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Jim Dunlop WAY HUGE WM81 STONE BURNER SUB ATOMIC FUZZ レビュー解説|破壊的オクターブファズの実力

「普通のファズでは物足りない」「サブオクターブ付きのファズが気になるけど、実際の使い勝手はどうなんだろう」——そんな疑問を抱えているギタリストは少なくないはずです。

Way HugeのSTONE BURNER SUB ATOMIC FUZZは、MXR Blue Boxの系譜を受け継ぎながら、ファズとサブオクターブを独立制御できる独自の設計で注目を集めているペダルです。

しかし、その”破壊的”なキャラクターゆえに、ハマる人と合わない人がはっきり分かれる製品でもあります。

この記事では、実際の使用感や口コミを踏まえ、製品の特徴からスペック、メリット・デメリット、そしてリアルな評判までを徹底的に掘り下げます。

購入を迷っている方が自分に合うかどうかを判断できる内容になっていますので、ぜひ最後までお読みください。

目次

Jim Dunlop WAY HUGE WM81 STONE BURNER SUB ATOMIC FUZZの特徴・概要

MXR Blue Boxの遺伝子を受け継ぐサブオクターブファズとは

Way Hugeの創設者であるジョージ・トリップス氏が手がけるSTONE BURNER SUB ATOMIC FUZZは、往年の名機MXR Blue Boxをルーツに持つオクターブファズペダルです。

Blue Boxが持っていた荒々しいファズとサブオクターブの融合というコンセプトを踏襲しつつ、オリジナルにはなかった複数のパラメーターコントロールを追加することで、より幅広い音作りを可能にしています。

ペダル名はフランク・ハーバートのSF小説「デューン/砂の惑星」シリーズに登場する破壊兵器「ストーンバーナー」に由来しており、その名に恥じない壊滅的なサウンドキャラクターが最大の個性です。

Way Hugeが展開するAtreides Weirding Moduleファミリーの一員として、Attack Vectorフェイザーに続く派生モデルという位置づけでもあります。

ファズとサブオクターブを独立コントロールできる設計思想

本機の最大の特徴は、ファズとサブオクターブそれぞれに独立したレベルコントロールを備えている点です。

一般的なオクターブファズでは、ファズとオクターブの混合バランスが固定されていたり、単一のブレンドノブしか用意されていないことが多いのですが、STONE BURNERではFuzzノブとSubノブを個別に操作できます。

これにより、「ファズを強めに効かせてサブオクターブはほんのり添える」「サブオクターブを主役にしてファズは控えめにする」といった自在なバランス調整が可能です。

さらにSub 1/Sub 2の切替スイッチで1オクターブ下と2オクターブ下を選択でき、音の深さそのものをコントロールする設計になっています。

Way Huge Smallsシリーズならではのコンパクト筐体

STONE BURNERはWay Huge Smallsシリーズに属しており、標準的なエフェクターペダルよりも一回りコンパクトな筐体に収められています。

サブオクターブ機能を搭載したファズペダルはどうしても大型化しがちですが、本機はペダルボード上のスペース効率を重視するプレイヤーにも配慮した設計です。

小型ながらもVolume、Tone、Fuzz、Subの4ノブとSub 1/Sub 2切替スイッチを搭載しており、コントロールの豊富さと省スペース性を高い次元で両立させている点は、多くのギタリストにとって実用的な魅力となっています。

Jim Dunlop WAY HUGE WM81 STONE BURNER SUB ATOMIC FUZZのスペック・仕様

コントロール・スイッチ構成の詳細

本機に搭載されているコントロールは、Volume(全体の出力レベル)、Tone(音色の明暗を調整)、Fuzz(ファズ成分のレベル)、Sub(サブオクターブ成分のレベル)の4つのノブと、Sub 1/Sub 2切替スイッチ(1オクターブ下/2オクターブ下の選択)、そしてバイパス用のフットスイッチです。

Toneノブは温かみのあるクランチからエッジの立ったグラインドサウンドまで幅広い音域をカバーし、ファズやサブオクターブとの組み合わせでグリッチ感やサステイン、倍音構成に大きな影響を与えます。

