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ギターのストロークがわからない悩みを解決する10のコツ

ギターを始めたばかりのあなたが、まず最初にぶつかる壁。

それが「ギターストローク」ではないでしょうか。

ピックが弦に引っかかってしまったり、そもそもどうやって弾けばいいのかやり方がわからなかったり。

楽譜を見てもリズムが読み取れず、なんとなく適当に弾いてしまうこともあるかもしれません。

しかし、安心してください。

ストロークがうまくできないのには、必ず原因があります。

この記事では、なぜギターストロークがわからないのか、その根本的な原因から、具体的な解決策、そして上達するための10のコツまで、初心者の方にも分かりやすく徹底的に解説していきます。

この記事を読み終える頃には、「ギターストロークがわからない」という悩みが解消され、ギターを弾くことがもっと楽しくなっているはずです。


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目次

ギターのストロークがわからない原因と基本のやり方

そもそもギターのストロークはどこで弾くの?

ギターストロークの練習を始める前に、まず知っておきたいのが「ギターのどこを弾くのか」という点です。

実は、弾く位置によって音色は大きく変化します。

一般的に、アコースティックギターの場合は、ボディに空いている丸い穴「サウンドホール」の少し右側(ブリッジ側)が基本のポジションとされています。

一方、エレキギターの場合は、音を拾うマイクの役割を持つ「ピックアップ」が複数搭載されており、フロントピックアップとセンターピックアップの間あたりが基準となります。

なぜこの位置が基本なのでしょうか。

それは、ギターの構造上、最もバランスの取れた豊かな音が出やすい場所だからです。

具体例を挙げると、弦を支えているブリッジに近づくほど、音は硬く、高音域が強調された金属的な響きになります。

逆に、ネックに近づくほど、音は柔らかく、甘く丸い響きに変化します。

もちろん、曲の雰囲気によって意図的に弾く位置を変えることもありますが、初心者のうちはまず基本のポジションで安定した音を出すことに集中しましょう。

毎回同じ場所をピッキングできるようになると、音の粒が揃い、演奏全体に安定感が生まれます。

まずはご自身のギターで、基本のポジションを確認することから始めてみてください。

ギターストロークの基本的なやり方とは?

