「ワウペダルをペダルボードに組み込みたいけれど、フルサイズのCry Babyは大きすぎてスペースが足りない。
かといってミニサイズは小さすぎて踏みにくそうで不安……」。
ギタリストなら一度は感じたことのあるこの悩みに、真正面から応えるために生まれたのがJim Dunlop CBJ95 Cry Baby JUNIOR WAHです。
ペダルボードの定番ブランドであるPedaltrainとの共同開発によって設計されたこのモデルは、フルサイズとミニの中間という”第三のサイズ”を提案しています。
長辺わずか約20cmのコンパクトボディに、3種類のボイシング切替、トゥルーバイパス、LED、上部マウントジャックといった現代的な機能をすべて詰め込んだ意欲作です。
この記事では、CBJ95の詳細なスペックから、実際の踏み心地や音質の印象、競合製品との比較、そして購入者のリアルな評価まで、購入判断に必要な情報をすべてお伝えします。
ワウペダル選びで迷っている方は、ぜひ最後までお読みください。
Jim Dunlop CBJ95 Cry Baby JUNIOR WAHの特徴・概要
Pedaltrain共同開発が生んだ”ペダルボード最適設計”
CBJ95最大の特徴は、ペダルボードへの組み込みを最初から前提として設計されている点です。
ペダルボードの世界的定番ブランドであるPedaltrainとの共同開発によって生まれたこのモデルは、長辺8インチ(約20cm)というサイズが、Pedaltrain Metroシリーズをはじめとする主要ボードの奥行きにぴったり収まるよう計算されています。
従来のフルサイズCry Baby(GCB95)は長辺約25cm、重量約1,700gという堂々たる体格で、ペダルボード上では確実に”主役級”のスペースを要求していました。
一方で2015年に登場したCry Baby Mini(CBM95)は長辺約13cmまで小型化されたものの、足の大きなプレイヤーからは「小さすぎて操作しにくい」という声が少なくありませんでした。
CBJ95はこの両者の中間に位置する”ゴルディロックスサイズ”です。
フルサイズより約5cm短いだけに見えますが、実際にペダルボード上に配置すると、その5cmの差がケーブルの取り回しや隣接ペダルとの間隔に大きく効いてきます。
さらに底面は足ゴムを廃したフラットなラバーシートを採用しており、マジックテープでの固定と取り外しがスムーズに行えます。
入出力端子と電源端子がすべて本体上部(前面)に配置されているため、側面にケーブルが飛び出す心配もありません。
この端子配置のおかげで、ケース型ボードの縁にプラグが干渉するといった従来のワウペダルにありがちなストレスから完全に解放されます。
1台で3役をこなす3モードボイシング(H/M/L)
CBJ95の筐体右側面には、3ポジションのスライドスイッチが搭載されています。
このスイッチで切り替えられる3つのボイシングモードこそ、単なる”小さいCry Baby”にとどまらないCBJ95の大きな武器です。
H(High)モードは、現行のGCB95と同等のアグレッシブなモダンCry Babyサウンドです。
広い周波数レンジを持ち、トウダウン(つま先を踏み込んだ状態)ではしっかりとしたハイが出ます。
ロック、ハードロック、メタルなどで歪みと組み合わせたリードプレイに特に相性が良いモードです。
M(Mid)モードは、中域にフォーカスしたビンテージライクなサウンドです。
Hモードに比べてトレブルの鋭さが抑えられ、VOXワウに近い落ち着いた印象のスイープが得られます。
ブルースやクラシックロック、クリーンカッティングなど、幅広いジャンルで扱いやすいバランスの良いモードと言えます。
L(Low)モードは、低域寄りのダークで芳醇なサウンドです。
ペダルを踏み込んだときに”語りかける”ようなボーカルライクな質感が特徴的で、パークドワウ(ペダルを任意のポジションで固定して使う奏法)にも向いています。
