを追求してきたユーザーからは、「何年も苦戦していた音作りの問題が一気に解決した」という声も聞かれます。

DTMのアンプシミュレーターやIRでは得られなかった生々しいチューブアンプ感が、Lion ’68では実現できたとのことです。

クリーン〜クランチの品質

クリーンからクランチ領域のサウンドを特に評価する声が多く聞かれます。

「クリーンもフェンダーのように低音がブーミーにならずタイトで、様々なジャンルに適応できる」「パリンとした真空管らしさがある」といった評価があります。

TS系などの軽い歪みペダルと組み合わせた時のオーバードライブサウンドは「極上」と称され、バッキングでもソロでも使える汎用性が評価されています。

ペダルとの相性

外部ペダルでブーストした時の挙動がリアルだという評価は、複数のユーザーから寄せられています。

以前使用していたKemperやACS1と比較しても、Lion ’68の方が実機に近い反応を示すとのことです。

内蔵ノイズゲートの優秀さも評価されており、ハイゲイン設定でも効果的に機能するため、ペダルボードからノイズゲートを減らせたという報告もあります。

利便性と実用性

OUTPUTノブによるマスターボリューム機能は、自宅環境でのユーザーから特に評価されています。

「自宅でアッテネーターなしにフルテン設定ができる」「音質の変化なしに音量調整ができるので気軽に使える」という声があります。

Bluetooth経由でスマートフォンから操作できる点も、「しゃがまずに操作できるので腰に優しい」というユニークな評価を受けています。

購入前に確認すべき注意点

音作りの難しさ

「調整が難しい」「音作りにはちょっとしたノウハウが必要」という声は複数見られます。

EQではなくVolume I/IIのバランスで音を作るという、実機のマーシャルと同様のアプローチに慣れる必要があります。

歪みの量についても、「思ったほど歪まない」という印象を持つユーザーがいます。

60年代アンプのシミュレートであることを理解し、必要に応じて前段にオーバードライブペダルを追加することが推奨されています。

アプリ接続の問題

Bluetooth接続の不安定さは、多くのユーザーが経験している問題です。

「スマホの接続に時間がかかったりエラーになりがち」「プリセットの設定値がわからない」といった不満の声があります。

ただし、アプリは初期設定やプリセット管理に使用するもので、日常的な演奏では必須ではありません。

一度設定を済ませれば、本体のみで快適に使用できます。

配送時の梱包問題

オンラインショッピングで購入する際の梱包について、注意喚起する声が複数見られます。

特に大手ECサイトから出荷された場合、緩衝材なしの紙袋で配送されるケースが報告されています。

5万円以上の精密機器に対する扱いとして不適切だという批判があり、外箱が破損した状態で届いたという報告もあります。

購入時は、楽器店での店頭購入や、適切な梱包を行う販売店を選ぶことが推奨されます。

価格に対する意見

コストパフォーマンスについては意見が分かれています。

「3アンプモデルで約4万円〜6万円は割高」という声がある一方で、「本物のビンテージプレキシや良質なクローンと比較すれば遥かに安価」「セール時に購入すれば満足度が高い」という意見もあります。

プレキシサウンドに特化した製品であることを理解し、自分の用途に合っているかを慎重に検討することが重要です。

価格と購入先の比較

国内価格の相場

UAFX Lion ’68の国内価格は、販売店によって大きな差があります。

販売店タイプ価格帯
最安値(セール価格)¥44,000〜
楽器店(通常価格)¥48,000〜¥55,000
大手家電量販店¥68,000〜¥76,000
中古市場¥39,800〜¥44,000