アナログ回路方式を採用しています。

入出力・電源・筐体サイズ

入出力はそれぞれ1/4インチ標準フォンジャックが1系統ずつ。

電源は9V DCアダプター(センターマイナス、別売)または9Vバッテリーに対応しています。

筐体はWay Huge Smallsシリーズ共通のコンパクトサイズで、ペダルボードへの収まりは良好です。

実売価格は米国で169〜179ドル程度、日本国内ではオープンプライスで販売されています。

回路方式と信号の流れ

STONE BURNERは完全アナログ回路で構成されており、ファズ回路とサブオクターブ生成回路が並列に動作しています。

入力されたギターシグナルはファズ回路で歪みを付加されると同時に、サブオクターブフィルターによって1オクターブまたは2オクターブ下の信号が生成されます。

両信号はそれぞれのレベルノブで調整された後にミックスされ、最終的にVolumeとToneで全体の出力と音色が決定されます。

なお、回路の構造上、ファズ信号を完全にゼロにすることはできず、Fuzzノブを最小にしても若干のファズ成分が残る仕様となっています。

Jim Dunlop WAY HUGE WM81 STONE BURNER SUB ATOMIC FUZZのおすすめポイント

Toneノブの広大なレンジが生む無限のスウィートスポット

本機のToneコントロールは、単純な高域カット/ブーストにとどまらず、サウンド全体のキャラクターを劇的に変化させる広いレンジを持っています。

実際に使用したプレイヤーからは「ノブを少し回すだけで全く違う表情になり、どの位置にもスウィートスポットがある」という声が多く聞かれます。

ファズの荒々しさを際立たせる設定から、シンセライクな滑らかさを引き出す設定まで、Toneノブひとつで音作りの方向性が大きく変わるため、弾いているうちに時間を忘れてしまうほどの探求心をかきたてるコントロールです。

ギターのボリュームやトーンの変化にも敏感に反応し、フィンガービブラートやアーミングでゴーストリーなオーバートーンが現れるなど、表現力の幅はかなりのものです。

ドゥーム/ストーナー系に最適な地鳴りのような極太サウンド

STONE BURNERが最もその真価を発揮するのは、ドゥームメタルやストーナーロックといった重厚なサウンドを求めるシーンです。

Sub 2(2オクターブ下)を控えめにブレンドし、Fuzzを高めに設定して歪みチャンネルのアンプに突っ込むと、「歪んだパイプオルガン」とも形容される、壁のように分厚く地鳴りのような低音が得られます。

サステインも非常に長く、低い音を鳴らしたままギターを置いてもしばらく持続するほどです。

ドゥーム系の聖杯とされるサウンドを追い求めるプレイヤーにとって、本機は有力な選択肢となるでしょう。

ODペダルでブーストすることで、さらに凶暴さを増すサウンドメイクも可能です。

ファズ単体でも実用的なBig Muff+オーバードライブ的な音質

サブオクターブ機能ばかりが注目されがちですが、実はファズ部分だけでも十分に実用的な音質を持っています。

サブオクターブをオフに近い状態で使用すると、Big Muffをオーバードライブに通したような太くて密度の高いファズサウンドが得られるという評価があります。

つまり「オクターブファズとしても使えるし、純粋なファズペダルとしても一台で成立する」という二面性が、本機の隠れた強みです。

特にストーナーロックやグランジ系のギタリストにとっては、一台で幅広いダーティサウンドをカバーできる実用性の高さは見逃せないポイントです。

Jim Dunlop WAY HUGE WM81 STONE BURNER SUB ATOMIC FUZZの注意点・デメリット

サブオクターブのトラッキング精度と実用的な設定範囲の限界

本機のサブオクターブ機能は非常にユニークですが、その反面、トラッキング精度には明確な限界があります。

Subノブを上げすぎると音が発振して制御不能になるため、多くのユーザーが実用的と感じる設定範囲はノブの7時〜9時付近と、かなり狭い領域に限定されます。

特にモノフォニック(単音)でのトラッキングが基本であり、和音を弾くとグリッチが激しくなる傾向があります。

また、使用環境やギターの種類によってはトラッキングが安定せず、「デモで聞いた音と実際に弾いた音がかなり違う」と感じるケースも報告されています。

サブオクターブを主軸に考えている方は、購入前に実機を試奏することを強くおすすめします。

ファズ信号を完全にゼロにできない回路上の制約

前述の通り、本機はファズ信号を完全にカットすることができません。

Fuzzノブを最小にしても若干のファズ成分が残るため、「サブオクターブのクリーンなサウンドだけを取り出したい」という使い方には向いていません。

同様に、サブオクターブ側も完全にゼロにすることは難しく、あくまでファズとサブオクターブが常に共存する前提の設計になっています。

この仕様は「融合したサウンドを楽しむ」というコンセプトに基づいていますが、それぞれのエフェクトを独立してオン/オフしたいプレイヤーにとっては不満を感じるポイントとなり得ます。