正しいピッキング位置を覚えたら、次はストロークの基本的なやり方を身につけましょう。

綺麗な音を出すための結論は、「肘を支点に、手首のスナップを使ってリラックスして振る」ことです。

多くの初心者は、腕全体に力を込めて、力任せにギターを弾いてしまいがちです。

しかし、それでは音が汚くなるだけでなく、すぐに疲れてしまい長時間の練習ができません。

理想的なストロークのやり方を、3つのステップで解説します。

ステップ1:ピックの持ち方

ピックは、親指の腹と人差し指の側面で、軽くつまむように持ちます。

このとき、ピックの先端が3〜5mm程度出るくらいが目安です。

ぎゅっと握りしめず、指先で優しく支えるようなイメージを持つと良いでしょう。

ステップ2:腕の振り方

右腕の肘あたりをギターのボディに乗せ、そこを支点にして腕を振ります。

肩から腕全体を動かすのではなく、肘から先が振り子のように動くのをイメージしてください。

このとき、まっすぐ上下に動かすのではなく、少し円を描くような軌道で振るのがコツです。

ステップ3:手首の使い方

最も重要なのが手首の使い方です。

手首の力は完全に抜き、まるで水を切るかのように、しなやかなスナップを効かせます。

ダウンストローク(上から下へ)では手首が甲側に、アップストローク(下から上へ)では手首が手のひら側に自然と返る感覚です。

この「脱力」と「手首のスナップ」が、綺麗なストロークの鍵を握っています。

最初は意識的に、ゆっくりとした動きで、正しいフォームを体に覚えさせていきましょう。

ギターストロークができない一番の原因は手首

あなたが「ギターストロークができない」と感じる最大の原因は、多くの場合「手首の硬さ」にあります。

結論から言うと、手首が力んでガチガチに固まっている状態では、スムーズなストロークは不可能です。

手首が固定されてしまうと、腕の力だけで弦を弾くことになります。

これでは、しなやかな上下運動ができず、結果としてピックが必要以上に弦に引っかかったり、リズムがもたついたりするのです。

では、どうすれば手首をリラックスさせることができるのでしょうか。

一つは、意識的に力を抜くことです。

「もっと大きな音を出そう」「もっと速く弾こう」という気持ちが、無意識のうちに力みを生んでしまいます。

まずは音量やスピードを気にせず、とにかく手首を柔らかく使うことだけに集中してみてください。

ドアノブを左右にひねる動きは、ストロークにおける手首の回転運動に非常に近いです。

ギターを持たずに、この動きを繰り返して手首のしなやかな使い方を確認するのも効果的な練習になります。

また、練習前に手首をぶらぶらと振ったり、ストレッチをしたりして、物理的に筋肉をほぐしてあげるのも良い方法です。

繰り返しになりますが、ギターストローク上達の鍵は「脱力」にあります。

特に手首の力を抜くことを常に意識することで、あなたの演奏は劇的に変わる可能性があります。

ギターストロークで弦にピックが引っかかる理由

「ダウンストロークはまだしも、アップストロークで必ずピックが引っかかる…」

これは、ギター初心者が必ずと言っていいほど通る道です。

ピックが弦に引っかかってしまう主な理由は、「ピックを当てる角度と深さ」が不適切であることです。

弦に対してピックを垂直に、そして深く当てすぎてしまうと、弦が生み出す抵抗を真正面から受け止めてしまいます。

これでは、スムーズにピックが弦の間を通り抜けることができず、ガリガリとした不快な音が出たり、最悪の場合ピックを落としてしまったりします。

この問題を解決するには、2つのポイントを意識する必要があります。

ポイント1:ピックを当てる角度

ピックを弦に対して平行に当てるのではなく、少しだけ傾けてみましょう。

ダウンストロークの際は、ピックの先端が少しだけ下を向くように手首をひねります。

これを「順アングル」と呼びます。

逆に、アップストロークの際は、ピックの先端が少しだけ上を向くように手首をひねります。

これが「逆アングル」です。

このわずかな角度をつけるだけで、ピックは弦の上を滑るように移動し、引っかかりが劇的に減少します。

ポイント2:ピックを当てる深さ

ピックを弦に当てる深さも非常に重要です。

深く当てすぎると、それだけ抵抗が大きくなります。

目安としては、ピックの先端が1mm〜2mm程度、弦に触れるくらいが理想的です。

最初は浅すぎると感じるかもしれませんが、この深さでも十分に音は鳴ります。

もし、どうしても引っかかってしまう場合は、ピックの種類を見直すのも一つの手です。

一般的に、厚みが薄いピック(ThinやMedium)の方がしなりやすいため、初心者でも引っかかりにくく、扱いやすいでしょう。

ギターストロークが適当に聴こえるのはなぜ?

「コードは合っているはずなのに、なぜか自分の演奏は素人っぽく、適当に聴こえる…」

このように感じる場合、その原因は「リズムの不安定さ」と「アクセントの欠如」にある可能性が高いです。

ただ単に上から下へ、下から上へと弦を弾いているだけでは、音楽的なグルーヴは生まれません。

機械が演奏しているような、のっぺりとした印象になってしまうのです。

この問題を解決し、演奏をカッコよく聴かせるためには、2つの要素が不可欠です。

一つは、「正確なリズムキープ」です。

人間の感覚は意外と曖昧で、自分では一定のテンポで弾いているつもりでも、徐々に速くなったり遅くなったりしてしまいます。

これを防ぐために、必ず「メトロノーム」を使って練習する習慣をつけましょう。

最初はBPM=60くらいの非常にゆっくりなテンポから始め、メトロノームの「カッ、カッ」という音と、自分のダウンストロークが完全に一致するように集中します。

この地道な練習が、演奏の土台となる安定したリズム感を作り上げます。

そしてもう一つは、「アクセント」です。

アクセントとは、特定の音を他よりも少し強く弾くことで、リズムに抑揚やうねりを生み出すテクニックです。

多くのポピュラー音楽では、4拍子のうち「2拍目」と「4拍目」にアクセントを置くのが基本です。

練習方法としては、メトロノームに合わせて「イチ・ニ・サン・シ」と心の中で数えながら、「ニ」と「シ」のタイミングで少しだけ強くピッキングすることを意識します。

最初は不自然に感じるかもしれませんが、このアクセントがあるだけで、演奏は一気にプロのような躍動感を持つようになります。

ギターのストロークがわからないを解決する上達のコツ

ギターストロークにはどんな種類があるの?