ハイゲインアンプとの相性が良い一方、セッティングによっては音が埋もれやすくなるため、使用環境に合わせた調整が必要です。
この3モードの存在により、曲調やアンプの設定に応じてワウのキャラクターを手軽に切り替えられます。
同価格帯の単一モードのワウペダルと比較したとき、この柔軟性は明確なアドバンテージです。
トゥルーバイパス&LED搭載で現代的にアップデート
フルサイズのGCB95はバッファードバイパス方式であるのに対し、CBJ95はトゥルーバイパスを採用しています。
ワウペダルをOFFにした際の音痩せ(トーンの劣化)を気にするプレイヤーにとっては、これだけでも大きな改善点です。
また、従来のCry Babyシリーズでは省かれがちだったバイパスLEDも搭載されています。
ライブ中にワウがONなのかOFFなのか分からなくなるという”あるある”を防いでくれる、地味ながら実用的な機能です。
オン/オフの切り替えは、伝統的なCry Baby方式を踏襲しており、つま先部分のスイッチを踏み込むことで行います。
スイッチのタッチは比較的軽めに設定されており、小さな力で確実にON/OFFが切り替わります。
さらに、付属のアレンキーでトレッドル(ペダル部分)のトルクを調整できるため、自分好みの踏み心地にカスタマイズすることも可能です。
Jim Dunlop CBJ95 Cry Baby JUNIOR WAHのスペック・仕様
基本スペック一覧
CBJ95の主要スペックを整理すると以下のとおりです。
製品名はJim Dunlop CBJ95 Cry Baby JUNIOR WAH、製造国はUSA(アメリカ)で、2020年12月に発売されました。
タイプはギター用ワウペダルです。
寸法はW101×D202×H70mmで、長辺は約20cm(8インチ)に収まります。
筐体素材はアルミダイキャストで、表面はシボ塗装仕上げです。
バイパス方式はトゥルーバイパス(ハードワイヤード)、インダクターには赤FASEL(Red FASEL)インダクターを使用しています。
対応周波数帯域は約270Hz~2.1kHzで、消費電流はわずか3mAです。
電源は9V乾電池(006P)または9V DCアダプター(センターマイナス、別売)に対応しています。
端子は入力・出力・電源の3つがすべて本体上部に配置されており、底面はフラットラバーシート仕様です。
バイパスLEDはヒール(かかと)側に白色のものが搭載されています。
コントロールはトレッドル、つま先バイパススイッチ、サイド3ポジションボイシングスイッチ(H/M/L)の3つで、トレッドルのトルクはアレンキーで調整可能です。
メーカー希望小売価格は26,400円(税込)で、限定カラーモデルとしてSpecial Edition White(CBJ95SW)とSpecial Edition Black(CBJ95SB)も展開されています。
フルサイズ(GCB95)・ミニ(CBM95)とのサイズ比較
Cry Babyシリーズの3サイズを並べると、CBJ95の立ち位置が明確になります。
GCB95(フルサイズ)はW100×D250×H63mmで重量約1,700g、音色モードは1種類のみ、端子は側面配置でバイパス方式はバッファード、LEDは非搭載、底面はゴム足付き、電源は電池またはアダプター対応で、実売価格は約14,800~15,000円です。
CBJ95(Junior)はW101×D202×H70mmで重量約870g、音色モードは3種類(サイド外部スイッチで切替)、端子は上部配置でバイパス方式はトゥルーバイパス、LEDは搭載(ヒール側)、底面はフラットラバーシート、電源は電池またはアダプター対応で、実売価格は約24,800~26,400円です。
CBM95(Mini)はW80×D132×H63mmで重量約450g、音色モードは3種類(内部スイッチで切替、裏蓋を開ける必要あり)、端子は上部配置でバイパス方式はトゥルーバイパス、LEDは非搭載、底面はフラットラバーシート、電源はアダプターのみ対応で、実売価格は約18,000~29,000円です。