サウンドハウスでは¥49,800で販売されており、3年保証が付帯するため安心感があります。

セール時には¥44,000〜¥48,000程度まで値下がりすることもあるため、急ぎでなければセールを待つのも一つの選択肢です。

海外価格との比較

米国での定価は$399で、日本円に換算すると約6万円前後となります。

国内正規品の価格は妥当な範囲と言えますが、並行輸入品を取り扱う店舗ではより安価に購入できる場合もあります。

ただし、並行輸入品は国内保証が受けられない可能性があるため注意が必要です。

購入時のポイント

購入先を選ぶ際は、以下の点を考慮することをおすすめします。

  • 適切な梱包で配送してくれるか
  • 保証内容と期間
  • 返品・交換対応の有無
  • 初期不良時のサポート体制

特に電子機器であるため、輸送中の衝撃による故障リスクを考慮し、信頼できる楽器店での購入が安心です。

可能であれば店頭で試奏してから購入することをおすすめします。

競合製品との比較

Strymon Iridiumとの比較

Strymon Iridiumは、Lion ’68と同価格帯の代表的な競合製品です。

項目UAFX Lion ’68Strymon Iridium
アンプモデル3種(マーシャル系)3種(Fender/Vox/Marshall)
レイテンシー約2.4ms約1.1ms
特化ジャンルクラシックロック〜メタルオールジャンル
操作性実機に近い2ボリュームシンプル
MIDI非対応対応

Lion ’68はマーシャルサウンドの再現度で優位性があり、実機に近い操作感が特徴です。

一方、Iridiumは汎用性が高く、レイテンシーも低いため、幅広いジャンルをカバーしたい場合や、MIDIでの制御が必要な場合はIridiumが適しています。

BOSS IR-2との比較

BOSS IR-2は、より手頃な価格帯の選択肢です。

Lion ’68との主な違いは、IR-2にはエフェクトループが搭載されている点です。

ただし、IR-2は音作りが難しいという評価があり、IRの品質ではLion ’68の方が優れているとされています。

予算に余裕があり、マーシャルサウンドを重視するならLion ’68、コストを抑えたい場合はIR-2という選択になるでしょう。

同シリーズ内での比較

UAFXシリーズには、用途に応じた複数のアンプペダルがラインナップされています。

  • Dream ’65:Fender系クリーン〜クランチ、スプリングリバーブ/ビブラート搭載
  • Ruby ’63:Vox AC30系サウンド
  • ANTI:ハイゲインアンプ(5150系)
  • Knuckles ’92:Mesa Boogie Dual Rectifier系

Lion ’68はマーシャルプレキシに特化しているため、ゴリゴリのメタルサウンドが欲しい場合はANTIやKnuckles、フェンダー系クリーンが欲しい場合はDream ’65を検討することをおすすめします。

まとめ

Universal Audio UAFX Lion ’68は、1968年製マーシャル・プレキシアンプのサウンドを驚異的な精度で再現したアンプシミュレーターペダルです。

最後に、本製品のポイントを総括します。

  • サウンド品質は最高峰:ブラインドテストでも本物と区別がつかないレベルの再現度を実現
  • 3種のプレキシアンプを収録:Super Lead、Super Bass、Brownモードで幅広いサウンドに対応
  • 実機さながらの操作感:2ボリューム構成とパッシブEQの効き方が本物に酷似
  • レコーディングに最適:OX Amp Top Box譲りのキャビネット/マイクエミュレーションを搭載
  • 外部ペダルとの相性抜群:前段ブースト時の挙動が実機に近く、ペダルプラットフォームとしても優秀
  • 音作りにはコツが必要:Volume I/IIのバランスで基本を作り、EQで仕上げる手法を習得する必要あり
  • 60年代アンプの特性を理解すべき:単体でのハイゲインには限界があり、必要に応じてペダル追加を
  • アプリ接続は不安定な場合あり:ただし日常使用では本体操作のみで十分
  • 価格は4〜6万円台:セール時を狙えばコストパフォーマンス良好
  • 購入時は梱包に注意:信頼できる楽器店での購入を推奨

総合評価:マーシャル・プレキシサウンドを求めるギタリストにとって、UAFX Lion ’68は現時点で最高の選択肢の一つです。

宅録環境での使用、ライブでのアンプ代替、ペダルボードへの組み込みなど、様々なシチュエーションで威力を発揮します。

ただし、60年代アンプの特性を理解し、適切な使い方を習得する意欲がある方に向いている製品と言えるでしょう。

クラシックロックからヘヴィメタルまで、プレキシサウンドを愛するすべてのギタリストにおすすめできる一台です。

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