ストロークの基本が身についてきたら、次は様々なリズムパターンを覚えて表現の幅を広げていきましょう。

ストロークには多種多様な種類がありますが、ここでは初心者がまず覚えるべき代表的なものを表にまとめました。

ストロークの種類特徴とリズム主に使われるジャンル
8ビートストローク1小節に8分音符が8つ入るリズム。最も基本的。「↓~↓↑~↓↑」が代表例。ポップス、ロック全般
16ビートストローク1小節に16分音符が16個入る、より細かいリズム。「↓~↓↑↓~↓↑↓↑↓↑」など多彩。J-POP、ファンク、R&B
シャッフルストローク「タッカタッカ」と跳ねるようなリズムが特徴。「3連符の真ん中抜き」とも表現される。ブルース、ロックンロール、ジャズ
3連符ストローク1拍を3等分するリズム。「タタタ、タタタ」と聴こえる。バラード、ブルース、ワルツ

これらのパターンを使い分けることで、単調な演奏から脱却し、曲の雰囲気に合わせた表現力豊かな演奏が可能になります。

例えば、元気でストレートなロックを弾きたいなら「8ビート」、オシャレでリズミカルなJ-POPを弾きたいなら「16ビート」、泥臭くて渋いブルースを弾きたいなら「シャッフル」といった具合です。

最初は8ビートから確実にマスターし、次に16ビート、そしてシャッフルへと段階的に挑戦していくのがおすすめです。

様々な曲を聴きながら、「この曲はどのストロークパターンかな?」と考えてみるのも良い練習になります。

ギターストロークの楽譜が読めると上達が早い

「楽譜は難しそうで苦手…」と感じる方も多いかもしれませんが、ギターストロークの楽譜が読めるようになると、上達のスピードは格段に上がります。

耳コピだけに頼るのではなく、リズムを視覚的に理解することで、より正確に、そして効率的に曲をマスターできるようになるからです。

ギターストロークで最低限覚えておきたい記号は以下の通りです。

基本のストローク記号

  • または Π:ダウンストローク(上から下へ弾く)
  • または V:アップストローク(下から上へ弾く)

リズムを形成する重要な記号

  • 音符(4分、8分、16分など):音を弾くタイミングと長さを指定します。例えば8ビートは、主に8分音符で構成されます。
  • 休符:音を弾かない(休む)タイミングを指定します。しかし、ストロークにおいては「音は出さないが、腕は振る(空ピッキング)」という重要な役割を持ちます。
  • タイ:2つの音符を結び、音を伸ばすことを示します。タイで結ばれた後ろの音符はピッキングしません。
  • 付点音符:元の音符の1.5倍の長さを表します。リズムに変化をつけ、独特の「食う」ような感じを生み出します。

これらの記号が読めるようになると、市販の楽譜に書かれているストロークパターンを正確に再現できるようになります。

また、自分が弾いているリズムが、楽譜上ではどのように表記されるのかを理解することで、リズムに対する解像度が上がり、耳コピの能力向上にも繋がります。

最初は難しく感じるかもしれませんが、まずは基本的なダウンとアップの記号から、少しずつ慣れていきましょう。

ストロークパターンが書いてない曲の攻略法

市販の楽譜(特に歌のメロディとコードだけが書かれたもの)には、具体的なストロークパターンが記載されていないことがよくあります。

そんな時、「どう弾けばいいかわからない」と手が止まってしまうのは、初心者によくある悩みです。

しかし、いくつかのコツを知っていれば、自分で適切なストロークパターンを見つけ出すことができます。

攻略法の結論は、「原曲をよく聴き、ドラムのリズムに合わせて基本パターンを当てはめてみる」ことです。

多くのポップスやロックの楽曲は、基本的なリズムパターンを基盤にして作られているため、この方法でかなり近い雰囲気を再現できます。

具体的な手順は以下の通りです。

STEP1:ドラムのリズムに集中して聴く

まずは曲の土台となっているドラム、特にハイハットシンバル(チキチキという音)やスネアドラム(タンッという鋭い音)のリズムに集中して耳を傾けます。

ハイハットが「チッ チッ チッ チッ」と4分音符を刻んでいれば8ビート系、「チキチキチキチキ」と細かく刻んでいれば16ビート系の可能性が高いです。

STEP2:曲の雰囲気から当たりをつける

曲全体の雰囲気から、どのパターンが合いそうか推測します。

アップテンポで疾走感のある曲なら8ビートや16ビート、ゆったりしたバラードならアルペジオやシンプルな8ビート、跳ねるような楽しい曲ならシャッフル、といった具合です。