注目すべき差異として、CBJ95はGCB95の奥行きを約5cm削減しつつ、重量を半分近くに軽量化しています。
横幅はフルサイズと同一の約10cmを維持しているため、足を載せた際の操作感に大きな違いがない点も重要です。
CBM95との比較では、モードの切替をペダルの外側から行えるサイドスイッチを採用している点が実用面で明確な優位性を持ちます。
CBM95は裏蓋を開けないとモードを変更できないため、曲間やリハーサル中の切り替えには不便です。
また、CBM95はアダプター専用ですが、CBJ95は9V電池にも対応しており、電源環境を選ばない点でも柔軟性が高いと言えます。
電源方式と消費電流の実用性
消費電流3mAという数値は、エフェクターの中でも非常に省電力です。
9V電池(006P)のアルカリ乾電池の容量は一般的に約550mAh程度とされているため、単純計算では約180時間以上の連続駆動が可能ということになります。
もちろん実際の使用条件によって変動しますが、電池駆動でもかなりの長時間使用に耐えられる設計です。
実は電源方式による音質の違いを指摘するユーザーも存在します。
パワーサプライ(ACアダプター)使用時に比べて、9V電池駆動時の方が「少しまろやかでウォームなサウンドになる」という声があり、あえて電池を選ぶプレイヤーもいるようです。
サウンドの元気の良さを求めるならアダプター、わずかに丸みのある質感を好むなら電池という使い分けも、CBJ95ならではの楽しみ方と言えるでしょう。
Jim Dunlop CBJ95 Cry Baby JUNIOR WAHのおすすめポイント
絶妙なサイズ感──フルサイズと変わらない踏み心地を約20cmで実現
CBJ95の最大のおすすめポイントは、「小さくなったのに踏み心地が変わらない」という点に尽きます。
横幅がフルサイズと同じ約10cmあるため、足を載せたときの感覚は従来のCry Babyとほとんど変わりません。
奥行きが約5cm短くなっているものの、トレッドルの上下ストローク(ペダルの可動幅)はフルサイズと同一に設計されているため、スイープのニュアンスコントロールも犠牲になっていません。
むしろ「フルサイズより踏みしろが深く感じる」という声や、「テンポの速い曲ではコンパクトな方がペダル操作がしやすい」という声もあり、サイズダウンが操作性の向上につながっているケースすらあります。
足が小さめの方にとっては、フルサイズよりもむしろCBJ95の方がフィットする可能性が高いでしょう。
スローで官能的なフィルタースイープから、ファンクのクイックなクワッキングまで、フルサイズと同等の表現力を維持しながら、ペダルボードのスペースを約5cm節約できる。
この”失うものがほとんどない小型化”こそ、CBJ95が支持される最大の理由です。
上部マウントジャック&フラット底面でボード配線がスッキリ
ペダルボードにワウを組み込む際の”あるある”ストレスが、サイドからはみ出すケーブルの干渉です。
従来のCry Babyは入出力端子が筐体の側面にあったため、パッチケーブルが左右に飛び出し、隣のペダルとのスペース確保に苦労するプレイヤーが多くいました。
ケース型ボードでは縁にプラグがぶつかって物理的に接続できないという致命的な問題も報告されていました。
CBJ95はすべての端子を上部(前面)に集約したことで、この問題を根本から解消しています。
ケーブルはボードの配線スペースに沿って前方に抜けるため、左右のペダルとの干渉がなく、非常にクリーンなレイアウトが可能です。
底面のフラットラバーシートも見逃せないポイントです。
ゴム足がないため、マジックテープやベルクロテープでボードに固定する際に加工の手間がかかりません。
それでいて、ボードに固定せず床に直置きした場合でもラバー素材がしっかりグリップするため、演奏中にペダルが滑って動いてしまう心配もほとんどありません。