ビルドクオリティとバッテリー交換の手間に関する懸念

Smallsシリーズのコンパクト筐体ゆえの制約として、ビルドクオリティに関する不満の声が一部から上がっています。

具体的には、ジャック部分の接触感にやや粗さがあること、フットスイッチの耐久性に不安を感じるという指摘があります。

また、9Vバッテリーで使用する場合、バッテリー交換のために筐体の裏蓋を外す必要があり、ライブ中の急な電池切れには対応しづらい構造です。

ペダルボード上での使用を前提にパワーサプライで常時給電する運用がおすすめです。

価格帯を考えると、この点にやや厳しい目を向けるユーザーがいるのも無理はありません。

Jim Dunlop WAY HUGE WM81 STONE BURNER SUB ATOMIC FUZZの評判・口コミ

ユーザーが評価するおすすめな点

購入者からの評価で最も多く聞かれるのは、「唯一無二のサウンドキャラクター」に対する賞賛です。

「こんな音が出るペダルは他にない」「弾き始めたら止まらなくなる」という声は非常に多く、音の探求そのものを楽しめるペダルとして高い満足度が示されています。

ファズの質感については「滑らかで液体のようなゲイン」と表現するユーザーもおり、単なるグリッチファズにとどまらないサウンドの深みが評価されています。

また、コンパクトな筐体にこれだけの機能が詰まっている点、そして169〜179ドルという価格帯のコストパフォーマンスも好意的に受け止められています。

専門誌のレビューでは5点満点中4.6点という高評価を獲得しており、「Premier Gear Award」を受賞していることも信頼性の裏付けとなっています。

ドゥームやストーナー系のサウンドを追求するプレイヤーからは特に支持が厚く、「ずっと探していたトーンに出会えた」という声も聞かれます。

購入前に確認すべき注意点

一方で、否定的な意見として目立つのがサブオクターブのトラッキング精度に関する不満です。

「まともにトラッキングしない」「動画で見たデモの音と自分が出した音が全く違う」として返品に至ったケースが報告されています。

これは使用するギターのピックアップやアンプとの相性、弾き方の問題が複合的に絡んでいる可能性がありますが、期待値が高い分、落差を感じるユーザーが一定数いるのは事実です。

また「もう少し音が大きく出てほしい」「出力にパンチが足りない」という音量面の指摘や、「全体的にモコモコしている」というトーンの傾向に対する不満もあります。

ビルドクオリティについても、ジャックの接触やスイッチの感触に不安を覚えたという声が複数見られ、ステージで踏んで使うペダルとしてはやや心もとないと感じるユーザーもいるようです。

満足度が分かれるポイント:ハマる人と合わない人の違い

STONE BURNERの評判を総合すると、満足度の分かれ目は「このペダルに何を求めるか」に尽きます。

汎用的なファズペダルとして万能な活躍を期待すると失望する可能性が高い一方、「暴れる音が欲しい」「ドゥーム/ストーナー系の地鳴りサウンドを追求したい」「他にはないクレイジーな音で遊びたい」という明確な目的を持っているプレイヤーにとっては、代えがたい一台となり得ます。

サブオクターブの操作にはある程度のコツや慣れが必要であり、「最初は使い方が分からなかったが、1週間ほどいじっていたら好みのセッティングが見つかった」という声もあります。

すでにドライブチャンネルやODペダルを持っている環境でブーストして使う、あるいはリバーブと組み合わせて轟音の壁を作る、といった明確なビジョンがある方にこそ、本機の魅力が最大限に発揮されるでしょう。

まとめ:Jim Dunlop WAY HUGE WM81 STONE BURNER SUB ATOMIC FUZZ

総合評価:専門誌4.6点の実力と二極化するユーザー評価

STONE BURNERは専門誌から非常に高い評価を得ている一方、一般ユーザーの間では「最高」と「使い物にならない」が混在する二極化した評判を持つペダルです。

この二面性こそが本機の本質であり、購入前にしっかり理解しておくべきポイントです。

どんなプレイヤーに向いているか/向いていないか

ドゥーム、ストーナー、エクスペリメンタルといったジャンルで極端なサウンドを求めるプレイヤーや、音作りの実験そのものを楽しめるタイプのギタリストには強くおすすめできます。

逆に、扱いやすい汎用ファズを求めている方や、繊細なニュアンスを重視するプレイヤーには向いていません。

購入前にチェックしておきたい最終判断のポイント

  • MXR Blue Boxをベースに、ファズとサブオクターブの独立レベル制御を加えた設計で、音作りの自由度が高い
  • Sub 1(1オクターブ下)/ Sub 2(2オクターブ下)の切替スイッチにより、低音の深さを選択できる
  • Toneノブのレンジが非常に広く、どのポジションにもスウィートスポットが存在する
  • ファズ単体でもBig Muff+OD的な太く密度の高いサウンドが得られ、一台二役で使える
  • サブオクターブのトラッキングは不安定になりやすく、Subノブの実用範囲は限定的(7〜9時付近が目安)
  • ファズ信号を完全にゼロにできない回路構造のため、サブオクターブのみのクリーンな使用は不可
  • ビルドクオリティにはやや不安があり、ステージ使用ではパワーサプライでの常時給電を推奨
  • ドゥーム/ストーナー系のサウンド追求には極めて高い適性を持ち、ODペダルでのブーストとの相性も抜群
  • 専門誌レビューでは4.6/5.0点、Premier Gear Award受賞と、プロからの評価は非常に高い
  • 実売169〜179ドル(米国)とサブオクターブファズとしてはコストパフォーマンスに優れるが、音の好みと使い方が合うかどうかの事前確認が最も重要
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