STEP3:基本パターンを当てはめてみる

当たりをつけた基本パターンを、実際にギターで弾きながら歌ってみます。

例えば8ビートなら「↓~↓↑~↓↑」を繰り返してみて、曲のノリとしっくりくるかを確認します。

もし合わないと感じたら、空ピッキングの位置を変えるなど、少しずつアレンジを加えてみましょう。

最近では、曲の再生速度を自由に変えられるスマートフォンアプリも多数あります。

どうしても速くて聴き取れない場合は、再生速度を0.75倍などに落として聴いてみると、リズムの構造が分かりやすくなるのでおすすめです。

ギターのストローク上達のコツは空ピッキング

ギターストロークを安定させ、リズム感を向上させる上で、最も重要と言っても過言ではないテクニックが「空ピッキング(空振り)」です。

空ピッキングとは、その名の通り、実際に弦を弾かずにピックを空振りさせる動作のことです。

「音を出さないのに、なぜそんな動きが必要なの?」と疑問に思うかもしれません。

その理由は、常に腕を一定のテンポで振り続けることで、体の中に正確なリズムの基準を作るためです。

腕の動きがまるでメトロノームの振り子のようになり、リズムの根幹が安定します。

この土台があれば、たとえ複雑なリズムパターンが出てきても、演奏が崩れにくくなるのです。

例えば、最もシンプルな8ビートのパターン「↓~↓↑~↓↑」を考えてみましょう。

口で「イチ・エン・ニ・エン・サン・エン・シ・エン」と数えながら、そのすべてで腕を上下に振ります。

このうち、実際に音を出すのは「イチ(↓)」「ニ(↓)」「エン(↑)」「サン(↓)」「エン(↑)」「シ(↓)」「エン(↑)」です。

最初の「エン(↑)」のタイミングでは、音を出さずに腕を上げる、これが空ピッキングです。

この「音を出すストローク」と「音を出さない空ピッキング」を区別して意識することが、リズム感を養う上で非常に重要です。

特に16ビートのような複雑なパターンでは、この空ピッキングが多用されます。

空ピッキングをマスターすることで、初めて表現できるリズムやグルーヴが無数に存在するのです。

練習の際は、常に腕の振りは止めないことを徹底してください。

最初はぎこちなくても、続けていくうちに無意識にできるようになり、あなたのリズム感は飛躍的に向上するでしょう。

簡単なコードでギターストロークの練習をしよう

ギターストロークの練習をする際、多くの初心者が陥りがちなのが、いきなり好きな曲の難しいコード進行で練習を始めてしまうことです。

左手のコードチェンジがおぼつかない状態で、右手のストロークまで意識するのは非常に困難です。

結果として、どちらも中途半端になってしまい、挫折の原因になりかねません。

上達への近道は、まず「簡単なコード」を使って、右手のストロークそのものに集中できる環境を作ることです。

まずはコード1つで練習

究極にシンプルな練習として、コードを1つだけに絞ってストロークを繰り返す方法があります。

例えば、Cコードを押さえたまま、メトロノームに合わせてひたすら8ビート(↓~↓↑~↓↑)を弾き続けます。

この練習の目的は、左手のことを一切考えず、右手のフォーム、力加減、リズムキープだけに100%集中することです。

音が綺麗に出ているか、リズムがずれていないか、手首はリラックスできているか、といった点を確認しながら、丁寧に行いましょう。

慣れてきたらGコードやDコードなど、他のコードでも同様に練習します。

簡単なコード進行で実践

単一のコードで安定したストロークができるようになったら、次は簡単なコード進行で実践練習に移ります。

初心者におすすめの、いわゆる「王道コード進行」は以下の通りです。

  • C → G → Am → F
  • G → Em → C → D

これらの進行は、J-POPやアニソンなど、数えきれないほどの楽曲で使われています。

練習のステップとしては、まず各コードを4拍ずつ(1小節ずつ)弾くことから始めます。

メトロノームに合わせて、「C(4拍)→ G(4拍)→ Am(4拍)→ F(4拍)」というサイクルを、ストロークが乱れないように繰り返します。

これがスムーズにできるようになったら、次は2拍ずつ、1拍ずつと、コードチェンジの頻度を上げていきます。

この段階的な練習を通して、コードチェンジとストロークという2つの異なる動作を、スムーズに連携させることができるようになります。

まとめ:ギターのストロークがわからない悩みから卒業しよう

  • ギターのストロークができない原因は主に手首の硬さにある
  • 基本はサウンドホールの右側を、力を抜いて弾くこと
  • ピックが引っかかるのは角度と深さが原因である
  • 演奏が適当に聴こえるのはリズムとアクセントの欠如が理由だ
  • 8ビートや16ビートなど、ストロークには様々な種類が存在する
  • 楽譜が読めると、より正確で効率的な練習が可能になる
  • パターンが書いてない曲はドラムを聴き、基本形を当てはめてみる
  • リズムキープ最大のコツは、腕を止めない「空ピッキング」である
  • 上達への近道は、簡単なコードでストロークに集中して練習すること
  • メトロノームを使った地道な基礎練習が最も重要である

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