競合ブランドの半額以下──コストパフォーマンスの高さ
3モード切替を備えた中型ワウペダルというカテゴリーで見ると、CBJ95のコストパフォーマンスは際立っています。
たとえば同サイズ帯で高い評価を受けているXotic XW-1やXW-2は、確かに音作りの自由度ではCBJ95を上回りますが、価格は約39,800円前後と、CBJ95のほぼ2倍です。
モード切替が可能なワウペダル自体が他ブランドでは高価格帯に位置づけられる傾向があるなかで、CBJ95は約24,800~26,400円というレンジに収まっています。
フルサイズGCB95(約15,000円)と比較すると1万円ほど高くなりますが、トゥルーバイパス、LED、3モード切替、上部マウントジャック、トルク調整機能という”追加装備”を考えれば、その差額は十分に合理的です。
「最初の1台のワウペダル」としても、「フルサイズからの買い替え」としても、機能と価格のバランスが取れた選択肢と言えるでしょう。
Jim Dunlop CBJ95 Cry Baby JUNIOR WAHの注意点・デメリット
モード切替スイッチの視認性・操作性に難あり
CBJ95に対して最も多く聞かれる不満点が、サイド3ポジションスイッチの使い勝手です。
このスイッチは筐体右側面に小さく配置されており、H/M/Lの表記がペダル本体上には記載されていません(裏面のシールに表記があるのみ)。
そのため、存在に気づかないまま使い続けるユーザーもいるほどです。
スイッチ自体のサイズも小さく、演奏中に素早く切り替えるには指先でつまむような操作が必要になります。
ライブのMC中やリハーサルの曲間であれば問題ありませんが、「曲の途中でサッと切り替える」という使い方には向いていません。
「スイッチがもう少し大きく、位置の表記がもっと見やすければ完璧だったのに」という意見は、ユーザーの間で広く共有されている改善要望です。
なお、CBM95(Mini)はモードスイッチが筐体内部に格納されているため、切り替え時に裏蓋を開ける必要がありました。
それに比べればCBJ95のサイドスイッチは格段にアクセスしやすく、あくまで「改善の余地がある」というレベルの指摘であることは付記しておきます。
LEDの配置とワウON時の音量増加問題
バイパスLEDの搭載自体は歓迎すべき機能ですが、その配置場所には疑問を感じるユーザーが少なくありません。
LEDはペダルのヒール(かかと)側、つまり演奏時にプレイヤーの足で隠れてしまう位置にあります。
立って演奏している状態では、自分の足に遮られてLEDがほとんど見えないケースが多いのです。
「何のためにLEDを付けたのか分からない」という率直な声もあり、つま先側や側面上部への配置であればより実用的だったはずです。
とはいえ、バンドメンバーや客席からは点灯が確認できるため、まったく無意味というわけではありません。
もう一つの注意点として、ワウをONにした際にわずかに音量が上がる傾向があります。
これはCry Babyシリーズに共通する特性でもありますが、バンドアンサンブルのなかでワウのON/OFFを頻繁に切り替える場合には気になるポイントです。
音量の変化が気になるプレイヤーは、ワウの後段にボリュームペダルやコンプレッサーを配置するなどの対策を検討する必要があるかもしれません。
高級ワウやビンテージモデルと比較したときの音質の限界
CBJ95は3モードのボイシングによって幅広いワウサウンドをカバーしますが、各モードの音質が「それぞれの専用機」に匹敵するかと問われれば、正直なところ限界はあります。
具体的には、ペダルをトウダウン(つま先側に完全に踏み込んだ状態)にしたときの「もう一越え」の深み、つまりビンテージワウや高級ハンドメイドワウが持つ独特のグッとくる粘りや倍音の豊かさは、CBJ95ではやや物足りなく感じるという指摘があります。
また、Hモードはクリーンアンプに直結するとハイが耳に痛く感じる場合があり、逆にLモードは歪ませた環境で音が抜けにくくなることがあります。
モードの選択は使用環境に合わせて注意深く行う必要がある点は覚えておくべきでしょう。
トゥルーバイパス方式の構造上、後段にFuzz(特にゲルマニウムFuzzなど入力インピーダンスに敏感なもの)を接続すると相性問題が発生する場合がある点も、こだわりのシグナルチェーンを組むプレイヤーには重要な注意事項です。
Jim Dunlop CBJ95 Cry Baby JUNIOR WAHの評判・口コミ
ユーザーが評価するおすすめな点
CBJ95に対するユーザー評価のなかで圧倒的に多いのが、「サイズ感が絶妙」という声です。
「ミニは小さすぎて踏みにくかった」「フルサイズは重くてかさばる」という両方の不満を経験した上でCBJ95に辿り着いたというユーザーが多く、ほぼ全員が「このサイズこそ求めていたもの」と評価しています。
なかには「3台の異なるワウペダルを購入して試した結果、最終的にCBJ95に落ち着いた」という声もあり、比較検討を重ねた末の選択であることがその評価の信頼性を裏付けています。
3モードの切替機能も高く評価されています。
「1台で使い分けができるのが便利」「ツマミの設定で迷うことがなく直感的」という意見が目立ち、特に初めてワウペダルを購入するユーザーからは「入門機として最適」との評価が多数見られます。
初心者にとって、複雑なパラメーター調整なしに3種類のサウンドバリエーションが得られる点は、大きな安心材料になっているようです。
上部マウントジャックへの評価も非常に高く、「ペダルボードへの組み込みが劇的に楽になった」「ケーブルの取り回しでストレスを感じなくなった」という実用面での恩恵を挙げるユーザーが多く見られます。
ペダルボードをすのこ型からケース型に乗り換えた際にも問題なく移行できたという報告もあり、ボード環境を選ばない汎用性が支持されています。
コストパフォーマンスに言及する声も多く、「モード切替があるワウは通常もっと高い」「この価格でこの機能は十分すぎる」と、価格に対する満足度は総じて高い水準にあります。
海外のユーザーからも「サイズ、音質、価格のすべてにおいてGreat」と評され、国内外問わず好意的な評価が大勢を占めています。
購入前に確認すべき注意点
高評価が多いCBJ95ですが、購入前に知っておくべき注意点もユーザーから報告されています。
最も多く指摘されているのが、前述のモード切替スイッチの小ささと表記の不親切さです。
「購入後しばらくスイッチの存在に気づかなかった」という声は複数あり、取扱説明書を確認せずに使い始めると、3モードの機能を活かしきれない可能性があります。
LEDの位置についても「自分の足で見えないので意味がない」というコメントが散見されます。
これは設計上の割り切りとして受け入れるか、気になるならモディファイ(改造)で対応するかの判断になるでしょう。
塗装品質に関して、ペダルの軸取付部分に塗装の剥がれが見られたという報告もあります。
演奏に支障はないものの、外観にこだわるユーザーにとっては気になるポイントかもしれません。
また、つま先のバイパススイッチが比較的軽い点について、「ONにならないことはないが、演奏中に誤ってOFFにしてしまうことがある」という指摘もあります。
トルク調整はトレッドルの踏み心地に対するもので、スイッチの重さ自体は調整できないため、慣れが必要なポイントです。
価格面では、フルサイズGCB95との約1万円の価格差を「サイズと機能を考えれば妥当」と見るか「ボードスペースに余裕があるならGCB95で十分」と見るかは、個々の環境次第です。
ペダルボードにワウを組み込む予定がなく、床置きで使うスタイルなら、フルサイズを選んだ方がコスト的には有利です。
初心者・買い替え組それぞれの満足度
「初めてのワウペダル」としてCBJ95を選んだユーザーの満足度は総じて非常に高く、「安定した使用感で扱いやすい」「複雑な設定が不要なので初心者でも迷わない」という声が代表的です。
3モードがあることでワウの音色の違いを学ぶこともでき、教育的な意味でも初心者にフィットしているようです。
一方、フルサイズのCry Babyや他社ワウからの買い替え組は、サイズと重量の恩恵をより実感しているようです。
「愛用のワウが壊れたので買い替えたが、サイズが小さくなって機能は増えたので大満足」「軽量なのでギターケースのポケットにブースターと一緒に入れて持ち運べるようになった」といった具体的なメリットが報告されています。
「ナンバーワンのギターエフェクトペダル」と評するほど愛用しているヘビーユーザーもおり、長期間使い込んだ上での評価が高いことは、製品としての耐久性と音質の信頼性を示していると言えるでしょう。
まとめ:Jim Dunlop CBJ95 Cry Baby JUNIOR WAH
CBJ95をおすすめできる人・おすすめしない人
CBJ95が特にフィットするのは、ペダルボードにワウを組み込みたいがスペースが限られているギタリスト、フルサイズのCry Babyの重さや大きさに不満を感じている方、そして初めてのワウペダルとして信頼性の高い定番ブランドを選びたい方です。
持ち運びの多いセッションプレイヤーやライブミュージシャンにとっても、約870gという軽量さは大きなメリットになります。
逆に、ワウの音色を細かくカスタマイズしたい方(Q幅の調整、周波数レンジの可変など)には、535Qや他社の多機能モデルの方が向いています。
また、ペダルボードを使わず床置きで使うスタイルが中心の方にとっては、約1万円安いフルサイズGCB95で十分なケースもあるでしょう。
購入前にチェックしたいポイント
購入を検討する際には、自分のペダルボードの奥行き(202mm以上あるか)を事前に確認してください。
Pedaltrain Metroシリーズにはジャストフィットしますが、極端にコンパクトなボードの場合はミニ(CBM95)の方が適している場合もあります。
電源環境も確認ポイントです。
パワーサプライを使用する場合はセンターマイナスの9V DC出力があるか、電池駆動を考えるなら底面のバッテリーアクセスパネルの使い勝手も店頭で確認しておくと安心です。
総合評価──”ちょうどいい”ワウペダルの最適解
Jim Dunlop CBJ95 Cry Baby JUNIOR WAHの総合評価を、以下の10項目で整理します。
- サイズ感:フルサイズとミニの中間という”ゴルディロックスサイズ”は、多くのギタリストにとって理想的な着地点。ペダルボードへの収まりは抜群に良い
- 操作感・踏み心地:横幅がフルサイズと同一のため、踏み心地に違和感はほぼない。トルク調整も可能で、自分好みにカスタマイズできる
- 音質:Hモードでフルサイズ GCB95とほぼ同等のサウンドが得られ、3モードの切替で幅広い音色をカバー。ただしハイエンド機の深みには一歩及ばない
- 機能性:3モードボイシング、トゥルーバイパス、LED、トルク調整と、この価格帯としては非常に充実した装備
- ボード適合性:上部マウントジャック、フラット底面、Pedaltrain準拠の設計により、ペダルボードとの親和性は全ワウペダル中でもトップクラス
- コストパフォーマンス:同等機能の競合製品と比較して半額以下のレンジに収まっており、機能対価格のバランスは極めて優秀
- 弱点①:モード切替スイッチが小さく表記がないため、視認性と操作性に改善の余地がある
- 弱点②:LEDの位置がヒール側で演奏中に視認しづらい。ワウON時の音量増加も人によっては気になる
- 初心者適性:複雑な設定不要で直感的に使え、3モードでワウの音色の違いを体験できるため、最初の1台として非常に適している
- 総合判断:「ペダルボードに組み込めるワウペダル」という明確なコンセプトに対し、サイズ・音質・価格・機能のすべてにおいて高いレベルで応えた完成度の高い製品。ワウペダル選びで迷ったとき、最初に検討すべき有力候補のひとつである

